少年D 2021-02-22 00:09:26 |
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>飯田天哉 (/>>26)
ううん。そ、それに私こそ大声出しちゃって……えっ…?
(頬を掻き謝罪をしてくる彼の様子に、本当に気を遣っての行動ではないため、ゆるゆると首を横に振ってにっこりと微笑みを浮かべる。思えば自分でも驚く程の声量だったので、驚かしてしまっていたのなら寧ろ此方が謝りたいところだ。しかし謝ろうと声を発するも、先ほど彼が言っていた言葉を思い出してピクリと硬直する。そんな様子に気付いていないのか、はたまた本心を吐いたのはわざと故だったのか、何事もなかったかのように素直に隣に座る彼に己も席を座り直した。が、誘った側のクセにいざ話そうとなると会話が弾むような題材が思い浮かばない。先程、彼が放った言葉には一体どんな意味があったのか…。もしかすると彼の中では、己との仲がそれほどまでにいいと感じさせる「何か」あるのではないのか。今日はガラにも無く変なことばかり考えてしまう己に苦笑を溢せば、突然風を切る程の速さで掌を振って変な意味ではないと撤回し始めた彼を見つめる。相手の恥ずかしむような動揺っぷりに驚いて、釣られて自身も恥ずかしくなってくる。そんな様子を察知されないように、誤魔化を含めてヤオモモが淹れてくれた紅茶を喉に通すものの、猫舌である自身にはまだ熱かったその紅茶に、これまた驚かされた。)
えっ!あ、いや、そうだよね!全然気にしてないから!大丈夫だから!!ほら、紅茶でも飲んで……あちっ!
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