匿名さん 2021-02-24 23:00:36 |
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ゆっくり眠るのは気持ちいいからね。起きるのが辛いのは良く分かるよ
(相手と雑談しながらのんびりと歩きながら自分の提案に乗り気になっている相手に微笑み「うん。そう言ってもらえると嬉しいな。偶然出会ったんだよね。ここから10分くらい歩いたところかな」と来た道とは違う道を先導し始めて。「その子は人じゃないけど、明るくて優しい良い子なんだ」とその友人は人間ではないことを告げて。「行真とは違って幽霊系の子だけど大丈夫かな?」とこの前怪異に襲われて怖い思いをさせてしまったため少し心配しながら)
(/ありがとうございます。素敵な設定だと言って頂けて嬉しいです。
流れのご提案ありがとうございます。とても自然なので良いと思います。恐怖心を煽る演出もとても素敵です!)
怪異のお友達だね。ふふ、大丈夫、わたし一回でいいから幽霊に会ってみたかったの。
(自分一人ならいざ知らず今回は相手が居てくれ、会う怪異も彼の友人のため安心だった。怪異の知り合いが出来ることにも抵抗感はさほど無く、期待に胸を膨らませて緩やかに目を細める。周囲は見慣れた景色から徐々に変わっていく。夜のお散歩をする新鮮さも味わいながらその風景を珍しそうに眺めて。――すると、ふいに後ろから何か物音が聞こえた気がして振り返り。だがそこには自分達が歩いて来た道が延びているだけ、暗い夜道の中に隠れている者を視認することは難しく。" ……気のせいかな?"頭に疑問符を浮かべ、首を傾げながら再び歩みを進め)
( / 此方こそありがとうございます。アドリブやアレンジは勿論歓迎ですので楽しく出来たら嬉しく思います。宜しくお願い致します…!)
良かった。それを聞いて安心したよ
(行真ともまた違うため心配があったが楽しみにしくれている相手を見てほっとして。道を進んでいけば人通りは減っていき、聞こえた物音に相手が振り返ったのを見れば遠くに商店街の名前が書かれたゲートが見えてきたため「実は俺たちのことをつけてきている人たちがいるみたいなんだ。何もしてこなければいいんだけど、してきそうだからその時は怖い目にあってもらおうと思っていてね」と友人の怪異の性格を考えればきっと怖がらせてくれるだろうと相手に話して。「あのゲートを通ったら領域に入るから」と領域に入ることも説明して相手が怖がったり戸惑わないように気を付けて)
(/ありがとうございます。楽しくやっていきましょう。こちらこそ今後ともよろしくお願い致します)
え、……そう…、本当に後ろにいたんだ……。
(後ろで気配を感じたのは気のせいではなかった。気味の悪さに背筋が寒くなるが再び振り返りそうになるのを堪え、見え始めた商店街のゲートに目線を上げる。看板は色や文字がところどころ剥げかけ長年の風化を物語り、その奥は薄暗い道が真っ直ぐに伸びている。そして「……ほんとだ、領域の中に入ったね」ゲートを通過。ざわつく風の音も虫の音もぴたりと止み、商店街はひっそりとした静けさに包まれる。その中で折り重なるように聞こえた複数の靴音はもう隠れる気もないような堂々としたもので。反射的にピクッと肩を上げ彼の手をきゅっと握り締め。「――よう、お二人さん。また会ったなぁ」先程ゲームコーナーで会った金髪と茶髪の2人組を筆頭に、目に見えて柄の悪そうな男達が正面と後ろから姿を現し「さっき俺を馬鹿にしたツケ、払って貰おうか」と喧嘩を吹っかけて彼を睨みつけ)
大丈夫だよ
