匿名さん 2021-02-24 23:00:36 |
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わかりました。またこの時間帯に来ます
(嬉しそうな彼女に自分も嬉しそうになり微笑みを浮かべ。言葉と共に小指を見れば「えぇ、約束です」と相手の小指に自分の小指を絡めて。その小指は冷たいとまでは言わないまでもややひんやりとしていて。彼女の呟きを拾いつつも特に反応はせず、ミルクティーについての話が始まれば「お話を聞いているだけで飲むのが楽しくなってきます」と興味深そうに聞きつつ時折頷いて。テイクアウトのミルクティーも完成し、言葉と共に差し出されれば「ありがとうございます。お会計をお願いします」と微笑み財布を用意して)
ありがとうございます、またここでお話出来るのを楽しみにしてますね。
(表情を和らがせ、声音は穏やかに。このカフェで彼を待つ楽しみも増えれば、日々の仕事も楽しくなるというもの。小指を降ろす前に絡まったその温度は低く、反対に此方は温かな体温で。やや緊張した瞳をそっと彼へと向ければきゅっと少しだけ力を込めて、しかしするりと指を解き。「そう言っていただけるとわたしも嬉しいです。ルフナは渋みがあまりないですし、濃厚なのでミルクティーによく合うんですよ」柔らかな声でもう慣れた営業トークをしながら、財布を用意してくれているのが見えるとカウンターからさっと伝票を取り。パパっと入力すると「お会計が合計で――」と口を開き金額を告げて。)
俺も秋月さんと話すのを楽しみにしておきます
(穏やかな声音で答え、やがて指を解き。「コーヒーにはそこまで詳しくないのですが、お話を聞いていると興味が出てきました。また次も秋月さんから色々教えて頂きたいです」と微笑みながら札を出してお会計を支払って。出された水には一切手を付けず、お釣りとレシートを受け取れば相手に軽く手を振って店を出て行き。その時長い時間ではないがガラスに映るはずの姿が映っていないように見えて)
(/カフェでの一幕を区切りましたが大丈夫だったでしょうか?
次の展開についてはどうしましょう?お互いコンビニやカフェで親睦を深めつつ、数日後に当初の展開予定である③の非日常シーン、秋月さんのお住まいが火事になり、公園、もしくは偶然会うなどして秋月さんの事情を知った上月が新居が見つかるまでうちに住みますか?と提案する。という感じで考えていましたが)
(帰り際だからか自分の言葉を反芻するように返ってきて、変わらない笑みを浮かべたまま小さく頷いて。「ふふ、それはぜひ。わたしで良ければいつでも紅茶やコーヒーのことでも、他に雑談でもいいのでお話させて下さい」ふんわりと顔を綻ばせてから「ありがとうございました、またのご来店お待ちしております」にこやかに明るい声で相手を見送ろうとする傍ら、ひらりと手を振る姿が目に映るとはにかんだ笑みを浮かべ、こっそりと小さく手を振り返し。彼が踵を返して向かって行く先、扉のガラスに鏡のように映るはずの姿がないことまでには気付かず、闇に溶けるようにその後ろ姿が見えなくなれば一人寂しそうな眼差しをして。これまでの会話を思い出しながら、彼にとって自分は楽しい話相手なのだろうなと思い。カウンターの内側から出てコーヒーカップやお冷等を片付け始め、来店のベルが鳴ると再び笑顔で「いらっしゃいませ」と日常に戻って行くのだった。)
( / 全く問題ありません。区切りをつけていただきありがとうございました…!
私も同じ流れで考えていたのでぜひそのようにさせて下さい…!この後は日常シーンを重ねるか否かですよね。楓の心情的には紅葉さんに気持ちが傾いてきているので火事へと移行いただいても大丈夫ですが、もしじっくりと進めていく方向でお考えであれば此方もそうしていきたいため、日常シーンを回しても全く問題ありません。
もし日常シーンなら再びコンビニか、以前主様がご提案下さった『本屋で買い物帰りにコンビニの近くを通った紅葉さんと偶然出会う』でも面白そうです…!また非日常シーンなら、カフェの絡みから数日後の公園からのスタートで、直接会えた紅葉さん以外は誰も頼れない状況に追い込みたいので時間は深夜帯にさせていただければありがたいです…!)
