めるてぃ。 2021-02-16 00:06:13 |
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>>43様 / 神座 凪斗くん
( 此方の反応に盛大に笑い転げる相手を何処か恨めしそうに見詰めては、時折話をするクラスメイトにも「"ちーたん"だっせぇ、」なんて笑われて。むすっと機嫌が悪そうに顔を顰めて彼のライラック色の瞳を捕らえる。自分とは違って高身長でモデル体型、その上外国人寄りの顔立ちは所謂イケメンで思わず何時も絆されてしまいそうになるのだけれど。)
「ちーたんって呼ぶな、笑うな、あと俺は可愛くない!」
( 優しく髪を撫でられると少しだけ眉を下げてぷいっと顔を背ける。こんなに顔が良いと普段ならばすらすらと悪態が飛び出る自らの口も自然に閉口して。髪を撫でる手は拒絶せずに暫く大人しくしていれば、今度は膨らんだ頬を突っつかれる。こうして人に触れたがるのは外国の名残なのだろうか、何方にせよこんな顔の良い男にこうしてスキンシップを取られればその辺の女子なんてイチコロなのだろう、とは思う。ただあくまで自分は男で、相手は大切な幼馴染で。緊張なんてしていないし、ましてや胸が高鳴るなんてそんなことは__ある筈ない。まぁ自分は同じ男で幼馴染である人間に恋心を抱いている訳なのだが。ぐるぐると考え続けるのは心が苦しくて、一旦頭をリセットするかのようにこほんっ、と咳払いをして彼から若干距離を取る。)
「…俺だって警戒くらいしてるっつーの、__って、ポケット?っえ、ちょ、おま、まさかっ…!」
( さぁぁ、と顔が青褪めるのが自分でも分かった。意識してしまえば先程まで気にならなかったが、カーディガンのポケットに重みを感じるような、そんな気がして来て。まさか抱き寄せられた時にでも入れられたのか、否、そんな気配は無かった筈。首筋に垂れる冷や汗、思わず距離を取っていた筈の彼の服の裾を掴んだ。そして弱い力でぐいぐい、と引っ張って焦りを露わにする。必要以上に人に頼るのは御免だが、こうなってしまっては致し方ない。それに先に仕掛けたのは此奴の方だ、虫嫌いはとうの昔に幼馴染である此奴にはバレているだろうし、と仕方無しにプライドを捨てて震える口調で紡いで。)
「お前、なんか入れたんだろ…っ!?と、取れよ、出てくる前に取れって…っ、うわ、なんか今隙間から羽見えたっ、おい、後で何でもしてやるから早く…っ!」
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