吸血鬼 2021-03-16 10:45:12 |
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ん、ありがとう・・・おやすみ。
(腕を広げれば当然のように入ってくる相手が愛おしくてつい、微笑んでしまう軽く抱きしめて肩まで毛布を上げれば、こちらを見上げて柔らかく微笑む相手が自分は温かくて安心するのだと言ってくるのでお礼を言う。体温が高く相手にとって温かいから安心するのだと言ってくれたことが嬉しく軽く頭を撫でれば背中に腕が回り、相手も目を閉じたのが分かった。そうだな、と呟くと額に軽いキスを落としてからお休みの挨拶を返すと瞼を閉じて。少しの時間は相手の匂いと鼓動を感じていたが、相手と自分の体温が同じくらいになると眠気が襲い寝息を立てて眠って)
ん……
(ふと目を覚ますと、まだ相手も眠っていて温かな温もりに包まれたままで安心してもう一度眠りに着こうとする。窓の外は既に明るく行き交う人の声も遠くに聞こえるためもう朝方なのだろうと思いつつ身じろいでは、昨晩ほど怪我に痛みが走らない事に気付いて腕や腹に巻かれた包帯に視線を向けて。吸血鬼は心臓を貫かれる事でしか命を落とさない、稀に余りに出血が酷いと動けなくなったり意識を失ったりして結果的にハンターに殺されてしまう事もあるが、心臓以外に負った怪我は治りが早いのだ。痛みがかなり和らいでいることに安堵しつつ、出血が多かったためエネルギーを欲しているのか相手に血を貰ったばかりにも関わらず既に喉の渇きも感じていて、もう少し眠っていようと相手の胸元に顔を押し付けるようにして再び目を閉じて。)
(/ テオ、今更だけど1000レスおめでとう。いつもありがとう、これからもよろしくね。)
・・・、今・・・何時だ・・・?
(ふっと眠りから意識が起きればカーテンの隙間から漏れる光に目を細めて。腕の中の相手はまだ眠っているようで、起こさないよう小さな声で呟くと時計を見て時間を確認する。見れば昼が近い時間になり、視界を刺激する眩しさと聞こえてくる人の声の賑やかさに納得する。なんとなく眠い気持ちにモヤモヤとして相手の髪に鼻先をうずめて相手の目が覚めるのを待って)
(/あ、ほんとだ。俺もお祝いするの忘れてた・・・。クラウスこそおめでとう、んで俺の方こそ、いつも付き合ってくれてありがとう。これからもよろしくな。)
ん……おはよう、テオ、……
(相手が身じろぐ気配に釣られるようにして意識が浮上すると薄く目を開けて、あれからまたしっかり眠ってしまったと思えば外から聞こえる行き交う人たちの声や物音も先ほど目覚めた時よりも賑わっているのを感じてもう昼頃なのだろうと考えて。相手の腕の中で、髪に相手の顔が埋められている感覚に擽ったそうに笑うと手を伸ばして相手の髪を撫でては顔を上げて。起きないといけないと思いつつも戯れるように相手の首へと腕を回して、欠伸を溢して。)
(/ こちらこそ。これからもテオと2人で色々なストーリー紡いでいけるのを楽しみにしてる。)
おはようクラウス。・・・怪我、痛くはないか?
(自分の行動で相手も起きてしまったようで擽ったそうに笑う相手の声が聞こえた。髪を撫でる気持ちよさや腕が首に回ったことで近くなる顔に目を合わせると寝起きでふわふわとしている相手に微笑みかけて。額を合わせ、腰に手を回して体をくっつけると布団の中で同じ体温になった相手の身体を抱きしめると怪我の具合を問いかけて)
(/あぁ、俺も楽しみだ。・・・愛してるよ、クラウス)
テオがしっかり処置してくれたお陰でかなり楽になった。もう傷口は閉じたと思うよ、ありがとう。
(処置が遅れたりすると場合によっては人間と同じように怪我が長引いてしまう事があるが、今回は重症だったにも関わらず相手がすぐに適切な処置を施してくれたお陰で治りは早く、一晩で完治とまでは行かないものの痛みはかなり落ち着いたし傷口も出血が止まり閉じかけている筈だと頷いては微笑んで。この時期特有の眠気が残る中ではあるが、相手の体温を感じながら溶け合うように布団の中で相手と身体を寄せ合っている時間が幸せで相手に身を寄せつつ、満月の今夜こそ相手は激務だろうと思えば喉の渇きを訴える事はなく、相手に尋ねて。)
…今夜は忙しいよね、出発も早い?
