匿名さん 2021-02-24 23:00:36 |
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(渡したカードを楽しそうに眺める相手を見守りながら相手の感想に同意して。楽しかったと聞けば柔らかな微笑みを浮かべ「俺にとっても楽しい時間でした」と答えて。怪異と遭遇するという事態には見舞われたが、トランプや話をしたことで相手の不安、恐怖が少しは紛れただろうかと思案した後「今日はこの辺りで解散にしますか?」と一人でしたいこともあるだろうとそう尋ねて。ただそれだけだと相手に気を使わせてしまうかもしれないと思えば「まだもう少しということであればとトランプを使用したマジックでもと考えていますよ。随分久しぶりなので失敗してしまう恐れもありますけれど」と苦笑いし一緒にいること自体は嫌ではないのだと態度で示して)
(彼も楽しんでくれていたなら良かったと目元を緩めて瞳に温かな色を浮かべて。半分に分けていた山札を一つに纏めながらも耳では彼の言葉を聞き取って解散するかどうか少しの間考えて。そうしてマジックの話が持ち上がれば「ぜひ見たいです。実はマジックも気になってたの」口調は落ち着いていても彼に向けた瞳は輝いており好奇心が疼いていることを隠せず。秘密があるにも関わらず邪険に扱うどころか不安を和らげようと共にいてくれるのは有り難く、恐怖心はすっかり凪いだ様子。表情は今では明るくなり、テーブルでトントンとカードを整えた後に「はい」とトランプを渡そうと差し出して)
(相手からマジックが気になっていたと聞きまとめられたトランプを受け取れば「ありがとうございます。ではカードを一枚選んでください」と相手が選びやすいよう裏にしたカードを広げて差し出して。能力を使用したマジックで種明かしを求められ困ったためそれを反省し覚えた、能力を使用しないトランプマジックをすることにして。問題があるとすれば相手にバレずにマジックを遂行出来るかであるが、昔あれだけ練習したのだからとやや不安はあるものの穏やかな表情を浮かべながら自分に言い聞かせて)
じゃあこのカードにしますね。
(マジックを目の前で披露してもらったのはこれまで数えるくらいであったため、扇形に広げられたカードをワクワクしながら見つめて。相手の言葉にどれにするか少しの間悩んでいたが、手を伸ばして引いたのは真ん中辺りのカード。反射的にが引いたカードを表にして数字とマークを確認しようとしたが「あ」と小さく声を上げてギリギリのところで手を止めれば「このカード、自分で見ても大丈夫ですか?」と首を傾げて相手に問いかけて)
大丈夫です。そのトランプを俺には見せず自分で覚えてください。覚えたらそのトランプを山札に戻すので好きなタイミングでストップと言ってください
(相手の質問に答えた後、相手がトランプの数字とマークを覚えたであろうタイミングを見計らって山札を左手から右手に上から下にパラパラとトランプを落とし、選んだトランプをどこへ戻すか止めるように言って。練習したのか器用であるのか、トランプの扱いは流れるように自然なもので)
分かりました。
(相手の言葉に頷き、自分にだけ分かるようにカードを見るとそれはスペードの7で。じっと真剣な眼差しでカードを見つめ、頭の中でマークと数字を反芻すれば彼の方に顔を上げ。すると滑らかにトランプが上から下へと落ちていく様子に目を見張り「わあっ、凄い。上手!」ぱっと表情を明るいものに変えて弾んだ口調で言って。その技術に関心していたが止めなければいけないことを思い出すと「あ、ス、ストップ!」と、落ち切っていないカードの量が5分の1になった辺りで声を掛け、止まったのならそこにカードを戻すだろう)
ありがとうございます。弟にかっこ悪いところを見せたくなくて練習したんです
(トランプの扱いが上手だと言われれば嬉しそうに礼を言い、弟にはかっこいいと思って欲しいですからと少し気恥ずかしそうにして。さらに言えば相手にもかっこ悪いところはあまり見せたくないと思っており。相手からストップの声がかかればトランプを落とすのをやめ、その間にトランプを戻すように言って。ここからがいよいよ腕の見せ所になっており、少しだけ緊張して)
そっか、マジックって難しそうですものね。やっぱり上月さんは良いお兄さんだと思うわ。
(相手の言葉に先程のカードを綺麗に落としていくのは練習の成果であったのだと知ってなるほど、と小さく頷き。仲の良い兄弟なのだと再度思えば、羨望と微笑ましさに柔和な笑みが自然と浮かんで。そうしてトランプを山札の中に戻し終わると、これは恐らくカードを当てるマジックなのかなと思いながらドキドキとして彼を見て。僅かに緊張している様子に気付けば、集中を途切らせないようにしようと静かにしており)
