吸血鬼 2021-03-16 10:45:12 |
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成程な・・・なら様子見ついでに歓楽街方面にも行ってみるか。
(袖を捲り冷蔵庫に近づきながら相手の言葉を聞いていれば納得することが出来た。確かに自分も女性に対してはあまり警戒心を持つことはなくそれがハンターでない一般人ならばより持つことは無いだろう。飲食店やバーが並ぶエリア、歓楽街の近くならばそういう被害に会う男性も多いと頭に入れると今夜にでも少し足を伸ばして見ようと考えて。また、リクエストを聞けば冷蔵庫の中を覗いてどちらができるか考える。生憎ビーフシチューに使える肉の塊がないのが分かると、ひき肉やキャベツなどのロールキャベツに使う材料を取り出して)
じゃあ今日はロールキャベツだな。ビーフシチューは肉がないからまた今度だ。
ハンターに近付くのはリスクが高いから姿を見せないかもしれないけど…くれぐれも気を付けて、
(歓楽街まで足を伸ばしてみようと言う相手に頷きつつも注意を促す。女性の吸血鬼の討伐実績が少ないのは、力で勝る事の出来ない男性ハンターに近付く事がハイリスクだと分かっていて姿を隠すのが巧いという事も理由の一つだろう。コートを見ただけで相手の前に姿を現したり接触したりしてくる事は少ないかもしれないが、ハンターでも誘惑される可能性はある。相手なら心配は要らないと思うけど、と加えながら今日の任務でも何も無いことを願って。相手が冷蔵庫から材料を取り出し料理を始めるのを見ると、久々に相手のロールキャベツを食べられる事に嬉しそうにして。自分は昨日の夕食で残って冷蔵庫に入れておいたポタージュを温めて用意しておくと言いながらマグカップを用意して。)
やった、テオのロールキャベツはとろとろで美味しいから。…昨日の残りのポタージュ、温めるね。
了解、気をつけるよ。
(今日は収穫はなく空振りになるかもしれないと相手の言葉で察すれば促された注意に頷いて。自分なら心配無さそうだと呟く相手にそれでも分かっていて挑むのと何も知らずに挑むのでは訳が違うと思いながら、心配してくれる相手に微笑んでみせて。キャベツを茹でたりタネの用意をしていれば相手がポタージュを温めてくれるというので少し体をずらして相手が入りやすいようにしては、こうして相手と料理してると余計に夫婦のようだと笑って)
あぁ、ありがとう。助かる。
…ふは、なんかほんとに夫婦みたいだな。
確かに。新婚気分だね、
(相手が空けてくれたもう一つのコンロの前に移動して鍋に残りのポタージュを入れて火にかけると、相手の言葉に頷きつつ笑い返して。相手の言う通りこうして並んで料理をしていると、本当に夫婦のような気がしてくる。新婚の二人が一緒に料理を楽しんでいるような気分だとクスクス笑いながら中身をかき混ぜ、湯気が立ち始めると鍋から掬ってそれぞれのマグカップに注いで。相手がロールキャベツを作っている間にカトラリーを準備してテーブルセットを済ませて。)
クラウスが料理作れるようになったら余計に夫婦みたいになるだろうな。2人で別の料理作ってさ。
(くるんだロールキャベツを鍋の中にいれ、ソースも作って入れると蓋をしてしばらく待ち。その間に温まったポタージュのいい匂いが漂ってくると余計に空腹感が実感出来て思わず苦笑いして。相手が料理を作れるようになればと告げればその未来を想像してみて。暫く煮込んでいれば鍋から湯気がたち、いい匂いがしてくれば皿を用意してそこにロールキャベツを盛り付けて、主食がバケットでもいいか問いかけて)
よし、出来た。あとは、バケットでも用意すればいいか?
