酸味 2021-01-28 11:41:47 ID:5990269b2 |
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>46 【小見坂 楓】
…ああ、あんた心対課の人か。
(後ろを振り向けば見えてくる相手の姿に先程も商店街で同じような服の隊員を見たはずなのに、何処かで見覚えがあるな、等とぼんやり考えていれば、"コアを割る"と言われたので、そう言えば自身の身を狙う'心対課'とかいう輩がいたな、と頭の片隅から引っ張り出して来て。壊人の騒ぎだったのは把握していたがやけにパトカーが煩かったのは此奴等か、と思いながら。コアを割ると言われた所で真人は特に動じない、やれやれ面倒だなといった風に適当に座った場所で後ろに手をついて何だかゆったりとし始める。)
迷惑?まさか。
俺は彼女に'夢'を見せてあげてるんだよ、逃げたがってたからね、現実から。
(自身の触れた一般人は未だに幻想の中にいる。脳裏に流れ込む彼女の幻想は、今度は幸せな家庭を築いて…とどんどん膨らんでいく。ああ、現実は上手くいってないんだな、可哀想に、と思ってない事を目の前に楓がいるのにも関わらず思いながら、'迷惑’と言われれば淡々とした調子で相手に言葉を返す。そろそろタイムリミットだ、5分経った、彼女は覚醒するだろう、そう思いながら相手の方を見れば、興味のないと言った様子で告げる。)
…で、俺はあんたと戦わなきゃなの?
(その言葉と同時に商店街の箱が解き放たれ、女性が奇声を上げながら無作為に人に襲い掛かろうとして。)
>45 【篠塚 優希】
……。
(別に何か用事があってそこを通ったわけではないものの、ちらりとなんだか見知った顔が見えれば足を少しだけ止めてしまうのが人の性というものであろう。路地裏の優希の姿、その周りに転がる人の数を見ながら、ぼんやりあの人誰だっけな、と優希の名前を少しでも思い出そうと考える。自分と同じ部類の深壊人であった事は思い出せるのだが、それ以上が何も思い出せない。別に興味もそこまでないのだが、何となく気紛れで足を止めたのが悪かったな、と思えば、特に何も話しかけずにそこを後にしようとして)
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