夜が明けるその前に (〆.)

夜が明けるその前に (〆.)

吸血鬼  2021-03-16 10:45:12 
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夜の闇に紛れて人の生き血を啜る“ヴァンパイア”と、夜の安寧を守るべく彼等を狩る特務機関の一員“ヴァンパイアハンター”。

決して相容れる事のない2人が出逢い、惹かれ合う。


〆.

 

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  • No.1037 by Isabella Taylor  2021-11-01 02:04:07 



…あら、お目覚め?良い夜ね、ハンターさん。

(足音を響かせて倉庫へと向かうとどうやら相手は既に目を覚ましていたようで、相手の元へと歩み寄り床に倒れている相手のすぐ隣まで近付きしゃがみ込んではにこりと笑みを浮かべて声を掛け。手足を縛られた状態では何も抵抗できはしないとたかを括っていて、相手の片耳に揺れるピアスを指で揺らしつつ何故相手を此処に誘拐し監禁しているのか、その理由を話す事なく徐に世間話をするかのように満月の夜の話を始めて。)

私、満月の夜って大好きよ。月も綺麗だし、気分が高揚して人の血もいつも以上に甘美なの。今日みたいに雲がなくて月が明るい日は最高よね。

  • No.1038 by Theodore Glory  2021-11-01 18:55:38 



・・・世間話するために連れてきた訳じゃないだろ。こちらとしては腹は殴られて痛てぇし、薬のせいで頭が重くて最悪の気分なんだが?

(視界に入ってきたのは何かとちょっかいをかけてくる女吸血鬼でまたか、とつい呆れてしまう。どうせ今の状態では抵抗してもすぐ吸い殺されるだろうと無抵抗のままだらん、としていればしゃがみこんで耳で揺れるピアスを弄る相手。さらには自分を誘拐した理由・・・恐らくクラウス関連だろうと目星をつけつつ話を聞いているが相手の口から出るのは満月の夜の話のみ。自分を連れてきた理由はそれでは無いことや、現在自分が不機嫌な理由を述べ冗談交じりに本題を言うよう促して)

デートに誘うならムードってもんがあるだろ。


  • No.1039 by Isabella Taylor  2021-11-01 21:06:23 



…クラウスは満月の日が嫌いなんですって。可哀想に、こんなに明るい満月の夜はすごく苦しいんでしょうね。

(相手の反応にクスクスと笑いつつ目的を語ることはなく耳元に唇を寄せると変わらず満月の話を続けて。酷い乾きに耐えようとしている彼にとってはこの明るい月は辛いものだとは分かっているが既にこの場所に呼んである。相手を殺すとでも言わなければ彼は頑なに家を出ないだろうから、相手は今彼を誘き出すための人質なのだと告げて。2人が揃えば最後の幕が上がる事を相手は知りもしないだろうと思うと愉快で堪らず、もうそろそろ着く頃だと楽しげに言いながらもし此処に来る途中で既に衝動に負けていたら今頃町で人の血を啜っている頃だと笑って。)

だけど、23時までに来ないと貴方の命は無いって言ってあるの。だからもうすぐ来るはずよ、耐えかねて町で誰かを襲っていなければね。

  • No.1040 by Theodore Glory  2021-11-01 22:19:06 



嫌いなことを知ってるくせに無理やり外に出すなんて趣味悪ぃな。そんなんだから捨てられるんだろうな。

(自分がクラウスを誘き出す人質だとは思ってもいなく思わず驚いて目を丸くする。満月の日に頑なに家から出ようとしない彼のことを理解しているはずなのに、自分を使って無理やり外に出そうとするだなんて悪趣味だと顔を顰めて。彼が苦しんでいるこんな日こそ側にいてやりたいのに、それが出来ないジレンマを抱えている自分に刺さるような気持ちにもなる。が、その悪い趣味のせいで捨てられるのだろうと嘲るように笑う。)

・・・あいつの頑固さは知ってる。クラウスはもう一般人を襲ったりしない。

(そろそろここに来ることが分かればキュッと眉を寄せ、街の人の血を吸っているだろうと言う相手に自分の知る彼の頑固さと意志の強さをハッキリと伝える。彼の覚悟と贖罪の表れを言っているため惑わされることは無い。むしろ逆に自分を使って彼に何を仕掛けるつもりだと問い掛けて)

んで、俺を使って何をするつもりだ?俺を解放したければ一緒に来い、なんて言うつもりじゃないだろ。

  • No.1041 by Isabella Taylor  2021-11-01 23:37:17 



その強気な態度もいつまでもつかしら?私にとっては貴方なんてどうでも良いのよ、邪魔なだけだもの。…嗚呼、ほら。クラウスが来たわ、

(自分を嘲る相手の言葉に目を細めつつ、彼を信頼して惑わされる事のない相手の真っ直ぐな思いも忌々しく思えて肩を竦め。あくまで彼を取り戻すために相手を使っているのであって、本当ならいつ殺してしまっても構わない存在なのだと言い捨てながらも此方に向かってくる足音が聞こえると嬉しそうに立ち上がり、相手を振り返ると抽象的ながら目的を口にして。自分の言う意味が相手にわかるだろうかと笑みを浮かべつつ首を傾げて見せて。)

……彼を楽にしてあげて欲しいの。私の言っている意味が分かる?

  • No.1042 by Theodore Glory  2021-11-02 00:22:49 



楽に、って・・・。おい、まさか・・・っ。

(自分なんて何時でも殺せるのだと言外に言われ何となく納得する。確かに吸血鬼にとってハンターなんて軽く手を捻るように殺せるのだから仕方ない。相手の言葉とこちらに向かってくる足音を聞き、自分のせいでここまで来させてしまったことへの罪悪感を感じながら顔を上げる。見れば相手は嬉しそうにこちらを見ておりその笑顔に訝しげにすれば抽象的であるが目的を口に出され、この状況と合わせて考えて信じられない、と声を震わせる。きっと相手は苦しんでいるだろうクラウスに自分を襲わせ殺させるつもりなのだろう。だとすれば非常にまずい。以前、満月の日に襲われた時には両手が空いていたから止められたわけで、拘束されている状態では抵抗することが出来ない。今吸血されれば確実に死ぬであろう事実に背筋を震わせれば相手を睨みつけながら拘束を外そうと身を捩って)