(ある日の深夜、今日は他にも深夜バイトがおりいつもより早い時間で帰路について。いつもより早いと言っても店などは閉まっているため買い物には向かず。では真っすぐ帰れば良いかとも考えたが、今宵は満月であり気分が良くただ帰るだけではもったいないと感じて。そうして思いついたのが、地理を把握するためにも通ったことのない道を通り探検しようということで。いい考えだと立ち止まって満月を見上げれば微笑みを浮かべ、少しすれば再び歩き始めて)
(/問題なかったようで良かったです。
このままじっくり日常パートを進めるのも良いとは思いますが、秋月さんが上月の家で暮らし始めて関係が変わっていくというのが見たいので非日常の火事後からのスタートさせて頂こうと思います!
シチュエーションについても了解しました!)
(遠方まで買い物に出掛けていたため、火事と連絡が入ってから慌てて帰って来たのは夜遅くだった。既に消火活動が終了した現場には焼け焦げた自身のアパートが視界に映り。しかしこの深夜帯ではどこに連絡も取れず、今日仮住まいとして借りられる家はない。ホテルに行こうにも買い物で使ってしまってホテル代すらないという情けない状況で。公園で一人、必死にスマホで連絡を取れる人を探すもすぐに繋がった者は旅行中だったり、酔っぱらっててお話にならない人だったり。もうどうして良いのか分からず、スマホを両手で握り締めたまま疲れ切った顔で公園のベンチにぽつんと一人。ふと顔を上げて煌々とした満月が視界に映ると、月が見えたら思い出して――、と言った相手の穏やかな声音が脳裏に再現され、思わずくしゃりと泣きそうな顔になり。藁にもすがる思いで咄嗟に荷物と共に立ち上がり身を翻して。しかし公園を出た先、不意にどん、と誰かとぶつかり身体がよろめいてバサッとこの場に響いたのは自分の荷物の入った紙袋が落ちる音。ぶつかったことに「すみません、大丈夫でした――」か、と顔を上げた瞬間、息が止まり。そこにいた人物は今まさに会いに行こうと思った人でみるみるうちに目を丸くして見つめ。目の前の相手が誰だか理解が及ぶと助けを求めるように「上月さん……」吐息と共に漏れた声音は、いつもの精彩を欠いて弱々しく、抱えきれない消失感から瞳を揺らしていて)
( / すみません、長々と書いてしまって…。要約すると、予定通りアパートが火事で燃えてしまい行き場を無くしている場面です。連絡を取れた相手も頼れず、ふと月を見上げて上月さんを思い出し助けを求めに公園を出て行くと、偶然にも散歩途中の上月さんと会う――という流れになっております。
ついに非日常へと突入することにワクワクしています…!時間帯のことも了承ありがとうございました!
一応一つの到達点であった非日常へと移ることが出来たので、今後の物語の方向性を確認させて下さい…!火事後の場面がある程度落ち着いたら、次は⑤の『帰宅途中の募集の前に酷い傷を負った提供が姿を見せる』に移行する展開になるのかなと考えておりますが主様のご意見と相違はないでしょうか…?)
(公園を通りかかった時、公園から飛び出してくる人影がありぶつかってしまうもののよろけるような体幹ではなく。顔を上げて相手を見れば見知った相手がそこにいて、微笑み声をかけようとするも、彼女の様子はどうにも普段と違っており不安そうな表所を見れば目を丸くし。相手が落とした紙袋を拾って相手に差し出し「えぇ、大丈夫です。秋月さんこそ大丈夫ですか?」と心配そうに尋ねて)
(/いえ、状況が分かりやすくてありがたいです。
私も非日常のシーンがワクワクします!
今後の物語の方向性についても相違はありません。
⑤の前に上月が襲われることになった原因の一つとして、コンビニにやってきた不眠症のお客に暗示をかけて眠れるようにした。ということをシーンか描写で挟んでおきたいなと少し思っています)
(自分を気遣う優しい声音に安心したような泣きたいような気持ちになって。「―――……ありがとうございます」とお礼を言って紙袋を受け取り、彼の黒い瞳を藁にもすがる思いで不安と困惑を呈した表情で見上げて。「上月さん、わたし……」自分の今起こった現状が信じられないように愕然と口を開いて「アパートが、火事になってしまったんです。それで……、知人に連絡しても繋がらなかったり遠方にいたりして。もうどうしたらいいか分からなくて……っ」最近引っ越して来た身では元々連絡を交換している者はまだ少なく、更に深夜帯のこの時間は寝ていたり、遠方にいる友人に頼ろうにも電車は既に終電になっている。最後は、きゅっと両目を閉じて声が震えてしまい)
( / そう言っていただけてこちらこそありがたいです…!物語の方向性についても了解致しました。
物語が繋がる感じがあって面白いですね…!ちなみにそれは吸血鬼の力を使ったために、敵と対峙した時は万全の状態でなかった、ということでしょうか…!
