○ 花札 2021-02-10 22:57:13 |
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トピ建てお疲れ様です。少し遅くなりましたが、移動して来ました!自分の大好きなトリップ物と相互制とのことでテンションが上がりつつ、緊張もしています。これから宜しくお願いします!
お越しいただき感謝致します!そう言ってもらえると此方も募集した甲斐がありました。嬉しいです。こちらこそ、宜しくお願い致します。
早速ですが本題に入らせていただきます。
トリップということで、現代に住む子が事故に遭い版権の住む世界に飛んでしまいます。そこで、版権と出逢いどう過ごしていくかはお任せいたします。勿論、現代に戻るのも良し。その世界に居座るも良し。__ですが、現代に戻ると待っているものは 死 のみです。その現実は変えられません。どんな選択をするのも貴方次第です。
□様の希望される版権を教えていただけますか?此方の提供できる作品は提示した通りです。複数のご指名も可能ですので何なりと仰ってください。また、□様の創作pfとトリップ場所を考えてくださりたいと思います。
何か質問がありましたら、仰ってください!
相互についてですが、ハイキュー又は鬼滅の刃が提供可能ということで此方は承知していますが間違いありませんか?大丈夫でしたらそこから選んでいこうと思います!
主様が提供してくださる版権キャラを選んでほしいとのことでしたが、素敵なキャラが多く選べそうにありません。考えて数人に絞ってみましたので、どうか主様の動かし易いと感じるキャラをご選択くださいませ……!
・時透 無一郎 ・伊黒 小芭内
・月島 蛍 ・孤爪 研磨
・白布 賢二郎 ・赤葦 京治
・佐久早 聖臣 ・古森 元也
・木兎 光太郎 ・北 信介
知識的に鬼滅の刃のキャラ様と話すのは簡単ではないと考えておりまして、主様が宜しければハイキューのキャラを優先して頂きたく…!鬼滅の刃のキャラ様の方が動かし易いようでしたら、遠慮なくそちらをお選びください。
創作のpfは萌萎をお聞きしてから作成しようと思っているのですが、取り敢えず背後が考えている創作の背景だけでも載せておきますね。
女性 / 高校生 / トリップする前の現代世界では、トリップした作品の大ファンだったらしく推しと関われていて混乱中 / 元いた世界に推しグッズを置いてきてしまったことを後悔しているが、今のところは死か推しと共に生きるかだったら推しと共に生きるの方が幸せだと考えている / 元の世界に未練はあまりなく、唯一あるとしたらお年玉を推しグッズに使えていないことのみ / 事故にて死亡
トリップ場所につきましては、ハイキューの場合は放課後の部活中である体育館のステージの上や、公園のベンチで座っている所を帰宅中の推し様に発見して頂くどちらかを希望します。鬼滅の刃の場合は任務中の推し様の目の前へとトリップするか、任務を終え屋敷の中にて倒れている姿を発見して頂くどちらかを希望させて頂こうかと!難しいようでしたら変更は可能ですので、遠慮なく仰ってくださいね。
提供可能な作品の件は、間違いありませんのでお好きなキャラクター様をお選びください…!
そのお気持ちとてもわかります。いざとなると選べないものですよね、では僭越ながら此方が選ばせていただきますね。鬼滅も個人的には好きですが、元よりハイキューがいいなと考えておりましたので…!
そうですね、どのキャラクターも好きですが。創作様が高校生ということで、此方のキャラクターも高校生になるのかな?と思いまして、そしたら梟谷を舞台に赤葦又は木兎メインのどちらか( ここはすみません、選んでいただければと…! )をサブで出すのはどうでしょうか。井闥山でも可能です!もし、版権が高校生ではなく卒業後を想定しているようでしたら、また違うパターンでもいいかなと。どうでしょうか?
