因縁の二人

ふっ、素直じゃねェな。ま、いいけどよ。（　ふは）まだ、未成年だろうが。一郎は、よほど、俺を怒らしてみてェだな。（　ジロッと睨むと、ジリジリと距離を縮めるために近づき）ったくよ、気づけよ直ぐに。着れんなら、俺様の貸してやろうか？（　椅子にかけられた、服指差して）

アンタも素直じゃないくせに( ぼそっ )未成年だけど、ガキじゃねぇ！アンタが短気なだけだろ(近づいてくる相手から逃げて)ん、いいのか？(ぱぁと笑顔になり)

俺様が素直になったの、想像出来んのかよ。お前は出来るけどよ。（はあん　）19はまだ、ガキなンだよ。まァ、間違ちゃいねェな。何逃げようとしてンだ逃がさねェぜ（　がじっと腕で掴み ）コーラの匂いさせながらいられるよりはましだからなァ。（　椅子にかけられたシャツを取れば相手に向け投げて渡し　）

想像出来ないけど見てみたい。( ふっ )うっ、ガキじゃねぇって。そこは怒んないんだな、ほんとアンタは難しいな。言うんじゃなかった(ギュッと目瞑り)うわっ、煙草くせぇ(受取り文句言いながら着て)

お前がもうちょい、素直になるンなら考えてやるよ。（ ふは）ガキじゃねェって証明出来んのかよ？…怒られる方がいいのかよ。____目なんか瞑って、どうした…ふっ、キスでも待ってんのか（ 面白がるように、相手の唇を指でなぞるように触れ）文句言うなら、脱ぐか。（　ジロッ）

お前がもうちょい、素直になるンなら考えてやるよ。（ ふは）ガキじゃねェって証明出来んのかよ？…怒られる方がいいのかよ。____目なんか瞑って、どうした…ふっ、キスでも待ってんのか（ 面白がるように、相手の唇を指でなぞるように触れ）文句言うなら、脱ぐか。（　ジロッ）

条件付きかよ、つまんねー( むう ）そ、それは出来ねぇけど、ガキじゃねぇの。面倒だからいいや。なっ！なんかされると思ったから…アンタがしたいだけじゃないの？(カプッと相手の手を甘噛みし）さみぃから着とく( にぃ )

つまんねェってなんだよ。（ ふっ　）いいわけじゃねェの、ガキじゃねェって事にしといてやんよ。面白くねェな。…なんかってなんだよ、さぁな…それはどうだろうなァ。したいつぅたら？（　態とらしく、顔をギリギリなところまで近づけては、ニヤッとし）最初からそう言ってろ、バァーか（　ふっ　）

なんで俺が素直にならないとダメなんだよ( ぶす ）やったー。アンタのことだから殴られるかと…ちけぇよ。お、図星か。…別にすればいいだろ（ じー ）アンタの匂い落ち着く（ギュと服握り）

俺が見たいからだよ。（　ふ　）お前の顔に怪我なんかさせてみろ、弟達が騒ぎ立てんだろうが。…近づけてンだから、ちけぇのは当たり前だろうが。一郎の方が乗り気なんじゃねェか。まだ、しねェよ。（　ギリギリの所まで近づけては止め、相手から離れようとし　）____煙草くせェんじゃなかったのかよ。（　相手の思わぬ行動に可愛いと思いながら、じっと見つめ）

アンタが得するだけじゃん（ むっ ）いつもはそんなの気にしないくせに。知ってるつーの…ちげぇって。ふーん、あっそ（ 離れていこうとする相手の服掴み）うーん、そうだけど…アンタと居るってのあるかも（ 服からパッと離し、相手を見つめ笑顔）

俺様が得したい為に、言ってんだ当たり前だろうが。（むっとした頬を軽くぺちっ）まァ、そうだよな…俺らしくねなァ。____おい、テメェど言うつもりだ服から手離せ、襲われてのか？（　相手の行動に乗るかのように、ソファーに押し倒し、唇同士を重ねようと顔をふたたび近づけて）…ンだよ、それ。だけどよ、お前も可愛い事すんだなァ…（口元をニヤつかせた笑みで）

いてぇよ、そんなに俺が素直になったとこみてぇのかよ（ ぷは ）どうしたんだよ、頭おかしくなったんじゃ。…あ、わり。襲わ…っちげぇ！！（ 服から手を離して、顔赤く染め目を瞑る）…そのまんまの意味。は？何がだよ？？（キョトンとした顔で）

今すぐ、見てェわけじゃねーよ。時間はたっぷりあンだからよ、な。（ ニヤッと）あァ？誰が頭おかしいだよ、ぶっとばすぞ。俺が離れたから…寂しいかったンだろう？そういや、一郎くんはキスがしたかったんだよな。（　ぐっと、自分の方に引き寄せれば、頬に唇を当て）…先の自分の行動思い出せばいいだろう。（　彼が着ている、自分の服を指差して）

な。じゃねぇよ、ほんとアンタって人は（ はぁ ）アンタだよ、アンタ。だからしたければすればいいって言ってるだろ。そう、だけど…分かっててからかうなよ。俺じゃなくて左馬刻がしたいんだろ（んっと少し声をもらし、相手の口を両手で抑え）…っ！もういい、忘れろ！（自分がしたこと思い出し）

今更、じゃねェか。素直な方が人気でんだろう。（ ふっ　）テメェだけには、言われたかねェよ。後悔すんなよ？俺様はしらね。からな。お前見てェとからかいたくなんだよ、反応がおもしれから。まァ、キスがしたいつぅか、いじめたくなるの方があってけど。手、どけねェと唇に出来ねよ、いいのか？（抑えられた、手を見てはニヤッとし手のひらぺろっと舐めてやり）一生覚えててやんよ。（ ふは）

俺が人気になったらアンタ迷惑するんじゃねぇの（ ふっ ）俺は至って正常だ、アンタにも言われたくねぇよ。後悔すんのはそっちだろ。…人をオモチャみたいに遊びやがって！！なんだよ、それ…そんなんだから嫌われ、るんだよ。やだ…（目を逸らし、抑えてた手をどかして）覚えなくていい！忘れろ！（ ふいっ ）

テメェが人気になっても興味ねェよ。俺様がどうして、迷惑になンだよ。（ ふん）正常ね…喧嘩腰に話しかけてくンのに？さァ、してみねェとわかんねェわ。…テメェはムカつくけどよ、飽きねェからな。別に好かれようとも思ってねェよ。…素直になれんじゃねェか。…っ、（ 顎をくいっと持ち上げて、触れるだけのお互いの唇を重ねて）無理だな、忘れようにも、手遅れだぜ　（　ふ　）

言ったからな。なんでだろうな、わかんねー（ くす ）正常だ、アンタのほうがよっぽど喧嘩腰でくるだろ。さぁってマジでやんのかよ。…だからそうやって人で遊ぶなって言ってんだよバカ刻！！．．．そう言ってると合歓ちゃんに嫌われるぞ…俺にも。…んっ（目瞑り、笑みを零し）どうしたら忘れてくれんの？（ ぐぬぬ ）

あぁ、人気になっても周りがうせェだけだろう？ンだよ、それ（ ははっ　）…テメェの面みてるつい、な。…なんか我慢出来なかったわ、悪かったなァ。うせェな、俺様なりの、接し方なんだよ。…合歓には嫌われたくねな。…一郎にもかよ、優しいくしてやンよ。ごちそうさん、（重ねた唇離せば、ペロッと舐め。）____しんねェ、時間の流れだろうな（ ふ）