Virtual Braver【オリジナル/学園モノ/戦闘/恋愛】

>50 幾島さん（/そろそろ締めで良いでしょうか？）

「何事もチャレンジあるのみ、コミュニケーションもね。
誰にでも自分から声をかけたりしてみなよ、練習相手が欲しかったら私に言っても良いからさ」

【休憩時間は終了だ、ジョギングを再開しよう。
キャップを外してから被り直し、とんとんと跳んで準備運動をして】


>ALL（/置けてなかったので待ち文置いてみます、どなたでも……！）

【五十幡透香のファイトスタイルは、速度と正確性を重視するのが基本形だ。
拳は親指が上になるように握られた所謂「縦拳」で構え、通常の打撃に初速で勝るそれで目標への最短距離を真っ直ぐに突く。
実戦を意識したスタイルは華のある「魅せる」様な戦いではない、高校二年で50位という上位の序列につけていても、透香が話題の中心として取り上げられる様なことはあまり多くなかった】

「ふーっ……！」

【放課後、学闘区にある屋内訓練場で竹製の案山子を相手に拳を突き出し続けている。
右拳、打撃を受けた案山子がしなる、そのしなりが戻り切らぬ内に左拳、また右拳、連打、連撃。
速度を重視する余り一撃が甘くなっては意味が無い、打撃の一つ一つを丁寧に】

「……はぁっ……はーっ……」

【数十度に及ぶ打撃の後、最後の一撃を力一杯に突き切って終わり、案山子に礼をして荒くなった呼吸を整える。
誰でも訪れることが出来る訓練場、透香以外の誰かが訪れていてもおかしくは無いが果たして】