竈門 2021-01-31 22:39:12 |
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私は12歳の頃同級生に虐められていました。
不登校になることは自分にとって負けではないかと、
根拠もなく思っていました。
耐えに耐えて、何年も経ちました。
誰にも相談できず、
挙げ句の果てにご飯も喉を通らないようになってきて、
眠ることすら出来ませんでした。
ある日私は限界が来て
学校の人気のないプールの更衣室の影に逃げました。
立ち入り禁止でしたが、そのようなことはもう考えられませんでした。
壁を背に私は座り込んでしまいました。
私がプールの更衣室の影に走っていく様子を
特別教室から見たひとりの先輩が
後を追ってきてくれました。
私は頭の中がぐちゃぐちゃでパニックになっていました。
その様子を見て先輩は、私を静かに抱きしめて
落ち着くまでずっと背中を撫でていてくれました。
しばらくして私はぽつり、ぽつりと
今までの辛かったことを先輩に話しました。
相槌を入れながら聞いてくれました。
その後、ずっと寝ていなかったことと
安心したことが重なりそのまま寝てしまいました。
先輩が先生方や家族に説明してくださり
虐めは解決しました。
もちろん謝罪ももらいました。
先輩の行動がただの偽善だったとしても
私が救われたことに変わりはありません。
今でも感謝しています。
小説にでもなりそうなお話が
本当に自分の身に起こって驚きましたね。
私の例は稀だとは承知の上で言います。
何も行動しなければ何も救われません。
ですが、何か行動すれば救われる人や環境があるかもしれないのです。
私は、自分の過去からこう思います。
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