とても素敵な創作様ができると予感しております!此方の萌萎ですが、過度な性格の偏り( 過度なメンヘラや天然 )がなければ萌ですので。お好きに作成していただければと。此方も創作を作成するにあたり、萌萎を教えていただきたく。
ステージ上にトリップするの面白いなと思いますので、その方向でいきましょう!その後の展開に関しては話し合いをしながらやれればいいなと思っております。
ありがとうございます。此方も希望が多くて選びきれませんでしたので、下記の中でやり易いキャラをやっていただきたいなと。
・佐久早聖臣
・牛島若利
・宮治
・宮侑
・岩泉一
・昼神幸郎
・黒尾鉄朗
・澤村大地
此方の創作は高校生を予定しておりますが、可能であれば版権は卒業後でお願いしようかなと考えております。難しいようであれば遠慮なく仰ってください!
要望が一致していたようで安心しました。鬼滅の刃も勿論面白いお話ですが、ハイキューは個人的に昔から大好きな作品でして…!なり茶では中々見掛けませんが、こうしてハイキューのなりきりを共にできる方との縁ができ嬉しいばかりでございます。此方の創作を勝手に高校生にしてしまったばかりに、分かり難くなってしまい申し訳ありません…!勝手な要望となるのですが、できれば高校生同士だと嬉しいかなーと。梟谷の御二人からと言うことで、とても悩みましたが今回は赤葦くんで宜しくお願いします!あのクールな雰囲気のイケメンさんと絡めるのだと考えると、今から楽しみで楽しみで仕方ありません。
主様の萌萎、把握致しました!早速pfを作成して来ましたので、載せさせて頂きますね。不備や疑問点があるようでしたら何なりと仰ってください。此方の萌萎も主様とほぼ一致しているので、主様の好みな子を作って下さればなと思っております!
創作pf ( 仮 / 変更可 )
【 名前 】 榊原 凉
【 読み 】 さかきばら すず
【 性別 】 ♀
【 年齢 】 17y
【 性格 】 人懐っこく、誰とでもすぐに仲良くなれるムードメイカー。お喋りが大好きのは勿論、人の話もちゃんと聞ける子。要領が少し悪いのが悩みで、覚えるのが苦手。他人の趣味や好きなことを馬鹿にすることはなく、自分の好きなアニメや漫画を馬鹿にされてしまえば怒りが収まることはない。口に出さないので更にタチが悪い。一般的に言うオタクで、ハイキューと言うアニメが大好き。子犬系女子。
【 容姿 】 ロングヘア。茶色の柔らかく癖のない髪の毛にアレンジは欠かさず、ハーフアップにして結んでいる。瞳は髪と同色で茶色、猫目ぎみのぱっつり二重。身長160cmで決してふくよかではないが痩せすぎてもいない丁度良い体型。トリップして来た時の服装は現実世界の制服で、黒色が主色となったシンプルなデザインをしている。
【 備考 】 元々いた世界の両親は離婚しており、自分を引き取った母親は既に他界。その後は祖母の家で引きとらえ暮らしていたが、祖母も自分が高校生になったと同時に他界。他の引き取り先がまだ決まっていない時に事故にあって死亡した為、特に悲しくとも何ともない。ハイキューと言うアニメが大好きで、推しは赤葦。推しのことを「赤葦くん」と呼び、心から愛している。
卒業後プラスやり易いキャラでとのことでしたので、岩泉くんか黒尾鉄朗さんのどちらかをと思います。どうしても選べませんので、これは主様が選んでくださると有難いです……!
いいですよね。わかります。長い間素敵なお話を有難うございます古舘先生…と言わざるを得ないです…!いえいえ、年齢はなんでも大丈夫でしたので。わかりました、赤葦ですね。クールなかっこよい赤葦くんができるように精一杯努めさせていただきます!
可愛らしい娘さんです!特に不備等は御座いませんのでそのままでお願い致します。背景なども教えてくださいましたので、取り敢えずはロルを回していきながら考えていきましょう!後は、どこに住まうことになるか、ですが。それはまた希望がありましたら…!特に問題がなければ始めていこうと思います。初回ロルですが、トリップした第一声からお願いしても宜しいですか。
此方のわがままを聞いてくださり有難う御座います!では、黒尾鉄朗でお願いします。黒尾さんのスーツ姿が今からもう楽しみで仕方がありません。創作pfを載せておきましたので確認をお願いします。何か不備等ありましたら仰ってください!
