梨花 2021-01-29 06:52:49 |
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双葉「黒寄りの灰か…つまり、政府がその2人に対して動けないのは、薗辺京二郎が裏で手を回し動けないよう操作しているから…ということか。どうしてこうも国はいつも頼りないんだ」
福沢「…ならば、私に策がある」
敦「策?」
福沢「ポートマフィア、そして組合と交渉をする」
全員「!」
谷崎「ほ、本気で言ってるんですか!?相手はマフィアと組合ですよ!?あいつらが交渉に応じる訳が───」
福沢「そうだな、組合はどうかわからん…だが、ポートマフィアは必ず我々と協定を結ぶ。如何なる理由があったとしてもな」
乱歩「!…なるほど、そう言うことか。確かにこの状況になった以上、『彼女』の力が必要不可欠だよね」
ロベリア「(足を止める)…………組合か……アイツらともね…………ふんふん(呟く)」
アスター『組合と言えば…………確かに暴君の娘を攫って…………貴様がやりすぎた一件の連中______んぐぅ(ロベリアに口を閉じられる)』
ロベリア「………………揺すってみる価値はあるな」
剣来「…情報屋。」
リライズ「(背後にどこからともなく現れる)呼ばれて飛び出てってね。で、要件は?」
剣来「狂夢の捜索を依頼しておいたろ。どうなってる?」
リライズ「それがねぇ…ずーっとこの世界探し回ってるんだがアンタの妹さんほんとにアクティブらしくて、あっちに行ったりこっちに行ったりしてて分からんのよ…」
剣来「なるほど…分かった。(コートの内ポケットからタバコの箱を出し、1本を出す)ライターあるか?」
リライズ「あるぜ、ほらよ。(ライターを投げ渡す)…タバコ吸うようになったのか?」
剣来「ああ、頻繁に吸う訳じゃないが…」
リライズ「へぇ…ま、俺はまた捜索を続けるとするよ。じゃあな。(音もなく消える)」
紗楽「何だか、すみません……付き添っていただいちゃって」
ヴェノム「なァに、気にすんなよ。俺らも丁度見回りがあったからなー、方向が同じだっただけだよ」
ライター「それに、今一人の行動は、多分危ない」
紗楽「うーん、危険だって言われてもいまいちピンと来ないといいますか……それよりも紫炎さんに何をお返ししたら……(考え込む)」
ヴェノム(いやぁ……紫炎サマもすげぇよなぁ……鱗を魔力を結晶化したものに埋め込んでブレスレットにって……下手なお守りより効果高ぇもんをポイって渡しちまうし、鱗っつったら『手ぇ出したら殺す』って牽制かけてるもんだろ?おー怖い怖い……)
俊哉「…なぁ、なんでこいつがここに居るんだ?」
真琴「えーっと…お前が土方俊哉か?こうやって会うのは初めてだよな!柊真琴だ、よろしく!」
フレン「ブレイダー第2位…!?本物!?来るなんて聞いてないよ!?」
真琴「おう、言ってねぇからな。安心しろ、俺はお前を助けに来ただけだ。ロンゴミニアドの因子って奴からな」
ーその頃ー
(神社の前の階段で蹲ってる)
・・・・・・どうしてだ・・・・どうしてだよ・・・・・・(真琴が助けてやる、といったことを思い出す)・・・・・・ダメなんだよそれじゃあ・・・それじゃあ未来は変わんねぇんだよ────!!!!(舞奈香からの言葉─────“僕も原因は探ってますが、今の所、土方さんが死ぬ未来に・・・・変動は、ありません”と深刻な表情で言ってた事を思い出す)
・・・・・・・嫌だ、嫌だよ・・・・・・頼むから、これ以上奪わないでくれ・・・・by希美
ジゼル「(紫炎と話しながら歩いている)……マズったなぁそりゃあ……つか率直な話、俺に話を聞いてもどうとなるもんはねェぞ?魔力も身体も回復しきってねぇんだ、期待されても困るし……つーか、俺はいつからテメェらの仲間になったよ!!!英王サマ達には助けられたから恩返しって頃で何でもやるけどテメェに助けられた覚えはねぇぞ」
紫炎「お前の首の皮一枚は誰のおかげで繋がっているのかを忘れないでくださいね」
