匿名さん 2021-02-24 23:00:36 |
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そうなのか、良かった。せっかく作ってもらったものだからな、効果を発揮してもアクセサリーとして使えるのは嬉しい
(さらに続いた夜永の説明を聞けば効果を発揮した後はどうなるか気になっていたため安心して。自慢げに言う行真に「嫌味も通じないか」と眉をひそめて。相手の言葉を聞けば確かに昔にはなかったやり取りを行真と行っており、行真の警戒もすっかり解けているようで良かったと考えてはいるが、今の口調でそれを認めるのもなと考えれば「仲が良いかはともかく、交流はしようと思っている」と今後もやり取りしようと思っていることを言って。聞いておきたいことはと尋ねられ少し考えてみるも今のところはなく、首を横に振って。
「へー、いいな。大切に使わせてもらう」と石が壊れたりしないことを聞けば嬉しそうに微笑んで。「嫌味くらいは分かってるさ。お前は皮肉屋だから、似合ってるっていいたかったんだろ?」とうんうんと楽しそうに頷いて。仲良しだと相手に言われれば紅葉の反応が気になりそちらを見て。紅葉の方は肯定もしなければ否定もせず保留という形であったが、交流をする予定だと聞けばやはり昔とは違っていることを嬉しく思って。「交流については俺も異存はない。これからもよろしくな」と交流する気があるだけでも嬉しく笑顔で言って。「今のところはないな。また気になることがあったらメールなりする」と御守りについては今は特に浮かばず)
『ホッホ、それは僥倖。石も持ち主が見つかって喜んでることじゃろう』
(自身が人の手から作られ大事にされて来た付喪神だけに、石が御守りとしての役目を果たした後も2人共大事にしてくれそうだと分かると感慨深そうに深い頷きを。書斎の押入れの中で眠らせて置くのは常々勿体ないと感じていたからこそ、良い貰い手が見つかって良かったと感じて。そして『そろそろお月見始めるかの?』3人を見て)
うん、いつでもいいよ。
(質問があった時に連絡をくれれば十分で、行真さんの言葉に肯定する。それから彼らの様子を見るに、以前敵対していたことを考えると仲良しとまではいかないにしても関係性の変化は嬉しいもので。2人のやり取りに口を挟むことなくその様子を眺めながら笑みを漏らし。そこで夜永のお月見開始の言葉にはひとまず縁側の窓を開けると涼しい夜風と夜空に浮かぶ月が綺麗に映えて見える。「良いお月見日和ですね。――乾杯しよっか」縁側に並んだ料理や可愛いお饅頭やお団子、日本酒、梅酒等のお酒が並んでるのを見つつ。夜永もそこまでお酒が強く無いため自分たちは最初は梅酒を炭酸水で割って飲もうかと目処をつけて。ひとまず上月さんの隣にそっと腰を降ろすと静かに日本酒を手に取り、"継ぎますよ?"というように首を傾けて)
そうだな。そろそろ始めよう
(確かに皮肉屋なのだろうかと思えば特に言い返すこともなく。月見酒を始めようと言う相手の言葉に渡されたアクセサリーの箱をポケットにしまうと置かれているお酒を眺めて。日本酒を飲もうかと考えてお猪口を手に取れば相手が日本酒を手に取ったため「注いでもらっても?」と尋ねて。用意した時にはなかったような兎の形をした饅頭や団子があり、もしやこれは行真が持ってきたものだろうかと不思議に思いつつ、月見酒が始まってから尋ねてみようと思って)
「俺も元は石だからな。もちろん仲良くさせてもらおうと思ってる」