そう言ってもらえると嬉しいです。良い兄であろうと努力しましたので
(人間の常識、家族とは何か、弟の勉強を見るため学習範囲の予習など様々なことを勉強した。相手がトランプを山札に戻せば手の中で数回カットして。そして山札の一番上のトランプをめくり「秋月さんが選んだトランプはこれですか?」と相手に尋ねて。めくられたトランプはハートのエースで。もちろんここで間違えるのはマジックの順序であり、相手がそれを否定したのであればハートのエースの一つ下のトランプをめくって「ではこのトランプですか?」とトランプをめくるだろう。そしてそのトランプも相手の選んだトランプではなく)
誰かのために努力ができる、それはとても素敵ですね。上月さんにとって弟さんは大切な存在なんですね。
(良い兄であるための努力が一体どんなものなのか、兄弟や姉妹のいない自分には察することは出来なかったが、それでもこれまでの会話で彼が弟を大切にしていることが伝わって来て微笑みを浮かべ。そしてカードを見せられドキドキしながらそっと覗き込むも、それが自分の引いたものと違うと分かれば " あれ? " と思いながら首を振り。さらにもう1枚見せてくれたものも違えば再度首を横に振って、少し心配になってそっと顔を上げた視線の先、彼の様子を窺い見るも失敗しているようにも見えず頭に疑問符を浮かべて不思議そうな表情をしており)
ありがとうございます。えぇ、大切に思っていますよ
(褒められ少し恥ずかしそうにしながらも嬉しそうに微笑んで。最初は頼まれて仕方なくだったものの、一緒に過ごしていくうちに確かに大切な存在へと変わっていったことを思い浮かべながら。相手が見せたトランプを否定すれば「おかしいですね」と言って見せた二枚のトランプを裏側に戻しカードを軽くシャッフルし山札をテーブルの上に置いて。「ではおまじないをかけましょう」と言って指をパチンと鳴らして。「これで分かりますよ」と言えば裏向きに置いてあった山札を表向きにし、全てのトランプのマークと数字が見えるよう扇状にサッと並べて。表向きで並べられたトランプの中に一枚だけ裏向きになっているトランプがあり。そのトランプを手に取り確認すれば「秋月さんが選んだのは、スペードの7ですね?」と言ってスペードの7を表向きにしてテーブルの上に置いて)
(照れ笑いを浮かべる彼に微笑みで返す傍ら、彼には今も大切に思う家族がいて良かったと瞳に宿るのは妙に優しい色で。そのまま何の気もなくカードの上に視線を滑らせていたが、ふいに指を鳴らす音が聞こえて弾けるように顔を上げると「え……っ」広げられたトランプの中に1枚だけ裏返しになっているカードを見つけ " まさか " と息を潜めて。彼の手によってカードが表になる瞬間をドキドキしながら固唾を飲んで見守る。そうしてそれが自分の引いたものだと分かると「えっ、すごいすごいっ! どうして分かったの!?」目を丸くして思わず口をついて出てきたのは驚愕の言葉。興奮した様子でテーブル上のスペードの7のカードに手を伸ばして取れば、表面と裏面を交互に眺めており)
(内心では緊張しながら相手の様子を伺っていたが、相手の反応から無事選んだトランプを当てられたことが分かると微笑みを浮かべ「無事的中して良かったです」と言って。選んだトランプが的中し興奮してカードを眺める相手の様子を楽しげに眺めながら「種明かししましょうか?」と尋ねて。弟に見せた時は自分で仕掛けを見破りたいからと種明かしはせず何度もマジックをさせられたため、相手も仕掛けを考えたいかもと思いどうするか確認して)
そうですね、でもせっかくだからこのマジックはこの状態のまま自分の中に残しておきたいな。裏返しのカードを捲る瞬間とか、わたしとってもワクワクしたの。
(反射的にマジックの種明かしを求める言葉を言ってしまったが、彼が弟のために沢山練習したマジックだからこそ感動をそのままとっておきたいような気がして。興奮の冷めきらない明るい表情のまま、手に持っていたスペードの7のカードを山札の一番上に重ねれば「マジックは出来ないけどいつかわたしも上月さんを驚かせてみたいなあ」空いた両手で頬杖をつき、瞳の奥に子供のような悪戯っぽさを滲ませて口角を上げ。ふふ、と屈託のない笑い声を漏らすと共に何の気もなしに時計を見上げれば「これからどうしましょうか。今日はもうお開きにするか、何かやりたいことがあればそれでも」と問い掛けて)
楽しんで頂けて俺も嬉しいです。いやぁ、久しぶりだったので俺もドキドキだったんですよ