名前 / 鳴瀬 理央( なるせ りお )
年齢 / 18y
性別 / 女
性格 / 喜怒哀楽が分かりやすく顔に出る。つまりは素直。思ったことは遠回ししないで口に出すタイプだし、オブラートに包むといった優しい表現はあまりできない不器用者でもある。その割に気にしいなとこもあるため、発言を撤回したり、謝罪したりすることはできる。自分の好きなことにはかなり興味を持つが、どうでもいいことにはかなり無関心でいられる。外に出るより中で漫画やアニメを見ていたい。
容姿 / 鎖骨あたりまで伸ばされた黒髪は毛先が外にハネていて柔らかい。前髪は眉で切り揃えられている。末広の二重、涙袋、下睫毛、涙黒子はやや眠そうな目を印象付ける。肌は白く、薄めの唇はピンクに染まる。162cmでどちらかといえばスレンダー。黒のセーラー服、ダウンジャケットでトリップしたが、事故の反動で踵の踏まれたスニーカーは現代に置いてきてしまったらしく、足元は白の靴下姿で発見された。
備考 / 小学1年生の時からバレーボールをしていて高校でも強豪校で春高出場経験有り。ポジションはセッター。現在、最後の春高が8位で終わり引退して髪を伸ばしている最中。片親( 母親 )で今は彼氏がいるらしい。兄も2人いて既に就職、一人暮らし中。兄の影響でバレーをはじめ、ハイキューに出逢ったのも兄のおかげ。ハイキューは自分の指針でもあり、大好きな作品、なだけあって推しの春高が終えるのが怖くて漫画は全巻揃えている癖に烏野vs音駒戦を無限ループしている。そのため、みんなの卒業後はまだ知らない( 若干小耳に挟んで知っているキャラはいる )。
海沿いの道を自転車で帰宅中に車に跳ねられそのままガードレールを超えて海に放り出される。気がつくと都内の裏路地で座り込んでいて、そこを黒尾に発見、保護される。
8年半も休まず連載してくださった作品ですから、本当にお疲れ様でした!ですよね。古舘先生の素晴らしい作品と絵柄には心から感謝を申し上げたいです…!はい、此方も胡散臭さを捨てずに格好よさを保つ黒尾さんを動かさせて頂きますね。改めまして、宜しくお願いします!
初回ロルの雰囲気、了解しました。トリップした時の第一声からスタートとのことで書かせて頂いたので、早速確認を宜しくお願いします!
ここ、どこ…。 ( 信号が青色へと変わった横断歩道。交通ルールは嫌と言うほど教わってきている為、信号無視はしていない。横断歩道を歩いている最中、後ろにいた人からの大きな叫び声。危ない。その声が聞こえた頃にはもう遅かった、死んでしまうのだな。じんわりと感じる痛み、そして走馬灯のように浮かび上がる思い出。死 にたくないなんてことは思わないけど、このまま終わるのも何だか辛い。そう考えるのはつかの間、眠ってしまっていたのか知らない場所で目が覚める。天井は家とは全く違い、体育館のような雰囲気。ここは何処だろうか、考える気力もなく弱々しい声を出して思っていることをそのまんま声に出し )
可愛らしい子をありがとうございます…!不備などは見当たりませんので、このままストーリーへと持ち要りましょう。
初回ロル感謝致します!とても分かりやすいロルです。これから何かありましたら仰ってください。また、これからの展開についてですが、凉ちゃんの居住地はどうしましょうか。赤葦の家に潜り込みますか?希望があれば教えてください。
赤葦 京治