(元は石像の付喪神であるため石に対しても仲間意識があって。月見酒の開始に問題はなく、夜永の言葉に頷いて。相手に乾杯しようと言われるとやはり日本酒だなとお猪口を手に取って。日本酒を持つ相手を見れば紅葉の次に注いでもらおうと待機して。美味しそうな料理が並んでおり、食べるのが楽しみで。石であるためエネルギーになるかと言われるとそれは難しいが、ありがたいことに味覚はあるため嗜好品としては楽しめて。そういえば紅葉も何か持ってきたのだろうかと料理を並べられた食べ物を眺めて)
(石像の付喪神らしい行真の言葉に『これも何かの巡り合わせ。有り難いことじゃ』と満足そうに。開いた窓の外を見ると、穏やかな風に自身の白い羽根先がふわふわと小さく揺れ、心地良さそうに目を細めて。室内の灯りに照らされた庭は以前より殺風景だが楓の木だけが一本残っている。そういった昔と違った変化を見ていると、乾杯しようとお酒を注いでいく様子が見受けられて『娘や、わしは梅酒炭酸で割ってくれるかの』と軽い小さな器を嘴で持ち上げて)
うん、もちろん。――はい、どうぞ。
(お猪口を持ち上げて貰えると2人順番に丁寧に日本酒を注ぎ、夜永には言われた通り割った梅酒を入れ。その流れで小振りの和グラスに自身も梅酒をソーダ割りにして注ぐと、琥珀色の液体の中に炭酸の気泡がシュワシュワと上がって来る様子を満足気に見つめ。……何に乾杯しようかな。何か良いものはないかと周囲を見回すと、うさぎのお饅頭と目が合って力の抜けた笑みが浮かび。お月見だもんね、と思えば顔を上げ「じゃあ、お月さまと、この可愛いうさぎさんに。かんぱいっ」楽しそうな笑顔でグラスを持ち上げて)
乾杯
(相手の乾杯の音頭に合わせてお猪口を持ち上げて。乾杯と言った後にグイっと中の日本酒を飲んで。月を眺めれば心地よさを感じながら穏やかな風景に微かに微笑んで。ふと悪戯心がうずけば「チーズ春巻きとキュウリの浅漬けは私が作った品だ」と行真に言って)
「は? いやいや何の冗談……いや、冗談じゃないのか」
(乾杯と言って日本酒を飲んだ後、紅葉が料理を作ったと聞けば驚いたように料理を見て。紅葉が料理をしている風景が浮かばず冗談だろうと思ったものの、紅葉の様子から嘘ではないと感じて。紅葉が作ったと言われれば興味を引かれて「頂きます」と言って両手を合わせた後、箸を手に取りチーズ春巻きとキュウリの浅漬けを摘まんで食べて。それぞれゆっくりと租借をした後「美味しい」と言って。「俺だってちゃんと月見団子と月見兎を買ってきたんだからな」と自分だって考えて物を買ってきたと紅葉に主張して)
(持ち上げた器を一度置き、嘴を使って器用に梅酒を飲むと一息ついて。そして2人の話に自分も食べようかと、しかし握力のない翼では料理を取ることは難しく、ついでに食べ物を取って欲しいことを楓に伝え。そこでふと『行真さんは人間の食べ物を口にする機会は多いのかの?』と紅葉は手料理を振舞うことや楓と仲良くしてくれている様子から料理を食べる機会がありそうだが、行真はどうなのだろうと同じ付喪神として気になり問い掛けを)
(乾杯をしグラスを口に付けると、梅酒のまろやかな甘さを感じる。幾らか希釈されてはいるが、久しぶりのお酒に両手で包み込むようにグラスを持つとその中身に視線を落として小さな笑みを浮かべ。すると2人の会話が耳に入り " ふふ " と柔らかな笑声を漏らし「料理するときの手際も良いよ。…そういえば2人ともお酒は強いの?」と冗談ではないことを示唆しつつ、日本酒を飲んでいた様子から緩く首を傾け問い掛けを。そして夜永の食べる分を少量ずつ菜箸で取り「これくらい?」と聞いている様子は祖父の世話をする孫のようで)
これはお前が買ってきたのか
(自分が作った料理を食べ、美味しいという行真に口元を緩めて。月見団子と月見兎を買ってきたという行真に予想外だという顔をして。特に月見兎という非常に可愛らしいものを買う行真が想像出来ず小さく笑って。「人と比べるとかなり強いだろうな」と相手の質問にお酒は強いと答えて)
