梨花 2021-03-13 23:52:31 |
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紅魔「ナイスカバー…あっ、そうだ。はいお茶(沙月にお茶を渡す)」
沙月「あ、ありがとう!」
紅魔「どういたしまして、少しは落ち着いた?」
沙月「うん、未亜ちゃんのお陰で。でも、少しは向き合えた気がするよ」
紅魔「…そう」
戒「どうでしょうそうでしょう……では、拙僧はこれにて失礼(去っていく)」
ロベリア「ぱわ!?!?……びっくりした……お墓参りだよ、暫く来れてなかったから雑草が凄いことになってた(『空木白哉』と書かれた墓石を撫でる)」
戒「………!!!!(また足を止める)」
ロベリア「そうだな(雑草抜き再開)……というか、ガチで一人もお参り来てなかったのかな、この生え方」
こんの──────!!!!(手を伸ばす──が)by静葉
危ないよ、こんな事は。(ワインレッドのチェスターコートが瞬き───ロンゴミニアドの因子を蹴り飛ばす)by?
っ・・・・・カーキー色の髪・・・・まさか貴方・・・竜樹───?by静葉
紅魔「(顔にかかったコーラを腕で拭く)は、はぁ!?何!?」
沙月「逃がさない!!!(ロンゴミニアドの因子に手を向けると、ロンゴミニアドの因子を水の中に閉じ込める)紅魔、平気!?」
紅魔「だ、大丈夫だけど…」
【Under/Heart】の姫宮竜樹。静葉の同業者さ。
ここ辺りを散歩してたら、何やら騒がしいと思ってね・・・・駆け付けてみれば、このような事になってたわけさby竜樹
ロンゴミニアドの因子、か…話には聞いていたが、これの事かby未亜
そうなんじゃない?結構長さが無造作だし生えきってる感じだしby柊
沙月「(因子を閉じこめた水を近くに引き寄せる)これがロンゴミニアドの…けど、なんで紅魔を狙ったりしたんだろ」
紅魔「…要らない存在…か…(拳をにぎりしめる)っ…そんなはず、ない…!私は、私は…!」
沙月「紅魔?どうしたの?顔怖いよ?」
紅魔「…何でもない。ごめん、少し1人にさせて」
大和「…あぁ?この悪性は…」
日向「大和君、どうかしたかい?ロンゴミニアドの因子でも見つけた?」
大和「それとは違ぇよ、この魔力…あの時の天使野郎の魔力か」
日向「天使…あぁ、大和君の言ってた悪性の力を受けたっていう。近くに居るの?」
大和「近くに居たら俺が速攻にぶち殺しに行ってんだろうが。俺の悪性の欠片がでっかくなって来てんのがわかる、悪性を溜めると人間は死ぬんだろ?だったら、あいつもそろそろ死ぬだろうな。折角なら俺がぶち殺してやりたかったが」
日向「ふーん…そうか…彼女が…(不敵な笑みを浮かべる)これは丁度いい、彼女で試したい事が出来たよ」
ジゼル「……んあ、いたいた…………(歩いてやってくると水に閉じ込められた因子を見る)……やっぱりいたか…」
戒「ンン、これはこれはジゼル殿……お身体の具合は如何ですかな」
ジゼル「あ?白黒陰陽師、てめぇも居たのか?」
戒「白黒陰陽師ィ!?!?」
ジゼル「髪色が白黒じゃねーかオセロ野郎」
戒「ンンンンン!?…………ちなみに、食べるんですか?これ(因子を指さし)」
ジゼル「別に食ってもいいけど…………」
ジゼル「神童サマか………。……ん…………(言葉が上手く出てこないのか戸惑った顔をしてから沙月の頭をおずおずと撫でる)心配なのは、わかるが…アンタまで気を落としてたら、神童サマも悲しむだろ…………俺には人の感情はわからねぇから、何とも言えねぇが」
沙月「ジゼルさん…そうですよね、余計に紅魔を心配させちゃいますもんね」
紅魔「(路地裏におり、壁を拳で殴る)っ…くそっ!!!」
ミュレス『(紅魔の頭の中に響く).ちょっと紅魔、今日あんたおかしいよ。というか、ここ最近何か思い詰めてんでしょ』
紅魔「…ミュレスには関係ないでしょ」
ミュレス『関係ある、あんたは私の転生者なんだから。前も思ったけど、あんた自分が独占欲強いのわかってる?」
紅魔「独占欲…?何言ってんの、私が沙月を独占したいってわけ?そんなわけないじゃん、私はただ沙月を守りたくて───」
ミュレス『ほらそれ、それが独占欲だよ。あんたさ、さっき因子に言われた時ヤケに焦ってたよね。本当は、沙月があんたから離れるのが怖いだけなんじゃ無いの?沙月があんたに依存してるんじゃなくて、本当はあんたが沙月に依存してるんでしょ』
紅魔「…私が…沙月に依存…?」
ジゼル「でもまぁ無理はすんなよ……」
???「(先程のエニグマと瓜二つの青年が現れる)何だ、その執着は無意識か。タチが悪いな」
紅魔「!(咄嗟に距離を取り、札を構える)あんた、あの邪龍の…!なんで私を狙うの!!こんなの見て、あんたの主が黙ってると思ってんの!?」
紅魔「はぁ!?」
ミュレス『待って紅魔、こいつ…この世界のエニグマじゃない』
紅魔「えっ…じゃあこいつ、エンドワールドのエニグマ…!?そう言われてみると、確かに魔力の濃度が微かに違う…!」