  • No.1043 by Isabella Taylor  2021-11-03 12:29:52 



暴れないで、好きな人の身体の一部となって永遠に生き続けられると思えばドラマチックじゃない。

(自分の言っている事の意味を理解した様子で相手が驚愕の色を浮かべるとクスクスと楽しそうに笑い、拘束を解こうと暴れる相手を見下ろしつつナイフを手に取ると相手に近寄って。同時に倉庫の入り口で足音が止まり息を切らせたクラウスの姿を確認すると役者は揃ったとばかりに笑みを浮かべ、片手でナイフを弄びつつ彼を見つめて。)

来てくれたのね、クラウス。…顔色が良くないわ、こんなに良い満月の日なんだから楽しまないと損よ。

  • No.1044 by Theodore Glory  2021-11-03 14:46:03 



勘弁してくれ。あいつに余計な負い目を背負わせる訳にはいかないんだよ。

(腕や足を動かしても緩まない拘束に眉間に皺を寄せどうにか外そうと考えるが、楽しげに笑いながら吸い殺されることは幸せなことではないかと言ってくる相手に苦言を呈して。お互いが同意しての結果なら文句は無いのだが、この後の未来で同意無しのままそう考えてしまえば彼に余計な後悔を背負わせてしまうと考えていた。相手が手に持ったナイフをどう使うのかと少し注意しながら、倉庫の入口に現れた彼の姿を見つけると自分のことはいいから早く帰ってほしい、と叫んで)

っ・・・、クラウス、なんで来た・・・。俺のことはいいから早く帰れ!




  • No.1045 by Isabella Taylor  2021-11-03 15:27:19 



──あら、ダメよ。貴方が此処を去るなら、飢えた吸血鬼の元に彼を放り込むわ。

(クラウスが口を開くよりも前に、相手の言葉を聞いて肩を竦めると彼を此処から逃げられないよう釘を刺し。雲一つない明るい満月の光が倉庫の高窓から差し込み青い瞳を照らしていて、既に渇きが酷いのか辛そうに眉を寄せて。「…テオを解放してくれ、僕たちのいざこざに巻き込む必要はないだろう」と口を開いたものの、既にイザベラは話し合いでの解決に持ち込む気もなく相手に近づくと、手にしていたナイフを相手の首元に当て静かに引いて。傷はそれ程深くはないものの太い血管の通る首からは血が少しずつ溢れ始め、手に着いたそれを舐めると「後はお二人で楽しんで」と笑みを浮かべ2人を残して倉庫を出て行き。)

  • No.1046 by Theodore Glory  2021-11-03 16:26:50 



くっ・・・、ほんとに俺の事殺したいんだなあいつ・・・。

(自分の言葉に反撃する形で釘を刺す相手に睨みつけるとナイフを煌めかせる。クラウスの乾きは限界まできてるのが分かるが、ここで本能に身を任せてしまえば相手の思う壷だと言う前に首筋に微かな痛みが走る。線で切った痛みに僅かに声を零せばじわじわと血が滲み出るのを感じ、同時に相手が姿を消せば舌打ちをする。本気で自分を殺しにかかっているのだと理解すれば少しづつ近づいてくる相手に顔を向けて)


  • No.1047 by Claus Burton  2021-11-05 05:50:54 



───…

(その場を離れる事も叶わないまま不意に血の香りが濃く漂い始め相手の首筋から血が溢れているのが見え、それを認識してしまうと一瞬にして彼女の存在など頭から消えてしまい青かった瞳は月光の下で炎が燃え広がるように紅く染まっていて。酷い渇きは耐えようの無い程、このまま血を口にしなければ喉が焼き切れてしまうのでは無いかというほどに酷いものに変わり震えるように浅く息を吐くと、床に横たわる相手は襲ってはいけない存在だという常に保ってきた意識は徐々に飲み込まれ、相手に近づくように足を踏み出して。喉が渇いて苦しい、背中に冷や汗が浮かぶような感覚を感じながら相手の隣にしゃがみ込むと傷口から溢れる血に舌を這わせ、何処までも甘美な味わいに恍惚と溜息を吐いて。この血を全て飲み干してしまえば耐え難い渇きも癒える、相手を見下ろす紅い瞳には相手との約束も幸せな日々も映ってはおらず、慈しむように相手の頬を撫でた後に傷付いた首元に唇を寄せて。)

  • No.1048 by Theodore Glory  2021-11-05 20:48:27 



ッ・・・、ぐっ・・・!

(顔を相手に向ければ自分の血で興奮する紅い瞳が無機質にこちらを見ていて掠れた呼吸音が喉から零れる。相手から逃げようと身動きをするが、それよりも先に首から流れる血を舐め取られ体温が一気に下がった気がした。近くから聞こえる恍惚とした溜息に寒気がして、だが頬を撫でる手つきにはいつもと変わらず優しくて安心する自分もいた。しかし自分を見下ろす目は獲物を捕食しようとする吸血鬼そのもので、条件反射で銃を取ろうと動かした手は縄に阻まれ軋む音を立てただけだった。
首筋に立てられた牙の痛みと血を吸われていく感覚に声にならない悲鳴をあげる。相手から離れようと身を捩るが押さえつけられてしまい、抵抗しにくくなってしまった。しかしこのまま抵抗をやめて意識を失えば相手は自分を殺してしまうだろうと、止まるよう声をかけながら手首を動かして縄を外そうと模索して)

クラウス、頼む、止まってくれ。このままだとあいつの言う通りになる・・・っ!


  • No.1049 by Claus Burton  2021-11-08 20:53:52 



──大人しくして、

(必死の制止の声は耳に入っていても単なる命乞いとしてしか処理されず届いては居ないのか暴れようとする相手を牽制するように言葉を発しただけで、鋭い牙を突き立て逃げられないよう相手の後頭部を押さえて此方の肩に抱き寄せる体制で血を啜り飲んで行き。かつてオークションで上質な血を持つ少女を買った時のように、甘美な血に渇きの癒えていく感覚は恍惚とする程心地の良いもの。獲物を逃すまいとしっかりとその首筋に噛みついたまま喉を上下させれば、ふと欲のままに渇きを満たすこの感覚は随分と久しぶりだという意識が浮かんで。それは何故だっただろう、そんな思考に一瞬僅かに噛み付く力が弱まったものの相手を解放するには至らず、じきに力を失うであろう獲物が地面に倒れてしまう事のないようにと腰に腕を回して。)

