匿名さん 2021-02-24 23:00:36 |
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ありがとう、楓
(相手に名前を呼ぶ許可をもらえば嬉しそうに、加えて甘さを含んだ声で言って。「楓の好きなように呼んでくれていい。紅葉でも、紅葉さんでも。あだ名は要相談で」と顔を上げる相手に微笑んで。相手が腕の中にいる感覚に幸福さを、こんなところを行真が見れば驚きで固まってしまうかもしれないなと思って)
紅葉、紅葉さん…。どっちの呼び方も好きかも。だから普段は紅葉さん、時々紅葉って呼びたいなあ。
(楓、と自分を呼ぶ甘やかな口調に表情筋がふにゃっと緩み、ふふふっ、と謎の笑い声が漏れてしまう。呼び方は逡巡の末、さん付け時々呼び捨てを選択。胸の奥は変わらず鼓動が激しく鳴ってやまない。「どうしよう。わたし心臓落っことしちゃいそう…。――…ふふ、でもまた一緒にお酒飲んだり、お出掛けたりしようね」頬が火照って仕方なく、未だ顔は上げられず。しかし声音は幸せそうに)
分かった。楽しみにしておこう
(自分んとしては名前を呼ばれることで相手との距離が近付くことが嬉しく、どちらの呼び方であっても楽しみであって。抱きしめることでよって相手の鼓動が伝わってきておりその鼓動も心地よく「フフッ、確かにドキドキと激しい鼓動を感じるな」と小さく笑えばからかうように言って。「もちろんだ。私から離れることなど考えられなくなるくらいに甘やかし可愛がってやるから覚悟をしておくことだな」と相手のことを大切にするつもりだと言って)
――………紅葉さん…。
(楽しみ、という言葉に応えるように、ぽつんと小さな声音で気恥ずかしげに名前を呼び。からかうような笑い声が頭の上から降って来れば「も、もう…! 人のこと言えるのーっ?」と相手の鼓動を確認するためにそっと左胸に耳を当てようと。続く言葉は意中の相手から言われるだけあってじわじわと頬の熱は侵食されるばかり。「…かわい、がる…? えっ……?」と一時停止しじっと相手を見上げれば、ふと視線を逸らし)
……あぁ、想い人から名を呼んでもらえるというのは甘美なものだな
(恥ずかしそうにしながらも自分の名前を呼んでくれたことで嬉しそうに微笑んで。自分の胸に耳を当てる相手を微笑ましく思いされるがままで。相手をからかったものの自身の鼓動も相手ほど速いわけではないが普段よりも速くなっていることは確かで。こちらを見上げる相手の頬が赤く染まっていくのを見れば「まるでリンゴのように赤いな」と相手の頬に口付けようとして)
お、大げさだよ、これから何回も呼ぶんだから。
(名前を呼ぶだけでも喜んで貰えたのなら気恥ずかしげな顔はそのままに、自分も共感した分照れ隠しの言葉を連ねて。彼の胸から心臓の鼓動が伝わると自分程では無くても双眸は愛しさに細まり「ドキドキだ?」と口元はにんまり顔。それからふいに自分の赤い頬に相手の唇が触れ「…ひゃっ」と両目をきゅっと瞑って。そして目を開けた時、さらに顔は紅潮してはくはくと酸欠の金魚みたいになり)
フフッ、そうかもしれないな。だが初めて名を呼んでもらえたのだ。嬉しくもなる
(気恥ずかしそうに言う相手に小さく笑いながら、初めてだから特に嬉しいのだと言って。「想い人と触れ合っているからな。鼓動だって速くもなる」とにんまり顔の相手を見て負けず嫌いさが愛らしいなと思いながら当然のように言って。相手の頬に口付けを落とせばさらに相手の顔が赤くなり、動揺している様子を見て片手の指で相手の唇に触れながら「今はまだこのくらいにしておこう」と意味深に言って)
そっか…、そっかあ…、ふふふっ。…あのね、紅葉さん。わたし、紅葉って名前も好きだよ。綺麗な紅色。…葉っぱを紅くさせるのはね、あなたしかいないの。
(頭の中に浮かぶのは綺麗に色付く葉っぱの色。顔を紅く染めたままぽつぽつと心情を吐露して。ストレートな言葉には照れてしまって口元が緩みっぱなしで「じゃあまた心音聞いちゃう」安心感のある音。近い距離になれる口実を作り、胸から顔を離せばふふと小さく笑って。そしてふと唇に彼の指先が触れるとぴたりと動きが止まり。頭の中が相手の発言でいっぱいになる中、そっと目線を上げて小さく数回頷き)