???「流石はミュレス、よく分かっているじゃないか…………エニグマ、と名乗るのはややこしいからな『陰謀者-プロッター-』と名乗っておくか…(手を虚空で振ると虚空に古代文字が現れる)」
???「流石はミュレス、よく分かっているじゃないか…………エニグマ、と名乗るのはややこしいからな『陰謀者-プロッター-』と名乗っておくか…(手を虚空で振ると虚空に古代文字が現れる)」
陰謀者「本当なら今にでも殺してやりたい所だが……それでは興も載らんし復讐にもならん。だから…………お前には最も屈辱的な仕打ちを暮れてやる…………『______』(人語では無い何かを呟くと悪性を刺激する)ほう…ここまで悪性が肥大化しているとは……何が熾天術士の転生者だ?独占欲と執着心と悪性で汚れきっているくせに」
紅魔「あっ…!(胸を抑えその場に崩れ落ちる)かっ…は…!(息が出来ない…胸が苦しい…私の中にある何かが、私を段々喰らっていってる気がする…!)」
ミュレス『紅魔!!!(紅魔の悪性を抑えようとするが、すぐに弾かれてしまう)くそっ…!』
紅魔「…私を…殺したら…次は、どうする気、なの…次は…沙月を、殺すの…?(掠れた声を出す)」
陰謀者「さぁな?全てはお前次第だ…………だが確定事項を教えてやろうか?英王は絶望させてから殺す…………まずはお前が悪に落ち、次にせっかく助けた神造兵器が無惨に死に絶え、その後に英王を殺す!!!ふ、ふははは!!!我が王よ!今こそこの愚か者どもに裁きを下しましょう!どうぞ、虚空より見届け下さい!!!あはははははは!!!(天を仰ぐ)」
紅魔「沙月を…殺す…?沙月を…絶望させる…?ふざけんな…誰がそんなことさせるか…あんたに、沙月を殺させるか…(ゆっくりと立ち上がり、エニグマの方へと歩いていく)」
ミュレス『紅魔…?』
紅魔「(それでも足を止めず、陰謀者に近づくといつもでは有り得ないような力で首を片手で掴み持ち上げる)沙月は…殺させない…あんたなんかに殺されてたまるか…沙月を殺すのは、私だ…!(瞳が赤黒く光ると、体から悪性が溢れ首を絞める力を強める)私が沙月を殺す、これ以上沙月を苦しませるなら私が沙月を楽にする。沙月にとってこの世界は正に生き地獄…なら、その生き地獄から私が沙月を解放してやる…!」
ミュレス『ぐっ…紅、魔…!(そんな、力が弱まってるとは言えど、悪性への体制に変化はないはず…!それに、私の対悪性結界を破るぐらいの膨大な悪性があるのなら、既に紅魔は悪性に喰われて死んでるはず…なのに…なんで…なんで…!)なんで…生きていられるの…!?紅魔…!』
させてたまるかッッッ!!!(紅魔に斬りかかって)何やら嫌な予感がして来てみれば…これは一体どういう事じゃ…ミュレス、説明できるか…!?by胡桃(アンドレア)
紅魔「言われなくたってやってやるよ。だから…(陰謀者を壁に投げつける)もし沙月に手を出したら、まずあんたから殺すから。今まで味わってきた苦痛とは比べ物のにならないぐらいの地獄を味あわせてやる(殺意と狂気に満ちた瞳で陰謀者を睨む)」
日向「いやはや、その量の悪性を制御するだなんて流石は神童。お見逸れ致しました(路地裏の奥から現れる)」
紅魔「…暁光…あんた達も、沙月を殺す気?」
日向「そんな野暮な事はしませんよ。そもそも、僕のようなちっぽけな存在が貴方や英王に敵うはずがありません。僕はただ…貴方に助力しようと思いまして」
紅魔「助力…?」
日向「えぇ。悪性を制御出来てるとしても、それに体を完全に蝕まれ死に至るのも時間の問題。それこそ、英王を殺す前に力尽きてしまう」
紅魔「…何か方法があるの」
日向「もちろん、人間は悪性を溜め込みすぎると死んでしまう…それなら、その人間の理を破ってしまえばいい。人間をやめて、この世界とはまた別の世界の存在になればいい。そこなら貴方は死なないし、その理に縛られることもない。正に、貴方にとっての幸せな世界です」
紅魔「幸せな世界…」
日向「おや、どうやら天翼術士の転生者が来たみたいですよ」
紅魔「(素手で武器を掴む)…邪魔、しないで(赤黒い夢幻無双を出すと、石突の方でアンドレアの腹を突く)」
陰謀者「…………ふっ(薄ら笑いをうかべ仮面をつけるとその場から消える)」
紗楽「紫炎さん!!!!!!お、恐れながらお願いがあって参りました!!!(紫炎の書斎に突入し大声で)」
紫炎「!!?(驚いてコーヒーカップを割る)」
火澄「突入早々大惨事!!!」
紅魔「元仲間だか知らないけど…邪魔するなら全員殺すから(紅魔の目の前に赤黒い札が現れ、それを掴む)」
日向「おや、あの札は…」
紅魔「…喰らい給え、呪い給え、侵し給え、穢し給え、百鬼夜行を連ねし怪異の鬼神よ。御魂すら貪り尽くさんその遺恨の呪いで、現の世を蝕み尽くせ。鬼神・茨木童子、急急如律了(すると、紅魔の背後に悪性が渦巻き、渦巻きの中から赤黒い何かが徐々に姿を現す)」
