めるてぃ。 2021-02-16 00:06:13 |
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>61様/篁 千尋くん
(先程天海さんと連絡先を交換したから妬いてくれたのか、それとも写真を見せてあげなかったから怒っているのか、きっと後者の方の理由だろう。嫉妬してくれる訳が無い、俺は彼の想い人なんかじゃないから。とは言え彼は酷い顔をしている、少しやり過ぎたかな。そして彼の小さな呟きを聞き逃さなかった、最低...そうだね。俺は最低だ。分かっている。ちゃんと分かっている。これは良くないことだって、ちゃんと理解してる、高校生にもなってこういう悪戯、馬鹿げてる。早く嫌って欲しい、そうすれば潔く諦めて応援出来る。でもやっぱり嫌って欲しくない、出来るのなら自分のにしたい、矛盾した感情、可笑しくなりそうだ。彼には彼の道がある、自分のせいで彼の道をぶっ壊したくない。自分のこんな我儘、絶対に口が裂けても言える訳が無い。もし、ちゃんと普通に、素直にちゃんと真面目に愛情を伝えれば良いのに。一瞬だけ表情を曇らせたがすぐにいつもの笑顔に戻る。)
「......えぇー、どうしよっかなぁ?」
(彼からの子供じみた発言に少しだけ驚いてしまい、咄嗟にそう反応してしまった。如何にも彼の怒りの火に油を注ぐような発言だ。けど、どんな理由でそんな事を言ったとしても、言ってしまったものは仕方がない。まぁ、どうにかなるだろう、多分。あぁ彼はこんな事も言えるんだね。実に可愛らしく、愛おしい。小学生はお互い様、って所かな。怒りと恥ずかしさで何度も真っ赤に染まってた頬、今回はいつもより格別に、りんごやイチゴより赤くなって行ってるような気がする。実に綺麗だ。あ、彼がそっぽ向いてしまった。残念、もう少しだけ眺めていたかったが、仕方ないか。そう思って、ゆっくりとこちらへと手招きし)
「うーん、分かった!じゃあこっちへ来てくれたら、見せてあげるよ。ほら、機嫌直してコッチへおいで?....大丈夫、今は何もしないから.....ね?」
(子供を諭す様な優しい声で、そっと其方へ手を差し伸べて、小さく首を傾げて彼の様子を伺う)
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