碧棺合歓 / 主 2021-04-06 19:30:03 |
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おー、悪いなそうしてくれや。テメェらのも干してきてやっからよ。
(向かう際相手の言葉を聞き、許容された事に返事をした。
其れからと云うもの、己は職業柄血痕により傘下であるクリーニングへ回す事が殆どだが、一般家庭にしょっちゅうそんな事ある筈なく、洗濯が終えた衣類を洗濯機から取り出し、陽の当たる場所へと移動して来れば干しつつ、先程一郎には素っ気なく返されたが、自身でも昔の名残か犬を撫でる感覚でつい遣ってしまった事になんで、何故撫でたんだと内心は自問していた。然し、昨日今日とを思い返してみる、出会い頭は必ずと言っていいほど突っ掛かり罵詈雑言の言い合いになるが、包帯も巻いて貰っている手前、いつまでもそう云う態度な訳にもいかず、経過し一郎の傍に居る事が昔のような居心地の良さを感じている、のかもしれない。)
おーい一郎、お前今日の元々予定に入ってる依頼はねぇの?
(洗い物をしているであろう一郎の元へ戻って来れば椅子に腰掛け、スマホで舎弟から遣される報告を確認しつつ、彼へ尋ね掛けて。)
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