  • No.1050 by Theodore Glory  2021-11-09 06:22:08 



(相手を止めようとする自分の声は届かず有無を言わさない声で牽制される。また、後頭部を押さえ込まれ抱き寄せられるように体勢が変われば身動きするのも封じられてより深く牙が食込み血が抜けていく。本能的な恐怖からか無意識に抵抗が止まってしまえば、体の中の血がなくなっていくことからの寒さを感じ背筋を震わせて。本当にやばい所まできているのだと考えていれば一瞬、噛み付く力が弱まった気もするが、腰に手が周り逃がさないという相手の強い意志が感じ取られ自分の行く末を何となく自覚してしまった。血が嚥下されていく音を間近に聞きながら貧血で重くなる頭と薄れていく意識に必死に抗いながら、彼女の言う通りになってしまう事に苦笑いをして。そっと顔を相手の耳元へ向ければ最期の言葉にもなり得る告白を呟き、瞼を閉じて)

クラウス・・・、愛しているよ・・・。


  • No.1051 by Claus Burton  2021-11-13 04:06:01 



(焼け付くような酷い渇きは癒え、不意に耳に入った“愛してる”の言葉に大切な相手の姿が脳裏に浮かんで。路地裏のBarで語り合ったコートを身に纏う相手の横顔、キッチンに立ち手際良く料理を作る相手の笑顔、愛おしそうに此方を見つめる優しい瞳も、気付かぬうちに抜け落ちていた記憶が突然思い出されて靄の中に沈んでいた普段の意識が浮かび上がり。ふと気付いた時に色を失い事切れた人間を腕に抱いている事はこれまで幾度とあった事、しかし視線を落とし腕に抱いた相手の顔を認識するのと同時に息が止まりそうになる。血色の無い肌、首にくっきりと残る吸血痕、目を閉じた相手の眠っているような表情も、嗚呼此れはきっと悪い夢だと思いながらも血の気が引くような感覚。腕に重みは感じているし、酷い渇きは消えていて心臓だけはバクバクと音を立てていて妙に現実離れした事のように思えて。もしかすると自分は取り返しのつかない事を、ずっと何よりも恐れていた事をしてしまったのかもしれないと思うと震える息を吐き出し、思わず相手の名前を呼んだ声は小さく掠れて肩を抱く腕に力が篭り。)

──……テ、オ…?

  • No.1052 by Theodore Glory  2021-11-13 18:13:14 



(一度瞼を閉じてしまえば、再び開けるのが億劫な気がした。血が無くなるほど体は重くなり、深い眠りに誘われるようで。このまま眠ってしまいたいと思っていれば頭に浮かぶのは走馬灯か、様々なシーンが巡っていく。Barで相手と出会った時のことや、倉庫の中で対峙したこと、一緒に暮らし始めてからの笑顔など愛おしい表情が思い出されていく。意識を失ってはいけないと考えつつ、深い微睡みに身を任せてしまいそうになった時、遠くから自分を呼びかける声がして重い瞼に力を込めて僅かに開ければ揺らぐ視界の中に泣きそうな顔をした相手が映り、緩く口角を上げて笑って見せて)

・・・やっと、目ぇ、さめたか・・・?


  • No.1053 by Claus Burton  2021-11-17 02:07:23 



──…っ、ごめん、…君をこんな風に、してしまうつもりじゃ……

(腕に抱いた血の気の無い相手が此れまで犠牲にしてきた人達と重なって見えてしまい、もうこのまま二度と目を覚ます事は無いのではないかとさえ思えて吐き出す息が震え、揺さぶって声を掛けても相手が起きなかったらと思うとそれ以上声を上げる事は出来ずにいて。しかし相手の瞼が持ち上げられ少し曇った瞳が此方を見据えると、その視線と優しい微笑みに胸が締め付けられる思いで相手を見おろし色の無い頬を震える手で撫でて。しかしこのままこうして居れば相手が死んでしまうかもしれない、少しでも体温を上げなければ、重篤な状態に陥る前に輸血が必要かもしれない、色々な事が頭を巡り相手をこんな状況に陥らせてしまった後悔の念に苛まれて。相手の背中をさすりながら救急車を呼ぶことを提案する、相手の仲間であるハンターをこの場に呼び寄せ例え自身の存在が公になったとしても今は構わなかった、相手が命を落とすような事にさえならなければ。何か手を打たなければ相手を失う事になりかねないという恐怖にいつの間にか年甲斐もなく子どものように涙を溢していて、相手の肩を強く抱き。)

…っ、テオ、眠らないで。救急車を呼ぼう、君の仲間でも構わない。このままじゃ…っ、このままじゃ、僕のせいで君が死んでしまう、

  • No.1054 by Theodore Glory  2021-11-17 20:19:41 



だい、じょうぶ・・・だ・・・。家に、帰れば、薬もある・・・し、平気・・・。

(頬を撫でる相手の手つきに心地よいと感じる反面、自分より低いと感じた体温が感じられないことに自分自身の体温が下がっていることに気づく。自覚すると途端に出る寒気に、微かに身体を震わせてしまうが相手に理性が戻ったことに安心すると余計に眠気が襲ってきてしまったため、相手の声に耳を傾けそれに抗う。また、ここで眠ってしまえば確実に息が止まってしまい、相手を悲しませてしまうだろうと切れそうになる意識を繋ぎ止めていた。相手が本能に飲み込まれてしまったのは仕方の無いことだが、自分の言葉で戻って来てくれたことはとても嬉しく、こんな状況でも頬が緩んでしまうほどだ。)

・・・、縄、取れるか・・・?

