72 2020-12-22 19:34:57 |
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(相手の好きに対しての熱意を受けると一瞬目を見開いてから若干頬の力を緩める。家族同然なのだろうと見ているだけで分かるほど溺愛している様子に羨望の眼差しを向けている最中、突如放たれた提案に「え?」とこれまた素っ頓狂な声を上げ。)
「い、いや…私は、」
(そこまで言いかけたも、実際のところ動物と触れ合う機会などあまり無い。ここまで大きな動物となると尚更だろう。相手の方から投げて貰えた提案なのだからと飲み込んだ言葉を変換し、再度口を開き)
「じゃあ、お言葉に甘えて…」
(相手同様、犬の近くまで寄れば膝を折り、長毛の犬へと手を恐る恐る伸ばせばにおいを嗅ぐように鼻を近寄らせてきたことに驚きながらも胸あたりの毛並みを指先で軽く撫で。)
「ッ!す、すご…とんでもなくあったかくて気持ちいい…」
(冬の冷気によって冷えていた指先が体毛の中でぽかぽかと温まっていくのを体感して感動したように呟く。さわさわと控えめな手つきで毛を撫で梳いて)
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