ジゼル「チッ!!!……だが、何にせよ戦闘なんざもってのほかだし因子処理っつっても魔獣や悪魔、人間ならまだしも神格の因子って言ったら……ロクでもねぇだろ……なぁんで神格の起こす事象はこう毎度毎度______あん…?(希美の姿を見つける)……俺帰るわァー……英王サマ達待ってるだろうしーー」
紫炎「待ちなさい、まだ話は終わってません」
ジゼル「あのなァ!クソジジイの血を引いてるだけの結び付き!出来ることはありません!!ま、それでも俺の親って時点で俺もその尻拭いするのは必然なんだろ!?ぶっちゃけお前みたいに『食って何とか』って言う感じで手を打てりゃ楽なんだけどな…ただ神格の因子ともなると適性がなきゃダメだろ……それでもって因子を完全に消す方法がその方法しかねぇとなればロンゴミニアドの野郎の魔力と相性が良くて血縁の俺しかいねぇじゃんかよ、かったりぃなぁ!!!俺が食うしかねぇのか!?お前食えない!?」
紫炎「ゲテモノはちょっと」
ジゼル「うん、俺もヤダ、この話なし」
ジゼル「……あ?(悪性を気取る)……おい罪咎王」
紫炎「お前も感じますか……」
ロベリア「んー?お前らなにやってんの?…………おい、何で悪性の………………姉御……?(希美を見つけると寄っていく)」
ジゼル「おい、不味いことになるんじゃねぇのかこれは」
ロベリア「え!?姉御!?」
アスター『おい、暴君を追いかけろ!これはマズイ!!』
ロベリア「わかってるわ!!!(走って希美を追いかける)」
紫炎「……ジゼル」
ジゼル「何で俺が……あー、ったく!(足早に追いかける)」
(暫くして、希美達の仮住まいの玄関の前に立つ)
・・・・・・・・・・・・っ。もうこうするしか・・・・・無いんだよ──────!!!!
(怒りと哀しみが混ざり、押し殺した声と共に。諸共爆死しようと、三つ握り締めたゴーストクォーツを、地面に叩きつけようとする)by希美
ロベリア「っ________!!!!!(ゴーストクォーツを持っている手を掴んで止める)……なに……やってんだよ、姉御……」
離してくれ・・・・お願いだ、離してくれ────!!!!もうこうするしか、もうこうするしかないんだよ────!!!!
(ロベリアの手を振りほどこうとする、何時しか声も、徐々に部屋に居る真琴達にも聞こえるようになり───)by希美
ロベリア「こうするしかない、なんてことあるわけないだろ!!!その根拠はどこにあるんだよ!!!(振りほどこうとするのを押さえてゴーストクォーツを奪う)」
っあ────!(バランスを崩し、玄関の戸の前に倒れる)・・・・・・・・・嫌なんだよ・・・・・もうこれ以上、奪われるのは────嫌なんだよ・・・・・!!!!
(希美の瞳から零れる涙は、心做しか赤いように見える)by希美
ロベリア「…………(ゴーストクォーツを闇の中に取り込んで希美を抱きしめる)……奪われる未来なんて変えちまえばいい、ロンゴミニアドの因子なんざに負けちゃダメだ……!あんなクソ神格の思いどおりになってたら、ダメだよ……!!!私も一緒に解決策探すから、だから……!!!」
真琴「!この力…!」
フレン「希美ちゃんの力、まさか…!」
俊哉「ぐっ…!(胸を抑える)うっ…あぁっ…!」
真琴「!おい、どうした!」
俊哉「わ、わかんねぇ…!ぐぁぁ…!(胸から緑の光球が現れ、どこかに向かう)」
フレン「!今の…今のがロンゴミニアドの因子だよ!」
真琴「あれが…!(ロンゴミニアドの因子を追う)そいつの事頼んだ、こいつは俺がなんとかする!」
フレン「う、うん、わかったよ!」
・・・・・夢にまで出るんだ、夢にまで出るんだよ・・・・
俺が土方を殺す夢、土方が俺を殺す夢を・・・・・・それがやたら生々しくて、顔まで鮮明に覚えて・・・・・・!
(嗚咽を零し、泣きじゃくる)by希美
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