嘘つき 2020-12-24 13:42:59 |
通報 |
おかえり。そうだね、さくっと入ってこようか。のんびりしてていいよ、眠かったら先に寝てもいいし
(戻ってきた彼女に視線向ければ挨拶返して。入浴促されると軽く頷いてから着替え準備したりしながらも寛いでくれと声を掛けて。準備が終われば最期に冗談告げてから風呂場に向かい)
…覗かないでね?
わかった、ありがとう。…隼人さん覗かれたかったのかな?
(挨拶して見送るとハンガーへセーラー服をかけてからベッドへ潜り込み、ぼんやりと天井見上げつつ本気で覗いたりはしないが先程の冗談について考えていると何時の間にか瞼閉じられて)
おやすみなさい……隼人さん。
ただいまって、寝ちゃったか。…おやすみ。
(風呂から上がり濡れた髪のまま戻ってくれば既に眠ってしまった様で寝顔覗き込みながらもぽつりと呟き零して。戯れに恐る恐る頭撫でて言葉零せばテレビの音量を少しだけ下げてから離れ。傍から見れば異様な光景楽しんでいる自分もいて、口元緩めながらもスマホ触るなどして眠くなるまで時間潰し)
やだ…ごめんなさい、許して……ッ!
(父親から虐待を受けている夢を見ているのか苦しそうに表情歪め、無意識に両手は自身の身体へと伸び上半身を隠す様に身を守る体勢へ。瞼へ軽く涙を溜めながら寝言を言って)
っ…、大丈夫、大丈夫だから。
(呻き声のようなものを聞けば慌ててベットの元に駆け寄り。悪夢で魘されていることが分かれば急に起こしてパニック状態にするよりもこのまま落ち着かせようと声掛けて。夢の中の感覚を上書きしようと彼女の手を取り軽く握って様子確認して)
怖かった……このまま一緒に寝たい、離れたらまた怖い夢見ちゃいそう……
(手を握られるとまだ夢うつつで母親に手を握られていると思い込んでは徐々に呼吸は落ち着き、母親だと思い込んでいる所為か甘える様に強く抱き締め離れようとせず小声で呟き)
…っ、それは…、分かった。一緒に寝よっか。
(徐々に呼吸落ち着いてくれば安堵の息を零すも抱きしめられると流石に動揺の色見せて。だが小声で縋るように言われると突き放す事なんか出来ずに寝かし付けるまでならと理由づけて了承して。相手を刺激しないようにベットの端っこに寝転がって)
…うん、ありがとう。
(ベッドで一緒に眠れる安心感からすぐに瞼は閉じらるも夢の所為もありまだ眠る事はできずにおり。抱き枕のように優しく抱きついたまま至近距離で感じるその香りに安心すると軽くうとうと、寝言で名前呟き)
隼人さん、離れないで……。
…、美織ちゃんのせいだからね。…おやすみ。
(抱きしめられたまま瞼閉じられると逃がしてはくれないらしく、諦めに近い溜息零せば後ろ手に髪を優しく撫でて。世間体や色々気にしないと行けないことは山積みのような気もするが抱きしめる相手の体温が心地良ければ子供っぽく相手のせいにしてしまい、呟き零して。誘われた睡魔のまま瞼閉じればうとうとと意識飛ばしつつも本能のままに相手の腰に手を回し此方に引き寄せて腕に納めてしまってから眠りに落ちて)
……あ、れ?
(カーテンの隙間から差し込む朝陽にて自然に目が覚めるとまだ頭がぼんやりとしているのか泊まった事を思い出せず、時間を確認するとまだ起きるには早い時間だったのか擦り寄せるように抱き締め直し。再び眠ろうとする前に彼の寝顔を見てから瞼を閉じて)
隼人さんの寝顔可愛いな。
……んん…っ! …寝ちゃってたか。
(朝になり自然と目が覚め小さな声を上げながら瞼を開けるも至近距離にある相手の顔に驚いて声を上げそうになるもすんでのところで抑えて。直ぐに昨日のことを思い出せば落ち着いてきて何も疚しいことはしてない事に安心するもまだ眠ったままの寝顔みながらぽつりと零し。起きようとするも抱きしめられた状態では難しそうで暫しその状態でいて)
……おはよう、隼人さん。
(再びゆっくりと瞼が開かれ抱き締めている事に気付くと慌てる素振りは見せず、不思議と母親と眠っていた様な安心感があり。寝起きでまだ頭はぼんやりとしているが抱き締めながら見上げると、初めて彼へふにゃっとした柔らかな笑顔を見せ)
安心して二度寝しちゃった。…隼人さんの寝顔可愛かったよ?
