吸血鬼 2021-03-16 10:45:12 |
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ん、分かった。ならそうするよ。
(相手の和らいだ表情にほっとすると提案を受け入れて手渡された黒のニットを受け取りありがとう、と告げる。自分の胸の内が軽くなったことに安心しつつ、自分の気持ちを受け止めてくれたことへの感謝を込めて今度は相手の頬に軽くキスをして。服の形だけでなく、色まで選んでくれるとはとても嬉しかった。抑えきれないほどの喜びを浮かべながらレジへと向かうと手早く会計を済ませて相手のことを待ち。)
お待たせ。…渡すのは家に帰ってからにしよう、その方がプレゼント交換みたいでワクワクするから。
(会計を済ませ綺麗に包装してもらった服を手に、既に会計を終えた相手の元へ駆け寄るとお待たせ、と声を掛けて。一瞬その場で渡そうかとも思ったものの、せっかくのプレゼントなら家に戻ってから渡して開けた方がプレゼント交換のようなワクワク感を楽しめそうだと笑って。相手と連れ立って店を出ると、次の目的地はディナーを楽しめる店。飲食店の並ぶ方へと歩きながら夜の空気を吸い込んで相手とのデートを楽しんでいるようで、相手の顔を覗き込んでなにを食べたいか尋ねて。)
テオは何が食べたい?
そうだな、俺もその方が余計にワクワクする。
(相手の提案に自分も頷く。家に帰ってから互いに買ったものをプレゼントを交換する、想像しただけで胸が踊るようで待ちきれない。それでもこれから相手とディナーを食べれることも楽しみで隣に並びながら何にしようかと考える。)
そうだな・・・あ、魚料理が食べたい気分。ムニエルとかカルパッチョとか・・・クラウスはどんなものがいい?
(随分と楽しげにする相手に微笑みながらんー、と考えると頭に浮かんだのはムニエルやカルパッチョなどの魚料理。それをそのまま相手に伝えつつ、どこの店が良いかとリストを頭の中で作成して)
いいね、賛成。僕もさっぱりしたカルパッチョは食べたい気分だ、…イタリアンにしようか。
(相手の希望を聴くと確かにさっぱりと食べられるカルパッチョやサラダを口にしたい気がして、頷いて同意を示し。イタリア料理を提供している店であれば、自分たちの希望に合う料理を食べることができるだろうと提案したものの、レストランはこれまで滅多に利用してこなかったため店の情報は全く持ち合わせておらず店選びに関しては相手に委ねることになり、ひとまず飲食店の立ち並ぶエリアまで足を伸ばして。)
了解。じゃあワインも上手い店、知ってるからそこに行こうか。
(相手の希望も聞けば頭の中で浮かべていたリストの中から1件の店をヒットさせる。また、どうせなら個室になっている店がいいと思って考えればちょうどいい店でもあった。相手はあまりレストランは知らないようだし、自分が先導する方が良いだろうと選んだ店まで誘導して。レストラン街の少し奥、老舗のような雰囲気を漂わせた扉と看板のある店の前に行くと「ここ、」と指さして。)
少し古い店だけど魚料理とワインの美味い店。部屋も個室だし、お客も時間帯によっちゃ少ないんだ。隠れ名店、ってとこかな。
すごくオシャレな店だね、ゆっくり楽しめそうだ。
(誘導してくれる相手に着いていくと風格のある一件のレストランに着き、良さそうだと頷いて。魚料理とワインが美味しい隠れた名店と聞けば期待は高まり、入ろう、と相手と共に店の中へ。落ち着いた雰囲気も心地良く、個室のテーブルに案内されると椅子に腰をおろして早速メニューを眺める。デートの時にこういう良い店にすぐに案内してくれる相手のスマートさは見習わなければ、なんて考えながらメニューを見て。)
どれも美味しそうだね、何にしよう。
そうだな・・・とりあえずカルパッチョとフリッタータ持ってきてもらって・・・メインはどうする?ソテーもアクアパッツァ、ムリエルとか何でもあるから好きなの選ぶか?