(相手から零れ落ちる涙を拭いたいのに、震える体を撫でて慰めたいのに体を拘束する縄がそれを邪魔をしていて、小さい声で頼むと緩くなる拘束に体の力を抜く。手首にある擦れた痕は少し痛むが、それを耐え相手の背中に手を回して添えると帰ろう、と伝えて)

クラウス、帰ろう・・・家に・・・。


  • No.1055 by Claus Burton  2021-11-19 02:46:24 



(縄を取って欲しいと頼まれようやく相手が拘束されている事に気付く。意識が戻った時には既に相手は力を失っていたため自由が奪われている事に気付けずにいた、きっとこの縄の所為で抵抗することができなかったのだろうと思い頷くと、縛られた相手の両腕を解放して相手を抱きしめ。小刻みに震える相手の身体を包み込みながら相手の言葉を聞き、本当にこのまま家に戻って大丈夫だろうかという一抹の不安を感じて涙を拭いつつもう一度相手と視線を合わせ、本当に家で良いのかと尋ねる。家に帰れば自分が相手の一番側にいられるが出来る事には限りがある。それを考えると近くにいるハンターに助けを求めることも選択肢の一つだろう、負傷したハンターを搬送する病院は決まっているのだろうから直ぐに適切な処置をしてもらえる筈。相手が自分の存在がバレないよう気を遣ってくれているのなら、今はそれよりも相手を安全な場所に運び辛い思いをさせない事を優先したかった。ハンターを呼べば自分は姿を隠す必要があるがすぐに相手の後を追うと良いながら、まだ冷えた相手の背中をさすり、病院に行った方が良いと言い聞かせるように言って。)

…君の仲間に助けを求めればきっと適切な病院に連れて行ってくれる。…こうしてしまったのは僕だから、せめてテオが一番辛くないようにしたいんだ、…きちんと病院で処置をして貰った方が良い。…僕は一緒には行けないけど、直ぐに追いかけるよ。…だから、ね。


  • No.1056 by Theodore Glory  2021-11-20 10:39:49 



・・・わか、った・・・。

(自分は家にある薬を飲んで相手と過ごせれば相手自身も安心するのではと考えていたが、相手はより確実な方法で回復させてあげたいと心配してくれているようだった。ここで自分が頑固な態度をとっても相手を困らせるだけだと理解すれば、同僚を呼び病院に行くことに頷いて。相手も直ぐに後を追って来てくれるのならば自分にとっても安心出来る。今夜は満月の日なため各地にハンターは配置されているはずなため、少しずつ落ちそうな意識に耐えながら近くに同僚が居ることを伝えて)

たぶん、近くに誰か・・・いる、はず・・・。

  • No.1057 by Claus Burton  2021-11-23 03:35:39 



…テオ、もう少しの辛抱だからね。

(相手が頷いてくれたことに安心すると優しく相手の髪を撫でて。ハンターに此処で顔を見られてしまうと病院で怪しまれる可能性があると思えば、相手の腰から銀色の銃を手に取り倉庫の入り口に向かうと空に向けて発砲して。銃声が響き、これで誰かが気付いて駆けつけてくれれば良いと思いつつ相手の側に戻るとその頬を温めるように包み、懺悔の気持ちを込めて相手の額にキスを落とすと、直ぐに相手の後を追いかけると約束し相手と小指を絡め、ほどなく足音が聞こえ始めたのに気付くと立ち上がり闇に姿を潜めて。)

──死んだら駄目だ、…すぐに追い掛けるから待ってて。

  • No.1058 by Theodore Glory  2021-11-23 10:00:21 



(意識の外で乾いた発砲音が鳴り、人を呼んでくれているのだとわかれば、頬を包まれ額に柔らかな感触と小指を絡めた感覚がした。少ししてその感覚は離れてしまったが、待ってて、と言われた言葉にぼんやりと寂しさを感じていれば、近づく別の足音と騒ぐ声に同僚が来たのだと理解しては意識を失って)




(倉庫から運ばれていくハンターの姿を隠れて見ていれば、息の根を止めることが出来なかったのだと驚きの表情を浮かべる。満月の夜で彼の飢えも限界であっただろうし、ハンターに抵抗できる術はなかったはずで。眉を寄せどこかに身を潜めているであろう彼の姿を探して見つければ、なぜハンターが死ななかったのかと目に怒りを滲ませながら不機嫌そうに問いかけて)

クラウス、なぜ彼は死んでないのかしら。貴方、何かしたの?


  • No.1059 by Claus Burton  2021-11-25 09:40:02 



僕じゃない…彼が、引き戻してくれたんだ。──イザベラ、もうこんな事はやめよう。僕は君の元には戻れないし、君が追っているのは過去の僕だ。…この街にはもう居ない方が良い。これが最後の忠告だ。

(倉庫の物陰から姿を表すと、未だ冷たい月明かりの降り注ぐ中相手と対峙して紅く染まった瞳で相手を見据えて。相手の策略にはまり本能のままに彼を襲った自分を引き戻してくれたのは彼だった、自分は何もしていないと首を振って。相手がこの街にやってきてから何度も吸血鬼に戻れと、昔のように本能のままに冷酷に生きる存在に戻れと言われてきたが、彼がいて自分を大切にしてくれている以上戻る事は二度と無いと断言できた。例え飢え渇きに苦しむ事になったとしても自分は彼と生きる道を選ぶ。相手を見据えるその瞳に怒りは無く、ただ真っ直ぐに見つめて静かにこの街を出て行くよう告げて。)


  • No.1060 by Isabella Taylor   2021-11-26 08:24:01 



(こちらを見つめる瞳は怒りなど滲ませず淡々と、冷静に言葉を伝えていた。ただ本心から来る言葉だと分かりながら、次は無いのだと言外に告げているのも理解出来た。きっとこれから自分が2人にちょっかいをかけても同じように淡々と答えを返してくるか、明確な殺意を持って自分を排除してくるのだろう。そこまで想像するとどんなことをしても・・・ハンターの彼を殺しても自分のところに戻ってくることは無いのだと分かれば誘うことも無駄な気がして一瞬でやる気が失せてしまった。一度目を閉じ、深くため息をつくと「・・・分かったわ」と呆れたように呟く。二人の間に割込むことは無理なのだと理解すると、興味なさげに軽く手を振って踵を返して)

もういいわ、あなた達の盲目さにはお手上げよ。お望み通りここから出てってあげる。・・・さようなら、クラウス。


  • No.1061 by Claus Burton  2021-11-27 22:49:00 




…さようなら、イザベラ。

(相手が自分たちに興味を失った事に安堵しつつ去って行くその背中を見据えて返事を返し。きっと彼女とはもう二度と会うことはないだろう、会う必要も無い筈だ。相手が去ってから倉庫を後にすると大通りに出てタクシーを拾い、ハンター達が口にしていた病院名を運転手に告げて。車窓の景色を見つめながら腕に抱いた相手の蒼褪めた顔が思い出されて手が震えそうになる、どうか何も手遅れにならないようにと考えながらじっと到着を待つ時間は酷く長く感じられて。病院に着くとタクシーを降りて正面玄関へと向かう。まだ瞳は完全に元の色には戻っていないものの本来の自分の姿を知る人がいなければ怪しまれる事は無い筈だと受付に足を進めて看護師に声を掛け。)