おはよ。忘れて、朝まで寝るつもり無かったのに美織ちゃんが離してくれなかったじゃん。
(相手が目を覚ませば視線合わせつつも優しく髪を撫でて小さく笑ってみせ。寝顔指摘されると照れくさそうに視線逸らすも拗ねたように言い訳重ねるも柔らかな笑みを見ればどきっと目を奪われそうになり、そのままの体勢で問いかけ飛ばし)
ちゃんと寝れた?
ご、ごめんなさい……隼人さんの体温が心地良くて離せなかったのかも。
(拗ねたような声色と発言に素早く謝ると体温心地が良いのは本音らしく、恥ずかしそうに理由を話して。変わらずに見上げる視線は柔らかみがありいつもより熟睡できたのかゆっくり頷いて。学校もあり朝食をつくらなくてならない、これ以上甘えては駄目だと内心言い聞かせるとゆっくり離れベッドから起き上がり)
いつもより熟睡できたよ。隼人さんが隣にいてくれたからかな?そろそろ制服に着替えて朝ごはんつくらないと遅刻しちゃうから、またキッチン借りるね。
美織ちゃんの抱き枕にされちゃった。
(クスクスと笑って冗談零しつつも悪くは無いと言った反応示して。ベットから起き上がって離れていく相手を名残惜しいとも思うが素直に手放して自分も起き上がれば軽く伸びをしながらも朝食お願いして)
なら良かった。うん、じゃあお願いしてもいい?
抱き枕……もう一度味わいたいな。
(ハッキリ言われると抱き枕にする様に抱き締めていた光景がフラッシュバックされ、恥ずかしいと感じて耳朶迄ほんのり紅潮し。打ち消すようにトイレで制服に着替えると綺麗に畳んでリビングのテーブルへ置き。それから素早く朝食つくりに専念し、完成してテーブルへ食器並べつつ着替えを借りた事を改めてお礼しては完成した事を告げ)
隼人さん、ジャージありがとう。朝食できたけどすぐに食べられる?
どういたしまして。 じゃあ頂いてもいい?
(顔を真っ赤に染める様子が可愛らしいと思いつつも着替えて台所に向かう相手見届け。自らも着替えて準備しながらも声が掛かれば食卓につき。朝食を食べる習慣はあまりなかったが並べられた食事の匂いに食欲をそそられ自然な笑みが零れ。相手も食卓につくの待ちながらも思ったことがつい口から出て)
……彼女がいたらこんな感じなのかな。
うん、どうぞ召し上がれ。
(続け様に椅子へ腰掛けて両手合わせ食べようとしたその時、“彼女”というワードに反応示すも彼氏がいた事がない為想像しながら呟くように喋り)
私も彼氏がいたことないからわかないけど、同棲している恋人同士ってこれが当たり前なのかな。一緒に食卓を囲んで美味しいって言って食事したり、ベッドで一緒に眠るの。隼人さんとこうやって食事するの私は好きだよ。……誰かと食事するのっていいね。
ん、美味しい。 美織ちゃんって料理上手だね
(手を合わせれば食事を口にするも感想零しながらも料理の腕を褒めて。恋人のイメージ的にはその通りだと頷き、今まで一人で過ごしていたが相手と過した昨日の1日も充実したもので悪くはなかったと小さな笑み向けながら感想零して)
多分。…確かに人と一緒に過ごすのも悪くないね、心地好い気がする。
母の負担を減らす為に料理を覚えたのがここで役に立って良かった。
(褒めてくれた相手が彼だからか素直に喜び表し、母親以外で朝食が楽しいと思えたのは初めての様で。また一緒に食事したいという感情が芽生え、心地よい時間が過ぎていき完食すると手を合わせて食後の挨拶してから食器を洗ったりと忙しなく動くと登校時間になってしまい。泊まらせてもらった御礼をしてから名残惜しいが登校する為に部屋を出て)
──もうこんな時間。隼人さん、お泊まりさせてくれてありがとう。お仕事頑張ってね?私も学校頑張るから。……行ってきます。
トピック検索 |