名無しさん 2021-01-18 10:03:28 |
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>98 小雀さん
【最短を最速で突く、日々その「単純」の繰り返し。
距離を取って戦うという選択肢は一つの正解だ、縦拳だから腕が伸びる等という事実は存在しない、透香もそれを理解している。
理解している故に考えた、「腕が伸びないなら届く距離まで踏み込めば良い」と、単純な考えだが。
左足の踏ん張りはそのまま、小雀の踏み込みと同時に浮かせた右足を大きく前方へ。
体は沈み込み、無理矢理に相手を拳の射程圏内に捉えて】
「はぁッッッ!!!」
【左肘打ちで木刀の腹を狙い、軌道変更と、あわよくば刃先到達の遅れを誘い。
右拳は最短距離、小雀の鳩尾近く目掛け突き出して】
>99 七海さん
「(威力はある、質量に比例して当然相手に与える衝撃も大きくなるから、単純に力一杯突き出すだけでも相手にとっては厄介だ。
……けどやっぱり、振り回すには向かないよなぁ、槍だけでも重いのに盾まで構えて、移動するだけでも体力の消耗がある筈)」
【七海の動作を確認しながら思考する。
初対面、しかも恐らくは下級生、そう接する機会は多くないだろう。
それでも何故だか透香は彼女のことが気掛かりに感じていた】
「(……うん、やっぱり)」
【と、不意に立ち上がって】
「ごめん、ちょっと待っててくれるかな、すぐに戻ってくるから少し体力温存しておいて!」
【言うや否や、小走りで倉庫へと向かっていって】
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