(隠れる気もなくなった男たちを見て安心させるように優しく言って相手の手を握り返して。領域内に入ったため友人の怪異は今起こっていることを見ているだろうと思って。面倒事に巻き込んでしまったことは後で謝ろうと考えながら声をかけてきた男へと視線を移して。「わざわざこんなところまでついてきたんですか?」と白々しい相手に平然とした様子で返事をして。「馬鹿にしたわけではありませんよ。彼氏として彼女を守っただけです」とあくまでも冷静に答えて。そんなことを男と話していれば辺りの空気が変わって。その変化は些細なものだが気づいた者からすると周囲の空気が重くなり誰かに見られているような纏わりつくような視線を感じるかもしれない。空気が変わった直後に商店街の街灯がチカチカと点滅、閉まっていたシャッターはガシャンガシャンと開閉を始めて。どこからかクスクスという少女の笑い声のようなものや複数人のざわめきが聞こえてくるようになって。シャッターの開閉が止まり全ての街灯が激しく輝いて。街灯の輝きが治まると夜だったはずなのに夕方になっており。閉まっていたシャッターも開いていて店員や店員と話しているお客、行き交う人々が現れ、まるで寂れる前の商店街に戻ったような景色が広がっており。道を歩いている主婦が男たちの1人にぶつかったと思ったら何事も無かったようにその主婦は男の体を通り過ぎるという現実離れしたことが起こっていて)
『は、な、なんだ……!? 何が起こって……!?』
(相手に威嚇する金髪だったが商店街の空気が一変すると、相手から視線を外して慌てて周囲を見回して。街灯の点滅とシャッターの開閉。まるで商店街が己の意志を持つようにけたたましく騒いでいるようで。あり得ない光景を前に睨みを効かせていた男達は、隊列を乱す兵士宜しくざわざわと恐怖を覚え始めていた。『な、なんだよこの商店街は』『知らねえよ、俺に聞くんじゃねえよっ』口々に気味の悪さを口にし、紅葉と楓から距離を取るように数歩足を引くと間髪入れずに少女の笑い声が響き。男達は一様にビクッと大きく肩を震わせる。一体何が起こっているのか、金髪は突如辺りがオレンジ色に包まれたのを感じ、振り返らずにはいられなかった。――どこからともなく現れた人々。夕暮れの商店街は建物や人々の影が伸びて金髪の目には不気味に映る。『なんだよ、なんなんだよ……っ』訳も分からず周囲を見回せば途端、一人の男の悲鳴が商店街に響き、金髪がそちらを振り向くと男の身体を通過する主婦の姿があった。それを体験した男は腰を抜かし、他の応援に来た男達も今や情けなく動揺が走って。金髪は相手の胸倉を掴もうとするが最早、そこに威勢のよさはなく紅葉に縋り付くようでもあり。自分でも意味が分からず焦るように口を開いては)
『な、なんだよ。これ。お前がやってんのか!?』
まさか。俺は何もしていませんよ
(怪異の派手な演出に彼女のやる気を感じて。これは怖いだろうなと思って様子を見ていれば男たちが次第に恐怖し始めていることを感じて。大人しく胸倉を掴まれながら小さく笑って素直に答えてから自分の胸倉を掴む男の手を掴んで引き離して。「でもそうだな、あなた方がこの商店街から拒まれていることは分かりますよ」と余裕の態度で言って。自然な動きをしていた商店街の人々が動きを止め、無表情で男たちの方をじっと見るようになって。『悪い子? 悪い子? 悪い子悪い子悪い子悪い子――』と男たちの背後、死角から少女の声が聞こえてきて。声の方を見れば長い黒髪に白いワンピースを着てサンダルを履いた小学生くらいの少女が立っていて。繰り返し"悪い子"と言って、男たちを指さして問いかけながら最後に金髪の男を指さして『悪い子?』と言って首を傾げて。『こ、こんなのは幻覚か何かだ! ま、幻なんだ!』と男の一人が狂乱した様子で少女に掴みかかって。主婦のように通り抜けると思っていたが男の予想は外れ、少女のワンピースを掴むことが出来てしまって。掴めないはずだと思っていた男は触れることが出来てしまったことに驚愕の表情を浮かべ少女を見て。『悪い子だ』と少女は微笑むとワンピースを掴む男の手に触れて。その瞬間、どこからか伸びてきた何本もの手が男の手足や体を掴んで。いくつもの手に掴まれた男は悲鳴を上げ、地面から30cmほど持ち上げられると手に引っ張られて凄いスピードで商店街の奥へと消えて。男の姿と悲鳴が遠くなりやがて見えなくなってから少女は金髪の男に近づいて『悪い子?』ともう一度首を傾げて)
