梨花 2021-01-29 06:52:49 |
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里乃「いいや、全く関係ありません。ただ魔獣発生の犯人かもしれない人物があの子に凄い恨みがあるらしくてですねー…………近々、あの子に対して宣戦布告してくるかも、っていうくらいですよ」
里乃「はははー…………お疲れちゃんです、では私もお仕事があるのでこれにてー、ばいばいきーん(塀に昇ったかと思えば屋根伝いでその場から去っていく)」
エニグマ「ったく…………何故俺が下っ端排除を…」
サイファー「紫炎様の命令でもあるんだが?」
エニグマ「謹んで引き受ける」
サイファー「お前はクビになっても律儀なものだ」
エニグマ「当然だろ……」
サイファー「まぁいい、少し待ってろ、買ってくるものがある」
エニグマ「………あぁ…(ベンチに座って待ってると鳩が集り始める)………………鳩さん……」
日向「(いつの間にかエニグマの隣に座っている)どうもこんにちは、エニグマさん。そんな顔をしてどうかされましたか?話、聞きますよ」
日向「そんな警戒しないで下さいよ。僕はただ、貴方とお話をしに来ただけだ。話は聞きましたよ?罪啓王に追放され、挙句の果てにこの異変が終わったら貴方という存在の記憶が他の人から消え失せるんだとか…なんともまぁ理不尽な話ですよね、同情します」
日向「ですが、本当に王はそれを望んでいるのでしょうか?ただその場の空気に流され仕方なく言っただけで、本当は貴方のことを忘れたくないし、首にしたくはなかったんじゃないでしょうか?いいですかエニグマさん…貴方の王は、十三階段に影から脅されてるんです。貴方を排除する為に、圧を掛けて罪啓王を支配してるんですよ」
エニグマ「……十三階段などという矮小な存在如きが王を裏で操っていると?人間が猿どもが、ゴミ共が集まった組織に?………………」
日向「えぇ、人間は狡賢く、嫌に悪知恵の働く生き物です。貴方の王は十三階段の毒牙に蝕まれているんですよ。このままでは、組織どころか貴方の大事な王すらもその身を滅ぼしかねない。そんなの…許せるはずがないでしょう。更に、十三階段は我々二十二の暁光を世界を滅ぼす害悪的存在と主張してる訳ですが、それは全くの逆。滅ぼそうとしているのは十三階段側であり、二十二の暁光は十三階段に支配された世界を解放するために戦っている反抗組織に過ぎないのです。僕は貴方や罪啓王の様な一方的な被害者を見捨てたくない、助けたいんですよ。貴方達を」
エニグマ「______その言葉に偽りはないな…?だがお前の言うことが本当なら、色々と辻褄が合う……今の今まで他組織と交流せずに孤高の地位を築いていた王があのような人間どもと急に馴れ合うなど、端からおかしかったんだ…………下賎で保身的な、クズ共め…………!!!」
日向「エニグマさん、ここで1つ取引をしませんか?僕の力を持ってすれば、貴方の記憶をみんなの中に残す事が出来ます。ただ、残す代わりに…我々二十二の暁光に協力して頂けませんか?世界を救う為にも、貴方の力が必要です。僕達に協力して頂ければ、我々の主が貴方に力を与えてくれます。貴方の王を救う為の力を…どうですか?そちらにメリットしかない話でしょ?記憶が残る上に、誰にも負けない圧倒的な力を手に出来るんですから」
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