匿名オジサン 2021-02-05 01:13:22 |
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お前さんの事だから菓子類かァ?随分と機嫌が良いじゃねえの、それは俺もご賞味預かれんのかね( 初耳の言葉に首を捻るも、緩んだ頬に微笑ましさ感じ得て双眸細め )やっぱり凪には重いんじゃないの。オジサンに任せときゃいいモノをさァ…( 心配混じりの文句垂れながらもエレベーターに乗り込めば階数のボタンを押し )
さあ、良い子にしてたら食えるかもしんねぇな。( 悪戯っぽい表情で笑い )全っ然重くねえよ、自分より背が低いからって舐めてんのか?言っとくが俺の身長は平均以上あるし筋肉もそこそこ付いてる。心配するくらいなら夕飯の事でも考えとけ( 上記返すと次々移動していく階数表示を見遣り、目的地への到着と共に開く扉から外に出て )
ふん、精々良い子にしているさ。貰えるモンは貰う主義なんでね( 鼻で軽く笑えば口角上げ )んーいや、嘗めてはいねえが…。自分は手ぶらで歳下に持たせるってのがどうにもなァ。ほらオジサン、紳士的だし?ま、お利口に生姜焼きに思いを馳せるかな( 苦笑混じりに言葉選び / ポケットからキーケース取り出せば追い越して玄関口を解錠し )
紳士的ィ…?何言ってんだか。つーか俺の買い物なんだから運転で疲れてるアンタがそこまで気遣わなくても良いだろ( 解錠する背に言葉投げ掛けては相手の入室を待機 )…寒くなってきたな。風邪引く前に早く入れ( 咄嗟に片足で踵を小突き )
そう言われちゃあなァ…?唯まあ、お前さん相手に殊勝に気なんて遣っちゃいねえさ。可愛い歳下の世話を焼きてえってのがオジサンの本心( ふ、と目尻を緩め視線を後方へ流し )あー…はいよ、凪くん。お前さんも早く入りな( 気遣いを享受し先んじて玄関を潜れば靴脱ぎ揃え / 廊下を進みながら上着脱ぎ )
はいはい。あ、そういや昨日お隣さんから饅頭貰ったんだけど飯待ってる間食っても良いぜ。コタツの上に置いてある( 玄関へ入れば忘れず施錠し、段々と重さに悲鳴を上げる筋肉を他所に靴は綺麗に揃えて脱ぎ / 一目散に台所へと駆け付けダンボールを床に下ろす )…っし!とりあえず今は使わねぇから先に生姜焼き作るわ( 腕捲りして石鹸で手を洗うと冷蔵庫から材料取り出し準備 )
…ン、美味そう。後々お隣さんに礼言っとかなきゃなァ( 上着掛ければ炬燵へ移動し / 電源入れるなり脚を忍ばせ、机上の饅頭へ視線を遣り片手間にひとつ手に取り )おーおー、良く出来たお嫁さんだこと( ホクホクと頬を緩めては遠目に姿見守り / 冗句混じり頬杖ついて )……なァ凪くん、オジサンも何か手伝う?
誰が嫁さんだ、アンタと結婚した覚えはねぇぞ。( 投げられた冗句軽く流し / サクサクと音を立てながらキャベツを千切りにしていく )手伝う事か…今は特に無いし寛いでてくれ、どうしても何かしたいってんなら後でテーブル拭いてくれると助かる。( 慣れた手付きで豚ロースに薄力粉をふるった後、ボウルで材料混ぜ合わせタレを作り )
え、もしかしてオジサン振って別の男ン所行くの?俺なら良い暮らしさせてやれんのになァ( 軽くあしらわれど戯れに冗句続けて / 小気味いい音に仄かに頬を緩め )はいよ、凪隊長。頃合を見てテーブル拭き係の任務に就くわ。それまで炬燵で暖まり係してるね( 気力皆無な台詞を吐いて炬燵の机上に片頬を乗せ / 小さく欠伸噛み殺し )
なんで男限定なんだよ、そもそもオッサンと暮らしてるおかげで他の奴と会う機会すら滅多にねぇわ( 相手の続ける冗句に内心呆れるも適当に返して / その表情視界に捕らえると釣られる様に頬緩めつつ手を動かし )おう任せた副隊長。任務を終えたら美味い生姜焼きが待ってるからな( 中火で熱したフライパンにごま油引き豚ロースを入れ / 冷蔵庫から烏龍茶のペットボトルを取り出しコップに注げば其方に歩み寄り炬燵の机上へと置く )帰ってくるまで何も飲んでなかったろ、飯の前だからお茶。
あっはは、そりゃあ僥倖。世話焼きなお前さんに変な輩が引っ付かねえのは、オジサンと仲良しだからか。どうよ、凪くん。丁度良い虫除けにはなってるんじゃねえのかい( 返答に満悦な素振り見せては頬杖ついて相手に視線を投げ掛け )そんなの言われちゃ適わない。凪の作る生姜焼きは絶品だからなァ。──おー…良く見てんねえ、お前さん。有難く頂戴するよ( 一瞬瞠目し感嘆の滲む声調で / コップ擡げ一口飲めば小さく息を吐き )
