眠りの迷宮 

 眠りの迷宮 

   2021-03-20 19:00:03 
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  英雄は最期に語った──
      〝眠りの迷宮を殺せ〟と。



  >1 物語の粗筋と設定
  >2 キャラクター
  >3 注意事項と募集要項




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  • No.1 by    2021-03-20 19:10:38 



『 眠りの迷宮 』


■物語
 勇者が魔王を討ち、世界に平和が齎されたその日から半世紀の時を経て尚、辺境の地では未だ魔王軍残党と王国軍が絶え間なく衝突を繰り返していた。
魔王の死から五十年。人類に深い怨恨を抱く魔族達が次代の王を立て、再び力をつけて復讐を図るには十分な年月が経とうとしている。

辺境の戦が激化したその年、老いた勇者は再び危機に瀕せんとする世界を憂いながらこの世を去った。──〝眠りの迷宮を殺せ〟と、一言の遺言をのこして。


 通称〝眠りの迷宮〟と呼ばれる地下迷宮は、遠い昔に古の黒魔法によって造られた大型ダンジョンであり、百年以上前に発見されて以来その最深部まで辿り着いた者は一人として居らず、かの勇者一行でさえ攻略不可能であったと言われる。

 嘗ては前人未到の迷宮攻略に憧れ、我こそはと勇ましく迷宮に挑む冒険者が後を立たなかったが、迷宮内部に生息する魔物やそこかしこに張り巡らされた罠に皆その身と意志を砕かれ、次第に人の足が遠ざかり、そして人々の記憶からも消えていった。

 既に忘れ去られた古の迷宮の攻略と破壊を、死の間際に及んで勇者が望んだのは何故か。彼は気づいていたのだ。先代魔王が討たれる以前ほどの力を持たない現魔王軍が、一刻も早く多くの魔力を蓄え人類を凌駕する為の鍵。それが古の強大な黒魔法によって造られた迷宮であることに。

 迷宮を魔王軍に明け渡してしまえば、それは以前の彼らを凌ぐ多大な力を敵に与える事になる。然し魔王の崩御から確かに人類側に分があった魔王軍との交戦は近年再び激化を極め、今や迷宮まで彼らの足が及ぶのは時間の問題といえる。勇者の遺言の真意はそこにあった。

魔王軍の手に落ちる前に、我々人類の手によって迷宮を壊さねばならない。

 〝眠りの迷宮〟の攻略と破壊、並大抵の冒険者では成し遂げ得ない重く過酷な任務を一体誰が背負うのか。最初に白羽の矢が立ったのは、元勇者一行の一員であり、魔王討伐の功績を持つ魔法使い。最も魔法の扱いに長ける彼こそがこの役に適任とされた。寧ろ、この任を果たせる者は彼の他に居ないだろうと誰しもが考えていた。

 年老いた魔法使いを迷宮の最深部へ連れて行く用心棒には、とある一人の少年が選ばれた。そして少年が今や森の奥で隠居生活を送っていると言われる魔法使いの屋敷を訪ねると、彼は数日前にこの世を去った後であり、そこにはたった一人少女が残されているだけだった。

 希望は絶たれたと思われた。迷宮の最深部へ到達し、その核を壊せる可能性のある人間は彼を除いて他にない。勇者が命を賭して守った人類の平和が僅か五十年で奪われてしまう──そんな少年の不安を吹き飛ばしたのは、魔法使いの弟子を名乗るその少女。

 少女が唄うように詠唱を紡げば穏やかな春風は強い突風に変わり、森の木々が身を揺らして葉を散らし、空には厚い雨雲が立ち込め雷鳴が轟く。降り注ぐ豪雨が激しく地面を叩くと、雨上がりに光射す雲の晴れ間から一頭の龍が現れた。彼女が扱う魔法は、既に師を超えるものだったのだ。