楓と絡んでいるときにシーンとしてでも描写としてでも入れていただいても、ソロルでも此方は大丈夫です!)
(紙袋を手渡したものの、どうにも彼女は何か大変なことがあったかのように不安そうで。この時間帯にここにいるのもそうだが心配になって。聞けば相手の住いが火事になってしまい行く当てもないと聞けば彼女もここ最近この土地へやってきて心細いということを知っていたため不憫に感じて「……それは、とても不安ですよね」と相手の状況に共感して。自分も住いは大切であり、もしそれが燃えてしまったと考えてみればその大変さは身に染みる思いで。行く当てのない彼女をこのままにすることもできず「秋月さん、あなたが良ければなのですが、次の住居が見つかるまで私の家に来ませんか?」と相手を見詰めながら問いかけて)
(/(敵と対峙した時は万全の状態でなかった)ということに関してはそのつもりです! 元々現在の上月は血液を取っていないため弱体状態(の予定)ではあります。さらにそこから能力を使って自分の力を削っているため敵と遭遇して自分の力が落ちていることに実感する。という感じです。今回書いていて、秋月さんを自宅に泊めるというのも上月の暗示の力という事にするのも面白さがあるのではと思いました。ただそうなると上月の負傷に対して秋月さんが罪悪感を覚えたり、自分に能力を使われたという嫌悪感になるかもと思ったので、上月が秋月さんに暗示の能力を使ったか使っていなかったかを決めて頂けたらと思います! 暗示は使っても秋月さんの気持ち(好感度)次第で断るというのも選択肢にあるという半暗示状態というのもありかと思うので①暗示あり②暗示なし③(秋月さんの精神状態による)半暗示状態の三つから選んで頂けたらと思います!
①と③に関してはその時の秋月さんの違和感が不眠症の人へ暗示をかけていた上月を目撃することで秋月さんが何かを思う。というのも良いのではないかと思いました。あくまで選択肢なので②であっても全然大丈夫ですのでそこはお任せします!
不眠症の人への描写についてはどちらでもよいということでありがとうございます! 展開しだいでまた相談させて頂こうと思います)
(気持ちを汲んでくれるその声は優しい気がして、目を伏せながら小さく頷き。続く提案には迷惑にならないかと「でも……」と躊躇いがちに口にして。しかし現在頼れる相手がおらず宿泊出来る環境にない現状を考えると、思案するように再び口を閉じて。これまで楽しくやり取りをしてきた彼の性格から、他人を傷つけたり蔑ろにする相手ではないと感じており、むしろ自分のためを思って言ってくれているのだと伝わってもいて。顔色を窺うようにそっと視線を上げると、月をも吸い込んでしまいそうな美しい黒の瞳と視線が重なり。やはり彼なら大丈夫と思い始め、気付けば「すみません、本当にありがとうございます……っ。お世話になります」と頭を下げていて)
( / なるほど。人間の血液を摂取しないと吸血鬼寄りの性格にならない代わりに弱体化してしまうのですね……!それに加えて能力を使用した分力が削られていたと。紅葉さんの負傷理由納得です。ご丁寧な説明ありがとうございます…!
暗示の件ですが分かりにくいですが②にさせていただいています。素敵なご提案に選択肢までつけていただきありがとうございました!選びやすかったです…!
また、紅葉さんが楓に暗示をかけたのは『火事になって住まいを失った相手を気遣って』というだけでも素敵ですが、プラスしてもう一つ理由があってはどうかなと提案があります。
もし、魑魅魍魎の類が『人々の負の感情に惹き寄せられやすい』という設定が通るのであれば『現在は火事があって負の感情が普段よりも満ちており。火災現場から遠く離れていないだろうこの場所にも深夜帯ということも相まって魑魅魍魎が寄って来やすい状況』としても面白いかなと思いまして。そうすると楓は悲しみに暮れていますので、そういった怪異に目をつけられやすい(もしくは既に目をつけられている)ので、とりあえずは状況が落ち着くまで自宅で匿ってあげるために暗示を掛けた、というのはいかがでしょうか。(つまりはお金を貸してホテル等に泊まらせるのではなく自宅に連泊させる理由にもなる→(暗示を掛けて連泊させる分)紅葉さんの力が削れる→負傷理由に繋がる)。勿論何かありましたら気にせずお断りいただいても問題ありません…!