奈緒「お願いします、紫炎さん!貴方の力を貸してください!都合のいい事言ってるのはわかってますが、どうしても紅魔さんを助けたいんです!!」
紫炎「ん、んん?状況が状況なだけに上手く理解できませんがなんとなく緊急事態なのはわかりました、良いですけど」
火澄「あれ!?意外にあっさり!?」
紫炎「ペラペラ狐、お前は後で話があります」
火澄「あう」
沙月「!この感じは…!」
ノア「(青い小さなユニコーンが現れる)沙月様、近くに膨大な悪性が!」
沙月「わかってる、早く向かおう!」
紅魔「…やれ(そう言うと、茨木童子の拳がアンドレアに振り下ろされる)」
全く…何か騒がしいと思えば…この悪性の量は尋常じゃないなby慎太郎(バーネット)
!お前は…!!それに、バーネット!!by胡桃(アンドレア)
ジゼル「っ!!!おいおい嘘だろ……!!!白黒陰陽師!!!」
戒「分かっておりまする!『羅刹鳥』急急如律令!!!(灰色の鶴のような巨大な鳥を出すとその背に乗る)この妖気と悪性、おそらくは茨木童子かと……!!!」
ジゼル「んなこた大体わかる!!!いいからいけ!!!(雷を纏って向かう)」
紅魔「まぁ、なんだっていいや…茨木童子、さっさと片付けて」
茨木童子「(両手を合わせ印を作り出すと、呪術を唱え始め、3人の中の悪性を強くしていく)」
ふん、あいつと自分を一緒にしないで欲しいな。…アンドレア、これに至った経緯はわかるか?by慎太郎(バーネット)
いや、わしが来た時には既にこうなっておったぞ…by胡桃(アンドレア)
…そうか、わかった。by慎太郎(バーネット)
沙月「紅魔が行った方向からだ…お願い紅魔、無事で居て…!」
紅魔「さぁ、この悪性に耐えられるのなら耐えてみせてよ。まぁ…出来っこないけどね」
紫炎「……!!!(何かを感じ取り立ち上がる)」
火澄「うお!?……!!!この妖気、この悪性……」
紫炎「…紅魔さんは今どこに?」
紗楽「え、えっと……」
紫炎「……サイファー!桜也に膨大な悪性の発生源へと向かえと伝達を」
サイファー「御意!」
紫炎「(コートを羽織る)…時間が惜しい、すぐ行きますよ」
!ぐっ、悪性が…強くなっていく…!?by胡桃(アンドレア)
…なるほど、こんな技まで得たというのか…食い止めるには、呪術の根源を封じるほかないだろうな…!!(茨木童子に斬りかかって)by慎太郎(バーネット)
奈緒「ドラン!」
ドラン「(赤い小さなドラゴンが現れ、真の姿へと姿を変える)わかってらぁ!おら、さっさと俺様に乗れ!飛ばすぞ!」
ジゼル「…………っ、俺は先に行く(速度を上げて先行する)」
戒「ジゼル殿!?貴方の体は斯様な無茶にはもう耐えられないと_____もう聞いてませんね!!?」
紅魔「(バーネットの目の前に現れ、夢幻無双で薙ぎ払う)無駄な抵抗をすればするほど、中の悪性が増幅してくよ。そんなに死に急ぎたいの?」
っ──────どうやら、状況は悪化してるようだ・・・・by竜樹
紅魔ちゃん・・・・どうして────!(紅魔に駆けつける)by静葉
ちょっ、希美ちゃん!ガチレズサイコ娘って・・・・by静葉
いくら何でも言い過ぎ────by竜樹
ったく、人間悪魔に唆されて、いよいよ頭沸いたか。百合行為は他所でやれ、ガチレズサイコ娘・・・・(その目は、紅魔に対する侮蔑の瞳をしていた)by希美
はっ、ガチレズが・・・死に急ぎ過ぎなのはどっちだ。
俺も人に言えねぇが、そう言う一方的な愛なんて見苦しいんだよ・・・・特に百合の歪んだ愛が余程タチが悪い。
勘違いすんなよ、俺は同性愛を否定してる訳じゃねぇから。
女の歪んだ愛ほど不気味な物はないと言ってるだけだby希美
紅魔ちゃん、何があったの?どうしてこんな事を・・・?by静葉
紅魔「…あんた達は沙月より平和で良いよね、羨ましいよ。そんな風に平和ごっこ出来てたら、沙月も殺戮の女王になる事も無かったし、1度死ぬこともなかったかもね」
ジゼル「(赤雷を纏って向かっている最中)っ、あそこか……見えてき____(腹部をドス黒い大槍が貫く)はっ……!!!」
陰謀者「今面白いところなんだ、邪魔をせずに見ていろよ(建物の屋根にいる)」
ジゼル「テ、メェ……!!!(落下しそうになるが何とか耐える)テメェか、余計なこと吹き込みやがったのは……!!!」
言いたことあるなら堂々と言え、小賢しい小言なんざ省いて、言いたいことを言え。
お前は、何がしたいんだ。
その悪魔人間に、何を教唆されたby希美
ジゼル「俺のことはいい……!!!早く先にいけ…手遅れになる前に…!!!!(屋根に降りながら)」
陰謀者「はっ、この死に損ない……」
おいおいおいおい、何を言い出す。確かにあれは俺達にも非はある。だがそれは運が悪かっただけだ・・・それに、全人類が、お前の気持ち分かると思うなよ。そんな押し売りなんざ、真っ平御免だby希美
希美ちゃん、言い過ぎ────by静葉
勘違いが産んだ悲劇を、お前は俺達に擦り付けようとするのか?あぁ分かるとも、それでもお前は、俺達が悪いという一点張りするんだろ?
