梨花 2021-03-18 09:01:48 |
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恕足「うーん、僕には溜め込んでいるようにも見えますけどね。まあ、何はともあれ。桐花さんの行動は立派なものでした~…うん、ここからは我々も動かなければいけませんね。彼女に負けてはいられませんし、今までの埋め合わせをする気持ちで行動することにしましょうかね~」
桐花「五神柱の2人が居るのめっちゃ心強いわ。じゃ、アタシが回復するまでの間頼んます!」
ケイ「…トーカ、その事で話があるんだけど…」
桐花「ん?話?」
ケイ「致死性の呪いと悪性を内部に蓄積し過ぎた影響で、トーカの呪いへの耐性が弱くなってしまっているのと…その呪いの影響で、トーカの両目の視力が失われてしまっているんだ。回復するかは…まだ、わからない…」
桐花「…え?視力が、失われてる…?ちょ、ケイ、冗談やめてよ。視力が失われるなんて、そんな…ゆきっち、嘘だよね?ケイの事だし、ふざけてるだけだよね?」
優稀「…ごめん、トーカちゃん…本当に、ごめんっ…!」
桐花「は…?いや、嘘でしょ…マジ…なの…?」
恕足「かわいそうではありますが、これは紛れもない事実ですよ~。少なくとも、此処にいる方々では治せないでしょうね~(くすくすと笑いながら話し)まあ、まだ希望がないわけではありませんし。今はゆっくりと休んでみたらどうです?」
辰致「…力不足で申し訳ありませんが……現状、治せる手だてもないかと…………ここに居る、どころか……診療所の医師でも治せないのであれば……恐らく治る可能性はほぼないのではないでしょうか……レオン・ルシュールも死んだ今、失った視力の回復など……(苦い顔で呟く)」
ケイ「は…?なんだよ、それ…十二門徒の幹部が、殺されるなんて…!」
優稀「(通りすがりに陽奈子が泣いていたのを思い出す)…そういう…事だったの…?(自分の掌を見る)私…何も…守れ…て…」
桐花「ゆきっち…?」
優稀「私は、ブレイダーで…みんなを、守らなくちゃいけなくて…それなのに…私は、ここに居るだけで…命を、守る事も…何も…成し遂げられて…っ!!!(病室から出ていき何処かへと向かっていく)」
ケイ「!優稀ちゃんっ!!!!」
優稀「(診療所を出ていき、ただがむしゃらに走っていく)ダメだ…これじゃダメだ…!私は、私は…!」
陽斗「(優稀が走ってるのを見かける)…優稀?あいつ、何してんだ?」
優稀「これじゃダメだ…これじゃ誰も守れない…これじゃ、これじゃ…これじゃ…!(陽斗に肩を掴まれる)!」
陽斗「おい、何してんだお前。診療所に居ろって言われてんだろうが」
優稀「陽斗…君…」
優稀「蒼司君…」
陽斗「いつものお前らしくねぇぞ、何があった」
優稀「…守れなかった…トーカちゃんも、レオンさんも…守れなかった…私は、ブレイダーなのに…誰も、死なせたくなかったのにっ…!」
陽斗「!…おい、どういう事だそれ」
優稀「…トーカちゃんが、スカーレットと戦った時に呪いと悪性の影響を直に受けちゃったらしくて、そのせいで両目の視力を失っちゃって…レオン…さんは…(顔を俯く)心臓を、破壊されたって…」
陽斗「は…?」
ヘルガ「変化か、それじゃ....そこの婆さんが引っ手繰られるとか。(そういうとまさにその通りに後ろを歩いていた男がおばあさんのカバンをひったくって走っていき)」
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