──友人がこの病院に運ばれたと連絡を受けたんですが…セオドア・グローリーです。面会出来ますか、

  • No.1062 by Theodore Glory  2021-11-28 12:15:13 



セオドア・グローリーさんですね。少々お待ちください。

(受付でカルテを処理していると綺麗な顔の男性が話しかけてきた。少し待って貰えるよう伝えて言われた名前を調べると救急で運ばれてきたハンターだと分かり、処置も終わっているようで面会はできるようだった。相手に面会できる旨と部屋番号を伝えると、クリップのついた面会証を差し出して)

面会証は見える位置にお願いします。また、意識は戻っていませんので起きたらナースコールを押してくださいね。

  • No.1063 by Claus Burton  2021-11-28 23:38:37 


分かりました、ありがとうございます。

(面会が出来ると聞いて安堵すると面会証を受け取ってその場で首から下げ、受付の看護師に礼を述べると入院病棟へと通じるエレベーターへと向かい伝えられた部屋番号のある6階のボタンを押して。静かな廊下を歩き告げられた部屋の前で立ち止まると扉に手を掛ける。すぐに後を追うとは言ったものの本当に来て良かったのだろうかという不安が湧き起こり扉を開ける事が躊躇された。彼を瀕死の状態に追いやったのは誰でも無い自分自身なのに。小さく息を吐いてから扉を開けると部屋の中は暗く、消毒液の匂いと一定のリズムを刻む機械音が聞こえて静かに扉を閉めて。そっとベッドの側まで歩み寄ると眠っている相手の顔を見つめて少しばかり顔色が良くなっている事に安堵して。首筋の傷口はガーゼで覆われ腕には輸血の管が繋がっていて、彼をこんな姿にしてしまったのは自分だと思うととても惨めな気持ちになりベッドの傍に置かれた椅子に腰を下ろして。)

……ごめんね、テオ……僕を許してくれ、……

  • No.1064 by Theodore Glory  2021-11-29 07:45:40 



(ベッドの上で眠っていればふと、意識が浮上する感覚がした。なんだか長い時間眠っていたような気になると瞼が張り付いたように開けるのが難しかった。体も酷く重く、なぜこんな状態になっているのか思い出そうとすると頭の中に誘拐された時のことや倉庫の中で血を吸われた時のことが思い出されてこの状態になっているのが理解出来た。自分は死んでしまったのかと思ったがシーツを触る感触と鼻につく消毒液の匂いで病院にいることが分かり、生きているのだと確信がもてた。意識を失う前に相手は追いかける、と言ってくれたが側にいてくれているのだろうか。そう思って耳を澄ませてみれば近くから相手の声が聞こえてきて安心する一方で、その悲しげな声色に慰めなければと考え重い瞼をあげようとして。少しずつ開ければ見えてくるのは白い天井で、瞳を動かし横を見れば今にも涙を流しそうな相手に微笑むと声をかけて)

・・・約束、守ってくれたな。


  • No.1065 by Claus Burton  2021-12-01 20:01:55 

 

…テオとの約束は、破れないからね。

(相手の手が僅かに動き、程なくしてゆっくり目が開くと思わずテオ、と呼び掛けて相手の手を取り。此方を見つめた相手がいつもと同じように優しく微笑むのを見ると安堵感でいっぱいになり、泣き出しそうな表情で微笑むと頷いて、そう言った。吸血鬼だという事を打ち明け相手が受け入れてくれたあの日、もう二度と相手に嘘は吐かないと誓ったのだと相手の手を握りしめ、まだ少し青白い頬をそっと撫でて。相手をここまで危険な状態に陥らせてしまったのにこのまま変わらず相手の側に居て良いのだろうかという不安はあったが、今すべき話では無いとそれを口にする事は避けて、この町を去ると約束した彼女の事を伝えて。)

──イザベラは此処を出て行ったよ。もう危険は無い、

 

  • No.1066 by Theodore Glory  2021-12-02 07:36:37 



ふは、良かった・・・やっと諦めてくれたか。体張ったかいがあったな。

(あまり力の入らない自分の手を握り優しく頬を撫でる相手の手つきが擽ったくて思わずくすくすと笑ってしまうが、彼女が相手を諦めて街から出ていってくれると告げられると安心したように笑って。彼女の頑固さには困っていたが、自分も相手も体を張ったおかげで諦めてくれたのなら安心だと言った。彼女が居ないのなら安心して過ごすことができると思えば、早く退院して相手と過ごしたいのだと待ちきれなさそうに)

あいつがいないなら早く退院したい・・・いつ出来るかなぁ・・・。


  • No.1067 by Claus Burton  2021-12-07 00:43:14 

 

急がなくて良いよ、今はゆっくり身体を休めて。…テオが帰って来るのを待ってる。

(相手の手を握り返しながら無理をして急いで退院する事は無いと首を振って。彼女は去ったが自分たちの平穏な暮らしは逃げてしまうものではない。今はゆっくり身体を休めて、体力がしっかりと戻ってから家に帰って来れば良いと言い聞かせ相手の髪を優しく撫でて。ベッドに寝ている相手の姿を見ていると自分がしてしまった事の重大さを改めて突き付けられる様な気がして視線を落としつつ相手の首元のガーゼを撫でて、相手が落ち着いて療養に専念できるようにと願い。)

 

  • No.1068 by Theodore Glory  2021-12-08 00:26:07 



ありがとう・・・なら、お前の言う通りしっかり体休めて怪我治したらすぐ帰るな。

(手を握られ髪を撫でられ、自分のことは心配せず療養して欲しいと言われればお礼を伝えつつ体を治したらすぐに帰ると言い。急がなくてもいい、と言われたがあの部屋の中で1人相手が自分のことを待っているのだと想像すると申し訳ない気持ちになり、なるべく早めに帰れないか医師に確認しようと決めて。ふと、相手の視線が下がり首元のガーゼを撫でられると擽ったく少しクスクスと笑いながら身をよじると空いている方の手を相手の頬に添えて軽く撫でて、あまり落ち込まないようにと声をかけて)

あんまり落ち込むなよ。クラウスが悪いってわけじゃないんだからさ。




  • No.1069 by Claus Burton  2021-12-10 19:52:23 


 
……君をこんな目に合わせたんだ、…悪いのは僕だよ。──ねえ、テオ。僕は本当に君の隣に居て良いのかな。どう足掻いたって僕は吸血鬼だ。いつか取り返しのつかない事をしてしまうかもしれない…