「そこまでは多くないな。たまに味を求めて食べるくらいだ。2、3日に1回だったり、はまった味があれば1日1回は食べたりだな」
(夜永の質問に少し考えた後、食べるという行為をするのは嗜好品的な意味合いが多いため、その時々によって頻度は変わると言って。料理の手際も良いと聞けば「普段から料理するのか?」と疑問に思って尋ねて。お酒については「強いんじゃないかな。こいつと比べたらどうか分からないが」と紅葉を見て)
『人間の食べ物には美味な物もあるからの。わしは和菓子や和食が好きじゃな』
(行真の言葉から人間の食べ物は嗜好品というニュアンスが感じ取れ、元より厄除けの石像がルーツと紅葉から聞いていたため " なるほど " と頷き共感の言葉を。取り分ける量を尋ねる楓には首肯し、そして目の前に置かれた料理の一つ、胡瓜の酢漬けを食べると目尻が下りて美味しそうにして)
そう、可愛いですよね。どこから食べようか悩みます。
(2人の話に再び月見団子と月見兎を見ると、自然と表情が緩んだような微笑みを浮かべ。お饅頭を取ると前と後ろをくるっと回し首を傾げる傍ら、お酒の話には「へえ、そんなに強いんだ」と2人とも強いイメージはあるが行真の言葉から紅葉は結構飲めるのだと感じ、目を見開き口元に手を当てて。そしてぱくんと兎のお饅頭を尻尾の方から口にすると頬を片手で抑え「美味しいね、楽しいね」と丁度美味しそうな顔をしていた夜永に言い掛けて)
最近は料理をするようになったな
(相手と生活をするようになってから再び作るようになったため最近は。と言って。それまでは気が行真と同じように嗜好品的な意味合いのものであったため作ることもそう多くなく。相手が月見兎を手に取って柔らかな表情を浮かべているのを見て和やかな気持ちになって。「行真にしてはセンスのある物を選んだな」と一応は褒めて。「気まぐれでバーへ行った時、飲み勝負を行ったこともあるが誰にも負けたことはないな」と懐かしそうに言って。「口に合ったようで良かった」と作った料理を食べ美味しそうにしている夜永を見て言って)
「あぁ、確かに和菓子も和食も美味しいな」
(自分も好みで言えば和食だなと思って夜永の言葉に頷いて。料理をすると聞いてあの紅夜が料理かと思いながら。紅葉のように飲み勝負をしたことはないが、人と飲む機会はあって。「周囲が酔っているのを眺め、場合によっては自宅まで送り届けたりってことはある」というくらいには酔わなかったと言って。月見兎が高評価なことに嬉しそうにしながら「そうだろそうだろ。ちゃんと店員さんに相談したからな」と得意げに)
フム、昔は沢山の妖怪が集う宴会によく顔を出しとっての。その宴の時も必ず誰かしら人間の食べ物を持って来とったくらいじゃった。懐かしいのう。
(行真から和食好きと聞くと、目を細めて明朗な表情に懐かしさが浮かぶ。森の中や座敷、館など宴会場は様々だったが、そこから美しい満月を眺めながら皆と呑む酒は美味かった。そういう思い出もあり『そうじゃのう、皆と飲む酒も、食べ物も美味いの』と楓と紅葉の言葉両方に共感し)
へえーっ、上月さん、飲み比べで負け無しなんだ。かっこいいね、ザルというよりもう枠なんだね。
(どれ程お酒に強いのか紅葉の言葉を聞くと、相手の顔を見てぱちぱち瞬きをした後に楽しそうに笑みを浮かべ感嘆し。そして酔った人を介抱する、という行真の話にはなるほどというように数回首肯するも、ふいに笑って「ふふ、なんか想像出来ちゃう。行真さん、なんだかんだ言いつつぐでんぐでんに酔っちゃった人の腕を、肩に回して歩いてるイメージ」面倒見が良いタイプ。そして手にしていた兎のお饅頭の最後の一口をぱくんと食べると、少しずつ色んな料理を手を付け始め)