罪悪感や嫌悪感のお話ですが、自分のために暗示をかけていたことが理由で紅葉さんが負傷したと知れば嫌悪感より罪悪感の方が勝るかなと考えています。しかし、その反面メリットもあり、自分を心配して助けてくれた紅葉さんの力になりたいと思うはずなので、今後困ったことがあれば支えようと努力する気がします。なので背後としては罪悪感があってもいいかと考えています。)
( / 度々背後文のみで申し訳ありません…!暗示の選択肢の番号に間違いがありまして、②ではなく③『(秋月さんの精神状態による)半暗示状態』と訂正させていただきます。以前に引き続き大変失礼致しました…!)
(やはりというべきかどうしようもなさそうな状況にあるにも関わらず躊躇いを見せる彼女を心配そうに見つめて。しかしただ見つめるだけではない。吸血鬼の持つ暗示の能力を使用して。そこまで強いものではないためこちらを警戒していたら精神的に安定した者であればかからないような弱いものであり。もしそれで断られた場合は心配ではあるが別の方法を考えようと思って。しかし結果としては、不安や戸惑いによって不安定になっていた彼女の精神に入り込み安心させるように暗示が作用していくのを感じて。そして彼女からお世話になりますという言葉を聞けば、彼女が心配であったからという理由はあるものの能力を使ったことに申し訳なさを感じつつも微笑みを浮かべて「いえ、困った時はお互い様ですよ」と答えて。そうと決まればと「ここから15分くらいの場所にあります。お疲れだと思いますし早速行きましょうか」と相手を気遣いつつ歩き始めて)
(/いえいえ、納得して頂き嬉しく思います!
暗示の選択肢は③ですね。了解です!いえいえ、お気になさらずです。選びやすいと言って頂きこちらも嬉しく思います!
ご提案して頂いた魑魅魍魎が寄ってきやすい状況というのもとても素敵です!ありがとうございます。その設定、暗示の理由も追加しましょう!負傷の理由にも自然につながっていて素敵です!
了解です!楓さんが紅葉に協力する覚悟にもつながるかもしれないですね。それも素敵ですね!)
(彼の気遣いの言葉は疲弊していた心に心地良く染み、瞳が揺れるのをぎゅっと目を瞑ることで堪えて。環境に慣れることに必死で、今までそうして気を張っていた糸までも緩んでしまったようで。自宅へと歩き出した彼に「はい」と返事をし隣に並ぶと、薄暗い夜道に2人分の足音が響き。やや肌寒い夜気に包まれるとふるりと身震いをし、ふと何の気もなしに真横の真っ暗な細道を見れば吸い込まれるようにその奥を見つめてしまいそうになり、慌てて視線を外して。真夜中の不気味さを覚えつつ、そちらを見ないように再び彼へと目を向ければ「……この時間て本当に暗いんですね。わたし上月さんに会わなかったら気付かないうちに危なそうな道をふらふらとしていたかもしれません。本当に何とお礼を言ったらいいか……」魑魅魍魎が惹かれている状況であることは知らずとも、しかし何となく夜の不気味さへの感想と感謝の念を口にして)
( / こちらこそ提案を受け入れて下さりありがとうございます…!
また、前回のレスでは書けなかったのですが、『不眠症の人へ暗示をかけていた上月を目撃することで秋月さんが何かを思う』という主様の提案も紅葉さんが吸血鬼だという事実を知るための伏線になって面白そうだと思いました…!その後に、実はそのお客さんがカフェの常連さんで「最近不眠が解消して調子が良い。あのコンビニ店員さんのおかげかなー」という冗談半分の話を楓が聞いた、とするともう少し紅葉さんへの奇妙さに近づくかなと思うのですがいかがでしょうか…?)
