めるてぃ。 2021-02-16 00:06:13 |
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>95様/四条 叶多くん
「確かにねー!でももしそうなったとしても、優しい叶多お兄ちゃんはそれでもその小さい子を助けるでしょ?そのまま放ったらかしにしそうにないよねぇー。うんうん!優しいねぇお兄ちゃん!」
(長男が故に成長するにつれて、責任感が強くなっているのだろうか。これは凄くいい事で、凄く立派な事だ。昔からそうだった、彼はいつも他人を優先するようなお人好し。だから誰からも頼られ、彼に憧れを抱いて、慕う者が多いだろう。特に子供には甘いが、ちゃんと厳しい部分も残っており、決して人をダメにするような人間ではない。そして子供によく信頼され、懐かれるような、人の心の扉を開かせるのが上手い人間だ。....まぁ色々いい所はあるのは分かっているが、やはり少しだけ抜けてるところと、その方向音痴を直せばもっと良い人になれるのだけど、だけど、そうしてしまったら彼にはもう誰かに頼ると言う逃げ道が無くなるのでは?そして頑張りすぎて、気づかずに無理を.....まぁ考えすぎだろうか、彼を信じよう。)
「あー、親父さんめちゃくちゃ忙しいもんねぇ。んー、そだ!!今度叶多くんの家にお邪魔したーい!久しぶりに四条ブラザーズが揃ってんの見たーい!」
(そうやって明るく言う。そう言えば彼の家にお邪魔するのはもう長い事無い。それだけじゃなく、放課後幼馴染み六人が揃って遊びに行く事も無いな。いつかみんな揃って遊びに行きたいものだ。)
>96様/篁 千尋くん
(近づいた時、微かだが、彼の心臓の鼓動が聞こえた気がする。気の所為だろうか....いや例え気の所為でなくとも、きっとそれは環くんの事でも考えてしまったとかそういう理由だろうね。彼が自分の為なんかに、そんな、自分にとって嬉しすぎる感情なんてくれる訳無いから。少しだけ切ないけど、彼が環くんに恋慕の情を抱いているその事実は覆らない。そして、彼は自分の胸を弱々しく押した。小さな拒絶だろうか、まぁ仕方無いだろうな。彼の慕う相手じゃないから、それは当たり前の事だ。....もし少しだけでも彼に優しく出来れば、彼はこちらに目を向くことはあるだろうか、なんてたまに思ってしまう。実際そんな都合のいい事なんて無いのに。全く、我ながら考え方が甘すぎる。希望を抱けば抱く程、それが絶望へと変わった時、より自分を苦しめる事となるというのに。そんな甘ったれた思考、早くかき消せればいいのに。むかしから他人に嫌われようと、憎まれようと、好かれようと、別にそこまで気にしてないなかった。人に優しくするのはただ、良くしてくれてるその貸しを返すだけの為にしてるだけだし、例え可愛い子でも、やはりただ、少しの間だけ興味が湧くだけ、時間が経つとやはりどうでも良くなってしまうが、かと言って危害を加えたり、冷たくする訳では無いから、この状況にある事を誰にも気づかれなかった。綺麗なもの、可愛いものもそうだ。確かに好きでコレクションは良くしているが、すぐに飽きてしまう。よく考えてみれば自分は本当にどうしようもなく気分屋で本当に最低な人間だ。叶多くんや環くんみたいに、もっと責任感を持てると良いんだけどね。自分の千尋くんに向けての恋心を抱いたのは何年も昔の小学生の頃だって言うのが驚きだ。今までずっと揺るがずに思い続けれたのは彼だけにだった。彼だけに、自分は生きてると思えるような感情が沸いた、ちゃんとした人間なんだって実感出来た。一瞬だけなのかもしれないけど、それはまるで薬のようだった、何度も何度も求めたくなる。強く強く惹き付けられて、後戻りが出来なくなるほど、彼の事を好きになりそうで怖かった。だからそれに気づいてから、ずっと、自分を騙す為に他の人と取っかえ引っ変えで付き合った。恨みを買われた事も何度もあった。本当に彼女達には悪いと思っている。悪いと分かっているのに、辞められなかった。本当に、本当に最低極まりないクズだ。優しいの欠片なんて何処にも無い、いつ死んでも仕方ないような人間。そもそもこんな感情が少ない奴が人間なのかどうかは疑問だけど、まぁ、仕方ない事だ。今だけの事を考えて楽しく生きて、そして終わる時が来たらそれもまた悪くないかもしれないな。と、そう思っていると彼は強気な口調で言葉を紡いだ)
「あははっ!!待ってる待ってる! 精々頑張って追い越してねぇー?」
(ムキになってる千尋くんが可愛くて、腹をよじって笑う。「その時はまだちゃんとまだ仲が良いと良いな....」最後にそうやって少し切なげに、聞こえないように言って)
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