匿名さん 2020-12-31 14:42:53 |
通報 |
(/募集版の27150です、参加許諾からリマインド、打ち合わせに便利な項目挙げまでしてくださりありがとうございました……! よろしくお願いいたします。
お先に一点、容姿描写の脱字修正です。「華美ではない黒のの上から」は、正しくは「華美ではない黒のドレスの上から」となります、大変失礼いたしました……
エンディングについてですが、当方は死亡描写・格闘描写・流血/欠損描写等全く問題ありません。しかしながら個人的な解釈では、ジークもレイチェルもあまりに相手に心を明け渡してしまったが故、事故以外で自ら手にかけるという選択はできなさそうなイメージを持っています。
【1】なので個人的にもっとも推させていただくのは⑤に近いもの、「前向きな方向性に話がまとまりかけたところでモブに撃たれ一方が死亡(後味の悪いエンドをイメージ)」でしょうか。
死ぬのはどちらであれ美味しいのですが、クライマックスのなかでも更に最高潮まで高まったその瞬間、警察もしくはファミリーの介入によって相手がまっすぐ、或いは他方を庇おうとして命を落とすのは……片方が置いていかれる絶望に陥るのは……とても……好きです(小声)
【2】次点で好きなのは、張りつめていたふたりのところへファミリーが乱入→警察も追って到着→銃撃戦の末、裏切り者のレイチェルも犯罪者であるジークもそれぞれの仲間とともに撃たれて負傷→ジークは仲間の手引きとともに逃亡・レイチェルは病院へ搬送される、という「なし崩し的な別れ・両者生存」エンドです。この場合、互いにそれぞれの社会的立場を失うことはなくなったが相手にはもう会えない、でも生きているならばいつか再会したい……という、可能性があるからこその苦悶を何年も引きずりそうで美味しいですね……。
【3】しかしながら究極的には、「⑦流れに身を任せ、適宜背後会話で相談」もとても好きです。どう転ぶかかわからないハラハラ感、おそらく互いに也が好きな者同士のアドリブの応酬がとても楽しそうで……! 【1】と【2】では最低片方の生存ルートを提案していますが両者死亡ももちろん美味しいので、あるいはいくつか双方の好みのエンディングを絞り、実際のロルを回しながら落ちつける先を探っていく、というのも良いかもしれません。
いろいろと優柔不断で申し訳ないです。しっかりひとつに決める方が主様にとってもやりやすいようでしたら、あれこれ妄想したうえで改めてお伝えいたします。
最後にあらかじめの確認として、主様的にこのふたりの物語はこの駐車場の中で完結、をイメージしているということでよろしいでしょうか……? ロルを回す際しっかり舞台固定であればより隅々まで想像したいので、その確認でした!)
(/移動下さりありがとうございます。誤字修正把握しました。基本的に分かればいいという考えの持ち主なのでお気になさらず……!
自ら相手に手を掛けるのは確かに難しそうですね。その決断をさせるための材料が少なそうなので、こちらも相手に手を掛けるという選択肢の優先順位は下げてもいいかなと感じています。
【1】【2】【3】について拝読させていただきました。理由まで詳細に書いていただきありがとうございます。
【1】「前向きな方向性に話がまとまりかけたところでモブに撃たれ一方が死亡(後味の悪いエンドをイメージ)」これ、実は私も好きです笑。映画とかドラマでありますよね、見ている視聴者を「上げて、落とす」みたいな、余韻が残るエンドはやはり心に残るんですよね。しかしレイチェルが命を落とした場合、ジークの心情にもよりますがもしかしたら自分も命を断ってレイチェルの後を追う可能性もあるかもしれないことをお伝えしておきます。そして「前向きな方向性」というのも曖昧なので(書いておいてすみません!)、突き詰めると「両者そのまま駆け落ちのように逃亡して生存を希望」しているのか「ジークが逮捕されて刑務所から出てくるのをレイチェルが待ってる」となるのか等。何か2人で話し合える場が必要かもしれません。
【2】「なし崩し的な別れ・両者生存エンド」も面白そうで悩みます!最後ソロールを入れて、レイチェルは病室から、ジークは逃亡先の隠れ家のような部屋から空を見上げるなりして相手のことを思っている、というようなエンド。もしくは両者治ってどこか大通りですれ違って振り返ったところでエンド、など。とりあえず【2】であれば生存且つお別れエンドなので最後ソロールを入れて締めると良さそうな気がしますがいかがでしょうか。
【3】「流れに身を任せ、適宜背後会話で相談」次どんな展開になるんだろうとドキドキするのはなりきりの醍醐味でもありますよね……!
こちらとしても【1】【2】【3】どれも悩みどころで、いっそやりたいエンドを1つ1つやっていってもいいかもしれません。なので、最初は【3】にしてアドリブ込みで【1】【2】のどちらかに少しずつ展開を絞っていっても面白いかもしれません。元々練習用に使ってもらっても構わないくらいの気楽な気持ちでトピを建てているので、完璧にこなす必要はなくて、展開に苦しくなったら少し前に戻ってやり直してもいいくらいな気持ちです。また「ここのシーンでこういう展開も入れてみたかった!」というものがあればそのシーンからやり直して、どう展開が変わるのか実験・挑戦してみる、とかも背後様さえ良ければ可能です。
しかし個人的には背後様をずっとこのトピに縛りつけておくつもりは勿論なくて、自分たちが今後なりきりをしていく上での何か糧になったり、単に楽しく回せたらなーという考えです。
場所の確認ですが、必ずしも駐車場で完結しなくても構いません。駐車場にしているのは2人で車で逃亡し外に出ることによって様々な展開が生まれるかな、もしくは2人でもっと話したいことがあったらこのまま逃げて話すのもありかな、と展開の流れを見て一発転換点というかテコ入れみたいな感じでした。これをするならレイチェルを人質にとってジークが警察に向けて数発威嚇射撃、後に車に乗り込むというシーンを考えていました。代わりに、少し話は複雑になるので、シンプルにいきたい場合は駐車場にいる方がやりやすいかもしれません。
長々としてて申し訳ありません。楽しいとついつい長く書く癖があるので、もちろん蹴っていただくところがあっても構いません……!)
