なんだぁ、俺様の死に様を拝みに来るってのか?通話切っちゃだめなんかよ (俺の命に時間は残されてねぇ、あばよ。なんて言葉が思い浮かぶも呑み込み、一度噤んでは不謹慎と云うか縁起でもない事を、一郎が来ると言うのだから傷が痛む手負いな身体で喫煙し時折り噎せつつも、限界は近いのか意識が遠のいていくのを紛らわすかのように、案外しぶとく通話を繋げたまま語り掛け。)