虫除け?分かんねぇな、和泉さんと出逢ってからアンタ以外眼中に無いっつーか…周りの事なんて気にした事もなかった。( その言葉にふと記憶を辿っては上記 / 投げ掛けられた視線に気付くと応える様に此方も見詰め )食いたければいつでも作ってやる、勿論他のモンでも。…まあそれなりに見てるつもりだ。あと少しで出来るからもうちょい待っててな( ぽんぽん、と優しく相手の頭を撫でてはキッチンへと戻りフライパンに乗った肉とタレを炒め合わせ )
なんつー殺し文句よソレ…。まァ、こんな凪が気に止めてねえのなら虫除けの効果は微々でもあンのかね( 想定外の言葉にぽかんと薄い唇開け瞠目 / 照れ臭さに見詰め返される視線を外せば、髭摩りながらぽつりと言葉を零し )いやァ、本気で嫁に貰いたくなってくるね。俺の生活にしっかり食い込んでるもん、お前さんの存在が。──さて果て、そろそろオジサンもお手伝いしましょうかね。どっこらせ( 頭に触れた手に頬緩め本心を吐露させ / 炬燵から抜け出てテーブル付近まで訪れては片手に台拭き持ち )
本気で?多少盛ってるだろ。確かに料理含め家事全般してやれる自信はあるが、嫁と呼ばれるほど可愛らしいモンじゃねえ。それにこんな面白みの無い野郎貰ったところでアンタが段々飽きるかもしんねぇぞ。…存在が食い込んでるっつーのは同意だけど。──っふは、立ち上がり方俺の爺ちゃんみてーだわ。( 吐露された本心が照れ臭く、動揺隠す様に淡々と返し / 炬燵から抜け出る際の漏れた言葉に笑み零すと焼き上がった生姜焼きとキャベツを皿に盛り付けて )出来たぜ、テーブル拭き終わったら持ってく。
お前さんの自己評価の低さはどうしたモンかねえ。俺に取っちゃあね、凪以上の人なんて居ねえのよ。だから飽きもしねえさ。凪は若いし、逆はまあ…有り得ないこともないだろうが。こちとら唯のオッサンだしね( 言葉一旦受け止めては眉顰め首を左右に振って )和泉さんも歳だからなァ。爺ちゃんと一緒にされんのは不服だが。…よォし、拭けたぞ( 隅々まで拭けば、どうだと言わんばかりに満足気に口角上げ )
…アンタこそ随分な口説き文句じゃねーか。俺だって今更飽きねえよ、唯のオッサンだとしても和泉さん見てると放っとけないんだ。仮に他の奴の所転がり込んだって俺以上に面倒見れる様な相手にはきっと出会えねぇし、そう思わせたい。( 目線向ければ暫し真剣な眼差しで見詰め )普段あんま動かねぇからだろ?偶には何か運動しに行こうぜ、例えば…ボウリングとか。…お、綺麗だな。サンキュ。( 満足気な相手を可愛らしく思いながらも、それを表には出さず料理の乗った皿と箸をテーブルへと運び )
…熱烈だねえ。どうしたモンか、その台詞に喜んじまう俺が居んのよ。その上胃袋まで掴まれてンじゃ、疾うにオッサンの負けかもね( 見詰め合う数秒の間に交わる視線を躱し自嘲気味に笑い )大正解。凪くんってば和泉さんの事なァんでも知ってんだからなァ…。ボウリングいいね、途中で脚が吊る未来しか見えねえけど。──あら、美味そ( つらつらと同意の旨述べ / 食欲誘う香りに言わずもがな料理へ意識が向き )
なに喜んでんだよ、そんなに俺と居られんのが嬉しいのか?…胃袋掴まれてる、良い響きだ。料理好きからすりゃそれ以上の褒め言葉はねぇな。──脚吊らずに出来る運動ならバッティングセンターはどうだ。でもオッサンの場合1球も当たらずに終わりそう。…よし、食うか。( 席に着くと相手が腰掛けるのを待機 / 両手は膝の上 )
そりゃあ嬉しいさ。何の変哲のないオジサンが凪くんの一番近くに居られンの、お前さんの思う何倍も有難い事だからねえ。っはは、掴むのは俺だけにしとけよ。妬いちまうからね。──おいコラ、年齢も年齢だがそこまで運動神経は死んじゃいねえよ。嗚呼、戴こうか( 文句垂れつつ着席 / 向かい合って姿勢正し、芳しい料理に生唾を飲み )
アンタ以外に手料理振る舞う機会なんて無いっつの、和泉さんだけ。──へぇ?んじゃ期待しといてやるよ。“思ってたより体動かなかった!”なんて言わなきゃ良いな。…いただきます( 向かいに着席した様子を確認しては手を合わせ軽く一礼 / 肉とキャベツを箸で摘み口腔内へと運んでいく )
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