(/明けましておめでとうございます! 絞ってみたエンディングがどちらも主様の好みだったようで何よりです……!
相談内容を此方が正確に把握できていることの確認の意味としても、最初に「●大筋について」としてまとめを書かせていただきました。そこ以降は最後二点を除き、非常に冗長になってしまったものの単なる同意や細かなお返事となっているので、●部分のお返事は省いていただいて大丈夫です。
●大筋について
「片方が他人の手にかかり死亡する【ルート1】、もしくは各自負傷により別離となるが両者生存する【ルート2】、それぞれをメインとして見据えつつその場のアドリブで物語がどう転ぶかを探っていく、という方針」
(備考:様子見次第で、どこかの地点まで戻ってやり直し(リプレイ)、或いは1ルート完走したあとでいずれかの時点から別ルートへ、などもあり)
●自死の可能性の話
レイチェルが死亡した場合ジークは後を追う可能性があること、PFの人物像から想像がつくので全然OKです!
逆にレイチェルの方ですが、元々捜査官としての使命という側面があるため、現時点では自殺を選ぶことはあまりなさそうかなと思っています(ただしジークの死相が何度もフラッシュバックしてまともな人生が送れなくなる、少なくとも捜査官としての生命は完全に潰えてしまう、などは大いにありそうです……)。
●ふたりが希望を抱く展開(「前向きな方向性」)について
曖昧むしろ大歓迎ですよ! 妄想の幅が広がるので! お構いなく!!
「日向で生きる人生を捨てる代わりに相手との暮らしをすぐ手に入れる人生を選ぶ」、もしくは「日向をふたりで歩けるよう互いを信じあってそれぞれのすべきことをする」、というパターンですね。このあたりはロルや台詞に出てくる過去の思い出や周囲の状況、ふたりの価値観などによって変わってきそうな印象があるので、楽しみながらアドリブをぶつけ合って探ってみるのが楽しそうかなと思います。
●両者生存エンドの締めくくり
あの……まさに……まさに主様が提案してくださったような、各地点でのソロールによる締め、もしくは別々の視点から再会する締めを、やれたら、いいなと、思っていたもので……(感激に震えながら) もう全面的に大賛成です……! 自分も強いイメージが湧くのは前者なので、その辺りは実際のラストシーン手前辺りで改めて相談していきましょう。
●ここでの也そのものについて
ご親切、ご丁寧な補足をしてくださり、本当にありがとうございます。
お互い良い意味で、相手のためのサービス的な也ではなく、「自分が楽しむための趣味としての也をする」「自キャラを主人公とした物語に埋没するためにほどよく相手を利用する」「ロルの打ちたさを発散する」という、双方が楽な距離感で楽しめそうで、非常にわくわくしております……。
あとは主様の募集内容や話してくださった詳細から性癖のようなものを感じているので(自分も同じものがドンピシャ好きです、洋画あるあるをたくさんねじ込みたいですね……)、ロルを通じて性癖をぶつけ合うのを楽しむ、というイメージでも良さそうなのかなと思っています。
主様も是非、此方を自由に使ってロルの糧としてくださいませ! そして何より、主様の中で、此方背後への遠慮等なくジークの視点での物語を楽しんでいただけたら幸いです。
●舞台設定について
駐車場とは限らないこと、把握いたしました! セッティングの理由が「ここからどう転んでもいいように」という考え抜かれたものだったことに伏線回収みを感じて興奮しております……。場を無理なく離脱するカモフラージュとしての人質展開、大歓迎です。この辺りも先述のリプレイの話が関わってくると思うので、シンプルに完結させるかより膨らませるか、お互いに様子を見つつノリで決めていけたらいいな、というイメージでいます。
( ! )残り一点、ロルのペースについてご相談を!
おそらく互いに無理なく楽しむという前提上、ロルペースはまったりとそれぞれの好きな時に、というイメージかと思うのですが、此方の見落としでなければ明確な確認はしていなかったと思うのでその確認です。
こちらのイメージでは1~5日に一度、諸事情で大きく間が空く場合は連絡を、という感じなのですが、主様が短期でサクサクをイメージしていたら事故になってしまうので……!
もし双方の自然なロルペースが異なっていたとしても、そこは遠慮して相手に合わせきってしまうことなく、それぞれが少しずつ楽なように合わせていけたらと思っています。
( ! )大変長々と書き連ねてしまい申し訳ありません……。おそらく多くのことは事前に打ち合わせられているかなと思うので、当方準備万端です。主様がいつでも始めたい時に改めて物語を開始してくださいませ! そしてもちろん、追加で確認したいことがあれば、撮影を始める前の打ち合わせのようでそれもすでに楽しんでおります故遠慮なく!