(頬に添えられた手は少し体温を取り戻していたがそれでも未だ冷たく、その手を頬に当てるように包み込みつつ相手を見据えて。相手は優しく、なにも気にする事なんて無いとでも言うかの様にいつも通り微笑み掛けてくれるが、血色を失った相手を腕に抱いていた時の絶望感が拭い切れずにいて。吸血鬼として相手を襲ってしまった事は間違い無く、これまでと同じ様に相手の隣に居て良いのか、この先先程と同じように理性を失って最悪の状況を招いてしまう事もあるかもしれないという思いに苛まれていて、抱いている不安を正直に相手に伝えると目を伏せて。)


 

  • No.1070 by Theodore Glory  2021-12-11 13:44:56 



俺から離れるならそれこそ恨むからな。・・・大丈夫、またお前が理性を失っても引き戻してやる。

(なんてこと言うのだろう。自分の隣に居て良いのかと問う相手に少し呆れながらも頬に添えた手を動かして撫で、自分から離れるなら恨んでやると脅してみせ。相手の不安を聞き、納得することは出来た。自分たちはどう足掻いても捕食者と非捕食者で、また同じことが起こるかもしれない。今度は理性を戻すことが出来ず、殺されてしまうかもしれない。けれどもそのリスクを背負っても隣にいてくれと縋ったのは自分なのだから、そして吸血鬼でも、人であっても、それ以外の存在であっても相手が相手であるなら構わないのだ。自分の隣にいてくれさえいれば、きっとまた理性が消えて本能のみで襲いかかろうとしても呼び戻せるのだとハッキリ伝えれば相手の不安が少しでも無くなればいいと願って。加えて、相手に殺されるのならそれもいいものだと笑って)

まぁお前に吸い殺されるなら本望だよ。誰かに手をかけられて死ぬよりずっといい。


  • No.1071 by Claus Burton  2021-12-14 22:54:56 

 


(テオ、返事が遅くなってごめん。実はちょっと背後が仕事の都合でバタバタしてるみたいで。一旦その報告だけしに来たんだ、何も言わずに待たせるのは申し訳無くて…今週末には落ち着くみたいだからもう少しだけ待っていてもらっても良いかな?我儘でごめんね。)


 

  • No.1072 by Theodore Glory  2021-12-15 06:26:04 



(忙しいのにありがとう、クラウス。今クリスマス前だし、年末前でもあるもんな・・・我儘じゃないし全然大丈夫だ。背後さんが落ち着いた時に返してくれ。
そういえばここのところすごく寒くなってきたけど体調崩してないか?防寒しっかりしないと風邪ひくから気をつけろよ)

  • No.1073 by Claus Burton  2021-12-18 16:08:04 

 


君が目を覚さなかったらと思うと、すごく怖かった…僕にはテオしかいないんだ。怖い思いをさせてごめん、…大好きだよ、君を愛してる。居なくなって欲しく無い。

(迷う素振りすら見せず自分が傍に居続ける事を許してくれて、居なくなったら恨むとまで冗談めかして微笑む相手を見詰めると安堵と申し訳無さとで眉を下げ。相手が目を覚さなかったらと思うとどうしようも無く恐かった、今の自分には相手の存在が全てなのだと頬を撫でる体温に涙が頬を滑り。自分に殺されるのなら本望だなんて、相手はどこまで優しいのだろう。相手を生命の危機に瀕する状態に陥らせたにも関わらず此れ迄と何も変わらない愛情を向けてくれることに胸が締め付けられるような気がして、頬に添えられる相手の手に己の掌を重ねて愛を囁いて。相手の事が愛おしくて堪ら無い、身を屈めて未だ血色の良く無い相手の唇に己のそれをそっと近付けると優しくキスをして。)


(お待たせ、待っていてくれてありがとう、テオ。年末年始にかけて今の時期からバタバタするよね、その上寒くて参っちゃうよ。僕の所は雪が降ったよ、でも元気にしてる。気に掛けてくれてありがとう。テオも体調崩さないように気を付けてね。)


 

  • No.1074 by Theodore Glory  2021-12-19 11:20:34 



・・・そう言ってくれるなら、何がなんでも生きないとな。

(相手の頬をつたう涙を指で拭っていれば、相手からの愛の囁きが聞こえると軽く頷いて。相手が身を屈めればそっと目を閉じ、重なる唇を楽しんでいればベッドで寝ている動かしずらい体に少しやきもきしていた。自分の体が自由に動けば、安心させるように抱きしめることも頭を撫でることもできるのに、貧血で重い体では腕を頬に添えて涙を拭うのに精一杯で相手を十分に満足させられない。相手が離れてから目を開ければ、居なくなって欲しくないという願いを叶えられるよう努力することを伝えて。また、顔を近づけ目尻に残る涙を吸い取るように軽くキスを送り返せば、退院まで待っててほしいことや、家で早く相手と一緒に過ごしたいのだと伝えて)

俺も愛してる。だからもう少しだけ待っててくれ、すぐ帰るよ。・・・1人で寝てるより、お前のこと抱きしめて一緒に寝たいしな。

(どういたしまして、やっぱりどこも今の時期は一緒だな。へぇ、雪が降ったか・・・俺のところは滅多に降らないが寒さは厳しいよ。お互い気をつけような)


  • No.1075 by Claus Burton  2021-12-23 09:22:45 

 


本当ならずっと此処でテオの看病をしていたいけど、君の同僚もお見舞いに来るだろうし…家で帰りを待ってるよ。早く良くなって僕の元に帰って来て、約束だ。

(頬を優しく撫でる相手の手を取り指を絡めるようにして擦り寄るとじっと相手を見つめて。ずっとこうして居たいけれど、理由も理由で相手の同僚も見舞いに来るだろうし、仲間をこんな風にした吸血鬼に憎悪を募らせあの辺り一帯のパトロールも厳しくなるだろう。何がきっかけで正体がバレるかも分からない為、ハンターが出入りする此の病室に留まっている事は出来ないが家で相手の帰りを待っていると伝えて。回復まで少し時間が掛かるかもしれないが、早く元気になっていつも通りの平穏で幸せな暮らしに戻りたいと言いながら、身体が辛いのに少し無理をさせ過ぎたかもしれないと思って相手の髪を優しく撫でて。)

