社畜男子 2021-01-16 15:54:40 |
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わかった、わかったよ。俺の負けだ…綺音ちゃんの気が済むまでこんなところで良ければ居ればいい
(これまでにも幾度となく身にふりかかる理不尽に我慢をしてきたのだろう、必死な様子でお願いをする相手を見ては面倒なことになるのはわかりきっていながらも見捨てるなんて出来ず、降参だとばかりに諸手を挙げてここに居ることを許可して)
>直輝さん
っありがとうございます!(相手の返事を聞けば嬉しそうに顔を輝かせてお礼を言い、置いていただく代わりに家事は私がしますね、と言い)
いや、それは助かるけど…家事、出来るのか?
(思いも寄らない申し出に、今の自分の乱れ切った生活が少しでも改善される可能性を見出すが、話の内容的に相手は箱入り娘のお嬢様である可能性が高く、果たしてそんな彼女が家事を出来るのかというと疑問であり訝しげな表情で問いかけて)
>直輝さん
任せて下さい!家事全般、花嫁修行として父に叩き込まれましたので!(流石にこの部屋での生活は衛生的にも目に余りますし、家事は好きなので問題ないです、と部屋を見渡しつつ言い)
痛いとこ突いてくるな…まあ、そういうことなら宜しく頼む
(容赦なく衛生面について指摘されるとあまりにももっともな発言に返す言葉もなくガクッと項垂れて、とはいえ花嫁修行の一環として家事を学んできたということなら少なくとも今より悪くなるということはないだろうと判断し、とりあえず任せるだけ任せてみようということで話をまとめれば缶ビールを呷って)
>直輝
はい。あ、私の事は「綺音」と呼んでくださって構いません。入って欲しくない部屋などがあれば教えてください。(項垂れる彼にクスッと笑みを零しながらも自身の呼び方を伝え、掃除をするにあたって手をつけないほうがいい場所もあるだろうと思い)
いや、そういうのは特に無いな。部屋って言ってもここと寝室ぐらいしか無いしな…あ、いや、ベッドの下の物だけは触らないでくれ
(入ってほしくない部屋も何も家賃の安いボロいマンション、部屋と呼べる部屋など今自分たちのいる居間と隣の寝室ぐらいのもので、そんな気遣いは無用だと言いかけたところでハッとした表情浮かべ、年頃の女子である相手には間違っても見せられないような本の所在を思い出せばこれだけは絶対に死守しなければ思い、そうお願いをして)
このタイミングでそういう分かってますよ的なリアクションされても複雑なんだが…ていうかお嬢様育ちなのになんでそんなことまで知ってるんだ…
(今のやり取りだけで全てを察したような反応が返ってきたのは予想外で、確かに深く突っ込まれてもそれはそれで厄介なのだが、わかってるからと年下の女子に変に気を回されるのも中々ダメージが大きくげんなりした表情になって、いかにもそういった知識には疎そうな相手がある種のお約束を理解をしていたことに驚いて)
>直輝さん
そういうことに関してはお母様が...(そこまで言うと今日は歩き疲れたのか眠そうに目をこすりながらもなんとか直輝と会話していて)
眠いのか?…そういや寝る場所のこととかまだ何も決めてなかったな。綺音は…そうだな、ベッド使ってくれ
(受け答えをしながらも眠そうな仕草を隠しきれない相手に、ここでしばらく一緒に生活する上で重要なことを決め忘れていたことを思い出し、もともとは一人で生活していた部屋であり来客用の布団なんて気の利いたものなどあるはずもなくどうしたものかと少し考えたが、やがて考えるのが面倒になったのか相手にはベッドを押し付け、自分はソファ辺りで休めばいいかと一方的にそう結論ありきで話しを進めて)
>直輝さん
いえ、ベッドは直輝さんが使って下さい!私は置かせてもらう身ですし、ソファで充分ですから!(置かせてもらう身で流石に自分より遥かに疲れているであろう彼のベッドまで占領できないと思い慌てて顔の前で手を振って)
そう言われてもな…女の子をソファで眠らせておいて自分だけベッドで休むってのは流石に俺の寝覚めが悪過ぎるんだ、俺のことを思うならむしろ遠慮なくベッドを使ってくれ
(普段はあまり細かいことは気にしないタイプなのだが最低限の良識というものはあって、相手のような女の子をソファで休ませておいて自分一人だけベッドでゆっくり休める程神経は図太くは無く、何より自分は割とソファでの寝落ちなども日常茶飯事でありソファでの寝起きもまあ大丈夫だろうがこれまでそういったこととは無縁に育ってきたであろう相手には中々堪えるのではないかとも思えて、この件に関しては譲るつもりはないとばかりに改めて彼女へとベッドの使用を勧めて)
>直輝
...わかり、ました。では、ベッドを使わせていただきます...(押し問答を続けてもこの件に関して相手は折れてくれなさそうなので自分が折れるしかないかと思い言葉に甘える事にして)
ああ、そうしてくれ、ベッドは隣の部屋にあるから眠くなったら寝ていいぞ。俺はここに居るから何かあれば声かけてくれ
(少し強引だっただろうかと自らの発言を今更になって省みるが、毎朝目が覚めてソファで眠る相手を見て罪悪感に苛まれるよりは少しかったるいが強引にでもベッドを使わせたほうが精神衛生上いいだろうと自分に言い聞かせてはベッドの置かれている隣の部屋を指差し、自身はもう少しだけ飲んでから寝ようと新しい缶に手を伸ばして)
>直輝さん
...では、私は先に休ませていただきますね。おやすみなさい、直輝さん。(寝室の場所を教えて貰うと本当に自分がベッドを使っても良いのだろうかと考えるが、翌日の事もあるため考えるのをやめて。おやすみなさいと声をかけて寝室へと向かい)
ああ、おやすみ……はあ、何故こんなことに…かったるい、かったる過ぎるぞ…
(ベッドのある寝室へと向かった相手を見送り一人になれば、断りきれず流されるままに相手を家に置くことになってしまったことに、これは面倒なことになったなと頭を抱えて。とはいえ、今更撤回して家から叩き出すほど冷徹にはなれないし、こうなってはもうなるようにしかならないだろうと投げやりになれば二本目のビールもあっという間に飲み干し、酔った勢いでそのままソファで眠りに落ちてしまい)
>直輝さん
...(翌日、目を覚ませば家出をしたことを思い出し、そっとリビングを覗けば彼はまだ寝ていて。キッチンを探ればハム、卵、食パンがあったので朝食を作ろうと手際よく調理を始め)
…おはよう、随分と早起きなんだな
(予めセットしてあるアラームよりも早く物音と食欲をそそる香りに目を覚まして、キッチンの方を見れば朝食を用意してくれているのであろう相手の姿があって、共同生活をすることになったというのは夢じゃなかったのかと改めて実感しては欠伸を噛み殺しつつキッチンへと向かい、寝起きに一杯の水をグラスへと注ぎつつ声をかけて)
>直輝さん
あ、直輝さんおはようございます。この時間が習慣付いてるので...(器用にハムエッグを作っているといつの間に起きたのか家主に挨拶をして。もうすぐ朝食出来ますよ、と良い)
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