かくして手を取りあった少年と少女は迷宮に向けて旅立つ事となる。

 ──それは迷宮を葬る旅。彼らの冒険譚はひっそりと幕を開けたばかり。


  • No.2 by    2021-03-20 19:15:06 



■キャラクター

□魔法使いの少女 (募集)
勇者一行の魔法使いに育てられた一番弟子。幼い頃、戦災孤児で身寄りがなかったところをかの魔法使いに拾われ、僅か十年足らずの鍛錬で上級魔法まで習得した天賦の才を持つ少女。強力な魔法を扱うことが出来る反面、魔力の抑制を不得手とする。時折魔法が暴発してしまう為、人との交流を禁じられ閉鎖的な生活を強いられており、世間知らずなところがある。外の世界と冒険と、おとぎ話のような恋に憧れる女の子。
( 年齢:15歳~19歳 )


□傭兵の少年 (提供)
迷宮攻略の用心棒に抜擢された少年。その理由は常人では考えられないほど並外れた魔力耐性を保持していることから。一般的な攻撃魔法であれば、直に当たっても多少の衝撃を受けるだけで殆ど無傷で済んでしまう。しかし回復魔法や蘇生魔法も効果が無い為、この特性は一長一短である。迷宮は深層に降りるにつれ魔力が強まり、普通の人間では身体にかかる負担が大き過ぎる故、魔力耐性充分な彼がこの大役に選ばれた。
( 下記詳細あり )



《傭兵の少年 プロフィール》

名前:ヨハン

容姿:毛質の柔い薄茶色の短髪で前髪は目にかからないよう適当に分けてある。少し吊り目がちの瞳は海を映したような深い青色。身長170cm程度、細身に見えるが鍛錬を重ねているため身体の作りは結構がっしりしている。襟元の開いた布製の衣服に皮の手袋とブーツ。大きな剣は腰に提げるとズボンがずり下がるので背中に背負っている。

性格:心根に曲がったところの無い優しく素直な少年。感情の表出が豊かで子供らしい愛嬌があり、実年齢より幼い印象を与えるかもしれない。人付き合いに関して別段器用では無いにしろ、人好きする性格の為か交友関係は広く、冒険者の中には知り合いも多い。へたれ気質な臆病者ではあるが、いざと言うとき恐怖に立ち向かえる強い意志と勇気がある。

備考:小さな街の冒険者ギルドに所属する齢17の少年。通常、全ての人間は個人差こそあれど誰しも微力な魔力を持ち、その中で一際強い魔力の保有者が鍛錬の末に魔法使いを目指すのが理だが、この少年は驚くべきことに魔力を全く持たない。零から一を生み出すことは出来ないので訓練で増やしようも無く、魔力の欠陥を補う為、代わりに剣の技術を磨いてきた。三年程前に冒険者ギルドに登録した後、魔法を打ち消す力を持っていたことが発覚。そのお陰で街では〝魔法殺しのヨハン〟などと呼ばれるちょっとした有名人。特定の冒険者グループには所属せず、前衛職の補完や用心棒として一時的に雇われることが多い。

イメージ画:
https://uploda1.ysklog.net/uploda/6b4218ffe9.jpg
※自作イラストです


  • No.3 by    2021-03-20 19:20:07 



■注意事項

①レス頻度はあまり高くなく、一日に二件以上お返し出来る日も有れば数日に一度しかお返し出来ない時期も有るかと思います。お互い私生活を大切にしながら、気持ちよくやり取りをさせて頂ければ幸いです。

②ロルのボリュームに非常にムラが出やすいです。当トピでは50字から500字程度を目安に、重要な場面とそうでない場面でロルの文章量はバラつかせてしまって良いかなと思っています。基本的にはさくさく進めていきたいです。

③物語の大枠だけ決めていながら中身の構想は空っぽです。諸々の設定や展開はお話を先へ進めながら後付けで盛り込んでいきたいので、御相手様にもご希望の展開などじゃんじゃんご提案頂けたらと思います!