(同僚に連れられて何度が来た店を相手も気に入ってくれたようで、メニューを見ながら楽しそうにしていた。メニューに書かれた料理の名前はどれもこれも美味しそうで、想像するだけで待ちきれなくなりそうだった。まずは、とお互い食べたいと思ったカルパッチョと、他に具材のたくさん入ったオムレツのような料理を出せばメインはどうしようかと相手に尋ねる。お互い同じものでも良いが、別の料理を頼んでシェアするのも楽しいだろうと思って)
白身魚のハーブソテーも惹かれるな。テオはどれがいい?シェアしても楽しいよね。
(メニューを眺めていると美味しそうな写真に目を引かれ、パン粉を付けてローズマリーなどのハーブと一緒に焼いた料理を指差して。2人で好きなものを選んで分け合うのも楽しそうだと笑いながら、「魚料理に合わせるならやっぱり白ワインかな」とドリンクメニューも見ながら相手に尋ねて。)
そうだな。・・・オススメしてるのも白ワインだし・・・少しずつ頼んで色んなの飲んでも良い。1つに絞って飲むのもいいな。
(自分と同じことを考えていた、と思うと同意するように頷いて。相手がドリンクメニューを見て楽しげにお酒の種類を見ていれば自分もページを捲ってドリンクメニューに視線を動かす。白ワインがおすすめなのか産地や甘口、辛口などによって多く種類があるため迷ってしまう。気になるものを端から飲んでみるのもいいが、1つを選んで楽しむのもいい。どうしようか悩んでしまう、と相手のわくわくが移ったのか胸が踊るようだった。)
俺はメイン、アクアパッツァにしようかな・・・俺もシェア出来ればいいと思ってたからやれれば嬉しい。
それじゃあ折角だし、グラスで一杯ずつ頼もうか。料理に合わせてその都度ドリンクを変えられるのは魅力的だ。
(ドリンクメニューを眺めながら、グラス一杯ずつを頼んで色々楽しむのが良いと。前菜にも魚料理を多く選んだ事を思いまずは甘めの白ワインからにしようと、フランスのブルターニュ地方で作られたという王道のものを指差して「まずはこれにしようかな」と相手に伝えて。自分も気になっていた一品を相手が選んだ事に機嫌よさそうな様子で、メインも決まるとウェイターを呼ぶためベルを鳴らして。)
良いね、決まりだ。色々な味を楽しめそうで嬉しいな。
はは、そうだな。世界中から集めてるみたいだし・・・酔っ払わないか少し心配だ。
(色々なワインを楽しめることにどんな味や香りがするのだろうと期待感を持ちつつ、ベルで呼ばれたウェイターに選んだ料理やワインを伝える。前菜やワインはすぐに持ってきてくれるようなので楽しみに待つことにしつつ、飲みすぎて酔っ払わなってしまわないか苦笑いして。家の中ならいいが今は外であるし、変な姿は見せたくないと心配になってきていた。だが、相手とこうして飲めるのも楽しみで、ワインのページを開いて次は何にしようかと流し見していれば極東のワインやスパークリングワインも取り揃えているのが分かり、その中に以前相手と飲んだアップルワインも載っていることを伝え)
あ、クラウスが前に気に入ってたアップルワインもあるな。タイミング見て、飲めるようだったら頼むか?
本当だ、2杯目に頼もうかな。
(相手が指差したメニューに、相手の家で飲んでからというもの気に入っているアップルワインの文字を見つけて嬉しそうに笑い。早速次にでも頼もうかと画策しながら、これまで口にするものにそれほど興味を持っていなかったと振り返る。相手と出会うまで、食べたり飲んだりする事を楽しいと思ったり、味を堪能したりすることもなかったのだ。それがこうして一緒に食卓につくようになってからは、2人のこの時間が楽しくてしょうがないし、口にするものを味わって、好きだと感じるものを見つけることも出来ている。それが嬉しくて表情を緩めて。)
…自分の好きなものに気付いたのは、テオと出逢ってからだ。
ははっ、そうなのか?それはなんかクラウスと俺が一緒に過ごしてきた時間が分かるみたいで嬉しいな。
(メニューを見ていれば何かを思い出している相手の顔を見つめる。どうしたのかと思っていれば嬉しそうに表情を緩めて自分が好きだと思えるものが相手と出逢ってから出来たことを教えてくれた。確かに吸血鬼は血以外はあまり味覚を感じないらしく、出会った当社はアルコールばかり飲んでいた。それが自分と出会い、半場強引な感じではあったものの自分に付き添って色々なものを食べてくれたことを思い出した。相手の好きなものがわかっていく度に自分と相手が過ごしてきた時間の濃さが分かるようで嬉しい、と無意識に自分も頬を緩めた。)
