碧棺合歓 / 主 2021-04-06 19:30:03 |
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体力勝負、か。まぁ、そうだな
(信用していなかったと云っても、空却の奴には例外だったようで、然し嘗てお互い相棒だったような相手から同日に脱退を告げられ、己も傷心の身でありながら宥めてやったんだっけか…。首を小さく振り、そんな記憶も蓋をして脳裏の奥へと追いやり仕舞い込んだ。
如何やら耐久戦を強いられるようで、持久力が求められ用いるのだろうか、体力勝負だと言う返答に考えを巡らし、一緒に熟す相手が一郎ともなれば対抗心は燃え、投げ出す訳にもいかねぇな、と敢えてどんな依頼かは伏せられている事を知らず一人勝手に思い、一郎の背を眺めることを止め伏せた目でアスファルトの地を見詰めつつ歩くも、顔を向けずまま問い掛けてきた事に自信はあると少し誇らしげで、憂いを帯びていた表情に伴い何処か沈んでいた声調はいつも通りな調子の声音に戻り、返答して。)
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