(/あけましておめでとうございます……!まずは、分かりやすくまとめて下さったことにお礼を言わせて下さい。本来ならトピ主である私がやるべきことを申し訳ありません。本当に本当にありがとうございました!とても見やすく、私も頭の整理をすることができました……!
以下、お言葉に甘えまして●のお返事は控えさせていただきますが、●に関して特に私の考えと齟齬はなく合致しております。また2つ目の●にある『ジークが死亡してもレイチェルは後を追う可能性は低い』ということも異論はなく、むしろ良い意味で性格に合った自然なエンドで好きです。(蹴り可)
○レスペースについて
自分の都合や気分に合わせていただいて大丈夫です。ちなみに私は基本的に一日一回、またはお相手様が投稿されてすぐにレスを書くこともありますが、合わせていただかなくても全く構いません。『気楽な範囲で』というのは『最後まで完走できそうな自分に合ったペースで』という意味です。しかしお互いの精神的に相手のレスペースを知っておくと幾分か、待つ側も待たせる側も気が楽かなと思うのですが、現時点で背後様のレスペースはどれくらいになりそうでしょうか。
また以下、レスペース関連で『5日以上レスが出来ない場合は連絡を入れる』『相手が失踪した場合、最後まで残った方はエンドロールを自分で描く特権がある』という2点の提案と『掛け持ちについて』お話させていただいています。
・提案『5日以上レスが出来ない場合は連絡を入れる』『最後まで残った方はエンドロールを自分で描く特権がある』
万が一を考えて、お互い失踪かどうかの判断が出来るように『5日以上レスが出来ない場合は連絡を入れる』という取り決めをしておくのはいかがでしょうか(もちろんご希望であればこの期限を長くしたり短く調整することも可能です)。
そして5日を過ぎてから、最後まで残った方には『エンドロールを自分で描く特権がある』というのはいかがでしょうか。そこから続きを書くのかエンドまでの過程を飛ばしてエンドロールだけ書くのか。なりきりのロル形式か小説か朴書か、文章の書き方も問いません。もちろんやるかやらないかは本人の自由です。あくまでもこの提案の目的は『残った側はエンドまで紡げず消化不良となった創作欲を昇華させること』、『失踪した側は最後まで物語を紡げなかったことへの申し訳なさを軽減すること』の措置と考えていただけたら……!個人的には例えそうなっても、次またどこかのトピで会っても後腐れなく絡めたらと思っております。
・掛け持ちについて
また、お互い時間が合うときもあれば合わないときもあるため、創作意欲をぶつけられない場合を考えて当方掛け持ちは寛大です……!
ワクワクし過ぎてすぐにでも始めたいところではありますが、新たな提案をしたことでなかなか長文になってしまい……!申し訳ありません、相談が一段落してからレスさせていただきますね……!)
(/レスの件把握です!
本来主様のトピックであるが故、出過ぎた真似になりやしないかなどと思案したのですが、お役に立てたようで何よりです。
良い意味で対等な関係性を望んでいらっしゃるかと思うので、主様に負担がいきすぎないよう、これからも程々に積極的に動いていきますね!
●こちらのレスペースについて
現時点のイメージでは早くて24時間以内、安定したペースだと3日に一度ほど、忙しい場合は5日に一度、をイメージしております。
なので、レス確認の目安としては3日に一度、が妥当かなと。
●連絡基準と、片方不在となった場合の物語の行く末について
全面的に大賛成です。様々なことを配慮したルールを考えて下さりありがとうございます……!
不在の判断は中々難しいので、臨機応変を前提とした上で、はっにりと目に見えてわかるボーダーを設ける方が、きっと双方気楽ですね。
また不在確定時の物語の扱いも、御相手様不在で宙ぶらりんになってしまった物語を多く見てきたので、こちらもひとつの試みとしてとても素敵なものだと思います。もしどちらかが諸事情から不在となっても、物語を完結させてあげられる、というのは、双方にとって確かに救いですね!
もちろん主様と完結することを大前提としておりますが、片方による完結も全くバッドエンドとは捉えず(各自にとって、「お相手様」はあくまで自分の物語に生きた華を添える役割と思うので)、気楽に楽しんでいきたいなと思っています。
●掛け持ちについて
かしこまりました!
リアルやら別のオンライン事情やらのため、此方は恐らく掛け持ちどころか、セイチャットを覗くこと自体が本トピックの要件以外では今のところあまりなさそうかな……? と思っています。
しかしもちろん、各自の趣味としての也が共通認識であることや、此方の方がレスペースが遅めであることも踏まえ、此方も全然掛け持ちOKです!
背後様も是非自分のペースでセイチャット内を歩き回ってくださいませ。むしろビビッとくるお相手様は100年に一度現れるか否かなので、見つけたら是非がっちり捕まえてくださいね!絶対に!運命なので!!!!!