だが、それはお前にも非はあるんじゃねぇのか?紅魔by希美
紅魔「そう…じゃあ言わせてもらうけど、なんで沙月を巻き込んだの?ずっと戦いたくないって言ってた沙月を無理矢理戦わせたのはなんで?英王の転生者ってだけで、沙月にその使命を押し付けたのはどうして?沙月はあんた達の人形?違うでしょ、沙月だってちゃんとした人間だ。あんた達が沙月を巻き込まなければ、沙月は今よりも幸せな人生を歩んでた…それなのに、あんた達はこの世界の真実を沙月に押し付けた。どれ程の苦痛があったかも知らないで。これじゃあ、私が沙月を守ってる意味がないじゃない」
じゃあ言わせてもらうぜ・・・
俺はな、覚悟を決める前の沙月は────
────嫌いだったよ。
あの偽善者の塊が、勝手に首を突っ込んだ事だ。
話し合いで解決出来る世界なんざ、それが果たせれば今頃世界に争いはない。
・・・・・けど、今の沙月は少しマシだ。
世間知らずのお嬢様が、覚悟を決めて世界と向き合って・・・昔は嫌いだったが、今は少し考えを改めたよ。
言っとくが、冒頭部分だけを切り取るなよ、紅魔。あくまで俺は沙月は成長したと言ってるんだよby希美
戒「ならば拙僧の後ろへお乗りに、走るよりも早うございます(羅刹鳥が近くによる)」
ジゼル「っ……(上手く傷が塞がらねぇ…細胞が再生を拒絶してやがる……!)くっそ……!!!」
陰謀者「さて……(大槍を手にする)早く楽にしてやろうな」
ジゼル「上等だよ……!!!(ロンゴミニアド・カオスティックを手にする)」
紅魔「そう…成長した…だけど、それは表部分だけの話でしょ?沙月はね、今でもあの事件を思い出すと泣きながら苦しそうに死んだ沙月の両親に謝るの。ごめんなさい、ごめんなさいって…沙月は戦う度に、血を見る度にそれを思い出して心を傷つけてく。このままじゃ、沙月は身も心も滅ぼす。だから私は沙月を殺すの、この歪んだ世界から解放するために」
沙月「ありがとうございます!(羅刹鳥の背中に乗る)」
ノア「ジゼルさん、私も戦いますので無理はなさらずに。これでも、英王様の神獣ですから」
・・・・・・え、紅魔ちゃん。何言って・・・by静葉
魂の解放とでも言うのかい?でも紅魔ちゃん、人は苦難を乗り越えるからこその成長だ!今の君は急ぎ過ぎだ!by竜樹
・・・・・・・紅魔。落ちる所まで、落ちたなby希美
戒「では振り落とされぬようご注意を……!!!(スピードを上げて向かっていく)」
ジゼル「悪ぃなノア様……頼んだぜ……!(ランスを振り上げて赤雷の斬撃を放つ)」
陰謀者「〝土塊人形(ゴーレム)〟(手を突き出すと刻印が刻まれたゴーレムが斬撃を防ぐ)」
ジゼル「!?おい、おいおいおいおい!!!なんでテメェがその魔力を、その強化を使ってやがる!?」
紅魔「何、まだ沙月を苦しめたりないわけ?だったら…(夢幻無双を構える)先にあんた達から殺そう(希美達に斬りかかろうと走り出す)」
沙月「紅魔っ!!!!!」
紅魔「!(夢幻無双の刃が希美の眼前で止まる)」
沙月「…何、やってるの…?紅魔…」
紅魔「…沙月」
日向「遅かったですね、英王の転生者さん。今ちょうど楽しいことになってますよ」
沙月「…ねぇ、紅魔。その人、暁光の幹部の人だよね…?なんで、一緒に居るの…?」
日向「なんでと言われましても…ただ単に利害の一致ですよ。それはそうと…貴方、本当にこの人の幼馴染なんですか?こんなになるまで気づかないなんて…本当はどうでもよく思って───(すると、首元に夢幻無双の刃を当てられる)おや」
紅魔「あんた…今ここで死にたいわけ?」
日向「すいません、口が滑りましたね。もう黙っときますよ」
戒「紅魔殿、貴方……!!!(悪性の量も、桁違い……一体何故、何かの呪いなのか…!?呪いならば、拙僧が……拙僧に何が出来る、呪うことしか能のない異端者が、何を……!!!)っ……!!!!」
紅魔ちゃん・・・・・!!!!(和弓を構える)by静葉
待つんだ静葉!今の状況は静観するしか────!by竜樹
でも、紅魔ちゃんが・・・・!by静葉
沙月「ねぇ…なんで紅魔から悪性の魔力を感じるの…?こ、紅魔、そっち側に行っちゃったとかじゃないよね?何かの冗談なんだよね?」
紅魔「………」
沙月「そうだよ、紅魔は誰に対しても厳しいけど、無闇に殺そうとする人じゃない。希美さんに刃を向けてたのも…なにかのドッキリとかでしょ…?」