私も今の名前はとても気に入っている。楓という名前もとても素敵だ。綺麗な紅色に染まっている楓を見ることは穏やかな気分にさせられる
(名前が好きだと言われれば自分も気に入っており、相手の名前も同様に好きだと言って。そして自分だけが相手のことを紅くさせるのだと聞けば、素敵な口説き文句だなと感じて。「聞きたいのであればいつでも受け入れるとも」といつでもくっついていいと言って。相手がどんな反応をするかと窺っていれば、何も言わないまでも頷くのを見れば満足そうに再び相手を抱きしめて)
ありがとう。わたしも楓って名前、お気に入りなの。…んん、でもやっぱり顔を見られるのは恥ずかしい。
(掛詞のような比喩が通じたと分かる彼の言葉選びにはにかんで、両手で顔を挟むように熱くなった頬に触れる。すると再び相手の腕の中に身体が納まり、ぱちぱちと瞬きを2回程した後ふにゃっと笑んで。受け入れる、と言葉をくれたから彼の胸にもう一度ぴとっと頬をくっつけると、聞こえてくる心音ごと愛おしい気持ちが押し寄せてくる。彼の背中に腕を回し、今度はちゃんと力を込めて抱き締め返せば「好き、紅葉さん……」囁く程の声の大きさで甘く呟いて胸に顔を埋め。もし彼が満足してくれたのなら自分の紅色に染まる顔の熱が引いた頃に片付けをし、和室に2人分布団を敷き最後におやすみと囁いて就寝を。もし言葉を交わすのならばきっところっと気分は傾いて甘やかな時間を過ごすつもりで)
私も楓のことが好きだ
(相手がしっかりと抱きしめ返してくれば相手も自分と同じ気持ちであることを感じて微笑みを浮かべて。思っているだけでは相手に伝わらない。ということを何かの本で読んだなと思えば自分も相手への好意を言葉で返して。そうして相手との時間を満たされた気持ちで過ごした後に名残惜しさを感じつつも相手を離せば片付けや布団を敷く手伝いや準備が終わったことを行真に伝えに行ったりして。行真に布団を準備が出来たことを告げれば、幸福さや機嫌の良さを隠しきれていない紅葉に行真がその理由を尋ねたりという一幕はあったものの無事に身体を休める準備が出来て)
(好き、という彼の二文字に幸せそうに顔を綻ばせ「紅葉さん…」抱き締めたまま甘えるような口調で名を呼び。そして就寝前、夜中は怪異にとって活動時間だろうか、少なくとも彼はそうだと考えれば紅葉と行真の元に顔を出し、念の為簡単に家の間取りを教えたり、キッチンやテレビ等使いたい物は好きに使って貰って良いことを伝え。ご機嫌に就寝の挨拶もそこそこに、書斎にいる夜永が読書に没頭している様子を見た後に小さく笑って自分の部屋へと向かうだろう。
そして翌日。「ゆめ…?」窓から射し込む朝陽を浴びながら、ベッド上で天井に向かって呟く。記憶が飛ぶ程飲んではいないが昨夜の出来事は自分にとっては都合の良い夢のよう。しばらく頬に手を当て惚けていたが、身支度を整え終えれば最初に誰かが起きて来る時間になるまで、そわそわしながら時間を過ごして。午前中なら縁側にある身長を記録してある柱の前に立ち、午後であれば気分転換に庭で楓の木を見上げているだろう)
とても喜ばしいことがあったからな
(布団の上に寝転びながら書斎で読んだ書物を手帳にまとめている行真から期限が良いと言われ、詳しい内容については話さずいいことがあったからとだけ言って。相手とのやり取りに思いを馳せながら窓から外を眺めていれば相手がやってきて、家の間取りや家具などの使用許可をもらえれば行真と共にお礼を言って。せっかくだからと行真と様々なことを話し、うっかり祓い師について質問し行真からのマシンガントークに若干呆れつつも、敵対している時には見たことがない行真の一面であり、彼にはこんな一面があったのかと思えば自分たちの関係も変わったのだと少し感慨深く思って。
翌日、すっかり日も上がった頃合いに目が覚めて時計を見ればまだ12時にはなっておらず。自分よりも夜更かししていた行真はまだ眠っているようで、音を立てないように布団から出れば相手はもう起きているだろうかと部屋から出て。少し部屋を見て回れば相手を見つけることができ「おはよう。おかげさまでよく眠れたよ」と柔らかく微笑んで。相手に慣れ親しんだ態度ではあるものの敬語ではなく)
――…あ…、えっと、おは、おはようっ。今日は早いね。