__君、だれ。 ( それは朝の出来事だった。朝練の為に早めに体育館に来て数名の部員と共にネット張りをしていたが、何かが落ちるような音が鳴り体育館がやや騒めく。辺りを見回してその原因を探していれば、ステージの上に今まではいなかったはずの人影が見える。それは遠くから見ても女性、そして我がバレー部のマネージャーとは違う。周りの人間は、まるで様子を見に行くのは自分であろうとばかりに此方を見てくる。小さく息を吐き恐る恐るステージへと向かえば、仰向けになっているその子が何かを呟く。此方に気付いていないのか、身を乗り出して彼女の視界に入るように上から見下ろせば一言 ) 大丈夫ですか。
鳴瀬 理央
えー。 ここ、どこ。 ( 部活動を引退した冬。そろそろ学校も自由登校日に入ろうとしていた、今日は休みに入るその前日だった。明日から何をしようか、そろそろハイキューを完結させてやろうか。などと思考を巡らせていた。海沿いの道をいつも通り自転車に乗って帰宅していたが、それは一瞬にして起こった。カーブで曲がりきれなかった車が自分を後ろから跳ねて、その衝撃で自分はガードレールを超えて海へと放り出されていた。海に叩き打たれたその時、何故か痛みではなくお尻と両足に冷たい感覚が走る。衝撃に耐えようと目を瞑っていたので、その目を開けた。そこに映るのは海ではなく、じめじめとした水溜りを作ったコンクリートで、自分は座り込んでいた。わからない状況と、濡れたスカートや靴下たちにため息を吐きながら )
そう言っていただき有難う御座います!では、はじめさせていただきますので、ロルやら不備があれば仰ってください。
赤葦くんのお家に…!良いのでしょうか、是非ともお願いしたいと思っておりますが。ロルに不備などがなようで安心しました。文章を紡ぐのがまだ苦手ですが、宜しくお願いします!
榊原 凉 ( in 体育館 )
え…。赤葦くん、だ。 ( 自分を心配してくれているような聞き慣れたイケメンボイスこと、声優さんの声。なんだ、夢を見ているのか。ぱちぱちと数回ほど瞬きをし、頬を思いきりつねってみる。あれ、痛いぞ。じゃあ自分の目の前にいる赤葦くんは、本物なのだろうか。理解するのに数秒掛かったが、ようやく理解が追い付く。自分は死 んだ反動でトリップしたらしい。ぽつぽつと涙を堪えつつ彼の名前を呼ぶと、我慢が効かなくなったのか寝転んでいた体を起こして大声をあげて泣き出し。推しに会えたと言う喜びにプラスして彼の姿を見ると梟谷についてとハイキューについてを深く思い出す。急に泣き出されて迷惑だろうが、そんなことを考えれるほどの余裕はなくて )
黒尾 鉄朗
海にでも入ったのかよってことですよね、スルーができない状況に出くわしたかも……。 ( たまたま仕事の帰りで普段は通らない慣れない道を通る。雨が先程まで降っていたため、何だか気分が悪い。足取りが良い道はないだろうかと辺りを見渡したところ、なぜかコンクリートに座り込む1人の少女を発見。心配との言葉よりも、先に状況が理解できないが出てしまう。はあ?と首をかしげつつ、スルーしてもしきれない状況に彼女へと近寄り声を掛け。にっこりとした作り笑顔を少女へと向ければ、手を差し出して心配するような発言を一言 ) お嬢さん、大丈夫ですか?
ロルに不備などは見当たりません…!素敵なロルで、読みやすいです。
お、家ですね!勿論大丈夫ですよ!その方向でいこうと思います。こちらこそ宜しくお願いします。また何かありましたらお声がけください!