紅魔「………」
沙月「ねぇ、なんで黙ってるの?いつもの紅魔らしくないよ。何かあったなら話してよ、また迷惑かけちゃったなら謝るからさ」
紅魔「…沙月、これは沙月のせいではないよ。寧ろ、沙月は被害者。いいんだよ沙月、もう無理しなくたって。沙月は頑張ってきたこと、私は知ってるから(沙月にゆっくりと歩いていく)」
沙月「紅魔…?何を、言ってるの…?」
紅魔「別にいいよ、理解しなくたって。大丈夫、私が沙月を助ける。ねっ、だから沙月…(夢幻無双を振り上げる)ここで死んで」
沙月「…え?」
戒「よせ!!!!」
紫炎「(黒い鎖が夢幻無双を絡み動かないようにする)そこまでです、紅魔さん」
戒「紫炎、様……!!!」
沙月「希美…さん…?」
紅魔「邪魔すんな(もう一度夢幻無双を振り下ろす)」
沙月「!ダメ!!!(青い結界が張られ、紅魔の攻撃を防ぐ)」
紅魔「…なんで、なんで拒むの?私は沙月を楽にしようとしてるだけだよ?」
沙月「違う…こんなの、私望んでない!!!いきなり殺すとか、楽にするとか…もう訳わかんないよ!!!」
戒「沙月殿、お逃げに!!!!羅刹童子、急急如律令!!!!」
羅刹童子「羅刹童子、ここに」
戒「彼女を連れて逃げなさい!!!」
羅刹童子「御意!!!(沙月の手を引く)一度逃げますよ」
沙月「離して!!!(羅刹童子の腕を振り払う)ねぇ、なんでこんな酷いことするの?いつもの紅魔ならこんな事しない!!!」
紅魔「………」
…そいつはもう、お前がいう“いつもの紅魔”ではない。今のあいつに、何を言っても響く可能性は低いだろうな by慎太郎(バーネット)
(すみません!8時から英語塾で抜けます!その間は紅魔ちゃんがスカー・レットになるまでを描いていてください!
9時になったら、響音カノンちゃんを動かします!)
(了解です!)
沙月「そんなはずない、だって、だって紅魔は…!」
紅魔「抵抗しないでよ…私は沙月を助けようとしてるだけ。沙月をこの世界から救おうとしてるだけだよ?」
沙月「だとしても、死のうとは思ってない!お願いだから目を覚まして紅魔!いつもの紅魔に戻ってよ!!」
紅魔「何言ってるの?私は正真正銘の牧野紅魔だよ?何も違わないでしょ?なんで…なんで私の事、わかってくれないの?」
日向「それもそうですね…紅魔さん、そろそろ行きましょう。これ以上話しても通じないようなので。今はまだ力を蓄えていましょう」
紅魔「…そうね、これ以上ここに居たって無駄なだけ…沙月、残念だけどここでお別れだよ。沙月なら、理解してくれると思ったのに…」
沙月「待って、何処に行くの?ちゃんともっと話そうよ!!紅魔がそうなった理由をちゃんと話してよ!!ねぇ、紅魔!!!」
戒「っ……!!!」
陰謀者「……命拾いしたな神造兵器…………まぁお前はどうせ『すぐ死ぬ』んだろうがな……(ジゼルに背を向ける)」
ジゼル「黙ってろゴミ!!!背中向けてどうなるか______っ!(手から力が抜けランスを落とす)」
陰謀者「……一年以内、と聞いていたがもっと早く死ぬんじゃねぇのか?お前……(その場から消える)」
ジゼル「うるっせぇ!!!!!!」
紅魔「…話したって、今の沙月には分からないよ。それじゃあ沙月、次の世界で会おうね。次こそはちゃんと、殺すから(日向の元に向かう)」
沙月「待って…行かないで紅魔!!!(紅魔に向かってかけ出す)」
沙月「だけど、このままじゃ紅魔が…!」
紅魔「…お待たせ、行こう」
日向「わかりました。それでは行きましょう」
沙月「やだ…紅魔!!!!(紅魔に手を伸ばす)」
日向「さようなら、また次の世界で(指を鳴らすと、紅魔と共にそこから消える)」
沙月「(紅魔の腕を掴み損ね、空を掴む)…紅…魔…」
ジゼル「っ(ひと足遅れて駆けつけてくる)くっそ、遅かったか……!!!あの野郎、いきなり引いたと思ったらそういうことか…………!!!!!!(しゃがみこむ)」
ノア「沙月様…」
奈緒「!見つけた…!ドラン、あそこ!」
ドラン「おう!(沙月達の元に降り立つ)」
奈緒「(ドランから降り、沙月に駆け寄る)お姉ちゃん!紅魔さんは…(沙月に駆け寄ろうとするが、そこで立ち止まる)…お姉ちゃん?」