楽しみだな、僕の手料理を食べてテオにも美味しいって言ってもらえるかもしれない。
(キッチンに2人並んで楽しげに会話をしながら別々の料理を作る様子を想像して、家庭的で仲の良い夫婦のイメージにぴったりだと笑って。料理が出来るようになれば、今は自分が相手の料理に舌鼓を打っているばかりだが相手にも美味しい、と言ってもらう事ができるかもしれないと嬉しそうにして。良い香りを吸い込みつつバゲットを添える事にも賛成してテーブルへと向かって。)
ありがとう。バゲットはロールキャベツのスープにつけたら美味しそうだ。
お、そのアイデアいいな。ひたひたにして食べたら凄く美味そう。
(相手の手料理を食べて美味いと言える未来を相手も想像して自分も楽しみだと笑えば、バケットの食べ方にいいアイデアだと褒めて。自分はバターかガーリックをつけて食べようかと考えていたためスープにつけて食べればより美味しいだろうと頷いて。鍋をシンクで水につけたあとロールキャベツを盛り付けた皿をテーブルに持っていき、1度キッチンに戻ってからバケットを切ってカゴに入れて戻って来れば食べようか、と促して)
さ、準備できたから食べようか。
いただきます。
(相手と食卓につき手を合わせると、早速ロールキャベツを1つ自分の深皿に取りスプーンでスープを掬いかけてからナイフとフォークで一口大に切って口に運んで。煮込まれて柔らかくなったキャベツと中の肉の相性が良く美味しそうに頬を緩めて。じっくりと野菜と肉とが煮込まれたスープも美味しくて、カゴに入れられたバゲットを一切れ取り千切ってスープにつけ口に運ぶと、美味しいと笑って。)
…ん、すごく美味しい。じっくり煮込まれてるからスープも絶品だ。
ん、俺もいただきます。
(自分も手を合わせて挨拶をすればスプーンを手に取りポタージュを飲めば熱すぎない飲みやすく丁度いい熱さに温められてる味に頬を緩めて。また、ロールキャベツを口に入れて味の感想を述べる相手に嬉しそう笑えば素直な感想を伝えてくれると作りがいがあることを伝えて)
ふは、ありがとう。そう言って貰えるとやっぱ作るの楽しいわ。
本当に美味しいよ、…テオは我が家の料理長だね。僕はシェフ見習いの皿洗い。
(自分の作った料理を食べて美味しいと言われるのが嬉しいと笑う相手に釣られて微笑むと、相手はこの家の料理長を務める一流シェフだと冗談めかして。相手が料理長なら自分はまだ皿洗いしかできないし、シェフ見習いといった所だろうかと楽しそうに想像してクスクスと笑って。ロールキャベツをペロリと1つ平らげて、ポタージュを飲みつつバゲットも楽しんで。)
あはは、俺が料理長でお前が見習いか。じゃあ早く見習いさんには成長してもらって一人前のシェフになってもらわないとな。
(ロールキャベツをひとつ移動させて自分も食べていれば自分はこの家の料理長で、相手はシェフ見習いの皿洗いだと冗談交じりで言うため思わず笑ってしまう。料理長だなんてそんな大層なものでは無いと思いつつそれを想像してみれば面白いもので自分も軽口で返せば、そんな未来になっても楽しいだろうと考えていて。また、相手が見習いならば早く成長してもらって一人前になってもらわねば、と楽しげに言って)
料理長、食後のお飲み物はどうされますか?
