デイヴィス・クルーウェル 2021-01-05 14:28:23 |
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「ええ。ではまた。」
じゃあね~、イシダイせんせぇ♪
(楽しそうに手を振りながらアズールに引きずられて科学室へと向かい)
────────これで今日の授業は終わりだ。しっかり復習しておくように。
(錬金術の授業を終えわいわいと賑わう生徒達を背にざっと薬品などを片付けると黒板を消し荷物をまとめる)
アズール~…疲れたぁ。
(長いため息を吐きながら机に伸びて)
「フロイド、何してるんです。帰りますよ。」
(伸びているフロイドをずるずると引きずるが流石に重いのか、それとも机にしがみついているのかほとんど机から動かず)
フロイド、アズール、なにかやっているなと思ったらなにやってるんだ笑
それより今日の授業は分かったか?なにか分からない事でもあったらいつでも聞きに来いよ。
(ざわめく教室の隅でなにやらわちゃわちゃしているフロイドを見つけまとめた荷物を抱えると2人へ歩み寄りまるで遠回しに片想いしている彼に聞きに来いとでも言っているかのような具合で)
分かんない事?アズールとかジェイドに聞いて分かんなかったら聞きに行くかも~。
(机に突っ伏したまま顔だけを上げて答え)
「…へぇ…。フロイド、帰りましょうか。」
(アズールは何となく察したのか悪い笑みを口元に浮かべながらフロイドを何とか机から引き剥がして引きずり、教室を出て)
はぁぁぁ……最悪だ…アズール・アーシェングロットにバレたかもしれない…どうすればいいんだ?……
(授業を終え教室を後にすると学園長とクルーウェルだけが残っている職員室で大きなため息を吐くと学園長にバレないような声でブツブツと言葉を並べる。クルーウェルの目は虚ろだ)
『さっきからどうしたんですか!クルーウェル先生 !!』
ッッびっくりした……大声を出さないでください学園長
(何度声をかけても反応のない職員に気づいてもらおうと声をはりあげると理不尽にも怒られる)
『大声を出さないでくれって私何回も何十回も声をかけたんですよ!? 』
あぁ…そうだったのか。別になにもないですよ
(必死な学園長をよそに面倒くさそうに返すと頬杖をついてまたため息をつく)
「…ふふ…これは珍しい。…おや、ジェイド。終わったんですか?」
「ええ。…アズール、どうしたんです?やけに嬉しそうですが。」
「実は…クルーウェル先生がフロイドのことを好きかもしれないんですよ。」
「…クルーウェル先生が?フロイドのことを?それはそれは…」
(アズールとジェイドはフロイドがさんざん遊んで疲れて寝た後顔を見合わせて邪悪な笑みを浮かべた)
!?……いまなにか悪寒がしたが気のせいか?しかしアズールに知られてしまった以上口止めでもしないと大変な事になりそうだな……
(机に突っ伏していたが突然の悪寒に飛び起きるとどうしたものかと考え始める)
ね~、イシダイせんせぇ。ここ分かんないんだけど教えて?ジェイドとアズールに聞いても教えてくんないし。あ!学園長もいる~!
(ノックもなく職員室の扉を開けると不満げな表情で呼び掛け、もう一人の人物にひらひらと手を振って)
『まぁ、フロイド・リーチくんじゃないですか 』
フロイド…こっちに来い教えてやる見せてくれ
(教えてくれないという言い方にまさかと思いながらも不満げなフロイのほうに振り返ると手招きする)
ここアズールに聞いてもさぁ、な~んかにやにやして教えてくんねーの。
(不満げに頬を膨らませながら手招きされるまま近付き)
……やっぱりか……
ん"ん"ッリーチはそこに座れ
(小声で呟くと大きな咳払いをしこちらへ来たフロイドのすぐ近くにある机を指さし)
え~…ヤダ。これからサバちゃん達と遊ぶから早くして?
(指差された椅子ではなく机の上に直接座り、面倒くさそうな様子で足をばたつかせ)
こーら、行儀が悪いぞ!降りろ!
ほら、早く終わらせたいなら見せてくれ
(机の上に座り足をバタつかせるフロイドを強引に降ろすと自分の席に座り手に持っている教材を指さし)
あぁ、ここはこうしてだな…………
分かったか?
(手っ取り早く教えてあげるとフロイドの顔をちらっと見て顔色を伺う)
ん~…なんとなく?…あ、そうだイシダイせんせぇ、またアカイカせんせぇに怒られた~。100点取れればい~じゃん。
(また不貞腐れたような表情になると100点の魔法史のテストを取り出し)
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