( ! )以下、リマインドやコピペ用に、相談内容のまとめ改訂版です(返信不要、でも追記や修正大歓迎です)。
●このトピックは、それぞれのロル練習やロル欲求発散、或いは共通設定により重なる部分があるそれぞれの自キャラの物語を楽しむなど、「各自の個人の趣味としての也」をする場所。
●大筋について ?片方が他人の手にかかり死亡する【ルート1】、もしくは各自負傷により別離となるが両者生存する【ルート2】、それぞれをメインとして見据えつつその場のアドリブで物語がどう転ぶかを探っていく、という方針。?(備考:様子見次第で、どこかの地点まで戻ってやり直し(リプレイ)、或いは1ルート完走したあとでいずれかの時点から別ルートへ(エンド分岐)などもあり
(備考2:またロルを回していく中で浮かべは、ルート3や4を試してみるのももちろんOK)
●舞台は駐車場に限らない。その辺のことも含め、物語中の様々な要素はロル中のライブ感や、適宜用いる背後相談などで臨機応変に。
●レスペースの目安は、ジーク背後が1日に一度ほど、レイチェル背後が3日に一度ほど。(あくまでも現時点の目安)
●相手のレスから5日を超えて返信できなさそうな場合は事前に連絡、相談。
●事前連絡なしのまま5日を超えて返事がない場合、最新のロルを書いた方が、その後の物語を好きな形に紡ぎ、完結させて良い権利を持つ(あくまでも権利、もちろん使わなくても良い)。物語の主人公は、それぞれにとって、自分のキャラクターである。
●どちらも掛け持ちは遠慮なく。トピックの内外を問わず、遠慮せず自分のための也を楽しんで!
)
(/まとめの加筆修正ありがとうございます。これを見れば背後会話で交わしたやり取りがぱっと分かるので本当にありがたいです……!また、提案を受け入れて下さり感謝致します。
2人の物語なので、トピ主と参加者様とが対等な関係で話し合えることは私としても理想です。なので何かありましたら今後も遠慮なくお声かけいただければ……!
また、トピ管理の都合上、失踪判断のボーダーラインや完結の権利、掛け持ちについてお話させていただきましたが、私も背後様とは最後まで緩く楽しくお付き合いできたらと思っております。既にこの数日で今後の方針等の相談がとても楽しく充実していて、巡り合えたことに大変嬉しく感じています。
こちらももう準備は万端です!以下、本編続きのレスを投稿しますが、もう少し相談したいことがありましたら背後文のみでも構いません。これからよろしくお願い致します……!)
◆
(/少し時間が空いたので、私の頭の整理も兼ねてサンプルロル・ロルテと共に新規レスを置いておきますね。特になければ背後文の返信はなくても大丈夫です。)
★サンプルロル、ロルテよりコピペ
ジーク視点:
――あァ、やはりお前だったか……。
( コンクリートが剥き出しの地下駐車場。パトカーのサイレンがしきりに鳴り響く中で、煙草の白い煙を深く長く吐き出し。吐息と共に紡がれた声音は冷たい空気に空虚に響いて。地上から聞こえるのは警察とマフィアの銃撃戦の発砲音。「 お前でなければいいと、そう思っていた 」いつもより幾分低い声音には、愛する女と対峙しなければならない無念さが滲んでいて。「 ――さァ、どうする? 」悠々と煙草の火を革靴の底で消して地面に捨て。僅かに口角を上げたのは彼女への揶揄か、敵を愛してしまった己の自嘲の笑みか )
レイチェル視点:
……ジーク・デイヴィス。あなたを……あなたを、逮捕するわ。私の部隊の応援が来るのは時間の問題。下手に、動かないで……
(ピアスに仕込まれた無線受信機から、上官の待機命令がひび割れた音で聞こえる。「デイヴィスにはまだ勘づかれるな」──だが、もう遅い。元々割れ欠けていた薄氷は、ついにこの日、この駐車場で、粉々に砕け散ってしまった。クラッチバッグから取り出した小型の銃を目の前の男に突きつけてはいるが、その銃口が微かに震えるのを抑えられず。捜査官としての自分を取り戻そうと、「ヒルダ」を脱ぎ捨てた事務的な口調で返すが──〝諦めないで〟〝私から逃げて〟〝逃げないで〟〝動かないで〟〝私にあなたを撃たせないで〟〝どこかに消えてだれにも捕まらないで〟〝私のそばからいなくならないで〟……男の声に滲む感情を読んだ心はまるでばらばらな悲鳴をあげ、顔色は蒼白になっており。)
★新規レス
……逮捕か、捜査官らしい答えだ。だが、震えているな、ヒルダ。
(照準の定まらない銃口に、僅かに目元を和らげ苦笑とも微笑とも取れる複雑な笑みを浮かべて口を開き。――何も迷うことはない。内心の呟きは言葉にせず、そっと仕舞う。両手を挙げることも命乞いをすることもなく、ただただ諦観の念を宿したダークグレーの瞳は目の前の彼女に向けられたまま。彼女の言うことが本当なら、彼女の部隊が到着するまで2人でいられる時間は限られているだろう。敵意がないことを示すために、ここでようやくゆっくりと両手を挙げ。「――俺を撃て」静かに呟かれた声音は祈りのような切実な声音を含んでいて。まるで怖くないと、野生の小動物に表すかのようにそろりと一歩ずつ彼女に近付いていき)
(/諸々かしこまりました! サンプルのリマインドによるリスタート、とてもありがたいです(ドラマで言う「前回の『〇〇』は……」みたいで楽しいですねこれ)。こちらこそ、改めてよろしくお願いいたします!
長くなっておりますが、捏造設定でかさんでおります故、文量調整等はお構いなく。背後は一旦引っ込みますが、ちょっとしたご相談やその日観た映画の萌え語りなどございましたら、いつでもお声がけください!)
★
……ッ。それ以上寄らないで!
