少年D 2021-02-22 00:09:26 |
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>>15 / 主様
( / ンンン、お優しいお言葉に思わず胸が打たれてしまいましたッッ…本当にありがとうございます、水曜日からテストが始まるとは言え頭が回っていなさすぎますね…、気を付けます、それから此れへの返信は不要です。お優しい主様には感謝してもしきれません、此れからもお世話になります!)
>> 轟 焦凍クン
「っ、ふふ、…っあは、笑っちゃダメだよね、ごめんね…っ…確かに火の中も水の中も焦くんのが有利、だよね」
( 困ったように眉を寄せ、その後至って真剣な面持ちで返答した彼を見て思わず笑ってしまった。確かに火の中や水の中は彼の個性の方が有利なことに違いないけれど、自分が言いたかったのはそういうことではない。だがそれを言うのも野暮だと思い黙っておくことにする、何より彼が自分を助けてくれようとしている意志を感じて心がぽかぽかと温まるのを感じた。目の端に浮かんだ涙をそっと細く白い指で拭い、ぱぁっと明るい笑顔を彼に向ける。__本当に、優しい。彼は幼い頃から自分のヒーローだ、誰が何を言おうとそれに違いは無い。例え彼の父親が何れだけ彼のことを罵ろうと関係ない、いつか正面切って言ってやる、彼は僕のヒーローだと。何度も何度も彼に助けられてきた、戦闘訓練の時も実際敵との戦闘をした時だって。彼が隣に居ると何故だか傷の痛みを感じなくなる、だから自分は痛みを気にせずに戦える。熟自分には彼が必要であることを思い知らされる。そしてそれと同時に彼が好きだという気持ちも押し寄せてくる、…感情が昂り過ぎると己を制御出来なくなってしまうのは、爆豪くんを見て百も承知な筈なのだけれど。)
「…じゃあ、ひとつ。…今度こそお願い、言うね?」
( 呼吸を落ち着かせて、彼の服の裾を掴む。もう目前まで来ている寮の姿を見て見ぬふりするかのように。暫くの沈黙がその場を支配して、自らの口を開いた。はにかむような笑顔で、落ちかけている夕陽なんて気にせずに、裾を掴む手に若干力を込めて。)
「……今度都合の良い時、また外出許可貰って、2人でお出掛けしてくれないかな、…このペンダントの写真、更新したいなぁって」
( そう言って裾を掴む手とは逆の手で自らの胸の前で揺れるロケットペンダントを握り締めた。この中に入っている写真は言うまでもなく一番の宝物で。けれど記憶は更新されていくもの、幼い頃の彼を写真という形で何時も感じられるのは嬉しいけれど、やはり今の彼のことも大好きであることに変わりはないから。"傍に居る"という実感を噛み締めたい一心で、写真の更新及び__デートのお誘い、のようなものをしてみる。彼は微塵もデートなどとは思っていないのだろうが、それでも良い。自分が夢を見られればそれで、なんて。少し強欲過ぎるかもしれないと思いながらも、2人の時間をもっと作りたい、2人で時間を共有したい、そんな気持ちが溢れ出るのは人を好きになった人間の特性なのではないだろうか?今だってそうだ。寮は目前、もう少しで2人の時間は終わってしまう。彼は人気者で、緑谷くんとも仲良しで、八百万さんにも慕われている。そりゃあ焦くんは格好良いから当然だ、と胸を張りたい気持ちとまだ2人で居たい、幼馴染は僕なんだから、と独占したい気持ちが平行線を辿っていて。こんなに心を乱されているのにまだ彼は気付かない、…ずるい人だ。それでも好きなのだから、もう引き返せない。彼の返答を待つ間も高鳴る鼓動は抑えられそうになくて。)
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