(聞き慣れた声に普段より胸の奥がきゅっと甘く反応する。肩をぴくりと上げて身長を記した柱から背を離すと、一歩そろりと近付き覗き見るように彼に瞳を向け「…普段の上…紅葉さん? ふふ、でも敬語じゃない」口元は嬉しそうににやけ顔を隠せず。昨夜の甘えたな自分を思い返すと恥ずかしくて死にたくなるが、相手の方に心を傾かせて興味津々に目を向けて)
恋人に敬語っていうのは寂しいかなって思ってね
(変わらず名前を呼んでくれることに嬉しそうに微笑みを深くして。敬語ではないことに触れられれば敬語ではない理由を答えて。「昨日はあの後行真とも話したりしていたんだけど、うっかりと祓い師について質問してしまって凄い熱量で答えられて困ったりしたよ。夜永さんと色々話せて色々知れたようで、それをまとめるとかで俺よりも遅くまで起きていたくらいだから」と部屋に移動してからのことを話したりして)
ふふ、嬉しい。もし敬語だったらパンチしちゃってた。恋人かあ…、ふふふ、えへ。夢じゃなかったんだね、紅葉さん。
(パンチは勿論冗談、片腕を軽く前に突き出すフリだけをし悪戯っぽく笑みを見せて。しかし非常に遅い、虫一匹倒せなさそうな拳。恋人という単語に表情が締まり無く緩んでしまうのは昨夜のことはちゃんと記憶にあるからで。「そっかあ、書斎組も楽しめたみたいだね。良かった。……今日はどうしよっか。帰る時間決めてないんだけど、今日は早く帰ってお家で休む? それとももう少しゆっくりしてから帰る?」外に出るのは日が沈んでからの方が良いのだろうかと緩く首を傾げ、相手の意向を尋ねて)
パンチをされるのは嫌だな。敬語をやめて良かったよ
(片腕を軽く突き出し悪戯っぽく笑う相手を見て自分も笑いながら答えて。自分と恋人になったことを嬉しそうに確認する相手を愛おしく感じながら「良かった。忘れられてしまっていたらどうしようかと思った」と昨日の相手はそこまで酔っていた風ではなかったものの、酔っていそうではあったため少し心配をしていて。忘れられていないことを確認できれば嬉しそうに微笑んで。帰る時間を尋ねられれば「『またぜひとも来たい!』って言ってたよ。俺としては帰るのは日が沈んでからの方がありがたいな」と答えて)
へにゃへにゃパンチだけどね。ボクシングでも習おうかな。怪異を一発で倒せる秋月楓。かっこいい?
(冗談の延長で突き出していた拳を胸の前に持って来てにこりと微笑し。彼の嬉しげな表情を見ると昨夜のことが頭の中で蘇って「……わたしにとっては忘れられない時間だったよ」直接相手の顔を瞳に映すには羞恥心が頬に昇りそうでやや俯きがちに。つ、と相手の左胸に触れようと指先を伸ばしたのは覚えていることの証明。「実家に来るのはいつでも。――…じゃあ日が沈んでから帰ろっか」相手の言葉に吸血鬼は日光が苦手だと認識し、小さな頷きと共に言葉を返し)
確かにかっこいいし自衛のために身につけるのはいいかもしれないけど、自信がついたら無茶をしそうで心配だな
(鋭いパンチを繰り出す相手を想像すれば確かにかっこいい。けれど無茶をしそうな気もしてしまって困ったように笑って。「俺にとっても忘れられない時間だった」と昨日自分が口づけた方の頬に触れて。相手の好きなように触れさせると「抱きしめる?」と少しからかうような口調で言って。「うん、そうしてもらえると助かる」と微笑み、日が暮れるまではのんびりと過ごそうと考えていて)
んー…、ピンチに駆けつける王子様役にはなれないか。じゃあ紅葉さんは月長石先輩に託そうかな。
(無茶するタイプであるのは言えている。しかし託す、と言いつつきっと相手の危機には無茶をしてでも飛び込んで行ってしまうのだろうけれど。すると言葉と共に相手の手が頬に触れ、昨夜キスされたことを思い出すと胸の鼓動が加速し。からかい口調に「…もう、ばか」と顔に熱が灯るのを感じながら隠すように彼の肩口にそっと顔をくっつけて。「紅葉さんといるとわたしずっと秋だよ」紅色になるという意味で。出会ったときからたぶんずっとそう。そしてちょんちょんと彼の袖を引っ張り。「じゃあ帰るまで一緒にいよう…?」と小さな声で呟いて)
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