沙月「(その場に崩れ落ちる)…私、馬鹿だ…ずっと一緒に居たのに…紅魔の苦しみに気づいてあげられなかった。ずっと、紅魔が助けてくれたのに…私は、紅魔を助けることも…腕も掴む事も出来なかった…!(涙が零れる)最低だ…最低だよ私…!大事な人すら、守ることが出来ない…!」
…(慎太郎に戻り)っ、あの野郎…こっちに負担かけやがって…(その場に座り込んで)……by慎太郎
っ…(胡桃に戻ってすぐにその場にへたり込み)……沙月、さん…by胡桃
-その頃-
(電子の海で色々な事を学んでいる)
・・・・・・・ん?シノン、何か聞こえなかった?byカノン
(※シノンのデータは復旧した感じでお願いします!あと誰か、バーチャルシンガーのキャラを演じて欲しいのですが・・・優先的に初音ミクやってくれる人いますか?)
(>216は見なかったことに……!!!)
ジゼル「っ…………」
紫炎「…………一足遅かったか……!!!」
ジゼル「…………悔やんだって、仕方ねぇよ英王サマ……奪われたなら、奪い返しゃいい…………」
・・・・・・・お前ら、そこで終わりなんかじゃねぇだろ・・・・
・・・・・今は無理しなくてもいい・・・・落ち着いたら、俺のところに来い・・・・by希美
希美ちゃん・・・・by静葉
・・・・・・・・by竜樹
他のボーカロイドかな・・・・?でもここ、ジェイシスの・・・・取り敢えず行ってみよう!シノン!byカノン
(あ、じゃあ有栖さんは鏡音兄弟は出来ますか?)
ジゼル「…………罪咎王、話がある…………エンドワールドのテメェの部下が『古代禁書』の術式を使ってやがった…………今のところテメェしか、解読できねぇ魔導書のな…………(壁伝いに立ち上がる)」
紫炎「……!!!!!!報告、感謝致します……」
これって・・・・Tell Your World・・・?それにあの姿は・・・・ユリナから聞いた事ある!初音ミクだ・・・!byカノン
シノン「初音ミク…始まりのVOCALOIDですね。ですが…なぜここに…?」
ミク「(2人がいることに気づき、歌うのを止め2人の方を向く)あれ、貴方達は…」
あ、ごめんね。歌ってたの邪魔しちゃって・・・・大丈夫だよ、怪しい人じゃないから。
それにしても・・・一人で歌ってたの?byカノン
ミク「そうだよ。他の子を待ってる間、歌ってようかと思って」
シノン「貴方以外のVOCALOIDも居るのですか?」
ミク「うん、後5人は居るよ。それにしても…君達、どうやってセカイの狭間にやって来たの?ここに呼んだ記憶はないんだけど…」
シノン「セカイの狭間…?」
あれ?ここジェイシスのパソコン・・・・(辺りを見回すと、とてもキラキラ輝いている様な空間になっていた)・・・・あれ、私達、いつの間に別の所に・・・・。
でも、セカイの狭間って・・・・?byカノン
ミク「沢山の想いが集まって、沢山のセカイが出来る場所。私達はここから色んなセカイから歌が生まれるのを見守ってるんだ」
シノン「セカイ…ですか?」
ミク「うん、そうだよ。セカイって言うのはね、色んな人の思いで出来る不思議な場所。そこで本当の想いを見つけた時、セカイから歌が生まれるの」
セカイから歌・・・・何だかとってもロマンチック・・・!リネリアが聞いたら喜びそうだね!
・・・・あれ?(ふと見ると、セカイの一つに映像が乱れているような事が起きている)・・・・・・何か・・・おかしい?byカノン
ミク「あれ、おかしいな…このセカイ、まだ歌が生まれてないセカイだけど…このセカイの子達の想いに何かあって…(すると、何かを見つけたのか目を見開く)え…これは…」
シノン「ミク、どうかしましたか?」
ミク「そんな…こんな事って…!」
シノン「いえ、わかりません。見た所によると、セカイに新たなVOCALOIDが生まれるようですが…」
ミク「なんで…私達以外のバーチャルシンガーが…!それに、このバーチャルシンガー、見た事がない…!」
シノン「見た事がない…?」
ミク「ちょっと待ってて!他のみんなを呼んでくるから!」
新しいバーチャルシンガー・・・・?(そのセカイを覗くと───────赤い服に包まれた、紅魔に似た少女がいた)っ!!!!シノン!!!!見て!コウマだよ・・・・!!!!コウマが────!!!!byカノン
シノン「!そんな…髪の色も、服装も違いますが、間違いなく牧野紅魔です…!ん?(紅魔の右肩に00と書かれている事に気づく)00…?」
どうかしたの・・・・?コウマに、何があったの・・・?
