めるてぃ。 2021-02-16 00:06:13 |
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>>64様 / 四条 叶多くん
( 凪斗に近寄る前に、悪気は無い、凪斗なりのコミュニケーション、と彼は言った。周りをよく見ている彼がそう言うのだから間違いないのだろうけど、如何しても納得はいかない。コミュニケーションがしたいのならもっと周りにも手を出せば良いのに、なんて凪斗の好意に気が付いていない彼はそんなことを考えていて。人の感情とは難しいもの、全て目に見えれば良いのにと思うけれど__それはそれできっと息苦しい生活を送ることになってしまいそうだし、環にこの気持ちを知られたらと思うと顔から火が出てしまいそうだ。そもそも他人の感情が全て理解出来る人間なんてこの世には居ない、ならば無理して理解する必要はない、かもしれないが。そこまで思考が至って彼の言葉に首を傾げつつ、手を出した。)
「手を出す…?ま、良いけど」
>>65様 / 神座 凪斗くん
( 彼から何処か切なげに紡がれた"ありがとう"、ピアノで耳を鍛えられている自分にははっきりと聞こえていて。如何してそんな声で礼の言葉なんて紡ぐんだ、それを聞きたかったのに口元は上手く動かなかった。ただ迷ったように目線が動いただけで、悪態を吐く筈の口は噤んだままで。時折自分の口には意思があって、いつか一人でに動き出してしまうかも、なんてそんなことを思い始めて。想像力、というのはとても__余計だ。中途半端な想像力程邪魔なものはない。自分だけぐるぐる考えるのは確かに嫌いで、でも相手を分かりたくて考えて、空回り。…何時ものパターンだ。
こんな時環がいたら、そうやって環にばかり頼ってしまう自分も本当は嫌いなのに。縋りたくて、甘えたくて、でも結局出来なくて甘やかされて。__あぁ、何だろう、ピアノが弾きたくなってきた。)
「うわっ、か、可愛い…っ…!お前この子何処で見たんだよっ、普段から此処にいんのかな…?な、放課後皆んなで見に行こうぜ!」
( ピアノが恋しくなっている自分に見せられたのは先程彼が言っていた情報通りの猫の姿で。あまりにも可愛くて、こんな野良猫が存在していて良いのかとも思い始めて、思わず瞳を輝かせて彼に提案をする。自分の家路への道とは少し逸れることになってしまうが、それでも構わない。姉には少し遅くなる連絡をしておけば良いし、晩飯の支度にだって間に合うだろうから。)
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