梨花 2021-01-29 06:52:49 |
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アジダハーカ「ふむ、毒は効かないと…………いやはや失敗失敗…………」
剱「何してんだお前!?……って、なんでお前平然と立って……!?」
アジダハーカ「あれは闇の引力…………即ち『闇の古老』という高位の闇の術者より加護を受けた私は他者の闇に関する作用が緩和されるのです(ニコリ)……しかし、参りましたねぇ…………得意の毒が効かないとなんとも…………(考え込む)」
朝日「あれ…私達の世界のものじゃない…!敵側の異能力だよ!」
夕日『!そうか…!だから、音に違和感があったのか…!術者の力なら、一定の波のような音が聞こえるはずだが、こいつの音は垂直なモスキー音!揺らぎの音がなかったのは、こいつを出してるのがこの世界の異能力者だからか!そうと決まれば…朝日!!!』
朝日「わかった、交代だね!表に出ることを許可するよ!!!(髪色が桃色に変わり、瞳が赤く染る)』
夕日「異能力に関しちゃ、僕の方が知識はある方だからね。一か八かだ…!」
アジダハーカ「おやおや……これでは私の出る幕がなくなってしまうではありませんか、困りましたねぇ…………我が君に認めていただく為にも何とかしたかったものですが、まぁ良いか…………選り好みしている場合ではないとみました」
剱「…夕日、何か手伝えることはあるか」
夕日「僕が合図を出す。そしたら僕を離すと同時に疑似狂化してさっきのアイツみたいに攻撃を放ってくれ。いいか、何があっても絶対に動くなよ。わかったね?」
夕日「朝日じゃないけれど、信じてるからね…!」
?『おぉぉぉぉぉ!!!!!(顔の渦が少し大きくなる)』
夕日「(吸引力が強くなった…!)今だっ!!!」
夕日「戦乱招きし竜魔の双槌ーアーサーズドライクー!!!(剱から離れたと同時に赤い竜の鱗で覆われた篭手が両手に纏う)」
?『御魂を、御魂をぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉお!!!!!』
夕日「いいよ、そんなに魂が欲しいんなら…(放たれた斬撃をアーサーズドライクで殴ると、斬撃に神性が纏い白く巨大となる)腹はち切れるくらい、喰わせてやるよ!!!(攻撃と共に?の顔の中に吸い込まれる)」
?『(吸引が止まる)…御魂…御魂は我が手にぃぃぃぃ!!!更なる力をぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉお!!!!(再び吸引を始めるが、すぐさま止まる)おぉ…!?』
夕日「ばーか、欲張りすぎなんだよ。馬鹿なお前に1つ常識って奴を教えてあげるよ。欲望に忠実な奴ほど…」
?『(体が膨らみ、白い光が所々から溢れる)おぉ…おぉぉぉ…!おぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!(体が破裂し、そこから夕日が現れる)』
夕日「身を滅ぼしやすいんだよ」
柳「悪性が消えた……つまり、解決したってことだーね!」
ラビュリネ「バカ、油断すんなよ。欠片が実体を持つことだって…」
柳「うるさいよラビュリネ!そんなラビュリネはこうだー!!(チャームの状態のラビュリネを指先でくるくる回す)」
ラビュリネ「やめ、おい、ぎゃああああああ!!!??」
夕日「…音が、消えてない。あいつはもう倒したはずなのに…それどころか…音の数が、増えていってる…!?」
朝日『夕日っ!!!後ろ!!!』
夕日「(後ろを見ると、さっきの奴が二人現れていた)1人じゃ、なかったのか…!?」
朝日『夕日、周りを見て!!!こいつら、ただの異能力じゃない…増殖型の異能力だよ!!!」
?『おぉ…おぉぉ…(地面から現れ、無数の男が周りを囲んでいた)』
夕日「くそ、1人でも苦戦したってのに…!」
アジダハーカ「……はぁ…………『散れ』(片手を上げると男の数だけ悪性の斬撃を放ち怯ませようとする)異能力であるのならば、異能力によって生み出された生命体を狙うのは不毛……異能力者を殺した方が早いでしょう」
剱「そんじゃあここから出るってか……?」
アジダハーカ「然り。ここは恐らく無限にアレが湧き出ますよ」
夕日「出るって、どうやってここから出るのさ!周りは敵に囲まれてるし、出口だって何処にも───」
響?「おい(空間にヒビが入ると、夕日の背後に居た?の顔面を蹴り飛ばし、頭を吹き飛ばす)何気安く俺の妹に触れようとしてんだよ…そんなに殺されてぇのか?」
夕日「!えっ…」
朝日『こ、この人一体…兄ちゃんになんか似てるけど…』
夕日「し、神格の方の兄ちゃん…!?」
朝日『えっ、神格の方って…まさか!?本物!?』
響?「(夕日の首元を見ると、手跡がくっきりと残ってるのを見つける)…誰だ、俺の朝日にこんな傷作りやがった野郎は…てめぇらか?(剱達の方を睨みつける)」
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