(警告に懇願の声音が混じるのを隠せぬまま、揶揄された手元を、指が白くなるほどきつく構え直す。目前の犯罪者が近づいてくるというのに──捜査官ならどんなに無害に見える相手にも抱くはずの警戒心を、彼は〝本当に〟抱かせないことが、何よりも恐ろしくて。
……この男、ジーク・デイヴィスは、アメリカ裏社会を牛耳る五大ファミリーのひとつ、ガルビアーティ家の幹部職にまで昇りつめた人間だ。その僅かな情はファミリーの者に向きこそすれど、裏切り者や紛れ込んだスパイには、老若男女を問わず、資料として読むのも躊躇われるほど凄惨な拷問を課してきた冷血漢だ。一介の団員ならまだしも、この男ほどの傑物ならば、女ごときに狂うのがどれほど愚かしい真似かわかっているはずだ。彼が愛するのは唯一ガルビアーティ家のみのはずだ。それなのになぜ……自分に命を委ねようとしているのか。
気づいていた。だが答えを知りたくなかった。故に、己の使命を自分に言い聞かせるように──彼の望みを断ち切るように──耳元で音声が流れる──『合流まであと六分』──努めて冷たく言い放ちながら、その灰色の瞳を見つめて。)
撃たない。……撃たない。
FBIはこれからあなたを尋問する。協力するなら、司法取引も考慮する。……あなたは、生きて、連邦刑務所に入るの。
(/素敵なアドリブありがとうございます!こちらこそ心情描写が思ったより長くなってしまいましたが、やりづらければ遠慮なく仰っていただければと……!
映画、ドラマの萌語り良いですね。年末年始色々やってましたしね。背後様もどうぞ気軽に声掛けて下さいませ……!(蹴可))
あァ、ヒルダ……。その答えが本当にお前の、俺たちのためになるというのか。俺はムショでつまらぬ日々を、そしてお前はまた捜査官として孤独に生きていくのか。
(足を止め、鋭い灰色の瞳で彼女をじっと見つめ。手を伸ばせば届く距離。どこまでも捜査官としての彼女の模範解答に眉根を寄せ、深いため息と共に名を呼ぶ。――あァ、ヒルダ。お前はきっとまだ分かってはいない。俺の本当の目的は、お前を潜入捜査官の職から退かせることだ。そうでなければお前はこの先もずっと、深い孤独と向き合うことになるだろう。自分を撃つように言ったのは、俺を自ら手に掛けた精神的ショックを契機にして、捜査官としての第一線を退かせることが狙いだった。この身よりもお前の方が幾分も大切だった。我ながら冷酷無比のガルビアーティファミリーの幹部とは思えぬ挙動。それは一人の男としての想いで。
後どれほどの時間が残されているだろうか。彼女の部隊の到着も気になるところではあったが、車を取りに行った自分の帰りが遅いことに、ファミリーの構成員は焦れている頃だろう。また、別所にいる他の構成員が、捨て身で救出に駆けつける可能性も考えられる。
出来得る限り冷静に、しかしやや早口な口調はどこか焦りを帯び始め)
お前の孤独を埋められるのは俺だけだ。俺ならばこの身を……一生をかけて、お前を愛すことができる。俺を殺さないというのなら考え直せ。
(心を抉る核心的な言葉に揺らぎそうになるが、だからこそ今一度気力を奮い立たせ、銃口を下ろしながらも灰色の視線をまっすぐ受け止める。男がきっと、保身のために欺こうとしているのではなく、本心からの言葉を囁いていることということは、わかりたくないがわかっていた。
でも──だめなのだ。捜査官として始めたこの日々は、捜査官として閉じなくてはならない。そうでなければこの先をどうやって生きてゆけよう。ジークはマフィアであり追われ人だ、いつ死ぬかもわからない。捜査官としての自分を捨てたのにひとりきりになってしまったら、今度こそ生きていけない。──ジークを愛しているが、自分のそばからいなくならないと信じきることができない。この身も心も、預けきれない。
一度目を伏せ、逡巡し。それからもう一度男を見つめ、震える唇で、しかしきっぱりと嘘の言葉で突き放し。)
……、考え、直さない。私はあなたがいなくても生きていける。今まで……そうしてやってきたもの。元に戻る、それだけよ。あなたも、私を忘れて頂戴。
(ヒルダが銃を下げたのを見て、ようやく挙げていた両腕を降ろし。だが彼女からの拒絶の言葉に「ヒルダ!」と叱咤するような口調で鋭く叫び。理性を狂わせるのは、いつだってたった一人の愛する女。呼吸が浅くなるのを感じながら、射抜くような眼差しでヒルダを凝視して。「お前は俺よりも捜査官としての自分を貫くつもりか」その声は怒気だけでなく戸惑いも含まれており、心が揺らいでいることは明白。動揺を隠し切ることの出来ない自分と、彼女への想いを断てない未練がましさに眉間に皺を寄せ、感情を振り払うように深く息を吐き出す。一貫した意見を述べる彼女は、捜査官のプライドさえ見える気がして。敵への情を断ち切れずともその相手との破滅の道を選びはしないらしい。取り乱したことに一度舌打ちをし、再度彼女を見ると確認するように口を開き。)
……捜査官としの意志を突き通すか。どうやらお前にとって、潜入捜査官の仕事は価値あるものらしいな。
(強く発された声にびく、と肩が大きく震え、獅子に睨まれた鼠のような心地になる。耳に届いたその言葉には、怒り、諦め、そして一種の嫉妬すら滲んでいるような気がして。
