春、秘密のレンタル。（nl）

　

春の知らせ、桜の花びらが舞う場所で【今日の彼氏】と待ち合わせ。時間ぴったり到着しても、少し遅れて現れるスタンスです。彼氏彼女ってそういうんじゃないの？わからないけど。

今日だっていつも通り、ただいつも通りほんの少し遅れて声を掛けただけなのに。目の前には、ぶつかったら「ごめん」程度しか話さない同じ学校の、同じクラスの男子がひとり。しかも目立ってるというわたしの苦手なタイプ。…え、うそでしょ？まさか貴方がわたしをレンタルしたの？ねえ、バラされたらどうしよう。どうし、……待って、わたしは貴方を知ってるけど、貴方がわたしを知らない説とか存在しない？？そんな素敵な説存在するよね？？だって新しいクラスになって二週間くらいしか経ってないし！！まあ、え゛って出たのも（何ならハモったけど）多分修正効く、だいじょう、
　
　

「　え、あ、御前… 同じクラスの。　」
　　　


バレてんじゃーーーん！！！バレてない説全然ダメじゃん！！！あーもう！！うちの高校バイト禁止だし、学校では割と大人しめな地位で平凡に暮らしながら生きてきたわたしの学生生活というか人生そのもの終わるんじゃない？つらくない？？ピエンとかパオンとか言ってられない、というかそもそも言ったことないけどピエ、
　

「　ちょっと待って？分かるよ、分かる。御前がめっちゃ焦ってんの超分かる。分かんだけど、よく考えてみろよ。学校では " 絶品学食オムライスの米粒の数ほど相手する女がいるから、今、俺、彼女なんていらないぜ "スタイル貫いてる奴が 彼女レンタルしちゃってんだぞ。圧倒的にバラされて困るの俺じゃね？？人生終わるわマジ。　」
　
　
『　た、たしかに… 』
「　おいこら納得してんじゃねーよ　」
「　.. まあほら、御前も俺も、秘密を守れるタイプの人間じゃん？というか守れ！絶対厳守！俺ら今日から秘密の関係な。　」
『　＿＿＿ っ、あは、なにそれ　』

　
　
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( 初めまして！こんな青春してみたかった…を詰めに詰め込みたいトピ主です。ちょっと雰囲気掴めて貰えればなーっと上記記載しました。まだレス禁止でおねがいします！)