今夜は冷えるから、良ければ
(人間とは違い夏の夜だろうが冬の夜だろうが暑い寒いということは苦にならず、人間の中に溶け込むために服装を合わせているだけなので特に問題もないため、寒そうに身体を震わせた彼女を見れば自分が着ていた上着を脱いで相手にかけようとして。そうして歩いていれば彼女が魑魅魍魎に呼ばれ無意識とはいえ良くない場所へ招かれそうになっているのを見れば思わず相手の手を取ろうとしてしまい。今日は満月であり、闇に住まう者は普段以上に力が有り余っているような状況であり、そんなところへ負の感情を持つ人間がやってくれば格好の餌食になる。少しでも彼女が安心できるように会話を続けなければと「……えぇ。この辺りは外灯も少ないので、慣れていないとなかなか。いえ、気にしないでください。俺としても偶然とはいえ楓さんを見せつけられて良かったと思っています」と普段通りに穏やかに返答して)
(/不眠症の人へのご感想をありがとうございます!その提案もとても素敵です!ちょっとしたところから紅葉の奇妙さが暴かれていくのが良いですね!その展開で行きましょう!)
――あ、ありがとうございます。でも寒くはありませんか……?
(自分の肩辺りに視線を向けて、掛けられたそれがコートだと分かると落ちないようにそっと両手でコートの襟を掴んで。憔悴していた顔に嬉しそうな微笑が浮かび彼を見上げれば、しかし心配そうに小首を傾げて気遣わしげな言葉を。そうして閑散とした夜道を歩きながら耳に響くのは、さわさわと揺れる葉音や空気を攪拌するような風音。闇溜まりが意志を持って蠢くかのような様相を眺めていると、ふいに彼に手を取られハッとして振り向いて。ぱちぱちと瞬きをして現実に戻って来たような顔で彼を見つめる。後ろ髪を惹かれる思いで一瞬視線が宙に浮くも、再び顔を向けると今の自分の行動を説明することが難しくて表情に浮かぶのは曖昧な笑み。何だか魔力染みた夜の雰囲気を感じながらも口を開き「……ということは、夜道に慣れていらっしゃるのですね。バイトのない日はよくお散歩を……? ――……本当にお優しい方」彼と会話をしていると気が紛れて、心地良さそうに目元を緩めて)
( / こちらこそありがとうございます!少しずつ紅葉さんの吸血鬼としての特徴を目にしていけるのがとても楽しみです……!今後とも宜しくお願い致します…!/蹴可)
これくらいなら大丈夫です
(迷惑がられなかったことに安心しつつ、両手でコートの襟を掴む仕草も可愛らしいなと思いながらも気遣ってくれる彼女に微笑みを浮かべて。思わず手を取ってしまい驚くように目を瞬かせ相手を見れば「何だか秋月さんがどこかへ行ってしまいそうだったからつい」と困ったように苦笑いして手を離せば、代わりに相手の服の袖を摘まんで。これではぐれて魑魅魍魎のいる場所に迷い込まないだろうと安心して。たまにいるのだ。魑魅魍魎に呼ばれ、気が付いたら見知らぬ場所にいた。そして帰れなくなり彼らに取り込まれてしまう人間が。そうして魑魅魍魎が力を付けた場所がホラースポットなどと呼ばれ新たな犠牲者が増えてしまうこともあり。夜道に慣れているのかと問われれば「そうですね。バイトがない日に散歩をすることもありますが、バイトが早上がりの時もあります。その場合も真っ暗なので」と微笑んで)
(/こちらこそ、今後ともよろしくお願い致します!)