──ごめん、疲れたよね。ゆっくり休んで、またお見舞いに来るから。


 

  • No.1076 by Theodore Glory  2021-12-25 19:00:26 



クラウスは約束守ってくれたからな。今度は俺の番だ。

(こちらを見つめる相手の目を見つめ返すと、早く体調を戻して帰ってきて欲しいと約束され柔らかく微笑む。必ず追いかける、と相手は約束してくれて守ってくれたのだから今度は自分の番だと必ず約束を守ることを伝えて。絡む指と触れる体温にぽかぽかと胸の内が暖かくなるようでとても幸せな気分だった。もう少しこの空間を味わっていたいと思ったが、そろそろ帰るらしい相手に次に来る時にはハンターに注意するよう伝えて。自分に話を聞きに来ようとハンターが何名か彷徨くかもしれないと考え、なんの拍子に相手の存在がバレてしまうのかと緊張することもあった。髪を撫でられる気持ちよさを感じながら、精神的に疲労したであろう相手にお見舞いに来てくれたことへの感謝を伝え気をつけて帰るよう伝えて)

来る時にはハンターに見つからないようにな。・・・お前も大変なのにお見舞いありがとう、気をつけて。


  • No.1077 by Claus Burton  2021-12-30 01:35:15 

 


…ん、約束だよ。お休み、テオ。

(相手の言葉に少し表情和らげると再び相手の頬にキスをしてから小さく手を振って病室を後にして。イザベラという大きな脅威は去ったものの相手がいない家で一人過ごす日常は矢張り寂しいもので、仕事と相手のお見舞い以外は特にする事も無く。病院に行く時はなるべくハンターの目を避け、時には果物などのお土産を手に、数十分でも時間を作って相手の入院する病室に顔を出すのが日課になっていて。──退院の日、家を掃除してから相手が帰ってくる夕方より前に花と少し良いワイン、簡単なオードブルを買って家に戻ると、久しぶりの2人でのディナーを楽しめるように準備をして。手料理を振る舞えれば良かったのだが、そこまでの力量は無く既製品に頼る事になってしまった。相手が家に戻ると言った予定の時間まで後どれくらいだろうかと、何度も時計を見上げて久しぶりに相手がこの家に戻ってくるのを心待ちにしていて。)

(/今年もあと2日だなんて早いね。年末年始とまた少し返事が遅くなってしまうかもしれない。最近待たせてばっかりでごめんね、念のため報告だけ。あと勝手にテオを退院させちゃったけど大丈夫だったかな?この後の展開もまた相談しよう。)


 

  • No.1078 by Theodore Glory  2021-12-31 21:40:53 



(手を振って病室を後にする相手の姿に寂しさを感じるも仕方の無いことだと考えてはその気持ちを誤魔化すように窓の外を眺めて。暫くして相手から話を聞いたらしい看護師が様子を見にくれば体調の確認などをしてからまた眠りについた。次の日には入院中の日程などを聞き、それに沿って過ごしていれば時々同僚が見舞いに来たり、自分を襲った吸血鬼について話を聞きに来たりしていた同僚が来ない間にはクラウスも見舞いに来てくれてそれほど寂しい時間を過ごすことはなく、短い期間で退院することが出来た。お世話になった医師や看護師にお礼を告げ、機関の本部に顔を出してから家に帰る道を歩いていると部屋に電気がついているのが分かり頬を緩めて。予定していた時間より少し早くなったがいてくれているだろうかと考えながら扉を開け、ただいまと告げて)

・・・ただいま、クラウス。



(/あと少しがもう数時間になっちゃったな・・・時間が経つのは早いな。3月に出会ったのにもう年末だ。今年はありがとう、んで来年もよろしく。遅れるのは構わない。お前も忙しそうだし無理は言わないよ。退院させるのは大丈夫だぞ、ありがとう。だな、今後の展開どうしようか・・・クラウスはやりたいこととか今あるか?)


  • No.1079 by Claus Burton  2022-01-06 05:02:38 

 


──テオ!おかえり。退院おめでとう。

(扉の開く音にぱっと立ち上がると相手に駆け寄り、首に腕を回して抱きつくと相手を迎えて。ようやくこの家に相手が戻って来た事が嬉しくて、相手の顔を見上げて微笑むと改めて、おかえり、と繰り返し。顔色も良くなりもう重い貧血の心配も無いのだろうと思うと心から安堵して、あまり長く相手を玄関に引き留めていてもいけないと身体を離すと部屋に促して。ダイニングテーブルには小さな花を飾り、夕食の準備は済んでいた。重た過ぎず相手の身体にも良さそうな野菜や肉を使ったオードブルが皿に並び、温かいシチューとグラスも並んでいて。ドリンクを出すため冷蔵庫に向かいつつ、お酒はまだやめておいた方が良いのだろうかと尋ねて。)

食べよう、久しぶりのディナーだから準備しておいたんだ。飲み物はどうする?まだアルコールはやめておいた方が良いのかな?


(/明けましておめでとう。僕の方こそ去年はたくさんありがとう。1000レスも越えて、改めてテオにたくさん付き合ってもらった1年だったなぁって感謝してる。今年も変わらずよろしくね。展開、結構色々やってきたもんね…王道系だったらどっちかが風邪ひいちゃうとか、町のお祭りみたいなのに一緒に行くとかも面白いかも。あとそろそろテオ以外の血を受け付けなくなってくるのも取り入れられるかもしれない。シリアス系だったら別のハンターが絡んで来る話とか、テオの婚約者にそっくりな女性が現れるとか…ざっくばらんに色々挙げてみたけど、テオは何か希望ある?)