なぜそこまで怒るのか、なぜそこまで自分が “本当に” 彼を愛するようになっていたことを信じてしまえるのか。彼は愚かだ。──だが、自分はもっと愚か者だ。そう思ってしまった瞬間感情を制御できなくなり、目に熱が盛り上がって。)
私には、それしかないからよ。それだけが私を守ってきてくれたわ。
ジーク……あなたと私は、生まれた世界が違い過ぎる。一緒になるなんて、ありえないの……
(──目を閉じ、浅く早く呼吸しながら思い出すのは、ほんの数週間前のこと。偽装娼婦である自分を、既に収監済みの本物の武器斡旋者だと思い込んで始末しに来た殺し屋から、他でもないジークが命がけで守ってくれた夜だった。弾痕だらけのソファーの上で、きつく抱きしめながら無事を安堵してくれた彼の温もりに……あのときたしかに、自分は救われたのだ。
ずっとあの熱に包まれていたかった。そう思ったのは本当だった。目を開け、しかし視線は伏せたまま。ここで別れてしまうなら、せめてほんの一言だけと、「……愛して、いたわ」……小さなか細い声で囁き。)
(/こんばんは。背後会話のみで失礼します。ジークの揺さぶりに揺れ動きながらも捜査官としてぶれない発言をするレイチェルさんに惚れ惚れしています…!お付き合い下さりありがとうございます。
そしてもうそろそろ話の方向性について絞っていきたくご相談に上がりました。
個人的にはファミリーの乱入・警察の到着でなし崩しエンドとなる【ルート2】「各自負傷により別離となるが両者生存する」が自然かな?と思っていて。その場合は次かその次くらいでファミリー、警察の到着を考えているのですがいかがでしょうか。もちろんもう少しお話することは可能ですし、また、別ルート等のご提案がありましたら遠慮なく仰っていただけたらと…!)
(/こんばんは! 日付が変わる前に返信する予定だったのですが、事前に約束した期限を連絡もなく過ぎてしまって申し訳ありません……! 万が一まだ間に合うようであれば、とレスさせていただきます……。
こちらも、マフィアとしての意識を保ちつつもレイチェルに真摯に愛を囁くジークに大変心動いております……。
エンドについて、主様の描くイメージに大賛成です。お互いが重傷を負うことでそれぞれの立場の矜持も何もなく強い恐怖に陥り、現場を離れたのち後悔と縋るような祈りに満ちたその後を送りそうだなと思っています。
別ルートも楽しそうなのですが、とりあえず本ルートの希望エンドとして、「その後の様子や変遷などを各自2レスほどで描いた後、十年後に安全な状況で再会する」というものをご提案させていただきたく。
せっかく早速エンディングが近いやりとりゆえ、遅れた身で心苦しいですが、よろしくお願いいたします。)
(彼女の言葉は、捜査官の仕事が自分の全てであるかのように聞こえ、彼女のこれまでの人生に想いを馳せてしまう。彼女の孤独感が透けて見えてくるようで、再び、俺ならば側にいることができるのだと言ってやりたかった。その涙で滲んだ緑の双眸を指先で拭い、彼女が暗殺者に襲われたあの日のようにそのまま自分の腕に抱き締めてしまいたかった。そっと彼女の頬に触れようと腕を伸ばし――しかし動きを止めて拳を作り。瞼をきつく閉じる。耐えるように表情を歪ませ、腕を降ろして「それが、お前の生き方ならば」ぽつりと呟いた声音には悲痛な想いが滲んで「――お別れだ、ヒルダ」数歩下がり。「俺も〝愛していた〟」彼女と同じ言葉を口にすれば、彼女に贈るはずだった、スーツのポケットに入っているアメジストのネックレスがやけに重く感じ。)
⇒【分岐】各自負傷により別離となるが両者生存する
(すると唐突に空気が動く。こちらに向かってくる複数の自動車の走行音、諸々の音が静寂を破り。それは地下駐車場に駆け付けてくる者たちの気配。警察か、仲間か、それとも両方か。ハッとして懐から素早く拳銃を取り出して。そしてハイスピードで現場に雪崩込んで来たのは自動車の数々。派手な急ブレーキ音を響かせて停車すると、マフィアの構成員が次々に車から降りてきて。その一人、ワインレッド色のYシャツを着、ピアスやらネックレスやらじゃらじゃらとした装飾品を着けた男が、ヒルダの姿を視認するなり「裏切り者はテメェかァ!!」と怒声が飛び。その姿をいつもの冷たい瞳で観察しながら、ふっと自分の隣についた構成員の一人が「裏口に車を用意させています」と耳打ちされ)
(/こんばんは!期限についてはお気になさらず……!またこうしてお話出来たことだけでも嬉しいです。期限を伸ばすことも可能ですので、必要であれば遠慮なくお声かけくださいませ!
賛成ありがとうございます。早速その方向性で進めさせていただきました。しかし強引な絡みになっていないかが心配です。基本的にモブはお好きに動かしていただいて構いませんし、確ロルがありますのでもちろん回避も可能です。自分を視認される前に姿を隠していただいても、モブに拳銃を突きつける等、問題ありません。また、すぐ警察も駆けつけていただいても構いません。やりやすいようにしていただければと……!
