三丁目のミケネコさん 2021-02-10 21:15:16 |
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(了解致しました!)
(くぁーっと欠伸をし、まだ完全に覚めてない目を擦り、ジョギングをしていたら、ふと聞き覚えのある声が耳に入って、バッと声が聞こえる方へと振り向いて)
あっっ!!!お兄さんおはようッス!!!
(瞬時に目が覚め、朝から会えてよほど嬉しいのか、満面の笑みで手をブンブンと振りながら相手の方へと走っていって)
お兄さん今日結構冷えるッスねぇ!
んふふ、矢代くん朝から元気やねぇ。
(走ってくる相手を見つめながらくすくす、と小刻みに笑って両手のゴミ袋をどさりとゴミ捨て場に置き、「…そ。お兄さん寒いねん。矢代くんが暖めてくれる?」と蠱惑的な笑みを口許に浮かべ)
ふぇっ!?えっ!!その、えっと、、
(朝から相手のその色気満点の笑みとその無防備な振る舞いで顔真っ赤にして、アタフタと。出来るだけ冷静と保とうとするがやはり動揺は隠せずに)
その、えっと、俺のコートをどうぞ!
(とびきりの笑顔で動揺を隠そうとしたが、やはり落ち着かなくて、相手の目を見れない。身に付けてたコートを脱いで、おずおずと相手に渡そうとし)
……おおきに。
(若干不満そうな表情ではあったが礼を述べ、すぐにまた色気に溢れた笑顔に戻ると「…なぁんでお兄さんの目、見てくれへんの?」と相手に近付き)
(近づかれてびっくりし、動揺がさらに増して)
ひぇ、、その、お兄さん、、近い、、ッス、
(後半に近づくに連れて声が小さくなって、「うぅなんでいつもいつもそんな躊躇いもなくハレンチな事を堂々と言えるんすかぁ、しかも朝っぱから、心臓に悪い、、っす、」真っ赤な顔を腕で隠し、ボソボソと)
…さぁ?なんでやろな?
(はぐらかすように微笑み、相手の顔を守る腕をその痩身の体格からは想像できないほど容易に剥がすと自らの指先にキスをし、相手の額に人差し指を押し付け)
(勢い良く腕を剥がされてびっくりし一瞬固まったが、その後相手の行動にびっくりし、パシっと、相手の腕を掴み、羞恥で真っ赤な顔と少しだけ寂しい表情で睨みつけて)
、、っお兄さん!お兄さんは、、誰にでも、こんな、こんな風に扱うンスか、、?
(ハッと我に返り、手をそっと離して「あ、、ス、すんません」と小さく謝って、また顔を逸らして)
…ん~…せやねぇ、誰にでもするわけちゃうよ?(悪戯を思い付いた子供のような表情になると相手の耳元で「…お兄さんがこんなことすんのは矢代くんだけ、やで?」吐息混じりの甘い声で囁き)
っっ!!
(相手の甘い声でぞくりと肩が跳ね上がり、バクバクと鳴り響く心臓を抑え、強く、だが優しく相手を自分から引っ剥がし)
ちょ、ちょっと待ってくださいッスっ!、、そそそ、そんな、近いと、、、ダメっス!!!
(ブンブンと首を横に振って、何とか冷静を取り戻そうとし)もっと警戒して下さいッス!!その、こいびと、、じゃ無いし、、その、そういうのはダメっス!危ないッスよ!!!そういう、誤解を招くのはやめた方がいいッス、まじで、
(ごにょごにょと言葉を濁し、「ただでさえ凄く綺麗なんだから、絶対、色んな人に誤解されてる、、」そうボソッと聞こえないように言って)
んふふ…心配してくれてんの?
(意に介さない様子でまた微笑み、「…誤解、ねぇ?矢代くんに対しては違うかもしれへんね。」と悪戯ギリギリを攻めるように返し)
い、いい加減にして欲しいっす!!、、誰かに襲われても、、知りませんッスからね!!!!!
(訳の分からない事を言い、馬鹿みたいに高鳴ってる胸を抑え)
そ、そろそろ大学なので失礼するッス!!!そのコート貸すっす!身体冷やさない様に気を付けて!!んじゃ!!
