陽かり差す　（　〆　）

えっ？……そうよ、私のケチャップ返しなさいよ。お弁当は残さず食べるって決めてるんだから。　(　彼自身、先ほどの行動が周りをザワつかせている事に気付いてないのか平然としている様子に少し驚くも質問された言葉に冗談めいた回答をし　)

返せって言われてもな……（　困ったように先程までケチャップのついていた親指に目を落とし。じっと見つめていたかと思えば、ふいに何か思い付いたように君の座る椅子の背に手を置き、顔と顔近づけて　）

──…なーに？顔なんか近付けて。　(　どんな反応を示してくれるのか伺いながら見ていると彼の顔が近付き瞳が合えば心臓が高鳴り意識してしまい、動揺を隠せないのか視線を反らしてしまい　)

……全部は返せなくても、味くらいは分かるかと思って。（　視線を逸らされるもこちらは逸らさず、表情変えないままに意味深な言葉を君にだけ聞こえる声で囁いて　）

……ケチャップの味くらい分かるわよ。あー！次の授業なんだっけー？　(　視線を感じドキドキと心臓が鳴るのを我慢出来ず顔を背けては大きな声で　)

数学。（　あからさまに動揺する君に、一瞬だけふと笑み溢し。距離を元に戻すのと同時に表情も仏頂面に戻れば、「今日小テストだってな」と付け足して　）

そうだ、数学だった！…小テスト忘れてたぁ…ぜったい無理。巴どうしよう…。　(　苦手な数学、しかも小テストがあると聞けば机に項垂れ諦め半分で彼に助けを求めて　)

……教科書出せ。（　「知らない」と一蹴して席を離れようとするも、弱々しい声で助けを求められれば溜息ひとつ吐き出して　）

もしかして教えてくれるの！？…さすが巴！帰りにジュース奢るね。　(　顔を上げ尊敬の眼差しで見つめれば数学の教科書を出しページを捲り笑みを浮かべながら　)

ここと、ここと、ここ。……この辺は絶対出るだろうから、重点的にやっとけば再テストにはならないんじゃねえの。（　教科書上の数箇所を指し示し。褒められて悪い気はしないようで、ぶっきらぼうに言いながらも微かに嬉しそうな表情で　）

ありがとう、巴。これなら大丈夫な気がしてきた！──…あれ？嬉しそう。何かあった？　(　教えてもらい安堵すれば笑顔になり、幼馴染として昔から見ていた為か表情に気付き顔を近付けて　)

──いいから。早くしないとテスト始まるぞ。（　ぐぐ、と近付いて来た顔を押し戻すと、表情の変化を誤魔化すようにぐしゃりぐしゃりと髪乱して　）

……っんん！もう！髪の毛がぁ！わかってるよ、巴のケチ！後で聞くからいいもんね。　(　押し返され髪が乱れると変な声が出てしまい、少し不貞腐れながら髪を直せば教科書へと目を移し　)

再テストだったら置いて帰るからな。（　咄嗟の機転で、暗に『後で聞きたかったら赤点取るな』と鼓舞のつもりの言葉投げれば、さっさと自分の席に戻って　）


（　／　背後より失礼します。ここで一旦〆ということで。再開は放課後辺りでしょうか。巴は置いて帰ると言いつつ待っていると思うので、穂香ちゃんのテストの結果はどちらでも大丈夫です。　）

……巴ー！ねぇ、これ見てよ！私ってば天才じゃない？　(　放課後になり真っ先に彼の元へと駆け寄ればギリギリ合格した数学の小テストの用紙を満面の笑みで見せて　)


( ／ 了解です。ギリギリ合格にて放課後の教室にて再開にしました、大丈夫でしょうか？ )

……そのくらいの点数で調子に乗るな。（　目の前に広げられたテスト用紙に、一瞬安堵の笑みが溢れそうになるのを堪え、いつも通りの仏頂面で。しかし、そう言いながらもわしゃりわしゃりと頭は撫でて　）


（　／　はい、大丈夫です。ありがとうございます。穂香ちゃんが再テストにならなくて、巴、背後共々安堵しております…… こちら蹴り推奨です。　）

えー…いいじゃん合格だったんだし──あっ！これって…よく、やった！的な？　(　ぶーっと口を尖らせ髪を整え。仏頂面でも撫でてくれたのは…と、考えてみては期待の眼差しを見せながら顔を近付けて　)

点数はまあまあだけど、ちゃんと頑張ったのは分かってるから。……よく、やった。偉い偉い。（　期待の眼差しを向けられれば、少し言いづらそうにしながらも望まれた言葉口にして。照れ隠しか「点数はまあまあだけど」と二回目を付け足す　）

……褒めてるのかわかんないよ。でも、巴のおかげでもあるし…ありがとう。奢るって言ったでしょ？今から行く？　(　クスクスと微笑んでは御礼を述べて。自分で言った事を思い出しては扉の方を指差して　)

お世話になっております、深瀬 巴の背後です。
こちらの事情で大変恐縮なのですが、リアルが多忙化してきて安定してお返事が出来ない状況です。そのため、予定より少し早いですが、この辺りで絡みを打ち切らせていただければと思います。3月も4月もまともにお相手出来なくて申し訳ございません。穂香ちゃんを他のトピックで動かされるのは気にしませんし、何なら巴も好きにしていただいて構いません。
短い間ではありましたが、お相手ありがとうございました。またご縁があれば、よろしくお願いいたします。