ありがとう。その日は満月で気分が高揚していたものでな。普段は乗らない勝負だったがつい乗ってしまったんだ
(かっこいいと言われれば嬉しそうに。しかしあまり人間ではないような行動をするつもりはなかったが、ついやってしまったことであったため詳しく話しながら苦笑いして。「だが飲み勝負は大いに盛り上がってな、それからはたまに参加していた。後半になって周囲が驚く様が面白くてな」とくくっと笑って。相手が兎のお饅頭を食べ終わるのを見て自分も食べるかと月見兎を手に取ると眺めたあと、頭からぱくっとかじりついて)
「懐かしい。俺も昔はそういう宴会に顔を出してたな。困ってる怪異の相談に乗ることで事前に人間に何かする前に解決したりも出来るから」
(夜永の話にうんうんと頷きながら楽しそうに話して。「酔っぱらってフラフラしてる奴を放っておけないからな。ちゃんと酔い止めと水も飲ませる」と人の世話をすることは嫌いではなく、相手のイメージが間違っていないようなことを言って。しっかりと介抱するからこそ安心してつい酒を飲みすぎてしまうということなっていそうであり。)
『なるほどなるほど。確か行真さんは祓い師と仕事を共にすることもあるんじゃったかな。娘からちょいと話を聞いての』
(行真は人間に親切な妖怪だと感じ、長年祓い師と活動していた自分にとって彼のような付喪神がいることは嬉しく朗らかな声音で深く首肯し。するとその連想からふと楓と書斎で話をしていたのを思い出して言葉を投げ掛け)
うん、負け無しは凄いよーっ。上月さん、お酒が好きなんだ。
(飲み比べの話に、勝負相手は顔が赤くなっていても彼は余裕で飲んでいる姿が頭に浮かぶ。お酒が強い男の人はいいな、と思いながら楽しそうに口元に手を添えて笑い、弾んだ声音を言葉に乗せて。そして行真の介抱している様子を聞くと「酔い止めも飲ませてあげるの偉いね。そこまでちゃんとしてくれるなら、きっと一緒に飲む人も安心だね」イメージが間違って無さそうだと感じると、笑みのまま菜箸で料理を少しずつお皿に乗せつつそう返答し)
確かに好きだな。飲むのもいいが、酔っている人を見るのも面白い
(相手に言われると頷いて。酔って気分が高揚し同じことを何度も言ったり、泣いたり笑ったりする様子を思い出しては小さく笑って。行真の話を聞いていると相変わらずというか世話好きな奴だなと思って。「秋月さんはお酒は好きか?」と月見兎を食べきってから尋ねて)
「あぁ、今も知り合いの祓い師と一緒に仕事をすることもあるぞ。さすがに昔ほどじゃないけどな」
(昔一緒に戦った友人の孫やひ孫とまだ縁がある場合もあれば、すっかり切れてしまった縁もあり少し切なく思って。「酔い止めは飲むのと飲んでないのとでは全然違うって聞いたから。楽しいのは分かるが、フラフラになるまで飲むのは心配なんだよな」と介抱するがそもそも飲みすぎは心配なのだと言って。自分も色々と食べるかと箸で料理を少しずつ皿に乗せていって)
『そうか、祓い師も細々とじゃが続いとるんじゃな。わしもまだ若ければ精力的に祓い師と活動出来たが……まあ言うてわしは誕生したときからじじいじゃが』
(子供時代が存在せず、作られた瞬間からこの姿。人間と接することで感情面は幾分か変化があったが、あまり外見的な変化は無く。そして近くのアイボリー色の膝掛けを見つけ楓に使っても良いか許可を取ると上から掛けて丸まり)