はっ、サツキは!?サツキは大丈夫なの!?
あのコウマ、目が死んでるから・・・・サツキの身に、何か、起きたのかな・・・・?(悲しそうな表情をする)byカノン
(リンレンやります!)
シノン「すいません…今の私でも、状況理解が追いつきません。何故、牧野紅魔が…ん?(紅魔の方を見ると、こっちを見て笑ってる事に気づく)…笑ってる?」
ミク「リン、レン!こっちだよ!」
リン「えっ…これって…!」
レン「な、なんだよこれ…なんで俺達以外のバーチャルシンガーがこのセカイに居るんだよ!」
ミク「わからない…こんな事、初めてだから」
リン「ね、ねぇレン、確かこのセカイって…」
レン「あぁ…まさか、寄りにもよってこのセカイだなんて…いや、このセカイだからなのかも」
レン「えっと、君達は…」
ミク「こことは別の世界から来たバーチャルシンガーらしいよ。大丈夫、悪い人じゃないから」
リン「そっか、ミクが言うならそうだね!鏡音リンだよ、よろしくね!」
レン「俺は鏡音レン、よろしく!」
シノン「はい、よろしくお願いします。それで、このセカイの事で何か知ってるようでしたが…」
レン「…このセカイにいるバーチャルシンガーは、ミク、リン、俺の3人なんだけど…このセカイの子達はね、みんな本当の想いから逃れようとしてるんだ」
シノン「想いから…逃れる?」
リン「この子達は、音楽に縛られて、音楽に裏切られて、音楽を捨てた子達。この子達は一緒に作る音楽が何よりも好きみたいなんだけど…まだ、本当の想いにも本当の音楽の楽しさにも気づけてない。だから度々、このセカイにノイズが走るようになるんだ」
ミク「このセカイの私達も、何とか本当の想いに気づくように頑張ってるんだけど、みんなはぐらかして逃げてしまっているの。この子達の過去も理由もわかってるんだけど、なんで本当の想いに気づこうとしないのかはわからなくって…」
・・・・・ねぇミク。もしもだけど、さっき言ってた見たこともないバーチャルシンガーが、その世界のミク達を追い出す事って・・・有り得る?byカノン
ミク「まだわからないけど…多分、それはないんじゃないかな。セカイの私達から追い出すことは出来るけど、バーチャルシンガーがバーチャルシンガーを追い出すことは出来ないよ(すると、また映像にノイズが走り、今度は紅魔の周りにセカイのミク達が現れる)!えっ…!?」
レン「な、なんだよこれ!なんであいつの側に俺達が!?」
ミク「(紅魔が何かを言うと、映像が真っ暗になり何も見えなくなる)…見えなく、なった…」
リン「で、でも、見えなくなっただけでまだセカイ自体は残ってる。消えた訳ではないみたい」
シノン「…牧野紅魔、一体何を…」
・・・・・・・ミク、リン、レン。聞いて欲しいことがあるの。多分あの見たこともないバーチャルシンガー・・・・あれ私達の知り合いなの。
マキノ コウマって言う子なの・・・・でも、なんで・・・・(ふと、セカイを見ると、他のセカイにも映像が乱れたようなノイズが走り出す)ミク!他の世界にもノイズが────!byカノン
ミク「どうしよう…このままじゃ、他のセカイまで…!」
レン「っ…ミク!他のセカイがまた見えなくなってしまう前に、出来るだけ多く他のセカイの歪みを治そう!」
リン「そうだね、早くしないとセカイの均衡が崩れちゃう!」
シノン「私達も手伝います、セカイの歪みを修正すればいいんですよね」
分かった!
「爪弾くは、無垢なる調べ
今宵奏でるは、希望のシンフォニア───
礼装器、解放
破軍の殲琴-ダウルダブラ-」!!!!
(背中から竪琴のような機械翼が出てくる)
これで大丈夫かな・・・?