希望エンドについても了解しました。この件で、心境も、マフィア内でも色々変化がありそうで今から楽しみです。とりあえず安全な状態で再会、ということで誰にも邪魔が入らない場所で会えれば良いですね…!)
(/ありがとうございます……! しっかり連絡していきます!
絡みについてはですが、クライマックスは展開が早いものですのでどうかお気になさらないでくださいませ! むしろ方向性を決めてくださってありがたいですし、どう変えそうかとてもわくわくしますので! お気遣いありがとうございます。
ある程度決めたとはいえどんな着地になるのか、とても楽しみです……!)
(「自分が彼に抱いた感情を、彼もこちらに、すべてを理解したうえで抱いていたのだ」という言いようもない感慨と、しかしそれを自らの手で過去形にしてしまった鋭い痛み。それらを同時に沸き起こさせた言葉に、思わず彼の灰色の瞳をもう一度見るべく顔を上げ。
だが、彼はもう自分を見ていない──永遠に失ってしまったのだ。初めて愛してくれた人。もう、二度と、手に入らない。自分自身がそう仕向けてしまった。
初めて痛感したその喪失感を上から乱暴に引き裂き押しつぶすように、派手なブレーキ音が突然辺りに反響し、否応なく捜査官としての己に引き戻されながら辺りを見る。現れたのはファミリーの男たち、つまりウォーカー班は最奥に踏み込む前に作戦に失敗したのか。
車から降りた男たちの何人かは当然、もう自分の正体に気づいて怒り狂い、既に殺意を漲らせている。総毛立つ肌で命の危険を感じとりながら銃を構え、ジークを守るように位置をとる男たちから距離を置き。ひとりでは制圧できるわけもない、今は生きてここから離脱しなければ。
そう計算していた思考を不快な無線音が遮る──『作戦B-2に移行』──『SWAT突入』──『デイヴィス、マクラーゲン、アンジェロを制圧する』。つまり、他は殺すことも厭わない判断だ。状況を教えて計算させるほかない。)
全員一歩も動かないで! あなたたちはみな包囲されている。抵抗しなければ、ぶじで……
(──そう考えてまくしたてた、その瞬間だった。ワインレッドのシャツを着た男──マクラーゲンが。淀みなく銃を抜き、怒りに歪んだ形相で、銃口を白く噴かせた。音を聞いたはずが、何故か酷く遠く感じる。茫然としている自分を自覚するうちに、体から妙に力が抜けて、膝をついたことを遅れて感じる。前を見つめたままだったから──不思議と吸い寄せられたジークの顔から、いつもの冷たい表情すら抜け落ちたのが見えて──撃たれたのだ、と理解した、そこで初めて聴覚が戻り、爆音とともに警察が怒号を上げて突入する音が聞こえ。)
(/いつもお相手いただきありがとうございます。以下煙幕弾を使おうとする描写がありますが、やや後出し的な要素になってしまって申し訳ありません。ほぼほぼソロルのようになってしまったことや、レイチェルさんとも距離的に離れているかと思いますので、お互い何回かソロルを回して緊迫感を演出するか、必要であればこちらが警察側のNPCにてレイチェルさんに絡んでお話させていただこうかと考えている次第です。
エンドへと向かう楽しみと緊張感にワクワクしております。こちらこそ今後ともよろしくお願い致します。)
(自分の指示もなくこの場にいる構成員が動くはずはないと踏んで、隣に並んだ構成員――アンジェロとやり取りを交わし。しかし、アンジェロが煙幕弾を準備していることを自分に伝えたことと、銃声が響いたのはほとんど同時であった。
冷たい地下駐車場に響く一発の銃声。ばっと反射的にそちらを向けば、――ヒルダ、呟いた音声は衝撃のあまり口の中に溶けて消える。彼女がスローモーションのように緩やかに膝から崩れ落ちていくのを、灰色の瞳は見開かれ。一瞬、世界が沈黙したかのような錯覚が己の身を襲った。
突如、一斉に雪崩れ込んで来た部隊に場は騒然となる。ヒルダが撃たれ呆然としていた己に現実感のある痛みが左腕と右下腹部を貫き、顔が歪む。撃たれたらしい。眉根を寄せ、歯を食い縛りながら銃を構えて。左上腕からは指先にかけて血液が滴り落ちていき。
冷酷無比のマフィアの構成員も、さすがに警察の登場には拳銃を構えながら後退して。自動的にそれはヒルダからも遠ざかることを意味しているが、彼女がどうなったのかまで視認する余裕もなく。左上腕部と右下腹部の燃えるような痛みと此方に飛ぶ銃弾に、彼女だけでなく仲間も失う恐怖、命の危機と対峙して浅い呼吸を繰り返す。自分の心音がやけに煩い。動く度に襲う痛みに呻きながらも、警察に向けて発砲しながら牽制し。
そして側にいたアンジェロと視線を合わせると大型トラックの後ろにするりと身を潜め。車路を挟んだ向こう側にいるアンジェロはワゴン車の後ろに隠れている。そっとトラックから警察の様子を窺い、煙幕弾を使用し逃走するタイミングを窺って)
(/ソロルお気になさらず! また逆に、警察側のNPCを必要に応じて動かしてくださるとのことから、それぞれ「警察サイド」「マフィアサイド」二種類のロルを使い分けつつやり取りする形で主人公以外の視点から物語を終息に持っていくのも面白そうだと思いましたので、勝手ながらアンジェロを動かさせていただきました。問題があればお声かけください!)