④相性に不安を感じた場合はお話の途中でもやり取りを止めさせて頂く可能性がありますので、予めご了承下さい。もちろん御相手様の方からも、お辞めになりたい時が来ましたらいつでもお気軽に仰って下さい。

⑤下手くそながら絵を描くのが好きなので、たまにセルフファンアート(?)を描かせて頂きたいです…!なりちゃというより一緒に一つの物語を創っていくようなイメージで、色々な方法で楽しく交流していけましたら幸いです。



■募集要項

募集対象は >2 魔法使いの少女 となります。
お声掛け時にご提出頂きたいのは下記二点となります!

①プロフィール
 >2 傭兵の少年のプロフィールを参考に作成をお願いします。作成にお時間がかかってしまようでしたら、先ずは簡易的なものでも構いません。

②サンプルロル
 出会いの場面を記した>4の初回ロルに対して絡み文をお願い致します。絡みづらければ一人で家事をしているシーンなど、シチュエーションは変更して頂いて構いません。

仮にお声掛けが複数あった場合は、恐れ入りますが選定式を取らせて頂きます。
ご提出頂きたいものが多く、時間がかかってしまうかなと思いますので、ひとまず3日ほど募集状態で待たせて頂きたく思います…!


  • No.4 by 傭兵の少年  2021-03-20 19:25:03 



( 犇めく樹々に陽光を遮られ、森の深部は昼間といえど暗く、折り重なる葉の隙間から落ちる僅かな木洩れ日を頼りに歩みを進める他無い。中途半端に溶けた雪でぐしゃぐしゃと泥濘む土を踏み、劣悪な足元に細心の注意を払いながら歩き続けること半日程か。太陽も西へ傾く頃、ようやく辿り着いた目的地、大魔法使いフォルクマーの屋敷を前にして長い溜息を吐く。城下町を発ってここまで来るのに三週間、まだ旅は始まってもいないのに一つ冒険を終えたような気分だ。顔に飛び散った泥を拭い、衣服の汚れを手で払い落として多少の身形を整え、屋敷の扉の前に立って姿勢を正す。五十年前魔王を倒した勇者一行の一人、魔法使いフォルクマーその人にこれから会えるのだと思うと緊張と興奮で心臓が高鳴る。どきどきと煩い左胸を抑えて深呼吸、最期にスゥーッと深く吸い込んでから放った大きな第一声は、やはり少し裏返り )
──っ、ごめんください!!フォルクマー様にお目見えしたいんですけど!!



(/初回ロルこんなかんじで良いのだろうかと不安もありつつ、魔法使い様のお屋敷の前に到着したシーンを想定して回させて頂いております。
色々とつらつら書いていますが、つまるところ魔防極振りボーイ×魔攻最強ガールの水と油コンビが厄介なダンジョンをボコしに行く冒険物語を一緒に考えてくれませんか!という内容です…。どうぞお気軽にお声掛けをお願い致します!)


>お相手下さる方を一名募集中です!


  • No.5 by 通りすがりさん  2021-03-20 20:55:17 

こんばんは。やってみたいです!

  • No.6 by 匿名さん  2021-03-21 08:44:35 





(/素敵なトピックに惹かれまして、宜しければ御相手に立候補したく。PFとロルテは作成して参りましたが、好みに合わない事や相性が不安になる所が幾つもあると思います。ロルに関しましては、少しばかりブランクがあります故に尚更です。何か気になる点が見付かるようでしたら、遠慮なく仰って下さい!当方、確定ロルを使用する事があります。気になるようでしたら直します故、教えて下さると幸いです。)