(竪琴から調和のメロディを奏で、カノンなりにセカイのノイズを直そうとする)byカノン
ー暫くしてー
ミク「はぁ…はぁ…こんなに、歪みが酷いなんて…みんな、どのくらい修正できた?」
シノン「すいません…1つしか、修正出来ませんでした」
リン「私も…」
レン「俺もだよ…」
ミク「そっか…私も、セカイを1つ修正した頃にはもう…」
ねえ僕ら見つめ合って 夜空を駆けてゆく
泣かないで 君の目にFly Again
彗星にまたがって遊ぶウサギ
眩しいほどに暗い宇宙
不思議さ“不思議”って不思議
ここでまた 君の声に出会えた
老いてく惑星 弾ける超新星
生まれる
悲しみのNebulation どんなに怖くても
君のこと 抱きしめてあげる
小宇宙の隙間から 優しい風が吹いたら
欲望 全部 受け止めてあげる
魂のOrbit
(一生懸命に歌い。ノイズを収めようとする)byカノン
(Caligulaより【Orbit】)
・・・・・・・・・ミク、レン、リン。
この世界のノイズ・・・・・私達なら、解けるかも。
信じられないかもしれないけど、私達はね、こう言う歪みを治すのが得意なの。byカノン
ミク「!本当!?」
シノン「えぇ、私達は異変を解決する専門家の様な物です。恐らく、今回の異変はあの謎のバーチャルシンガーが現れたセカイ…そこを解決すれば、他の救えなかったセカイも蘇るはずです」
リン「解決策はあるって事?良かったぁ…」
レン「えっと…残ったセカイが、教室のセカイ、ステージのセカイ、ストリートのセカイ、ワンダーランドのセカイ、誰もいないセカイだね」
・・・・・・・インプット完了したよ。
教室のセカイ
ステージのセカイ
ストリートのセカイ
ワンダーランドのセカイ
誰もいないセカイ
・・・・・分かった。何とかしてみせるよ。
私は響音カノンって言うの。この子は私の友達の灯音シノン。何かあったら私達に教えて!私達もこのセカイの狭間とリンク出来るようにするから!byカノン
ミク「うん、ありがとう。セカイをお願いね、カノン、シノン。何かあったら、このセカイの人達を頼って。きっと力になってくれると思うから」
シノン「わかりました、任せてください」
-現実世界-
(パソコンの中で)やっと帰ってこれた!byカノン
カノン、シノン!一体どこに行ってたんだ・・・?随分と静かだったから心配になったが・・・・byジェイシス
ジェイシス!聞いて!新しい特異点が見つかったよ!
しかも、コウマが変な姿で居たの!!!!byカノン
何────紅魔が?
・・・・シノン、詳しく説明してくれ。byジェイシス
シノン「はい、説明しますと、私達が電子の海を漂っていた所セカイの狭間という別世界に繋がる場所へと辿り着き、そこで始まりのVOCALOIDである初音ミクと鏡音リン、鏡音レンと会いました。セカイの狭間では、人の想いから出来たセカイという場所を見守るらしいのですが…そこにあったセカイの1つに異変があり、何かと思いそこを見た所…姿の変わった牧野紅魔を確認しました」
セカイの狭間・・・・・それに人の想いからなるセカイ・・・・始まりのVOCALOID・・・・珍妙な事も起こるものだな。
しかし、紅魔の姿が無くなった以上。静観する訳にもいかない。カノン、その紅魔の姿のデータは送れるか?byジェイシス
送れなくはないよ!ただ画像が乱れてるかも・・・byカノン
(データを送り、変わり果てた紅魔の姿を見る)
・・・・・・・・・鮮血色のドレスに、赤い髪────姿は変わってるとはいえ、紅魔には変わりないな。
よし、今から美麗にこの事を連絡する。カノン達も・・・向かうよな。今回の除去にbyジェイシス
勿論だよ!ミク達が困ってるの、放っておけない!byカノン
ジゼル「(腹部の手当をしてもらってる)おい、もう必要以上に包帯を巻くな……もう要らん要らん……」
火澄「……ジゼルちゃん、もう自分で再生出来なくなってるほど弱ってるのに何で言わないの?……いや、今言えるわけないか……」
ジゼル「テメェ、余計なこと言ったら殺すからな…………せめて事が治まるまでは、生きてられるはずだ…後のことは保証できねぇが……多分、俺は次の世界の特異点解決で『死ぬ』」
火澄「……」
ジゼル「解決策っつってもな、今のところ俺の『新しい所有者』を決めるしか方法は見つかってない……つまりは『俺という兵器を背負わせる契約』をするってことなんだぜノア様……もうこれ以上は迷惑かけられねぇよ、ましてや兵器を背負わせるなんてな。だが英王様に伝えたらあの人はきっと契約しようとするはずだ……英王様に兵器を背負わせるなんて、できるはずがねぇ…それに、神童様の一件で英王様は傷ついてんだし、負担かけたくねぇよ……(俯く)」
鈴華「音が聞こえる私に隠し事が通用すると思った?はぁ…別に、あんたがどうしようと勝手だけどさ、あんたが死んで悲しむのはあいつなんだよ。そんなくだらない終わり方したら、私はあんたを一生許さない」
ジゼル「っ……だがな、他に方法が……」
火澄「じゃ、誰かしらと契約すりゃいいじゃん。沙月ちゃん限定じゃないんでしょ?」
ジゼル「簡単に言うなボ ケ狐」
鈴華「…そんなことよりも、今はあのバカの行方を探すの優先でしょ。契約すんなら、奈緒に契約してもらうっていう手もある。悪いけど、私は流石に無理だから」
鈴華「…あっそ、勝手にすれば。私、少し出掛けてくる(そこから出ていく)…くそっ、あの馬鹿…だから嫌いなんだよ…!」
朱莉「そんな…紅魔ちゃんが…」
奈緒「紫炎さんにも協力を仰いだのに…結局、間に合いませんでした…(拳をにぎりしめる)どうしてこうも私は…いつも無力何でしょうかっ…!」
朱莉「…沙月ちゃんは?無事なの?」
奈緒「はい…なんとか…だけど、紅魔さんが居なくなってしまったショックで…」
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