 

  • No.1080 by Theodore Glory  2022-01-09 13:10:14 



ありがとう、沢山待たせてごめんな。
…ん、アルコールはまだやめとく。お前との食事楽しみたいし、また今度ゆっくり飲もう。

(扉を開ければ飛び込んできた相手の身体をギュッと抱きしめる。首にかかってきた重みが愛おしくて肩に顔を埋めると待たせてしまったことへの謝罪を呟いて。相手の存在を確かめると自身も顔を上げ、ただいまとまた返すと頬にキスを落とした。するりと離れた体に少し寂しく感じるが、テーブルの上が華やかに飾られ料理の支度が終わっているのが分かれば空腹感が感じられお腹をさすりながら部屋に入る。退院した体に良さそうなオードブルと温かそうなシチューの匂いに美味しそうだと微笑むとアルコールは遠慮しておくことを伝えて。今日は相手との食事と会話を純粋に楽しみたいのだと告げればコートを脱ぎハンガーに引っ掛けて)


(/遅くなったけどあけましておめでとう。こちらこそよろしくな、今年も沢山話せるのが楽しみだ。
どっちかが風邪ひく展開は俺も想像してたかな・・・お祭りも楽しそうだしシリアス系もやり甲斐あって良さそう・・・挙げてもらった展開全部やりたくて仕方ないな。んー、悩んでしまう・・・。あと、この他で思いついたのだとやっぱり王道で記憶喪失系だったんだが、なんだか入れにくそうでもあってクラウスの意見も聞きたいな。)


  • No.1081 by Claus Burton  2022-01-15 15:23:41 

 


ん、分かった。ごめん、テオみたいに手料理が振る舞えたら良かったんだけど、…でもテオが好きなものを選んだんだ。食べよう、

(今日はアルコールを控えると聞いて、またゆっくり飲もうという誘いに同意を示すように微笑んで頷くと席について。いつも相手がしてくれるように手料理でもてなすことが出来れば良かったと言いながらも、普段一緒に買い物に行っても相手が気に入って買っている物などを思い出しながら多く揃えたと言って笑い。手料理に拘らなくても今は相手と2人の時間を過ごせる事が嬉しくて。相手を席に促して一緒に手を合わせると、久々の相手とのディナーでいつもより張り切っているのか相手のお皿にオードブルを取り分けてから相手の前に置いて。相手が家に帰って来るというだけで1日浮き足立っていた自覚はあり、少し恥ずかしそうに笑うとようやく椅子に座って自分もオードブルを食べ始めて。)

はい、テオ。いっぱい食べてね、冷蔵庫にプリンも入ってるんだ、…なんだかそわそわしちゃって。買いすぎた気がする。


(/ ね、僕も全部やりたくて困ってる。記憶喪失、思い付かなかったけどすごく面白そうだね。ドラマチックな展開になりそうだ。僕が忘れるなら自分を討伐する為に近付いて来てるハンターだって疑心暗鬼になったり前みたいに狩りに行こうとする事で一悶着あったりしそうだし、テオが忘れるのだと僕が吸血鬼って事を隠して前みたいに接するか、討伐対象として認識されちゃうけどテオ自身手を下す事に戸惑いがあって葛藤したりとか、そんな感じかなぁ。どっちが忘れるのでも良い物語になりそうだね。)



 

  • No.1082 by Theodore Glory  2022-01-18 07:04:35 



いや、全然構わない。クラウスと一緒に食べられるだけで嬉しいし、好きなものがたくさんでワクワクする。

(緩く首を振って、市販でも相手と同じ机で食べることが出来るのが幸せだと答えて。その言葉に偽りはなく、入院中1人で食事を食べる度に相手が恋しくなっていたのだった。手料理だったら後で時間がある時に一緒に作れば良いのだし、イスに座ると真似をするように手を合わせて。相手によって取り皿に盛られたオードブルの量は多く、机の上に広がる大皿の数も多い。更には冷蔵庫にプリンもあると聞けばくすくす笑って沢山買ってきたことを微笑ましく思う反面、残してしまわないかと心配になりながらオードブルを口に運んで)

ふは、本当に沢山買ったんだな。・・・食べ切れるかな。


(/貴重な意見ありがとう。確かにどっちが記憶喪失になっても面白そう・・・相手のことだけとか、相手と出会ってからの記憶、自分の名前も全部、とか派生することもあるから迷うよな。それに俺は記憶喪失系って簡単な展開しか思いつかなかったから、具体的な内容言ってくれると余計やりたくなる。勿論、クラウスの出してくれたあんも魅力的だし風邪ひいたイベントとか超やりたい。)


  • No.1083 by Claus Burton  2022-01-20 22:27:25 

 

テオが帰って来ると思ったら嬉しくて…1日浮き足立ってた。大丈夫、残ったら僕が明日食べるから。

(オードブルを食べ始める相手を見てから自分もフォークを口に運んで、相手とこうして向き合って食事ができていることの幸せを噛み締めていて。きっとあの夜の絶望は忘れることはない。それでもあんなトラブルを乗り越えて尚相手は隣にいてくれるのだから、それだけで幸せだった。食べられるかと心配そうな相手を見て笑うと、余ってしまったら自分が頑張って明日中に食べ切ると言って。量を食べる方ではないがオードブルなら多分大丈夫だ。目に前に座る相手をじっと見つめて口を開き。)

──テオ、もうどこも痛くない?

(/ だね、じゃあせっかくだし次は記憶喪失か風邪かのどっちかからにしよう。記憶喪失になるのと風邪をひくのとで分けちゃえばどうかな、テオはどっちがいい?)

 

  • No.1084 by Theodore Glory  2022-01-21 08:10:17 



無理して食うなよ、俺も明日手伝うから。

(余ったら明日頑張って食べると言う相手に苦笑いして無理しないように告げる。今夜は無理でも一晩寝れば自分も明日食べられるだろう。どうせ夕方にはまた拠点へ出向するのだからそれまでの間になるが・・・。オードブル以外の大皿料理にも手を伸ばし舌鼓を打ちながら食べていればじっと視線を向けられどうしたのかと考える。どこも痛くないのかと問われれば、あの夜自分を殺しかけた申し訳なさや体を心配する気持ちがあるのだろうかと認識し軽く頷く。首も体もどこも痛くないのだと答えれば半分冗談で確かめてみるかと聞いて)

あぁ、もうどこも痛くない。なんなら後で確かめるか?


(/うーん、そうだなぁ・・・クラウスは吸血鬼だから風邪とか早く治りそうだし記憶喪失の方お願いして、俺が風邪ひこうかな。戦闘中に水被って、乾かさずに帰宅したら翌日風邪ひいたみたいな流れで)


  • No.1085 by Theodore Glory  2022-02-11 19:46:45 



(/生存確認、リアルな生活が忙しいんだろうな・・・。無理しないでいて欲しい)


  • No.1086 by Theodore Glory  2022-03-13 19:53:13 



(/上げ。)

  • No.1087 by Theodore Glory  2022-06-26 10:10:15 



(/久しぶりに上げ。
もう俺の事忘れたか嫌いになったか…。まぁ、お前が幸せならいいよ)

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