赤葦 京治
え、ちょ…。 ( 彼女が自分の顔を見て数度瞬きした後、頬をつねるものだから慌てて手を差し出すものの、それは彼女へは届かず。行き場のない手が宙をゆらゆらと揺らして彼女の反応を見つめる。聞きたいことはたくさんあるが、今はそれどころではないらしい。声をあげて泣き始める彼女に割と冷静な自分、感情の起伏が激しい人物をいつも間近で見ているからか。女の子が泣いていても冷静なのは考えものだが。まだ何にも使っていないフェイスタオルを彼女の顔の前へ突き出して。とりあえずは自分の名を知る彼女へ追及するのではなく、彼女の視線に合わせるように腰を下ろして彼女を覗き込み ) 落ち着くまで待ちますから。
鳴瀬 理央
お嬢さ…、 は?え。クロオサンデハ。 ( 気持ちの悪い制服やら靴下に目線を移していれば、頭上から声が聞こえる。どうやらイケボの男性に声をかけられたらしい。これでイケメンなら多分自分はついていってしまうのだろうが、と顔を上げて鼻で笑いながら彼の言葉を復唱しはじめれば言葉は途中で失われる。開いたままの口は間抜けな声を出して、急にカタコトで疑問をぶつける。焦っていた。事故に遭ったはずが、見知らぬ土地で水溜りに落ち、顔を上げれば大好きな作品の推しが目の前に。首をコツンと傾けながら彼の目を見つめ ) 黒尾鉄朗…?
よかったです!これからどうぞ宜しくお願いします。
榊原 凉 ( in 体育館 )
赤葦くん…紳士…。 ( 落ち着くまで待ってくれるだなんて、紳士過ぎる。自分が元いた世界では、そんな紳士な男の子なんていなかった。迷惑は掛けれないと涙を拭えば、頭を深々と下げてちゃんと謝罪を。「 迷惑を掛けてしまい、申し訳ないです。 」今にでも推しの格好よい表情を拝みたいところだが、流石に気持ち悪がられるだろう。気持ちを頑張って抑えこみ、取りあえず自分のいる場所を見渡してみる。回りに見えるは梟谷の皆さん。やばい、イケメンだ。興奮を抑えきれず、頬を真っ赤に染めればポツリと言葉を呟いて ) イケメンしかいない……。
黒尾 鉄朗
?あ、そうデスケド。 ( 黒尾鉄朗、自分の名前を何故か知っている相手。別に世界に無名と言う訳ではない為、春高を見に来てくれていたのだろうか。そうだったのだったら奇跡だなと笑顔を向ければ、そうだと認め。地面に座ったままの彼女を早く立たせるべきだと考えれば、にっこりとした胡散臭い笑みを浮かべつつ同じ目線になる為にしゃがみ込み濡れてしまう膝を我慢しつつ手を差し出す。「 濡れますよ、立ってください。 」自分にとっては優しい言葉だったのだが、彼女はどう受けとるだろうか。ただの迷惑なお節介だったら申し訳ないが、ただ目の前に地べたに座る少女を見て見ぬふりをすることができないようで。 )
赤葦 京治
大丈夫ですよ。落ち着きましたか? ( 自分がステージに上がってから何のリアクションもないことに気がついた部員達が、数名様子を見にくる。恐る恐る後ろから覗く者が殆どだが、うちの部長はそんなことはないらしい。自分の隣に座り込み泣いている彼女を不思議そうに見つめていた、ただ、言葉を発することはなく俺に任せているようでもあった。深々と頭を下げて謝罪する彼女へ、まずは状態を確認するような声がけを。辺りを見回しているところを見れば、落ち着いてはいないが泣き止んだのだろう。その次の瞬間、耳に入ってきた言葉に少し驚くと、隣から大きな笑い声が上がった。 「 イケメンだってさ!俺のことか! 」 などとはしゃいで他の部員の元へ主将は駆け出していく。深いため息を吐きながら、「 すみません。 」と断りを入れてから疑問を投げ ) あの、何で俺の名前を知っているんですか?