名前:ミカサ

容姿:ふわふわとした星のような色をしている髪の毛は、癖毛な為に所々くるくると巻いているようにカールしている。腰に付く程度の長さをキープしており、毛質は柔らかく犬のよう。前髪は流さずに下ろしており、眉が隠れる程度の長さ。身長は155cmと小柄ではあるが、華奢と思われる程ではなく丁度良い。毎日三食、トレーニングは欠かさない為か筋肉は程よくついている。瞳はまるで透き通った海かのように美しい水色で、ぼーっとしているように見られるたれ目が象徴的。ぱっちりとした二重で、眉はまろ眉。白色の少しばかり傷付いた服を着ており、ズボンは茶色のシンプルな物を着用。護衛用と称して剣を腰辺りに付けて持っているが、魔法でどうにかなる為に未使用。

性格:世間知らず、と言った言葉が似合う少し浮いている少女。見た目がいかつい大人や魔物にも遠慮なく近付き、遠慮なく話し掛ける等の姿が目立つ。天然や鈍感ではなく、ただ単に世界に慣れていないだけ。外の世界は色々と新しく感じている。人と話す機会が少なかった為、遠慮を知らずに我儘や横暴な発言をする事も。悪意は一切ないので怒って突き放し難い。

備考:魔法使いに育てられた弟子であり、天才肌な17歳の少女。教えられた事は難なくこなして、今では魔法使いを超えると言われる程に。魔法を使えない少年を見るなり魔法を使えない人もいるのだと知り、少年の戦い方に興味を抱いている。怖い物知らずで何でも突き進んで行くが、魔法使いが死.んでしまった時には涙を流したらしく。切り替えが恐ろしい程に早い為に少年が訪れた時には落ち込んでいなかったが。魔力は他と比べると大差で上回る為、今回のような魔力が必要となる仕事には持ってこい。


ロルテ:

( 人が屋敷に訪れて来るのは珍しい。魔法使いであるフォルクマーがこの世を去ってからは更に人が来る事はなくなり、来るとすれば森で迷子になってしまった旅人ぐらいか。何とも言えない静けさと寂しさには一つため息を落とし、目の前にある昼食へと再度視線を向ける。つい癖で二つお皿を用意してしまったのだが、魔法使いはこの世にいない事をふと思い出す。ご飯を作っている時は、何度も思い出してしまっていた。辛い訳ではない。料理の材料が無くなったらどうすれば良いのかとか、洗濯物を干す時は外に出て良いのかとか、気かがりな事が多いだけだ。一回この重たい空気を外に出そうか、と腰掛けていた椅子から立ち上がり扉の方へと向かう。と、その時だった。少年のような、明るい透き通った耳が聞こえたのである。求めている人物は魔法使いであり、師匠であるフォルクマーで。いないよと言ってあげるべきか。そう重い扉を開けて隙間から顔を覗かせると、中々見る事のない外の人間の姿に瞳輝かせ )
いない、死.んじゃった。ごめんね。



 

  • No.7 by 傭兵の少年  2021-03-22 09:20:13 



>5
(/当トピにご興味をお持ち頂き、お声掛けをありがとうございます。お気持ちは大変有り難いのですが、募集要項の記載にお目通し頂けていないのかなとお見受けしましたので、今回は縁が無かったとさせて頂きたく思います。申し訳御座いません…!)


>6
(/当トピにご興味をお持ち頂き、お声掛けとプロフィールとサンプルロルのご提示をありがとうございます。とても愛らしく魅力的な娘様のプロフおよびロルテ、楽しく拝見させて頂きました!それだけに非常に悩ましいのですが、検討させて頂いた結果、今回はご縁が無かったことにさせて頂きたく…。折角作成頂いたプロフィールは他の場所で流用して頂く分には全く問題御座いませんので、今後あなた様により良いご縁が有ることをお祈り申し上げます。誠に申し訳御座いません…!)


>引き続きお相手下さる方を一名募集中です!