良かった……。ふふ、上月さんのコートは大きいですね。
(彼の優しさに表情は和らぎ、再びコートに視線を落とせば女性用コートよりも幅も大きく、丈も長いことを実感して微笑みを浮かべたまま小さく呟き。それは自分に合わないというニュアンスではなく、男の人なんだな、と異性を実感しているような何気ない一言。薄暗い歩道を歩きながら優しさに満ちた会話をしていると、火事で家を失ったことなど悪夢を見ていたのではないかとすら思えてくる。さわさわと囁く不気味な風音を耳にしながらも「どこかへ……」と繰り返し「それは何だか良くも悪くも魅力的な響きに思えますね」冗談交じりに言いながらも、実際身体はどこかへ行くことを拒んでおり。自身の服の袖を掴む手に気付くと、淡い微笑みを浮かべて身体を傾けて彼の側に寄り添い。「そうでしたか、でも上月さんも夜道は気をつけて下さいね」夜の空気を壊さないように囁くような声で言って)
コートはそれくらい大きな方が好きなんです
(通り雨など降った時、出来るだけ身体に雨が当たらないよう肌の露出は普段から少なくなるようにしているため、コートも大きめで。彼女の不安な感情に惹かれたらしい魑魅魍魎はまだ諦めていないらしくしつこく彼女を呼び込もうとしていることに気付けば、夜の間はしばらくは彼女を一人にするのはまずいなと感じて。「魅力的、ですか?確かに今日のような夜はいつもと違った雰囲気を感じるものではありますが」と相手の言葉を聞き少し不思議に言って。「ありがとうございます。そうですね。慣れていても危ないことはありますから」と心配してもらえたことに微笑んだ後、何かを思い出したかのように少し遠くを見ながら言って。極まれに力を付けた魑魅魍魎が向かってくることがありもちろん返り討ちにはするが、全盛期のような力を出せなくなっていることに気付いており注意をするこ越したことはないなと感じていて)
なるほど、それにこのコートはとても暖かいですね。
(そっとコートに顔を埋め、瞳に安心感を滲ませて。住まいを火事で失えば精神的な打撃は確かに大きいものの、彼の気遣いに身も心も温かくなっていくようで。そのままふと夜空を見上げればそこには丸く輝く銀色の月。それを見つめながら彼から投げ掛けられた問いに「上月さんは、」 " 誰か会いたい人はいますか? " と言い掛け、寸でのところで踏み留まるようにふるふると首を振って。「ごめんなさい、何か弱気になってたみたい。こういうときこそしっかりしなきゃダメですね!」気を取り直すように両頬を2回軽く叩くと顔に明るい笑顔を浮かべて見せて。それは自分にも言い聞かせるように。どこか遠くを見つめて考え込む彼には今度はこちらからそっとその手を取ろう。「もし本当に困ったことがあっても、きっとわたしは上月さんの味方です。だからいつでも言って下さいね」この恩は忘れないのだと、ニッコリと笑って。そしてもうそろそろ15分経つかなと、体感なので分からないがそれとなく周囲を気にし始めて)
そのコートは俺も気に入っているんです
(相手がコートに顔を埋めたのを見れば人のように高い体温ではないためあまり温まっていないはずだが暖かいのだろうか、と思いつつそのコートを気に入っているのも事実で。相手が月を見上げ何かを言おうとしたため何だろうと相手を見詰めて。自身を奮い立たせるように言う言葉を聞けば「いえ、大丈夫ですよ。住んでいる所が無くなってしまったのですから仕方ありません」と弱気になってしまうのもおかしくないと答えて。手を取られれば少し驚いて彼女のことを見て「ありがとうございます。もし何か困ったことがあればお願いするかもしれません」と柔らかく微笑み相手の手を優しく握って。そんな話をしていれば自宅である二階建ての一軒家が見えてきて。いくらか年代を感じさせる古さではあるものの清潔感はあり。ガレージはあるが車は無く自転車が一台置かれていて。家には誰もいないのか、それとも既に眠っているのか部屋の電気はどこもついていないようで。「さぁ、付きました。どうぞ」と玄関の扉にポケットから取り出した鍵を差し込み扉を開けて玄関の電気をつけると中に入るように促して。玄関先の傘立てには二本の傘、靴も一足も置かれておらず。相手が家に入れば玄関の鍵をかけて「簡単に部屋を案内しますね」と言って台所や居間、トイレなどの場所を教えて。どこも不要なものは置かれておらずすっきりしており。次に二階へ上がり自分の部屋だと案内した部屋も他の部屋と同様ベッドやクローゼット、本棚、机など最低限の家具くらいしかなく。机の上にはデスクトップパソコンが置かれており。同じく二階の空き部屋を二つ案内して「どちらの部屋も使っていないので好きな部屋を使ってもらって大丈夫です。どちらにしますか?」と尋ねて。どちらの部屋も紅葉の部屋からそう遠くはなく。そしてどの部屋もカーテンが閉め切られていて)
(/家案内で気になったことなどあれば遠慮なくどうぞです!
ちなみにですが、台所には家庭用の冷蔵庫があるのですが、中身は空なので開けられたら困るなと紅葉はドキドキしています。冷蔵庫の中身は楓さんが寝ている間に(勤め先ではない)最寄のコンビニで買いこんでくる予定です。台所にある食材と言えるものは調味料くらいです)
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