(/ ありがとう、僕も君に負けないくらいテオを愛してる。)
そうか、良かった・・・どういたしまして。
・・・家出るのは、早いな。多分暗くなる前に出ると思う。辛い時なのに一緒にいられなくて悪い。
(怪我の具合は落ち着いたと頷く相手にほっとすると、家を出る時間を考えては暗くなる前に出かけることを伝えて。一度拠点に行き、任務の内容を聞かなければならないし、昨日の報告も行わなければならない。遠くに行くなら急いで準備も行うため、早めに家を出ていかなければならないのだ。満月の日なのに苦しむ相手のそばにいられないことを歯がゆく思いつつ、謝って)
(/はは、ありがとう。そう言ってくれるだけでなんでも頑張れるわ)
そうだよね、…僕の事は気にしないで、いつもの事だから。それにテオとこうして一緒に居られる事の方が僕にとってはずっと幸せだ、喉の渇きくらい我慢できるよ。テオが無事に帰ってきてくれればそれで良い。
(暗くなる前に家を出るという相手の言葉に頷きつつ、側に居られない事を申し訳なさそうに謝る相手に首を振って。喉の渇きに苛まれるのは毎月の事で、相手と一緒にいる事を選んだ以上それは当然の事だと分かっている。これまで多くの人を犠牲にした自分が乗り越えなければいけない衝動だという事も理解していて、どうか気にしないで欲しいと告げて。自分にとってはその衝動の苦しみを解消する事よりも相手と一緒に居ることの方がずっと大切なのだと笑っては相手の頬にキスをして。)
ん、そうか・・・でもあんまり無理するなよ。血のストックは冷蔵庫にあるから辛くなった飲め。俺の血も他のより少ないけど入ってるからな。
(自分にとって嬉しくなる言葉を投げかけてくれる相手に目元を弛めていれば頬にキスをされ、擽ったさにくすり、と笑って。我慢できると相手は言うが飢餓状態はとても辛いものだろう。相手に必要な事だとわかっていてもあまり苦しんで欲しくない傲慢に内心舌打ちをしつつ、相手用の冷蔵庫に血のストックを増やしてあることを伝えて。また、自分の血を採って置いたものも他のよりかは少なくなっているが・・・と用意してあることを告げて相手の苦しみが少しでも和らげるよう促して)
いつもありがとう、助かるよ。テオのお陰でこうして自分を保って居られる。
(人間である相手には気持ちの良いものでは無いだろうに、自分のためにいつも血液を手に入れ少しでも飢餓状態の衝動と渇きを和らげようと奔走してくれる相手には感謝しかなく。満月の任務終わりの疲れた身体でも、家に戻ってくるとその足で自分の元に来て吸血を促してくれる、相手の支えが無ければ自制心だけで衝動に耐える事など出来はしないと改めて思いつつ頬にキスを落として。暗くなる前に家を出ると言っていたため、何か食事の準備など手伝える事があれば自分も手伝うと口にして。)
…家を出るのが早いなら、何か準備を手伝おうか?
どういたしまして。お前のためになってるなら良かった。
(頬に重なる柔らかな感触にうっすら微笑むとどういたしまして、と返して。何気ない日常での触れ合いでこんなにも癒されるとは、と気持ちを落ち着かせていれば手伝えることはあるのかと問いかけられる。それに「んー、そうだな・・・」と零しつつ、何を手伝ってもらおうかと考える。傷が治ってきたといっても今日は満月の日で体調が悪いことには変わりないのだし、自分もなんとなくご飯を食べたい気も起きてこない。しかし、食べずに仕事に出てしまえば充分に動けなくのも事実で・・・。キッチンにある食材を思い出しメニューを組み立てると相手に手伝って欲しいこと、食べ終わったあと少し触れ合いたいことを強請って)
ならパンに具材挟んでもらおうかな。サンドイッチにして、軽く食べたら身支度するまで少しごろごろしたい。
…ん、任せて。食べ終わったら時間ギリギリまでベッドでのんびりしよう。
(相手にサンドイッチに具材を挟むのを手伝って欲しいと頼まれると頷いてベッドから起き上がり、食後はもう少しベッドでゴロゴロしたいと言う相手に笑って相手の髪を撫でると遅刻しない程度に、直前までベッドでのんびりしていようと言いながら。相手と過ごす時間が幸せで時間がゆっくりと流れるような気さえする、昔は朝から布団に包まったまま夜までじっとしていて外が暗くなってから外に出て狩りをするという生活をしていただけに今は随分と人間らしい生活を送れるようになったとしみじみ感じるもので、相手の額にキスを落とすとベッドを降りて。)
ふは、やった。めいっぱいイチャイチャしてやろう。
(自分のお強請りが了承され笑みがこぼれる。体を起こした相手の腰に引っ付いてダラダラしてみたい気もするが、せっかく手伝ってくれるというのだから自分も動かねばならない。額にキスを受け、自分も起き上がれば体を軽く伸ばしてから相手のあとをついていくようにベッドから降りて。冷蔵庫からパンに挟む野菜やチーズ、ハムなどを出すと、ついでにコンソメスープも作ってしまおうと小鍋に水を溜めて。使いかけの玉ねぎやキャベツ、人参を細く切ってしまえば鍋の中に入れ塩胡椒と市販のコンソメキューブで味を整え火が通るまで少し待ち)
クラウスもスープ飲むか?