『はあ!? なんだよ、それ。お前じゃなかったら誰が……ッ!?』
(まるで商店街が意志を持つような相手の発言に声を荒げると、ふと周囲の人々の動きが止まったことに気付く。その光景に今度は何が起こったのかと周囲を見回せば、明らかに異様な雰囲気が漂う少女の言動。商店街に沸いて現れたような人々も、この少女もこの世ならざる者とは思えない。飛ばされた男の方を見つめる金髪は驚きに目を見開き、パクパクと酸欠の金魚のように口を開閉させる。その瞬間、此方に向けられた少女の指に『ヒィッ』と顔を青ざめ短く悲鳴が漏れ。すると金髪の後ろから『……お、俺は違うぞ! ただコイツに頼まれて来ただけだ!』自分達も同じ目に遭うと思ったのか金髪以外の男達は足を縺れさせながら一目散に逃げ出して行き。『お、おい、どこ行くんだよ!』と叫んだ金髪の声は一人にしないで欲しいという感情が滲み出て商店街に虚しく響き渡り。しかし仲間は逃げ出すことに必死。『待てよ! 置いて行くなよ! ……待ってくれよぉ……!』もはや張りの無いよれよれの声を上げ、踵を返して逃げ出そうとし。その様子を相手の隣で見ていた楓も大きく目を見開き、ぱちぱちと瞬きをしながら少女を見つめて)
(少女は逃げていく男たちを追わず最後に逃げて行った金髪の男の姿が見えなくなれば、あっかんべーをしてから紅葉たちの方へ向き直って。先ほどまでの異様な雰囲気は無くなり、夕暮れのままではあるが商店街の人々は消えていて。少女はムッとした顔で男たちにやっていたように紅葉を指差して『分かってて困った人たちを連れてくるなんて悪い子だ!』と言って。しかし男がされたように無数の手はやって来ず、紅葉は「ごめんね。下手をするとしつこく粘着されそうだったから」と謝って。『むぅー……あ、じゃあ今日のお礼として何か美味しいものを持って来て』と不満そうに唇を尖らせていたが、何か閃くと明るい表情になって紅葉に要求をして。紅葉は分かった分かったとそれを了承し。『ところで隣のお姉ちゃんは誰?』とすっかり機嫌を直した様子で相手の方を見て首を傾げて。「俺の彼女。秋月楓さん。俺の正体も知ってる」と少女に相手のことを紹介して。「彼女は菜奈(なな)。この商店街の中央辺りにある祠に宿っている子でこの商店街を住処にしていて商店街の中だったらさっきみたいな力を使える」と相手に少女の紹介をして。『悪い子には容赦しないけど、そうじゃない人には落とし物を届けたり、迷子を案内したり、憑いてる悪霊を払ったり親切にしてるから勘違いしないでね?』と紹介をされると楓の正面に立ち、先ほどのことを見られたことを気にしているのか頬を掻いたりして少し気まずそうにしながらおずおずと相手のことを見上げて)
(先程まで空は暗く月が見えていたが、今では商店街は暖かなオレンジ色に包まれている。茜色の空、両脇に並ぶ建物の影、屋根から覗く夕陽、自分が当時の商店街を歩いたことがないのにその光景は懐かしさを懐き、その様子を味わうように目を細める。男達がいなくなった商店街は再び静けさを取り戻し、2人の平和なやり取りを聞いているとどこかホッとしたような微笑を溢して。一方少女が幽霊と聞いていた分興味津々に様子を窺っていたが、あまり見過ぎてはと一度視線を落とす。彼女、と紹介され胸の奥が擽ったくなる心地がしつつ、目の前に来た少女に「こんばんは。はじめまして、秋月です」と軽く会釈し、申し訳無さそうに眉を下げて「突然来てごめんなさい。でも菜奈ちゃんのおかげで凄く助かりました、ありがとう。……菜奈ちゃんは商店街を守っているんだね。祠に宿るってことは、祠の供物やお祈りがエネルギー源になったりするのかな? わたしも何か御礼がしたくて」と首を傾けて尋ねてみて)