(問われた質問に心地良さそうに柔く笑み「うん、好き。強くないけど一緒に飲んで話すのが楽しくて。あと昔、梅酒とか梅ジュースを家で作ってたからか、今もこれが好きなの」時間の関係上、手作りは出来なかったためこれは市販のものだが、美味しそうに梅酒も飲み進めグラスを持ったまま、お酒の影響で仄かに頬を赤くしにこりと笑んで。「…そっか、もし酔っちゃったらごめんね。お酒が強い人が2人もいてくれると安心だけど、その分自分がちょっとかっこ悪いかも」と行真の言葉にグラスの中身を見つつ言い)
( / こんばんは!すみません、この後、どうするか考えていたら遅くなってしまいました。良ければせっかくのお酒の席なので、この後は夜永が行真さんに書斎に来ないかと誘い、食べ終えた辺りで書斎に行っている間に2人きりにさせてみてもいいかと思ったのですがいかがでしょうか…?流れ次第ではありますが、楓が少し酔って上月さんに甘える展開もいいかなと笑)
あぁ、楽しいな
(楽しいと答える相手に微笑みを浮かべて同意すれば日本酒を煽って。「秋月さんが作った梅酒や梅ジュースを飲んでみたいな」と相手が作る梅の飲み物に興味を示して。話している夜永と行真を見れば付喪神同士であることや祓い師と関わりがあったことなどから話が合うのだろうなと感じて)
「怪異の力は弱まっている傾向にはあるものの、怪異自体はいるからな。細々と仕事は残ってるみたいだ」
(ひざ掛けをかけて丸々夜永を見て料理を摘まみながら現代の祓い師のことを思い浮かべて。「付喪神あるあるだよなぁ、子ども時代がないの」と自分も作られた時からこの姿であり子供時代が存在しないため小さく笑って同意して)
(/こんにちは!いえいえ私も返信が遅れてしまったのでお気になさらずです。ご提案頂いた内容もとても素敵なのでやりたいです!上月に甘える楓さんも楽しみです!)
そうじゃな、時代は移り変わるものじゃがちと寂しいの。
(やはり怪異が猛勢を奮っていた時期は過ぎたのだろうと、僅かに眉尻を落として寂しげな感情が顔に滲みぽつりと呟き。「あるあるじゃな。ところで行真さんや、祓い師と仕事を共にしているのなら術書などの書物に興味はないかの? そういった本を揃えた書斎があるんじゃが」祓い師と仕事をしていたことから言葉を掛け、次は絵の具を突いて)
ほんと? ふふ、じゃあ今度作るから一緒に飲もうね。
(おつまみと共にお酒も飲み進めていくと身体が温まる感覚に心地良くなり、少しずつ口調がゆったりとしたものに変わって。グラスに梅酒をストレートで注げばこくりこくりと琥珀色の液体を口に含み「…ん、美味しい。上月さんはどんなお酒が好きなの?」と関心を示すように少し相手の傍に寄りゆるりと首を傾け)
( / こちらこそ提案に賛同頂きありがとうございます!書斎に行ってからはどうしましょうか…?夜永と行真さんのやり取りもそのまま平行しても楽しそうですし、楓と上月さんメインで絡んでもいいかなと悩みます笑)
それは楽しみだ。共に飲もう
(梅酒をストレートで飲んいることや口調がゆったりしたものに変わっていることなどから少し酔ってきているのだろうかと思いながら少し口角を上げて。「そうだな、私は日本酒や焼酎が好きだな。麦と芋なら芋の方が特に」と好きな酒について話して)
「そうだな。物悲しさを感じることはある」
(夜永の言葉と表情に含まれる寂しげな感情に同意しながら自身も寂しげに苦笑いして。術書に興味がないかと言われれば興味津々とばかりに目をキラキラとさせて「どんなことが書かれているのか興味がある!」と答えて。祓い師の友人や友人の子どもに助言できることも増えるかもしれないということもあるが単純にどんなことが書かれているのだろうということにも興味があって)
(/そうですね……悩ましいところですが、せっかくですから書斎での夜永さんと行真のやり取りを行って、切りが良くなったら秋月さんと紅葉がメインで絡むというのはどうでしょうか?)