  • No.8 by 魔法使いの少女  2021-03-22 17:36:27 




《魔法使いの少女のプロフィール》

名前:メリ

容姿:年齢は16歳。前髪は切り揃えていてシルクのような髪質の真珠色の長髪。師匠から貰った紅く輝く石のついた紐で結い左サイドテールにしている。右の人差し指に指輪。アーモンド型の深紅の瞳。身長は160cm。細身に見えるが年頃の女の子の体つきをしている。ポンチョを纏い太腿までの短パンにラインの分かるアメリカンスリーブをインし、ニーソックスにショートブーツを履く。腰に小さなポーチが付いたベルトを巻き、魔導書を所持している( 普段は持ち歩くのが疲れるため小さくしネックレスのように首に付けている )

性格:師匠との生活と貰った本の中でこの子の頭は回っている。一通りの教養と喜怒哀楽はあるが世間知らずな女の子、ある意味トラブルメーカー?師匠と二人きりだった為に少し大人びた性格だが本の中で出会った王子様に憧れいつか結婚したいと少女らしい一面を持つ。自然と動物がと輝く物が好き。人との交流が無かった為にどう接して良いか分からず自己中心的な所も、初めて見る物や触れる物には興味あり。

備考:戦災孤児でフォルクマーに拾われ師匠を親のように慕っていた。魔法の力の存在は知らず深い森の奥で鍛錬し目覚めて以来、毎日のように魔法を使うようになり力を得たが抑制が不得意となり師匠から暴走が止まる指輪を付けるように言われる。師匠からの教えで困った人や助けを求める人がいたらその力を使いなさいと言われているが度々、指輪を付けるのを忘れる。家事は魔法で何とかしてきたが料理だけは美味く出来ない。魔法を使う時は所持している魔導書を使う、一見どこにでもある古びた本で彼女以外に開くと中は真っ白なページ。彼女が詠唱すると文字が浮かび発動する。

ロルテ:
( いつも師匠の声で起きていた朝だったがその声はもう聞けない、その変わりに鳥が窓を突く音で目が覚め起き上がり師匠の写真に"おはよう"と声を掛け私の1日が始まる。服を着替え鏡の前に立ち寝癖を直せば朝食の準備に取り掛かり具材を切り鍋に入れ魔法で火をつけようと空中で本を開き人差し指を立て鼻唄まじりに詠唱した直前、外から人の声が。師匠を訪ねて来たのかと思い"ちょっと待ってー!"と応答すると指輪を付けてない事に気付いたが遅く中途半端に放たれた魔法は暴走しその家から"ドーーーン!!"と爆音がすれば窓からモクモクと煙が出ていて )


( / 初めまして、素敵な物語に惹かれお声掛けさせて頂きました。プロフィールやロルテの不明な所は説明させて頂きますので宜しければお相手をお願いします。 )



  • No.9 by 魔法使いの少女  2021-03-22 17:43:32 




( / >8の者です。すみません、西へ傾くと書いてあるのに朝の情景を書いてしまいました。もし駄目であれば再度、ロルテを提出させて頂きたいです。宜しくお願いします、無駄レスと下げレス失礼しました。 )



  • No.10 by 傭兵の少年  2021-03-23 12:03:06 



>8
(/お声掛けとプロフィールおよびサンプルロルのご提出をありがとうございます。とても女の子らしく可愛らしい魅力に溢れた娘様で、プロフ・ロルテ共にとても楽しく拝見させて頂きました!しかし誠に申し訳御座いません、検討の結果、この度はご縁が無かったとさせて頂きたく思います…。作成頂いたプロフィールは他の場所でご活用頂く分には全く問題御座いませんので、今後あなた様により良いご縁が有ることをお祈りしております。ありがとうございました。 )


>引き続きお相手下さる方を一名募集中です!