鳴瀬 理央
何か、ちょっと違う。 ( 自分の呟きに彼は笑顔で応えてくれる。確かに自分の大好きな黒尾鉄朗なのだろう、が、不意にそれは言葉として出てしまう。自分の知っている黒尾よりもいくつか年齢が上に見える、それだけではない。高校生な筈が彼はスーツを着ているではないか。どういうことなのか、この際漫画の中の登場人物が目の前にいることはどうでもいい。私が知りたいのは、彼が自分の知っている彼とは違うところ。脳内で語りに語りながら僅か0.5秒程度、次の時には目の前に顔面国宝が。そして、よく見る胡散臭い笑顔で手を差し出してくる。「 あ、はい。 」私は何も考えずに彼の手に自分の手を重ねて身軽に立ち上がり ) ありがとうございます。 それで、ここはどこなんでしょうか。
榊原 凉
ありがとうございます、落ち着きました……。 ( 急にステージの上に来た少女に嫌な視線1つも向けず、優しく接してくれる彼は何と優しい人なのか。変な行動であまり困らせないようにしなくては、と気を引き締めてはしっかりと礼を伝える。言葉じゃ伝えきれない感動と幸せを元の世界では貰っていたのだが。涙が終われば次は主将である木兎さんの発言へと心暖まり、にこにことした笑顔を浮かべる。忙しい表情だが、彼の言葉はやはり聞き逃さない。何事にも真面目な彼だからこその謝罪を聞くと、ぶんぶんと首を左右に振り否定を。「 いえいえ、あんな格好いい姿を見れて幸せですから! 」謝罪の次は、質問。名前を知っている理由はただ1つで、それ以外は何事でもない。変に嘘をつく理由も見当たらず、素直に答えることを決めて ) えっと、話すと多分長くなりますけど……。手短に言いますと、私は死 んでしまった反動でトリップして来てしまい、前にいた世界で貴方達が登場するハイキューとの作品の大ファンだったから、です。うう…語彙力が足りなくてすいません。
黒尾 鉄朗
違う……? ( 何かが違う。よく分からない発言を此方へと向け、疑問そうに発したその言葉には此方も疑問そうに首をかしげて言葉を返す。春高を見に来ていた人なのであれば、自分が高校生だった時の姿を見ている。と言うことは、自分のことをまだ高校生だと勘違いしているのだろうか。いやいや、それは可笑しいだろう。悩みに悩んだ末、出た結果はこれ。きっと人間違いだ。自分の名前は世界中探したらきっと一人や二人はいる。そう頭の中で解決をし、悩ましく曇っていた表情はうって変わりにこやかな表情へと一変する。そんな考え事をしているうちに手をとり、立ってくれていた彼女。安心した次に飛んでくるのはよく分からない質問で、ここはどこなのかと訊ねられる。少し浮いている子なのだろうかと考えていたが、ちゃんと質問には答え ) 東京、と言う場所……分かりますか?
赤葦 京治
___。ちょっと、整理させてください。 死んでしまった反動でトリップ…、あまり現実的ではないですが、 本当 なんですよね? ( 所々彼女の発言には不可思議なところがあるのはわかっていたが、ここまで来るとあまり現実的ではないことに頭を悩ませる。笑顔を浮かべたり、大きなリアクションをしたりと、その様子から彼女はかなり素直な人なのだということを推測する。だからこそ、彼女の言うべきことに嘘偽りがないことはわかる。それでも信じ難い、どうしたものかと顎に手を当て考えて。 そんな自分の悩みなどどうでもよさそうに後ろから大きな声が聞こえてきた。「 あかーし!!練習はじめるぞ! 」他の部員がその様子に頭を押さえる中、自分は何となく我が主将の考えが見えたような気がした。「 彼女をどうするんだよ、アホか 」なんて同級生にどやされている彼を横目に、今までの難しそうな顔が嘘みたいに軽く笑いかける。彼女に目線を合わせるべく下ろしていた腰を上げて、彼女へ手を差し伸べて ) うちの主将が練習したいみたいなんで、取り敢えず見ててやってください。 終わったらまた詳しく話聞かせてください、俺たちにできることがあればお手伝いしますから。
鳴瀬 理央