…うん、少しだけ貰おうかな。
(不慣れな自分とは対照的に手慣れた手つきで野菜を切りあっという間にスープの準備を進める相手とキッチンに立ちながら、鍋から少しずつ良い香りがし始めると少量貰おうかという気になり頷いて。一方で半分に切ったパンを置き、レタス、ハム、チーズ、トマト、パプリカと様々な具材を積み重ねていくと最後にパンを乗せて具材を挟み、ぐっと力を込めてサンドイッチを完成させて。具が多く少し不恰好だろうかと思いつつも半分に切って皿に乗せると、恭しく相手に見せて可笑しそうに笑い。)
出来上がり、クラウス特製サンドイッチだよ。
了解。・・・具沢山で美味そうだ。食べ応えあるな。
(具材に火が通り、コンソメのいい香りが漂ってくると相手と自分の分をスープカップに盛り付ける。軽くパセリも飾っていれば完成したサンドイッチを恭しく見せて笑う相手に、ぎゅうぎゅうに具材が詰まって食べごたえがありそうだと伝えて自分も笑って。様々な種類の野菜やハム、チーズで色とりどりになっていて食欲をそそる。食べた時に具材を落とさないようにしようと考えつつ、相手と共にテーブルに持っていくとスプーンと共に置き)
零さないように気をつけないとな。せっかく作ってくれたのに勿体ない。
今日は長丁場だろうから、しっかり栄養を摂らないと。…でも、ちょっとサービスし過ぎたかな。
(相手と共にテーブルに着き具材がこぼれないよう気を付けて食べなければと言う相手に、ハードな任務前のため軽食であってもしっかり栄養が摂れるように具材をたくさん重ねたのだと言いつつも、改めて見るとやはり少し具材が多すぎただろうかと思い食べにくそうだと笑いながらそう言って。いただきます、と手を合わせるとスープを口に運びまろやかな野菜の味わいに表情緩めつつ身体が温まるようで気分も解れるとゆっくりスープを救っては飲んで。)
──ん、美味しい。優しい味だね、身体も温まって心地が良い。
野菜が多いからバランスはいいと思うぞ。
(少し苦笑いする相手にくす、と笑いつつ野菜が多くそんなに重くはなさそうなことを伝えると、手を合わせていただきますと告げる。サンドイッチを手に取り口に運べばパンの柔らかな食感と野菜の瑞々しさに美味しい、と呟くと食べ進めていき。自分の作ったスープを飲み表情を緩める相手の様子を眺めては、味の感想にほっとしつつ時々掬って飲み)
それは良かった。しょっぱいって言われたらどうしようかと思った。
(もし塩胡椒を入れすぎていたらと冗談を言いながら会話を楽しんでいればすぐにスープは飲み終わってしまい、残ったサンドイッチを咀嚼して相手との話を楽しんで)
それなら良かった、──しょっぱくないよ、テオの料理はいつも美味しい。元気が出る味だ。
(失敗しても少し見栄えが良くなくても、相手はいつも自分の作ったものや手伝ったものは褒めてくれると擽ったくも嬉しく思えば少しはにかんだように笑って。相手の作るスープは味の濃さもちょうど良く野菜も柔らかくて美味しいと首を振ると、相手の料理を食べると元気が出ると笑って。食事を終えると洗い物は自分がしようかと手を合わせてから立ち上がり、シンクに向かうとスポンジを手にスープ皿を洗い始め。)
はは、それ聞けるなら大満足だ。次も美味く作らないとな。
(自分の味付けは相手にもちょうど良かったようでほっとしつつ、自分の料理で相手に元気が出る事に嬉しそうにして。相手がスープ皿を洗い始めると自分も、と最後の欠片を口に放り込み手を合わせるとサンドイッチが乗っていた皿を手に取り洗い物をしている相手の隣に行っては布巾をもって)
クラウスが洗ってくれるなら俺は拭いて仕舞うか・・・。
僕の美味しいの基準はテオの料理だから、ちょっとくらい不味かったとしても気付かないかもしれないな。──ん、ありがとう。
(相手と出会う前は好んで人の食事を口にした事は無かったのだから、これ迄に自分が口にしてきた料理は殆どが相手の手料理とも言えるだろう。次も上手く作らないとと言う相手に、舌が肥えている訳でもない自分は少しくらい失敗した料理だったとしても、もしかしたら相手の作ったものと言うだけで美味しく食べられるかもしれないと冗談めかして笑って。布巾を持つ相手に礼を言うと洗い終えたものを渡し、程なくして2人分の食器と調理道具の洗い物を済ませて水を止めて。)
よし、終わり。綺麗になった。
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