  • No.11 by 匿名  2021-03-23 13:08:56 




容姿:身を覆う程の深青のローブのフードを目深に被っている。身長は160cm程、と見せかけて厚底のブーツで身長を盛っているらしく実際は155cm前後。

性格:思考回路は単純明快で師匠第一、自分第二、それ以外。自分と師匠以外の人間との触れ合いが足りないせいか自分を基準として考えているため、こと魔法に関することにおいての認識は世間一般とのズレが大きい。


( 己の師匠が有名人であるというのはこうして時折訪れる人々の話の断片から察することはできよう。それがどれ程の規模のお話なのか、殆ど屋敷の外に出ることのない少女にはわからない。けれど師匠の力を求めてやってくる人の大半は少女にもできそうな大したことのない用事で、後は年老いた師匠を気に掛けて数日置きにやってくる商人ぐらいだろうか。師匠は大したことのない用事を持ち込む人にも真摯に向き合っていたけれど、今回ばかりは手伝ってあげることはできそうにないし、そして何より、大したことのない用事を師匠に押し付ける人は嫌いだ。だからとっとと追い返してしまおう、師匠はつい先日最期の眠りについたところなのだから。煩わしい来客への苛立ちが漏れ出てか、爽やかな風は生温い湿気を含むものへ、西日は黒い雲に覆われてまるで嵐の前触れの様。渋々と言った様子で扉を開けては、刺々しく突き刺さるような視線を向けて )
──フォルクマーに何の用。


(/素敵な設定にいてもたってもいられずお相手に立候補を失礼します。プロフィールはひとまず簡易なものを用意させていただきました。もし主様が宜しければ初めは少年っぽく見える要素を並べたて、お話が進むごとに髪の毛を伸ばしてみたり、少女っぽい服装に着替えてみたりしてみたいなと思っております。此方の構想も含め、合う合わないあると思いますので併せてご確認の程よろしくお願いします…!)



  • No.12 by 参加希望者  2021-03-27 00:26:17 


《魔法使いの少女 プロフィール》

名前:ラウラ・メーベルト


容姿:光を受けると青紫を帯びる、ふわっとした黒髪のミディアムショート。前髪は眉に届くぐらい。くりっとした団栗眼は深みのある翠玉色。身長163cm程度、ごく普通の標準体型。屋外では裏地が赤で外側が濃紺のフード付きマントを羽織っているのが常で、その下の服はグレーとホワイトのシンプルなシャツに、若干のゆとりを感じられる濃い暗緑色の綿パンスタイルであり、靴はブーツ。腰に巻いているベルトには、薬草、鉱石、キノコ等を採集したり持ち歩いたりするのに適した布袋が幾つか付けてあり、さらに左側には杖用のホルダーも提げている。この上で外出時はよく水筒とポシェットも交差させて肩掛けにしているため、やや大荷物。


性格:性根は優しく思いやりのある少女だが、如何せん大人に囲まれ、閉鎖的な空間で育ってきたために、無自覚にマイペースで少々我が強く自分を曲げることに慣れていない節がある。こと、関わりが極端に少なかった同年代の人物とのコミュニケーションについては勝手を分かっておらず、悪気なく反感を買いかねない行動を取ってしまうこともまま。大人との会話は慣れたもので、明るく物怖じしない反面、悪い人間への免疫は乏しく、お人好しで騙されやすい。家事や家計管理には強く、身近な問題に対しては現実主義者だが、人生経験の不足が目立ち、視野は狭め。その分、想像力が豊かで夢見がち、浮わついた妄想を好むところがあり、平常的に世間知らずゆえの無根拠なポジティブ。しかし、窮地に陥った経験も少ないため、いざという時にこそ、怖じ気づいてしまうような弱さを併せ持つ。


経緯:ある一点から過去の記憶を失っており、最古の心象風景は、荒れ果てた戦場、鉛色に曇った空、烏の鳴き声、雲間から差す僅かな光を背に立つ誰か……師匠らしきその人影が、一人で泣いていた自身に声をかけてくれたこと。以来ずっと師匠と一緒だった。天性の魔法の才能を持っていたが、制御が苦手であり、一時期はリミットコントロールの修行ばかりさせられていたものの、上達しなかったので、後に「この森の外は怖いところだから、一人で出歩かないこと」と言いつけられる。当時の本人はその言葉の真意を理解できず、素直に従ったが、やがて成長するにつれて、師匠が"本当は何を危惧して戒めを口にしたのか"を薄々察するようになる。閉鎖的な空間で外の世界に憧れながらも、師匠の言いつけを守り続けていたが、星占いで己を死期を悟った師匠から「自分の死後に紅色の筒に入った手紙を持って、大剣を背負った少年がやってくる。その者に着いて、お前はここから出ていくように」と言われ、その人物の到着を期待と不安をない混ぜに心待ちとしていた。