あの、助けてくれませんか。 ( 悩ましそうな顔やにこやかな顔、彼の顔はやっぱり自分の推しのもので一生拝んでいられる。しかも、原作よりも色気が増している。ハイキュー好きの友人に微かに聞いた話では、自分が未だ手にしていない巻には登場人物達の未来が描かれている、というではないか。ネットサーフィンなんかしていると、不意にネタバレ画像が目に飛び込んでしまって数名の未来は既に見てしまっていた。でも、目の前にいる推しの未来はまだ拝めていなかった。だからこそ、ここにいる彼が自分の知っている彼とは違って見えるのだろう。まあ、そんなことは今考えるべきことではない。彼が自分の質問に答えてくれると「 ええ、勿論。スカイツリーですよね 」知っている名所を挙げ自分の知識を披露する。このまま彼と離れてしまうのは嫌だ、兎に角何が起こっているのか解明するためにも今はこの状況をどうにかしなければと思い浮かんだのが、ストレートな助けの要請で。びっしょりに濡れたスカートに触れながら彼を見上げて ) 服、汚れちゃって。あと実は、お腹空きました。
榊原 凉
信じ難いですよね。私も状況は余り把握できてなくて、ごめんなさい。 ( やはり言葉だけの説明じゃ信じることは難しい。頑張って自分の言葉を理解してしようとしてくれる彼は、漫画の中と変わらずに良い人なんだろう。もう今すぐ拝みたいところだが、それはそれで迷惑が過ぎる。ぐっと気持ちを奥底にしまい、機会があれば拝もうと心に決め。そんな余り明るくない雰囲気をたち切ったのは五本指のエース、木兎さん。尊いの極み。それを木兎さんに使わず、どこで使うのか。そうオタク思考を巡らせ、可愛らしい彼らの絡みを眺めているところの視線に入ってくるのは綺麗な白い手。見惚れているところ、そっと声を掛けられると慌てて彼の手をとる。無意識だろうか、軽く彼の手を握る。不安じゃないはずなのに、不安に感じる。ぐっと自分の不安な気持ちを抑えこみ、柔らかな笑みを浮かべると立ち上がる為に借りた手を離し、にっこりと明るい表情で微笑んで見せ ) 赤葦くん、ありがとうございます。ご迷惑をお掛けし、本当にすいません。練習頑張ってくださいね…!
黒尾 鉄朗
そのつもりです。 ( ハッキリと物事を言う彼女は何だか幼なじみの研磨を見ているようで、面白い。小さく笑い、小さくうんうんと頷く。東京との場所は知っていると言い、スカリツリーを出す彼女。スカイツリーが近くにあるような場所ではないのだが、取り敢えずは良いとしよう。正解だと言いたげに頷けば、「 そうですよ、スカイツリーはここからじゃ見えませんけどネ 」必要のない言葉を無駄に付け加えあっていることを伝える。一応知ってて当たり前のことは知っているらしく、特に変な子という訳でもなさそう。ただ、やはりびしょひしょの服が気になる。どうしたものかと思考を巡らせている最中、自分から言わずともハッキリ物を言う彼女が自分の状況について教えてくれる。やはり面白いなと笑いを堪えれば、服屋にでも向かうかと提案し ) 服屋さんならすぐ近くにありますケド、行きますか?空腹は……なにか美味しい物をご馳走します。
赤葦 京治
必ず戻ってきますから、ここにいてくださいね。 ( 握り返してくる手が心なしか震えているように思えた。嘘をついている感じはしない、だとしたら、彼女も混乱しているはずだ。そんな中1人にされたら不安だろう。だからといって練習を放り出して彼女についていることもできない。不安を取り除くことはできないだろうし、自分に何かできるとも思えない、でも、こうして出逢ったのには理由があると思ってしまう。一言、まるで約束みたいに優しい声で。その後は背を向けて練習へと向かう。一年生だろうか、後輩に声をかけ彼女へ椅子を出させる。そこにいろ、とでもいいたげに振り返って目配せをして )
鳴瀬 理央
はい!ありがとうございます。 ( カタコトの敬語が何とも彼らしい。原作と何ら変わらないその姿に悶絶しそうになるが、ぐっと堪える。目の前に推しが存在している割に、自分は意外と理性を保てている。と、思えば笑いを堪えている姿にまたも胸打たれる。それが、例え自分の変な部分であるとしても。彼からの提案に勿論頷く。何を言おう一文無しなもので、彼の助けなくては生きていけそうにない。大きく首を縦に振り一歩彼の方へ歩み寄り 「 鳴瀬理央です。お世話になります、黒尾サン! 」 軽く自己紹介をし路地を抜けようと歩き出して。その度濡れた靴下が気持ち悪いが靴がない以上しょうがない、自分の後ろにいる黒尾へ振り返り ) ラーメン、食べたいです!
