俺様とやり合って勝てる、とでも思ってんのかよ…一郎クンはよォ……。 (暫くはぽつぽつと何かを口にしていたが其れも止み、会話が途切れ軈てしーん、と静まり。 コンテナヤードに着いた頃の一郎の目先には、見事なまでに白と赤のコントラストが視界に映し出され、コンテナへ凭れ掛かり俯かせた顔でか細い息を吐き、睫毛の長い瞼を閉ざしただ目を瞑って。)