淡雪 2021-02-25 12:12:18 |
通報 |
■駿河 涼 × 平々凡々世話焼き庶務ちゃん
黛 彩葉( まゆずみ いろは )
他登場人物:
清楚系副会長 白石菜帆
クール会計ちゃん 伊集院天音
わんこ系書紀くん 黒河
チャラ広報くん 菱川
■香月 純 × 可愛げゼロの陰キャオタクちゃん
橋本 環( はしもと たまき )
■佐倉 凪歩 × 癒し系優等生ちゃん
花村 結依( はなむら ゆい )
他登場人物:
幼馴染み二人
束縛強めなみーくんの彼女
■直江 翼 × 騙されやすいうぶ素直ちゃん
矢代 寿々( やしろ すず )
■蜂谷 実 × ぽわぽわ無口美少女ちゃん
夕凪 雫( ゆうなぎ しずく )
他登場人物:
片想いの友達 家長
世話焼き親友 さあちゃん
■七條 柊真 × クールビューティ鈍感先輩
芦屋 える( あしや ーー )
低く唸るエンジン音と、タイヤと地面の擦れる音。
舗装されていない道を走っているのか、時折車体ががたんと揺れて、金属の軋む音が聞こえてくる。
このバスに揺られて、もうどのくらい経ったのだろう。
車内に時計はなく、腕時計と携帯等の通信機器は乗車前に運転手に預ける決まりだ。
さらに、窓には目張りのように遮光性の黒い布が張られていて、今が昼なのか夜なのかも分からない。
唯:
「 あの、あとどのくらいですか 」
仕切りで姿の見えない運転手へ話しかける。
運転手:
「 もうすぐですよ 」
もう何度目か分からないやりとり。
まともに受け答えするつもりは無いらしい。諦めて再び座席に身体を沈める。
目的の場所は相当遠いところにあるのか、それとも意図的に回り道をしているのか、体感としては丸一日ほどバスに乗っている気がする。
車内に私以外の乗客はいない。
手持ち無沙汰に天井の蛍光灯を眺めていると、ほどなくしてバスが停止した。
運転手:
「 つきました 」
唯:
「 え? 」
思わず私が聞き返すと、運転手は平坦な声で繰り返す。
運転手:
「 つきました。目的地、香撫町です 」
トピック検索 |