榊原 凉
はい、勿論です。 ( 突然見知らぬ人物が来たと言うのに、よく丁寧な対応ができる物だ。自分が赤葦の立場であるのならば、落ち着くことができず絶対に警戒心まるだしになってしまうだろう。やっぱり落ち着きのある彼、私の推し。不安で不安で仕方ない気持ちが、相手のおかげで少しだが和らいだ気がする。待つのは良いのだが、何をしようか。携帯でも見ておこうと携帯があるかを確認すべくポケットへと視線を移す最中に椅子を持って来てくれている梟谷バレー部の生徒が。赤葦くんが気を使ってくれたのかと赤葦に視線を移せば、そこに座れと言っているような目線の移り変わりに気付き慌てて椅子を持って来てくれている子へと駆け寄って )
黒尾 鉄朗
鳴瀬さんか、宜しくお願いします。それと、失礼ですが御住まいは? ( 自己紹介をされ、自分のことも言った方が良いのかと悩むも自分の名前は知っているのだから良いかと詳しいことは後回し。彼女の名前をしっかりと聞き取り、受け取れば今疑問に思っていることを訊ね。家の場所が分かれば送っていけるのだがと悩ましそうに近くの服屋へと向かう道のりを彼女の数歩ほど前で優先して案内するように歩けば、振り返りつつ首をかしげる。勿論、住所を特定しようなんぞ忌々しい気持ちは一切ない。寧ろ心配してこその発言だ。胡散臭い笑みは外さず、人通りの少ない道を歩いていると何が食べたいか思い付いたのか声を挙げた彼女へは勿論だと言う意思を伝えるために頷いて ) ラーメンですね。パンケーキが食べたいとか言われると思ってたんで、安心しました。
赤葦 京治
終わりましたよ。 ( 朝練なだけあってそこまで長時間練習ではない。サーブやら、基礎練を含めて1時間程度体を動かして終わる。ネットを片し、部室で着替えるために各々が体育館を後にする中自身は舞台へと。汗をしっかりかいたからか距離感に気をつけて、少し彼女から遠い位置で一言声をかける。タオルで額の汗を拭い、さてこれからどうしようかと思案すれば、突然我が部のキャプテンが再登場。汗など関係なく彼女の目の前に座り込んで 「 ちょ、木兎さん 」 自身の声がけに目もくれず彼はにこにこ笑みを浮かべながら 「 とりあえず部室にいる?あそこマネも使うから意外と綺麗だし、今日の部活が終わった後考えればいいんじゃない? 」 真面目に普通な提案に目を見開いて首を縦に振りながら彼女へ視線を移し ) 木兎さん天才ですね。 どうしますか?休み時間は木兎さんと様子見に行きますから、とりあえず日中は部室で過ごすということで。
鳴瀬 理央
お住まいは、多分ここじゃないどっかの世界線の埼玉県。 ( 彼が優しく数歩前を歩いていることも、自分の状況から見て人通りを避けていることもなんとなくわかった。見ず知らずのびしょ濡れ女子高生にここまで気をつかえるのは流石としか言えない。大きな背中を見つめながら問われたことに答える。何とも疑問符が浮かびそうな言葉が入っているのは自分でもよくわかっていないから。 「 私の知る埼玉県には森然高校はないですよ。それに、都内に音駒って高校もないですし 」 わかっている情報は一応開示する。自分の言っていることはごく普通のことだろうが、その世界で生きている彼にとっては訳の分からないことだろう。何と返ってくるのか少し楽しみにしながら、足元で怪我でもしないよう下を向きながら彼に着いていき )
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