(そろそろ限界が近付いたのか、早口で言い、真っ赤になった顔をパタパタと手のひらで扇ぎ、そそくさと逃げようとして)
行ってらっしゃ~い、矢代くん。
(ひらりと手を振り、渡されたコートを見つめて「…んふふ、相変わらず面白い子やなぁ。ちょ~っとからかっただけで真っ赤になってもうて…」くすくすと微笑み)
(そのまま大学の講義室へダッシュして、席に着いた途端へたり込む。)
はァァァ、、、マジでなんなんすか、、もう
(脳内では相手の事ばかり考えてしまい、ロクに講義を受ける事は出来ない様で。気づいたら講義は終え、誰かに話しかけられても気づかなく)
んえ!?あっごめん気づかなかった、
(話しかけてきた人は可愛らしい女子の同期だった様だ。どうやら合コンに誘いたくて声を掛けてきたらしい)
んー、ごめんねー今日コンビニバイトのシフト入ってんの。誘ってくれてありがとね!そろそろ行かねえとダメだわ!またねぇー!
(彼女に優しく微笑みかけ、手を振り、彼女と少しお話をしてから講義室を後にして、そして誰にも聞かれないよう小さく呟き)
それに、、好きな人居るし、
(自分で言って自分で照れたのか、ほのかに頬を赤らめ、バイト先へ向かった)
…んふふ…明日はどうからかったろかなぁ。考えるのも一苦労やで。
(くすくすと笑いながら渡されたコートをハンガーに掛け)
(バイト先に着き、淡々と接客しているが、内心相手の事ばかりで埋め尽くされていて)
はぁ、、
(突然、シフトが無かったはずのバイトの先輩の女性らしき人が入店して来て)
らっしゃいませー、、ってあれ?華さん今日シフトっしたっけ?
(華さんと言う女性は彼にふんわりと微笑み、「そうなの、逢いに来ちゃった!」と言った。矢代は彼女のその雰囲気に少しだけ照れて)
華さんあざっす!んー良かったらなんか買ってくっすか?
(と矢代は照れくさそうに言い、「あらー、相変わらず商売精神は一人前ねぇー」彼女はふふっと微笑み、缶ビールを彼に手渡し、「そうねぇ、今度一緒に何処か一緒に遊びに行かない?カラオケとか、二人きりで」と妖艶な笑を浮かべ、矢代は恥ずかしさで目を逸らして)
あー、そッスね、、、
(ととりあえず生返事を返した途端にお兄さんの事が頭に過ってしまい)
う、うーん大人数の方が楽しいッスよ!それにその方が安全ッスし、誘ってくれて凄く嬉しいッス!
(と渡された缶ビールのお会計を済ませながらそう言い、女性は少しだけ不満そうな表情を浮かべさせたが、矢代は気づかない。「気が向いたらでいいのよー、可愛い子にはビールを奢ってあげよう!」と、すぐに優しい笑顔に戻り、もう一本ビールをすぐそこにある冷蔵庫から取り出し、彼に渡して頭を撫でた)
あ、あざっす、、あの俺一応、、男、、
(少し頬を染めて彼女の手をそっと頭から退けさせた。「いいのいいの!ゆうちゃんだから可愛いのよ!」と彼女はケラケラと笑い、「あ、そろそろ行くね!んじゃまたデートに誘うわ!」と言い、彼の答えを待たずにコンビニから去っていった)
え、、デート、、?
(その言葉聞いた途端ぶわっと真っ赤になり、ブンブンと頭を振って少し自分を落ち着かせ、貰ったビールを手に取り、困った表情を浮かべそっと呟いた)
、、ビール、、あまり好きじゃないんだけどなぁ
(そうこうしている内に仕事が終わり、帰路に着く)
んー、缶ビールどうしよう、お兄さんビールって飲めるかなぁ、、でも貰い物だしなぁ、、
(とは言ったものの、お兄さんに会いたいと言う心で気づいたらお兄さんの玄関の前に立ち)
やべ、、来ちまった、、鈴鳴らして無いから今はまだ間に合うぞ、、引き返すか、、
えっっっあっ、、
(内心、やべぇ見つかったと思いつつも会えて結構嬉しかったのか、逃げ出さないでいて)
お兄さんこんばんはッス、、!さっきバイトが終わって、考え事してたらなんかここまで来ちまったッス、、!あはは、
(さすがに迷惑かなぁと思い、慌てて言い)
その、こんな夜中にいきなり来ちゃって迷惑掛けちまったッス!すんません、!そろそろ帰るッス、、!
…待ちぃや。わざわざ会いに来てくれたんやろ?お兄さん嬉しいわぁ、ほら入り。
(ぐいっと相手の腕を掴んで有無を言わせぬ笑顔で引っ張り)
は、はいっっっ、、
(相手の顔を見てめちゃくちゃ緊張してしまい、声が裏返ってしまったが、腕を掴まれるままに家へ入っていって)
お、お邪魔します、、
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