めるてぃ。 2021-02-16 00:06:13 |
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>88様/篁 千尋くん
(先程の嘘で彼は酷く困惑している様に見えた。そりゃそうだ。彼はピアノを弾く時以外、目立つ事を嫌うからね。女子からのヘイトを買う...か。なるほど、確かにそれは彼にとって、自分にとっても非常に迷惑な事だ。彼が何処かの知らない誰かに虐められるのは耐えられない、他人、ほかの幼なじみは千歩譲るとして、まぁ自分以外はそんな事しないと思うけど、兎に角幼なじみ以外の人間には絶対に彼に意地悪させない。彼のその困る顔、イタズラされて拗ねる顔、怒る顔、怖がる顔は自分以外には出来る限り向かせたくない。どうせその稀に見る清らかで美しい笑顔や、甘く切ない、その誰かに恋をする顔は絶対に自分に向けられないのなら、それ以外の表情を出来る限り全部欲しい。自分だけに向けて貰いたい所だけど、絶対に無理だろう、彼には彼の自由がある、彼のなんでもない、ただの幼馴染みに彼を独り占めする権利はないし、例え恋人でもそれは無いだろう。彼は誰かに縛られるより、自由に生きる方が似合うから、誰かの籠の中に居て、飼い殺しになる事は絶対に似合わない 。もしそんな事になったら、絶対に最低な手を出しても、何としても彼を自由にする。これは自分のエゴだ、自己中心的でどうしようもないと分かっている。だがそんな事を気にするほど自分は話を聞くような良い奴じゃないから、その時は悪役でもなんでもなってやろうじゃないか。つい最近の事だっけ、彼は、女子生徒のグループに迫られてるのを目撃した。そのグループは確か最近よく自分に絡んで来るグループだった、でも自分はすぐに助けに入らないでおいた。ただただ見ていた。別に怖い訳では無い、彼女らよりやばい輩は見た事あるから、例えば、ある日とある女子から告白されて、普通に謝って、好いてくれる事を感謝して、お断りさせて貰ったら、彼女は突然よく分からない事を言い出して、カッターを取り出し、俺を切りつけようとした。幸い彼女は貧弱で何とか彼女の体にに傷をつけずに辞めさせる事に成功した、そして彼女は逃げたけど、あとは追わなかった。彼女の為にも自分の為にもこの件を黙って置くことにした。果たして自分のした事は合っているかどうかは分からないが、終わった事だ、もう何も出来ないし、最初は驚いたが、個人的にあまり気にして居ない。.....と、助けに入らなかった理由に戻るか、それはそうやってしまったら、色々とややこしくなってしまうから、彼への虐めはエスカレートされてしまうかもしれない。暴力とか物騒な事が始まるって言うなら話は別だったけど、幸い無くて良かった。その後、自分は色々と手を回して、先生方の力も借り、何とか自分が手を回した事だとバレること無く、その女子達を大人しくさせる事に成功したはいいものの、またいつどこかでそういう危ない人達が湧くいて、また彼に迷惑かけるか分からないから。警戒を緩めることは出来ないな。そう考えていると彼は顔を顰め、そっぽ向いた。俺はクスッと笑い、そっと彼の耳元まで近づき、彼を口説くように甘く囁いた)
「さぁ、これも、嘘なのかも知れないよ?可愛い、可愛い俺の千尋?」
(にぃっと笑い、初めて彼を呼び捨てて、彼の耳元にそっと息を吹いて、ゆっくりと彼から離れて、人差し指を自分の唇に当てて、悪戯っぽく笑う)
「うんうん!その意気その意気!楽しみにしてるよぉー!」
>92様/四条 叶多くん
「あはははっっ!!冗談だって!!流石の叶多お兄ちゃんもそこまで方向音痴じゃないってぐらい分かってるよぉ!」
(そうやって腹を抱え盛大に笑い、彼の肩を叩く。確かにそこまで方向音痴ではないが、成長した今でも、何度も何度も迷子になって、さすがに心配だ。学業、地理とかの科目はちゃんと理解出来ていて、そして成績も結構いい方なのに、何故.....って思ってしまう。あぁ、もしかしたら道を覚える事と学業とは何か違うのかもしれない。自分になにか出来ないだろうか、でもやはりこれは彼自身が何とか克服するしか出来ないのだろうか。)
「んー.....さぁ、どうだろうね?」
(彼は複雑そうな表情を浮かべるのがめに移り、クスッと笑ってとりあえずはぐらかした。彼をどう思っている...か。どうなんだろう、実際自分でもよく分からない。強いていえば、やはりいつも頑張ってる良いお兄ちゃん、だろうか。それと、お互い、別に恋愛感情とかそういう面倒くさい感情を抱いて居ないから、傍に居るのは気が楽だってことはわかる。彼は撫でられて、あまり嬉しそうではない、まぁそうか。いつも誰かを甘やかしている側の人間なのだから。でもいつもよく頑張っても誰かに褒められないと少しだけ悲しくなる事あるよね、個人差によるけど。褒めた相手は絶対に彼の一番褒められたい相手ではないと分かってるけど、まぁ一度だけ。彼が嫌がるならもうしないつもりだ。)
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