初恋は甘酸っぱい

あ…そう言えば管理人さんがこの間私が、学校から帰ってきた時『瑠衣ちゃん。今度203号室にお隣さんが来るからね。』って言ってた…。(あ…と下記消される様な声で呟くと管理人さんが教えてくれたのをやっと思い出し)

あ～、わりい、挨拶行こうと思ったんだけど眠くてやめたら忘れてた。んじゃ改めて…最近引っ越してきたお隣の入間です、よろしく。(と言って笑い)

まぁ……どっちもどっちだね。お隣の藍沢です。こちらこそよろしく。(どっちもどっちだと言うと笑みを浮かべると自分も挨拶をして)

なんか今更感あるな、(フッと笑って)席も隣で家も隣ってなかなかだな。

でも…凄いよね部屋も隣で席も隣って…でも、これってさ、楓君と今一緒に居なかったらまだ気付く事がなかったって事だよね。じゃあ今楓君といてよかったかも。(うんうんと頷くと今彼と居なかったらきっとまだ二人は、隣の部屋だとは、気付かなかったと呟くと良かったと嬉しそうにして)

確かにずっと気づかないままだったかもな、ほんとびっくりした。俺夜中ゲームしてるんだけどうるさくないか？(チラッと見てもしもうるさかったら申し訳ないなと眉を下げ)

私も、今凄い驚いてる…(目をパチパチさせながら)
ううん。大丈夫私も夜中に、たまにゲームとかしてるから。(首をふると瑠衣もゲームをたまにしていることなどを話しているとマンションに着き)

瑠衣もしてんだな、なんか意外…(扉の取っ手を持って)んじゃ俺こっちだから、じゃあな。いつでもインターフォン鳴らしていいよ。

何かそれ…皆に言われる。何でだろ？(首をかしげると自分も扉の取っ手を持つと)うん。私も、家事で何か困ったら言ってね。(頷くと家事で困ったら言ってと告げればドアを開け部屋に入り)

ん、ありがとな。(バタンと扉を閉めて)ちょっとの時間でいっぱい知れた気がすんなあ…って！(浮かれてふらふら歩いていたら壁に頭をぶつけて)っあ、ここ壁薄いんだよな、大丈夫かな…(不安げに)

（部屋に、入り制服から私服に着替え終わると隣から音が聞こえビクッ！と驚くと「そう言えば此処って壁薄いんだっけ………楓くん大丈夫かな？」管理人さんが言っていた事を思い出すと隣の部屋は、楓くんだった為心配になると、インターホンを鳴らして)

っお、(部屋着に着替え終わるとインターフォンが鳴りきっと瑠衣だろうと扉を開けて)どした？あ、わりいさっき壁に頭ぶつけんたんだけど聞こえた？(苦笑いをして)

怪我……してない？大丈夫？(ドアを開けてもらうと怪我をしていないか心配をして)

あ～、大丈夫。頭ぶつけただけ、(ぶつけた場所を押さえ)わざわざ来てくれてありがとな。

本当に？凄く痛そうに私は、見えるんだけど……(ぶつけた場所を押さえているのに気付くと怪しいと見つめて自分的には、痛そうに見えるとまだ心配をしている様子で)

...まあだいじょぶ、ほっときゃ多分治まるから。ありがとな。

ほっときゃ多分治るって……ぜーったいダメ！楓君のお部屋に保冷剤とタオルは、ある？(ほっときゃ多分治ると聞くと絶対ダメと伝えると楓君の部屋に保冷剤とタオルは、あるか聞いて)

え、あるけど…(待っててと言うとすぐに持ってきて)これでいい？

ありがとう。(持ってきてくれた彼にお礼を言うと「ちょっと冷たいかも知れないけど、我慢してね。」保冷剤とタオルを取ると彼のぶつけた場所に当てて)

(おとなしくじっとしていて)…つめてっ、(肩を震わせ)瑠衣ありがとな、(ぎゅっとタオルを手にしてぶつけた場所に当て)