酸味 2021-01-28 11:41:47 ID:5990269b2 |
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>>50 高峰律
「…」
(やはり乗ってきた。なるほど、彼は財に執着しているのか。それもただ金や土地だけでなく、他人の人生や命、全てを奪って――なんて冷静に分析している場合ではなく。先程の余裕はどこへやら、一人称まで豹変した彼の周りに蠢くどす黒いオーラを視認すると柄を強く握りなおす。恐らくは今までに無い強敵、刺激し過ぎるのは得策ではないが最早こうなっては此方のペースに持ち込むしか仕方が無い、今までの厳しい表情を緩め口元だけの笑みを向けると、間合いを測るようそのまま彼に静かに、ゆっくりと詰め寄っていき)
「負け犬先輩の為だけに生きる、か…悪くはないが、それは困るな。私は君だけの後輩じゃない。君のモノでもない。それに――君は、私だけでは満足しないだろう?また誰かから何かを奪おうとする…」
>>52 小見坂楓
「ぐっ…」
(サムズアップする隊長に一礼、視線を彼女から目の前の壊人へと移す。と、同時に彼の憎しみの篭った視線と重なったかと思えば、激しい勢いで迫りくるオーラに咄嗟に能力の結界盤を展開させる。硬い物同士がぶつかったような轟音、風圧にはためくコート、舞い上がる砂埃を払うように手を振って。直撃は免れたが衝撃で後方へ下がると、恨みつらみをぶちまける相手へ)
「世の中には大変な先輩が沢山いる…悲しいな…。だが、そんな先輩にも、私のように陰で応援している者がいる!」
(聞こえないかもしれないし通じないかもしれない。だが同じ社会に生きる先輩へどうしても伝えたくて、相手の声に負けじと叫ぶ)
「辛い事を数える前に大事なものを忘れているはずだっ!!苦手な人に執着する前に!嫌な事を溜め込む前に!人間でもそうじゃなくても良い、まずは身近な所から思い出していけ!」
(そのままダッシュすると結界で足場を作り、それを踏んで上へ上へと飛んで行けば、彼の頭上、目標はコア、それ目掛けて刀を振り下ろしながら)
「―――あなたを支えてくれたものはなんですかぁぁああぁッッッ!!!」
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