これからもたくさん見つけていこうな。・・・あ、ほら。料理がきた、食べよう。
(これからも沢山見つけていきたい。そして一緒に食べていきたい。そんな願いを抱いていればウェイターが頼んだ前菜とワインを持ってきてくれたので食べようと促して)
そうだね。…明日からも頑張ろう、乾杯。
(相手の投げかけてくれた言葉は、この先も側にいることを約束されているように思えて嬉しそうに微笑んで。料理とドリンクが運ばれてくると頷いて、グラスを手に、明日から相手の任務が再開され自分も近く働く事になるがお互い頑張ろうと激励の言葉と共にグラスを重ねて。こうして2人で過ごす些細な時間に心が満たされるような幸せを感じていて、ワインをひと口飲むと美味しい、と呟き。2人分の前菜を皿に取り分けながらワクワクした様子でそう言って。)
さっぱりしていて飲みやすい、カルパッチョにもよく合いそうだ。
ん、そうだな…乾杯。
(明日からの激務を頑張ろうと思えてくる。重なるグラスの音を聞きながら微笑むとワインを一口飲んで。確かに美味い。相手の言葉にうん、と頷くとほかのワインにも期待が高まっており今から次のワインが楽しみになってきた。取り分けてもらった前菜を受け取りありがとう、と感謝を述べつつ早速食べてみれば確かにワインとの相性も良く、手が止まらなそうだと思って)
うわ、確かに美味い。リピーターになりそう・・・。
…ん、美味しい。良いね、仕事帰りにこんなお洒落な店で待ち合わせするのって憧れる。今度やろうよ。
(さっぱりしていながら素材の味がしっかりと感じられて素直に美味しいと言葉にしながらワインをひと口飲む。リピーターになりそうだという相手に、Barで毎晩約束無しに落ち合っていた日々を思い出して微笑んで。こういう洒落た店で、お互いの仕事を終えてから時間を決めて落ちあって少し遅めのディナーをゆっくりと楽しむ様子を想像して、既に次の事を考えてながら笑って提案して。)
お、確かにいいなそれ。ちょうど夜遅くまでやってるし・・・花束でも持って待ち合わせするか?
(相手からの提案に楽しそうだ、と頷けば任務終わり、疲れた体を引き摺って店の前で落ち合い食事を楽しむ風景を想像する。相手の楽しんでいる姿を見るだけで疲れが吹き飛びそうで今から楽しみになってきた。取り分けられたカルパッチョは食べ終わってしまい、フリッタータの1切れを相手がカルパッチョを食べ終わったタイミングで乗せれば、自分も1切れ皿に乗せて。また、冗談交じりに花束でも持って行き渡してやれば面白いのかもと考え、そのまま伝えて)
ふふ、プロポーズのディナーじゃないんだから。
(花束を持って来ようかと冗談めかす相手に、それではお祝い事やプロポーズを控えた恋人同士のディナーのようだと笑って。ちょうどいいタイミングで取り分けて貰うと礼を言いつつそれも口に運び、味わいながら幸せな時間を堪能していて。相手と過ごしていると、時間があっという間に過ぎていく気がする。そんなことを思いながらグラスを煽り。)
プロポーズか・・・でも俺らずっと最期まで一緒にいる予定なんだから同じじゃないか?それとも、クラウスは俺にプロポーズされるの嫌か?
(自分の言葉にプロポーズ、という言葉を使って返してきた相手になるほど、と思った。冗談で言ったものの花束を添えるならばそう捉えることも出来る。ならば別に自分たちは最期まで共に過ごす予定ならばプロポーズでも構わないのでは、と伝えた。それとも相手はそれを重いと思ってしまうのか、少し不安に思いつつ相手の左手をとって軽く引き寄せると薬指の根元に触れるだけの口付けを送り微笑みながらプロポーズは嫌か、と問いかけて)
──…っ、嫌じゃない!むしろ嬉しい、…その約束があるだけで、こんな僕でもずっとテオの傍に居て良いんだって信じていられる。テオのために生きていようと思える。
(左手の薬指に落とされた優しい口付けと、プロポーズは嫌かと此方を見つめる相手の言葉に一瞬時間が止まっているような感覚に陥って瞬きをしたものの、慌てて首を振り、嫌だなんて全く思わないとつい声が大きくなって。思いの外大きな声で反応してしまった事にまた慌てて口元を抑えつつ、もう一度嫌じゃない、と言い直して。その約束があるだけで、心が揺らいでしまった時、辛いことがあった時の心の支えになる。何かに絶望してどうしようもない時でも、今以上に相手の存在を強く感じ自分を奮い立たせられるだろうと。)
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