(精進します、と冗談めかして答えつつ掬って皿に注いだスープまでバゲットと一緒に綺麗に食べ終えると手を合わせて。初めの頃は少量でも残してしまうことがあったものの、この所は取り分けた分は綺麗に食べ終えることができるようになっていて。食後の飲み物はコーヒーと紅茶とどちらが良いだろうかと、立ち上がりキッチンへと向かいながら恭しく相手に尋ねて。)
それならコーヒーにしようかな。とびきり美味いのを頼むよ見習い君。
(残りのロールキャベツとバケットを食べれば自分も手を合わせご馳走様、と告げれば相手の皿の中身が綺麗に無くなっていることに気づき食事できる量が増えていることを喜んでいて。少しゆっくりしてから片付けをしようと考えていれば先程の冗談を継続して自分を料理長と呼んで飲み物のリクエストを聞く相手に自分もノッて答えて)
かしこまりました、とびきり美味しいコーヒーをお持ちします。
(自分の振りに冗談めかして返事を返してくれる相手にクスリと笑いながらも相手の希望を聞いて頷くとコーヒーを用意し始めて。元々インスタントコーヒーしか淹れられなかったが相手が入れているのを見て覚えたドリップ式でお湯を注いでいくと2人分のマグカップにコーヒーを淹れて、湯気と共に良い香りが漂って。カップを持って相手の元へと向かうと、相手の前にカップを置いて。)
──はい、お待たせ。
ありがとう、助かる。
(テーブルに肘をつき、頬杖をしながらコーヒーを淹れる相手の後ろ姿を眺めていれば穏やかな気持ちになれて微笑んでいて。慣れた手つきでコーヒーを淹れる相手の姿は愛おしく、いつまでも眺めていたいと思い始めてもいた。次第にコーヒーのいい匂いが漂ってきて楽しみにしていればマグカップを自分の前に置いてくれたため感謝を述べて。取っ手を掴みマグカップに口をつけて啜れば広がる味に美味しい、と伝えて)
・・・ん、美味い。コーヒー淹れるのも上手くなったな。
良かった、テオの見よう見まねだけど…今日は上手く淹れられた。
(カップに口をつけた相手から美味しい、と感想が溢れると嬉しそうに表情緩めて自分もコーヒーを啜って。香ばしく良い香りが湯気と共に立ち上り、相手が淹れている様子を見て真似をして淹れたものだが今日は上手く行ったようだと笑って、任務前の相手とゆっくり夕食が取れた事で機嫌が良さそうで。)
・・・なぁ、仕事前にコーヒー飲む時は頼んでもいいか?クラウスの淹れてくれたコーヒー飲んでからならどんな仕事も頑張れそうな気がするんだ。
(どうやらこのコーヒーは自分が淹れている姿を見て真似してみたらしい。その言葉に嬉しさが込み上げてきて相手への愛おしい気持ちが大きくなっていくようだった。嬉しそうに表情を緩める相手を見ながらコーヒーを啜っていればふと思ったことを告げる。普段ならコーヒーは自分が淹れて振る舞うが、仕事に行く前にもし相手の淹れてくれたコーヒーが飲めるなら危ない時も頑張れるような気になり伝えて。勿論、と相手に無理はさせずできる範囲でいいことをつけ加えて)
勿論、クラウスの余裕がある時だけで良いんだが・・・。
──、勿論!任せて、テオが無事任務に行って帰って来れるように心を込めて淹れるよ。もっと上手くならないとね、
(相手の申し出に数回瞬きをした後、ぱっと表情を明るくして声高に返事を返すと頷いて。任務に赴く相手のために、仕事前の一杯を淹れる。相手ばかりを危険な場所に赴かせる事に少し負い目を感じていた事もあったため、ハンターとしての任務を遂行する相手のために自分が何らかの形で力添えできることが嬉しかったのだ。相手の無事をいつも願う思いを込めて相手に仕事前の一杯を振る舞おう。それには相手がいつもしてくれるように美味しいコーヒーの淹れ方をもっと学ばないとと微笑んで。)
やった、ありがとう。おかげで頑張れそうだ。
(自分の提案を鬱陶しがることなく快く受け入れてくれて嬉しくなる。頬を緩ませまたお礼を言えば次の任務の時もコーヒーを飲めることが楽しみになってきて胸が踊った。マグカップの中を飲み終われば皿と一緒にシンクへと持っていき水につけるとすまん、と謝ってから相手に皿洗いを頼んで)
すまんクラウス、そろそろ行ってくる。皿洗い頼むな。
気にしないで、…美人に唆されないようにね。
(後片付けは自分の担当のため気にする必要はないと首を振り、相手を見送るべく自分も立ち上がって。任務に行く相手を見送る時は何処となく不安な気持ちを抱く事になるが、優秀なハンターの相手なら自分が心配になる迄もなく大丈夫だろうといつも言い聞かせる。先程話題に登った女性吸血鬼の事を少し冗談めかして注意すると、玄関先で相手の頬へとキスを落として。)
いってらっしゃい、気をつけて。
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