(今は善性だが時が経ち悪性に変質してしまうことも考えられるためこれからも定期的に会いにこようと考えていて。賑やかな商店街を見てきた彼女は寂しがり屋なところがあるため、不満をため込まないようにすることにも繋がり。相手さえ問題が無ければまた一緒に彼女に会いに来ようとも考えながら彼女たちのやり取りを見守っていて。相手から挨拶をされれば『こんばんは。初めまして、菜奈です』と笑顔で答えて。相手が申し訳なさそうにすると少し慌てながら『驚いたけど大丈夫だよ』と言ってから助かったと言われれば嬉しそうに『そう? 良かった』と言って。『なるなる! お供えしてもらったら食べられるし、お祈りしてくれたら私の力になるよ。お礼? だったらお祈りしてもらいたいな』と相手の質問に素直に答えて。商店街に店を持っていた人たちの一部が今でもたまにやってきて祠を掃除してくれたり祈ってくれることがあるものの全盛期に比べて力が弱まってしまったことは事実であり)
(こうして彼女と会話をしてみると、少女らしい明朗快活さに微笑ましくなりつい口元が綻ぶ。彼女が不良を『悪い子』と呼び、力を使っていた時は明らかに人間とは違った空気を肌身に感じたが、今は普通の少女と何ら変わりないように見える。とはいえ、エネルギー源がお供え物やお祈りという彼女は紛れもなく怪異で、小さく頷き「じゃあお祈りね。ふふ、それならわたしの得意分野かも。ね、紅葉さん」行真にエネルギーを送った前例があるため、得意気な笑顔でパッと彼の方を向き。自分でも役立てることがあるのは素直に嬉しい。祠があるであろう商店街の中央に視線を移せば「えっと、祠の前でした方がいいのかな?」と問い掛けて)
そうだね。楓のお祈りは凄いから菜奈の力にもなると思うよ
(得意気な笑顔を自分の方に向ける相手に微笑み。行真の怪我が治ったことを考えると彼女の祈りには力があることは事実で菜奈の力になるだろうと確信していて。『うん、祠でしてくれた方が嬉しい』と嬉しそうに言うと『案内するから行こ?』と微笑み相手の手を取ろうとして。「そういえば連れて行かれた彼はどうなったの?」と『悪い子だ』と菜奈に宣告を受けて手に連れて行かれた男のその後を尋ねて。『あの子は追加でちょっと怖がらせて悪いことはしないでむしろ良い子になるように言ってから商店街の外に追い出したよ』と言って笑顔でブイサインをして。『よっぽど怖かったみたいで泣いちゃったから仕方なく頭を撫でてあげたんだよ』と子どもが両親に褒めて褒めてとキラキラした目で訴えるように2人に話して)
うん、行こっか。
(少女の手を取るとその小ささにふと彼女の横顔を窺い見て、幽霊と言うからには元は人間だったのだろうかとそんな疑問が頭に過り優しくその手を握り締め。遠くに飛ばされた男のことは気になっていたため2人の話を耳にしながら歩き始めて。男の一部始終には思わず軽やかな笑い声を小さく溢す。自分を飛ばした少女に頭を撫でられれた男の心境はいかに、と考えるが素行の悪いことをしていたのだから自業自得である。「ふふ、なるほど……、菜奈ちゃん流の更生のさせ方なんだ。いいね、怪我も無くて安全。そうやって商店街をいつも守ってるのね、菜奈ちゃん偉いね」自分達に向けられた彼女の瞳が可愛らしくて、癒やされたように表情を緩ませながら柔らかく言葉を掛け)
フフッ、彼も複雑な心境だっただろうね。ただ追い出すだけじゃなくて良い子になるように言い聞かせて偉いね。頭を撫でられた彼はどんな反応だったの?
