めるてぃ。 2021-02-16 00:06:13 |
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>74様/四条 叶多くん
「あぁー、確かに叶多くんの周りにいつも可愛いおチビちゃん達が群がってるからねぇ.....納得。...うん!悪戯は辞めるつもりは全くない!でも、洒落にならない程最低な悪戯は絶対にしない、俺も一応人の心を持ってるからさ!」
(ワクワクと目を輝かせながらそう言い切る。罪悪感は今でも偶に感じるが、何年も続いてきたせいか、今は最初の頃より慣れて、今この関係が一番心地良いとまで、偶に思ってしまう事がある。それに結構楽しい.....だなんて思ってしまう程。もう今更後戻りは出来ないし、何なら最後の最後まで、このままで居たいとも思える。子供の頃から今まで、千尋くんが自分の事を本気で嫌って来ないのはもう本当に奇跡に近い、幾らちゃんといつも欠かさずアフターケアをしていても、彼は自分のにはならないから。きっといつかは自分の元から離れて、もしかしたら環くんの元じゃなくとも、いつか他の誰かの元へ行くだろう。彼が欲しけりゃもっと頑張らないととは分かっている。それでもただただその時が来るまで、胡座をかく事しか出来ない、本音を言えば、そう、自分にその勇気が無いから。本当に情けない。相手は同じ男、ましてや幼馴染、大切な大切な、憧れの人、そもそも今こうやって話し、傍に居られて、ましてや意地悪出来るだけで凄く幸せだ......そんな事思って、女々しく悲劇のヒロインぶる自分が大いに腹立つ、そしてそう思っていても行動しない自分に虫唾が走る。最初っから決めている、例え彼が誰の所へ行こうとも、自分は絶対に悲しまないという事、まぁいっかって軽い気持ちで彼を見届ける事、そして心の底から祝福するという事。自分に比べて、叶多くんはしっかりしている、皆んなの兄の様な存在。何時も人に優しく、人を甘やかす事が上手い。でも彼も一人の人間だ、悲しい感情や辛い事は免れない。そしてふと偶に考えてしまう事がある、何時も人に頼られて生きてる彼は、自分が誰かに頼りたい時はどうしているのだろうか。相手はまた誰だろうか....親?我々友人?いや....今まで見た事が無いな。やはり恋人だろうか? でも今はそう言う関係にある様には見えないけど。何事も自分一人で抱えてそうな彼、何時かちゃんと彼自身頼れる人が居る事を心の中で願う。)
「あーそれ冗談だから気にしないで!ただ言ってみただけだからさ!菓子ぐらい自分で買えるし、ましてや意地悪ばかりしてる悪い子に御褒美は与えちゃダメだよぉ?」
(くすくすと笑って彼の肩をポンポンと叩き)
>76様/篁 千尋くん
(彼のその挙動不審な態度とその普通の人には絶対に向けない様な表情....やはり間違っては居ない様だ、彼の想い人は環くんだ。彼が環くんへの気持ちを表す態度が露骨で普通に自分にはバレているが、やはり確信は欲しかった。)
「へぇー?満更でも無いじゃん!」
(くすくすと笑い、再び彼の耳元に近づき囁いた。そう言い終わると、頑張れと言いたかったが、口が噤む。代わりにポンポンと彼の背中を撫でた。まぁ今はちゃんとした確信を持てただけで充分か、後は自分がどうするか次第って所かな。これからは諦めて、彼の手伝いをするか、それとも、彼の邪魔をするか、はたまた今まで通りに何も手を出さないで傍観しているか。そう思っていると彼はいきなり自分の手を掴んできた。少しびっくりしたが、すぐに意地悪な笑みを浮かべて)
「.....あんらァー!二人きりだなんてちーたんダイターン!!俺惚れちゃう!ちーたんにしては随分熱烈なデートのお誘いだねぇ!放課後デート、楽しみにしてるよォ!」
(まぁ、もう惚れてますけどね。と心の中で思いながら、先程の態度が全くの嘘かのように、くすくすと冗談半分でそう言い、彼を茶化す。彼にはもう想い人は居る、でもそうやって言ってくるなんて、中々諦めきれなくなるじゃないか...と言いつつ、凄く嬉しいが、同時に少しだけ残念と思った。周りがジロジロと見て来る、でも今日ばかりは譲れない、今まで殆どクラスメイトか、それか知らないほかのクラスの誰かに声掛けられて帰ってきたけど、今日だけは絶対に彼と一緒に帰る。中々出来ない事だからすごく貴重。)
「あぁ、放課後、とっておきの悪戯用意して来たから、楽しみにしててねぇ!」
(ニヤニヤと笑顔を浮かべて、目を輝かせた。)
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