備考:長らく森の奥の屋敷で、師匠とその使用人の老夫婦の4人で暮らしていた齡17の少女。他に関わっていたのは、馴染みの行商人と専属の庭職人ぐらいで外の世界のことはろくに知らず、大体のことが新鮮でおっかなびっくり。しかし、自分が使う強大な魔法については慣れっこで、一般的な人間であれば目を剥くような大魔法もまるで当たり前のことのように使う。森の中で育ったため、自然物の扱いには慣れており、動物や虫は平気でむしろ好き。使用人の老夫婦が読み聞かせてくれた物語に影響を受け、外の世界に憧れるようになり、度々うっとりといつか自分にも王子様が現れてくれたらと想像を巡らせる日々を送っており、師匠の遺言通りに現れたヨハンを歓迎するが、他方、少なくとも第一印象で彼を恋愛対象とは見なかった。理由としては、本人の好みは大人の男性であり王子様なので、同年代かつ傭兵然としたヨハンは対象外であったため。この先できっと素敵な人に出会えると信じている。



ロルテ:

…………、あ、この花もいいなぁ。

( 鬱蒼と深く草木が茂る森の中。その少し開けた場所にあるなだらかな岩に腰かけ、暫しの間、東側から徐々に薄闇を帯びていく夕暮れ時の空を眺め、物思いに耽っていたが、ふと足元に視線を落とせば、可愛らしい野花の存在に気付き。岩から下りると見つけた花に近付き、しゃがみこんで、そっと摘み取って。今日だけ特別に持ち歩いているスカーフを被せたバスケットに加えれば、静かに微笑み。立ち上がってから一度、先程まで座っていた岩を振り返ると、すぐにまた正面に向き直り、歩を進め出して。あの広場は昔よく、師匠が修行をつけてくれた場所の一つであり、あそこで習っていたのは主に探知の魔法だったことを覚えており。岩に腰掛けた師匠に指示されるまま、素直に集中し、ひたむきに獣たちの気配や師匠が隠したコインの在処を探ろうとしていたことが鮮やかに思い出されるが、その師匠はもうどんなに気配を探ろうとしても、届かないところに行ってしまい。それでも、気持ちが届けばと今日は籠に沢山の花を摘んだ。さて、後は屋敷の裏手にある墓前に供えるだけだと帰路を進み、慣れ親しんだ我が家が見えるところまで辿り着くと、思いがけず、屋敷の扉の前に誰かがいることに気付き。見たことのない人だと理解すれば、少々警戒し、無意識のうちに気配を殺しながら、こっそりと様子を伺い。一歩、二歩、と徐々に足を踏み出していき、声をかけようかと迷ったところで、突如相手が上げた声に驚いては、つい身体をすくませ「ひゃ!」と漏らし。それから瞳をぱちくりとさせれば、次はやや不満を帯びた訝しげな表情となって相手を指差し )

……あなた、誰?



(/まだ募集なさっているか分かりませんし、先客の方もいらっしゃる中で空気を読んでいないことは重々承知ですが、募集板からやってきて、素敵な世界観に惚れました。大分好きなように書いたプロフィールで、無断で持ち物も想定したりしており、もしかすると不快に思われかねない自信もないのですが…、もし良ければご査定だけでもどうか宜しくお願いいたします。僭越ですが、相性不一致でお断りのメッセージを頂ける場合は、"一言"のお断りのみで構いませんので)

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