(横倒れになって弱々しく喘ぎながら、突如騒乱に満ちた世界を見上げる。撃たれたショックに思考がまとまらないなか──今度は、ジークの体にぱっと赤い華が咲いたのを見て、心が恐怖一色に塗りつぶされ。「にげ……て、にげて、にげて……」と、もはや本心をためらいなく振り絞りながら、顔を仰け反らせて彼の逃げる先を見ようとし。
だが、そのジークが車の影に見えなくなった瞬間、今度は涙がとめどなくあふれはじめた。行ってしまった。彼はもう、行ってしまった。無事に逃げ切ってほしい、でも、もう自分の人生から永遠に出ていってしまったことが、どうしようもないほどに悲痛で。
*
上司の怪我は、まだ自由に動ける程度ではあるようだ。だがそれも長くは続かない、あと数分で弱りはじめるだろう。自分の役目は、そうなる前に彼を無事に逃がすことだ。あの場にいる構成員は、そのために囮を引き受けている。
こういう時のためにトランクに備えてある止血帯等の入った救急箱を取り出すと、ワゴン車に乗り込み、銃撃戦の騒音や怒号に紛れてエンジンを吹かす。音に振り向いたジークに向かってフロントガラス越しに頷くと、彼が煙弾幕を戦場に投げ入れたタイミングでアクセルを踏み、上司の隣まで車を走らせ)
──行きましょう、早くここを離れなければ。
(/期限過ぎてしまい申し訳ありません……!少々リアルが立て込んでおりまして、出来れば明日、難しければ休日にはお返しさせていただこうと考えております。もう少しだけお待ちいただければありがたいです…!)
(/こんばんは! こちらこそお返事が遅れてしまいすみません!!
こちらもまったりしたペースでおりますので、どうぞお気兼ねなく。そしてこれは全然良い意味で申し上げるのですが、リアル等お忙しければ物語の行く末はお任せください。あれしなきゃ、これやらなきゃ、でもいついつまでに練らなきゃ……と思いながらロルを紡ぐのはとても心苦しいと思いますので!
また、他トピを覗かないので主様のご事情はまったく知らない状態ですが、もし万一他の私よりレスペースが早いお相手様へのロルが急ぎでしたら、そちら優先で全然大丈夫です。何せのんびり屋ですので……!
いずれにせよ、こちらも自分のペースでゆるりとやらせていただいている身、主様も是非ご負担なく過ごされますよう!)
(/こんばんは、遅くなってしまって大変申し訳ありません。お優しいお言葉ありがとうございます…!ここまで濃いやり取りをさせていただき、エンドまで紡いでいきたい思いは変わらずある一方、リアルの都合は変わらずで少々今までよりもお時間をいただくことが増えてくるかもしれません。ご迷惑をおかけしますが、何かあれば何なりとお声かけください……!
以下、ジークの一人称視点で逃走までを描くのは背後の技術的に足りず、三人称視点で描かせていただいております。一応、これで完全に2人の別れとなるかと思いますので、レイチェルさんがもしこのまま病院へ行くのであれば、此方は次ソロールで別れが決定的になってしまったことへの心情等を書き、マフィアvs警察のやり取りは〆にしようかと考えております。その後10年後へと移行出来たらと……!
もちろん決定事項では御座いませんので、背後様のお考えが他にあればお聞かせ願いたく思います……!)
(視点:三人称視点)
(ジークが患部の燃えるような痛みに呻きながらも、後部座席に乗り込めば、突如、白い煙が辺りに立ち込め騒然となる現場に一台の車が猛スピードで地下駐車場を突っ切っていく。その自動車にジークとアンジェロが乗り込んでいると踏んだ警察は、煙幕弾で白んだ視界の中、車のライトに狙いをつけて発砲を試みる。
が、その車は地下駐車場から地上へ踊り出たものの、待ち構えていた警察車両に捕獲されることになり。しかし現場の警察官が車から2人の男を乱暴な手つきで引き摺り出した瞬間、その場にざわめきが起こる。
出て来たのはジークとアンジェロではなかった。マフィアの中でも明らかに下っ端の構成員。――地上に出て来る間に、どこかで入れ違えたに違いない。「探せ!まだ駐車場内にいるはずだ!」現場を指揮する警察官が声を張り上げると、目が覚めたように再び男たちは動き始めて。)
(視点:クラン・ブライアント(NPC/SWAT所属の部隊員))
(視界が白い煙に覆われる中、まだ年若い青年は青い瞳に正義感を露にしながら、潜入捜査官の女性が倒れていた場所に当たりをつけて歩み寄る。煙幕が薄らげば、執念深いマフィアの構成員から裏切り者の彼女に向けていつ銃弾が飛んで来てもおかしくはないだろう。自分の役目は彼女の保護。ワゴン車の走行音と発砲音が響く中で、姿勢を低くしながら彼女の元へと足早に辿り着けば「私はSWAT所属のクラン・ブライアント。あなたを保護する役目を担っています。ここは危険です。後は我々に任せてあなたは手当てを」ここまでマフィアを追い詰めた有能な潜入捜査官の意志は無駄にはしない、そんな決意すら滲ませながら彼女の腕を掴もうと手を伸ばして。もし掴むことが出来たのなら、彼女を背負って突撃時に入って来た道を通って地上へと行き。そこに待機させていた救護班に彼女を預ければ、そのまま病院へと送られるだろう。)
トピック検索 |