(彼女に悪気は一切ないことは分かっているものの、元凶の彼女に頭を撫でられた彼の反応が気になって。キラキラとした目を向けられ相手と同じように菜奈を褒めて。『泣いてたけど顔を赤くしてから「良い子になる」って言って商店街から出ていったよ』と自慢気に言って。泣いたこともそれを慰められたこともよほど羞恥だったのだろうなと苦笑いして。2人から褒められてさらに上機嫌になってニコニコと歩いていると広くなっている横道とその横道の入り口に鳥居が見えてきて。菜奈は『この先だよ』と言って鳥居の先を指さして。鳥居をくぐってすぐのところには成人男性ほどの小さな祠があって。鳥居をくぐったのであれば清純な空気を感じることが出来るかもしれない)
(男の反応を聞くと思わず唇からくすっと笑い声が漏れてしまい、いけないと口元を押さえ。彼らにお灸をすえてくれた菜奈に内心で拍手喝采を送りながら彼女の案内に従い歩みを進めて。――彼女の指先を視線で辿る。鳥居の中に祠が見えると「これが……」と物珍しそうに祠を見つめながら静かに足を踏み入れたその瞬間、ふっと言葉が途切れて。澄み切った空気、静謐な空間。息を吸い込むと肺の奥まで染み込んで心が洗われるようだった。思わず口からは感嘆の息が溢れ「とっても綺麗な空気だね。神社や結界の中にいるみたいな…。お祈りしちゃうね」祠に来た目的を思い出し、祠の前でそっと両手を合わせ。一つ息を吸う。感謝の言葉を告げる声音は力が宿り、神聖な空気は共鳴するように震え。そうして祈りの力を注ぎ終えると長く息を吐き出して)
彼女らしい清らかで心地よい空気だよね
(相手に続いて鳥居をくぐると清らかな空気に変わって。菜奈らしい純粋で澄んだ空気を相手も感じたようで自分の感想も述べて。『ありがとう。そう言ってもらえると嬉しいな。うん、お願い』と2人の言葉に笑顔でお礼を言ってからお祈りを頼んで。相手が祠の前で祈り始めるのを見守っていると周囲の空気が共鳴するように変化して。相手の祈りで菜奈は力が流れ込んでくることを感じ、祈りを終えた相手の手を握ろうとし『凄い凄い! 楓ちゃん凄いね! ありがとう』とはしゃぎながらお礼を言って。菜奈は心なしか肌や髪がつやつやしていて。「大丈夫?」と祈りで相手が力を使ったことを感じて少し心配そうに相手に声をかけて)
(感情が素直に顔に現れる菜奈を見ていると不思議とつられるように柔らかく笑みを浮かべていて。「ううん、どういたしまして。……あ、菜奈ちゃん綺麗になったね。つやつやだ」彼女の小さな手を握り返す傍ら、髪や肌の変化に気付いて空いている方の手でそっと髪を梳かすように頭を撫でようとし。彼女自身からも先程より怪異特有のエネルギーや雰囲気を感じ、自分の祈りは成功したらしいとホッと安堵の息を吐き出す。「大丈夫だよ、これくらいなら。ただまだ使い慣れてないだけなの」何度も頻発して力を使用すれば疲弊するが一度くらいなら身体的な異常はないようで。相手の方に首を回すと普段通りの笑顔を向けて答え)
良かった。体に違和感があったら遠慮せずに言ってね
(相手と菜奈のやり取りを微笑ましく眺めながら笑顔を向けて安心したように。大丈夫そうではあるものの後になって体調が悪くなることもあるだろうと何かあった時には言うように相手に優しく言って。『うん、何だか体も軽くなった。楓ちゃんのおかげだね』と笑顔を相手に向けて。菜奈の髪はサラサラで大人しく髪を梳かれながら『楓ちゃん好きー!』と嬉しそうに言って相手に抱き着こうとして。「フフッ、すっかり懐かれたね」と楽しそうに相手にべったりな菜奈を見て小さく笑って)
うん、そうするね。ありがとう。
(相手の心遣いに目元に緩めて瞳を凪がせる。するとふと小さな腕が背中に回り、目を見開くと菜奈の表情が目に映り頬が綻ぶ。指通りの良い髪を撫でながら彼女をもう片方の腕でそっと抱き締め返し「元気になって良かった。…可愛いのね、菜奈ちゃん。わたしも好きだよ」相手に言う時とは違った慈しむような声音で伝え。妹がいたらこんな感じなのかな、と自分よりも小さな身体を両手でぎゅっと抱き締めれば相手の言葉に「嬉しいなあ、菜奈ちゃんに好いて貰えて幸せ」とのんびりとした口調の中に嬉しさを滲ませて)
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