(楽しそうに語る相手に嬉しそうな笑みを浮かべた後、実は自分も緊張していたのだと苦笑いして。相手が自分を驚かせたいという言葉を聞けば思いもしなかった相手の悪戯な面を見つけては面白そうに小さく笑って。この後について尋ねられれば「うーん、他には特に考えていませんでした。時間もそろそろ遅くなってきていますし、秋月さんもゆっくりとした一人の時間を過ごしておやすみになった方が良いのではないかと思います」と相手に答えて。それだけだと相手を拒絶した風に捉えられるかもしれないため「俺からするとこれからがメインの時間ではあるので秋月さんがしたいことなどがあればお付き合いできますが」と付け足して)
ふふ、上月さんでも緊張することってあるんですね。
(からかうような親しみのある口振りで言うと、茶目っ気を帯びた眼差しを相手に向けて。慣れて来たためか若干失礼なことを言葉に乗せつつ彼との会話を楽しそうにしていれば、この後の予定を考えようと癖で視線は斜め上へ。彼にとっては夜が活動時間なのだと再認識するとふと頭の中でカフェで言っていた " 夜行性 " という単語が頭に浮かんできて、それはなぜだかとてもしっくりくると思ってしまった。そういえば彼が陽の光を浴びるところを見たことがない。「えっと……」と束の間沈黙してしまったのでそう呟けば「そうですね。もういい時間ですしお開きにしても大丈夫ですか?」沢山お話させてもらえたことや、これからお風呂に入ることを思うと言葉に甘えて今日は解散しようかと考えて)
もちろんですよ
(少しは自分に慣れてきてくれたのか、相手の思わぬ言葉と楽しそうな表情に自分だって当然緊張はするのだと答えれば小さく笑って。「えぇ、大丈夫です。今日は料理ありがとうございました。とても楽しいひと時でした」と料理のお礼と楽しかったと本心からの言葉を告げて。このまま解散になったら自分は洗い物を片付け部屋へ戻ろうかと考えて。彼女に怪異避けになりそうなお守りなど渡しておきたい気もするが、自分に対して発動してしまったら面倒だなと何か良い方法はないかと思うもそれはまた後で考えるかと思考を打ち切り「まだしばらくは起きていると思うのでもし眠れなかったり何か用事があれば遠慮なく声をかけてください」と相手に伝えて)
こちらこそ。予想外のこともあったのにトランプとマジックまで、本当にありがとう。わたしも楽しかったです。
(相手からのお礼の言葉にふと表情が緩んで微笑を浮かべると感謝の意を伝えて。もし一人だったら悶々と考えてしまっていただろうし、一緒に過ごしていたからこそ安心も出来たのだと思って。お開きになることが決まれば、トランプのカードを綺麗に揃えてテーブルに置いてから小さく頷き。「ありがとうございます。多分大丈夫だと思うけど何かあったらまたお声掛けしますね」と有り難く思いながら笑みを浮かべて言って。そしてふと思い出したように彼を見れば「……あ、ハンカチって洗濯もう終わってますか? もしまだならお風呂場洗うときのついでにやりますよ」と首を傾げ問い掛けを)
楽しんで頂けて良かったです
(不安も軽減出来たようで明るい表情の相手からのお礼に穏やかな微笑みを返し。これで相手はゆっくり休めるだろうかと相手がまとめてくれたトランプを手に取ればケースへと戻し。ハンカチについて尋ねられれば、預かった後ハンカチについた血を吸った時のことを思い浮かべ、血が美味しかったとその味を思い出し。また飲みたいと思ってしまい思わず相手のことを見つめるも我に変えれば「あぁ、終わっていますよ。お返ししますね」とトランプを片付けるついでに相手から預かったハンカチを持ってこようとして)
(こちらを見つめる視線にどうしたのだろうかと、きょとんとして見つめ返し。 " 上月さん……? " と名前を呼ぼうとするも、ふいに相手がハッとすればその様子を窺い見るように首を傾けたが続く言葉には微笑を浮かべて。元々ハンカチは彼のものであり仕事を増やしたいわけではないので小さく首を振ると柔和に笑って「分かりました、上月さん仕事が早いですね。洗って頂きありがとうございました」と血でハンカチを汚したのは自分だったので礼を伝えれば小さく笑みを浮かべて。本当に洗面所へ行くついでで考えていただけで特に含みもなく。「じゃあ、これで解散かな……? また機会があったら遊んで下さい」と楽しかったらしく明るい笑顔で言って立ち上がると、とりあえずは良い時間なので入浴後は今日はもう寝ようかと考えて)
( / こんばんは、背後です!キリが良いところまで来ましたので、次は就寝までのシーンを回す形で大丈夫でしょうか。その後は別日にし、上月さんが怪我をしているところを発見する場面に場面転換していくのはいかがでしょうか?)
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