いちろ…なんでか上手くいかねぇの、巻いてくれよ。 (包帯を巻く事に勤しんでいると、近寄り声を掛けられれば眉を下げ彼を見遣り、本来なら突っ撥ねるところだが此の儘では先に進めない為、致し方なく不本意ながらも素直に彼を頼り、包帯の端を握らせて。)