『ホッホ、そうじゃな、怪異を祓う呪術書や吉凶を占う占術書、祓い師の道具も少しはあるの』
(自身と同じく悲しそうな行真の顔を見ると、物憂げにフムと小さく呟き。しかし妖怪の数が減っているからこそ新たな縁を大事にしようと、瞳を輝かせる行真に好々爺宜しく朗らかな笑い声を上げて。そして嘴で器用に絵の具を突き『美味、美味じゃの』と幸せそうな満面の笑みを浮かべ、あっという間に完食。膝掛けから覗く頭だけでも見違えるように毛並みがふかふかになり満足気に笑い)
うん飲もうね、今度は手作りの梅酒だねえ。ふふふふっ、ついでに乾杯ーっ。
(紅葉のお猪口と自身のグラスを軽く合わせ、カチンという澄んだ音がすると再びグラスを口につけ。お腹の底や食道が熱くなる感覚を覚えつつ、好きなお酒の話を耳にすると「そしたら梅酒飲むときに、上月さんの好きなお酒も飲んでみたいなあ」と緩んだ笑みを浮かべ言葉を掛け)
( / なるほど、了解しました!どちらのやり取りも楽しめそうでいいですね…!)
乾杯。私が好きな酒は梅酒よりも度数が高いぞ?
(相手の持つグラスとお猪口を軽く合わせ、お猪口に口を付けて日本酒を飲んで。「その時はまた何かツマミを作ろう。夜永さんとの修行はどうだった?」と相手の微笑みを見ながら自分も微笑みを浮かべて)
「そういうのもあったな。祓い師としては微妙でも占いに長けた人もいて、色々占ってもらったこととか」
(夜永の言葉に懐かしそうに言いながら。絵の具を食べて毛並みが良くなった夜永を見れば「目に見えて変わった」と驚いて。書斎へは自分が運んだ方がいいのだろうかと思い「俺が運んで大丈夫ですか?」と夜永に尋ねて)
『昔はよく星や月の満ち欠けを視て、厄災が起こる日を言い当てる者もいたからのう』
(自身も懐古に耽るように目を細めて深く頷くと、行真の驚愕の言葉に『すまんのう、お願いしても良いじゃろうか。久々の酒で真っ直ぐ飛べんかもしれん。ダイニングを出て一番奥の部屋に扉の絵画があるんじゃが、そこから書斎に行けるんじゃ』相手の気遣いに心温まりほっこりとした笑顔で告げ)
焼酎だもんね。…でも上月さんが好きな味も知りたくて。
(お酒の影響でするりと口から言葉が漏れると、グラスの水面に視線を落とし双眸を柔らかく緩め。修行の問い掛けには小さな笑い声を溢し「楽しかったよ。色々教えてくれて…えっと、言葉に力を乗せると悩んでる人の背中を押したり、命令口調なら他者を従わせたり、祈りの言葉なら守護の力を刻んだり出来るんだって」彼の青い光が帯びた月長石を見つめ嬉しさを瞳に滲ませて。するとふと行真と夜永の会話を耳に挟み2人に顔を向け「書斎は鍵掛けて来てないから自由に出入りしていいよ。あれだったら行真さんも上月さんも泊まって行っても大丈夫」と過ごしやすいようにして貰えればと淡く微笑し)
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