魔王 2020-12-14 20:36:36 |
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>91 魔王さマ
お城のお風呂も広クて大好きでス!みんナでお風呂入ルのとっても楽しいでス!……でも知ってまスか魔王さマ。温泉というモのは、室内では無ク外で入るラしいですヨ。 (主の問い掛けに色の悪い顔を目一杯輝かせてにこにこと返し。しかし即座に態とらしいほど神妙な面持ちで、どこから仕入れてきたのか若干偏った温泉情報をひそひそと語り)
…しかも人間の国には季節とイうものがアって、あっチにある本物の温泉とやラでは綺麗な何かガいつでも見られルらしいでス!ボクたちの国よりも綺麗なのかナ?……魔王さマは人間の国っテ、行ったことありますカ? (夢を見ているかのようにきらきらと語るが、普段暮らしている魔物の国のどんよりとした空気や空、枯れた木々に濁った水という風景が当たり前なため想像力には限界があり。もちろん主が人間の国へ赴くのはお忍びなのでたかが配下の本人は知る由もなく、純粋に首を傾げて)
>92 クロム
まあ……、そうだな。行ったこともなくは無い。多分。(執務に飽きた際それらを放棄し部下の目を掻い潜ってお忍びで人間の国へ遊びに行っている、などと部下の前ではっきりと言えるはずもなく、キラキラと純粋な眼差しを此方へと向ける相手からやや気まずそうに目線を逸らし)
──とはいえ残念ながら、未だかつてそのような代物は見たことがない。「セントウ」と呼ばれる風呂場なら知っているが、アレは室内の風呂場だった。
……では、実際に行ってみるか?(温泉について楽しそうに語る相手の話を聞いていると自らも興味が湧いてきたようで、玉座から腰を上げて突拍子もない提案を述べ)今からその、温泉とやらに。
>93 魔王さマ
そうですよネ、行ったこと…ん?なクも無イ?んん?多分??──室内で「セントウ」…。ボクの知らナいお風呂が、人間の国にはまだまダあるんですネ! (こくこくと頷きつつも、主の言葉に引っ掛かりを覚えたのか頭に疑問符浮かべるが、アンデッド故の脳の足りなさに結局疑問のまま終わり。主の口から出た聞いたことのない単語が新たな風呂の呼び方だと知ると、感心したように目を見開き)
はい!………えっ?今なんテ?…温泉に?今かラ?……い、行けルのですカ!?わーイ! (反射的に返事をするも、後から言葉の意味を理解するとぴたりと動きが止まり。今日一番の満面の笑顔で喜ぶも、ふと気になったことを悪気のない言葉と共に尋ねて)
…あ、でもボクの見た目っテ、きっと人間に怖がらレますヨ?魔王さマは見た目ただノ子ど…えっと、魔王としテの力を抑えルことができますけド。
>94 クロム
………確かに。言われてみれば、結構つぎはぎが目立つな。(相手に指摘され、その姿を頭から爪先まで改めてまじまじ見てみると相手が人間の国に紛れ込むのは難しいと思われて。一瞬どうしたものかと悩んだもののすぐに良案思い付けば、片手に魔力を込め手のひらにポンッと赤い宝石のあしらわれた金色の腕輪を出現させ)試しにこれを腕に嵌めてみろ。
──それは「まやかしの腕輪」といってな、魔力をもたない人間達には、それを嵌めた者の姿が見えなくなる。魔術師などは例外だが。
>95 魔王さマ
わぁ、サすが魔王さマ!じゃあさっそク……ん、これデいいんですカ?ボクたちの国だと魔力を持たナい種族なんて珍しイので試すこトができませんネ。 (瞬く間に現れた腕輪を言われるがまま腕に嵌め、ボロ布と呼べる服装とは不釣り合いに煌びやかに輝くそれをまじまじと見つめて)
──魔王さマも一緒ですよネ?…あ、でもコれだとボクの姿は人間に見えないかラ、魔王さマは1人でお話しテいる人になっちゃいまス! (肯定を待つ声音で首傾げて尋ね、新たに出てきた問題点に自分の主が奇異の目で見られてしまうのではと考え)
>96 クロム
あー……その点に関しては問題ない。とにかく大丈夫だ。とてもよく似合っているぞ、クロム。(人間の国に紛れ込む際、毎回毎回子供扱いされるのにうんざりするから魔具市場で購入し買ったその日にお試し済み、とも言えず話題を逸らして誤魔化そうと試み)
──いずれはこのような道具に頼らずとも、人間も魔族も当たり前のように共生できる楽しい世界にしてみせる。まだまだ至らぬが。
俺も行く。興味が沸いた。それに人間の国の何処に温泉とやらがあるのか、俺が人間の振りをして尋ね歩かねばなるまい。(指をぱちんと鳴らすと同時に全身突風に包まれ、次の瞬間には先程までの「いかにも魔王」な服装から「サスペンダーの少年」な服装に早変わりしており、首もとの紺色ネクタイを整えながら)
人前では声を掛けないようにしろ。
>97 魔王さマ
なるほド、魔王さマが言うなら間違いナいですネ!えへへ、魔王さマに褒められター! (嵌めた方の腕を高く掲げ室内の明かりを反射してキラキラと輝かせながら、その場で嬉しそうにくるくると回り)
魔王さマならきっとできまス!今でサえ、妖精族や人間も魔王さマに会いに来らレているようですシ。ボクたちの自慢の魔王さマですからネ! (腰に手を当て誇らしげに鼻息鳴らし)
ああ、確かニ。ボクだと1人でずーっト探し回らなクちゃいけなくナりますネ…って、うわッ!……ま、魔王さマ!?すごいでス、どこかラどう見ても、ただノ子供でス! (突如目の前の主を包む突風に目を閉じ、次に目を開けた時には服装のおかげで威厳が7割ほど減ったようなもはや可愛らしいとしか言えない主の姿が目に入り。主の注意にこくこくと頷くも、そういえばと首を傾げながら声を掛けて)
……あっ、でも魔王さマ。そろそろボクから魔王さマへの謁見のお時間は終ワっちゃいますヨ?人間の国へ行クとすぐにハ帰って来られなサそうですし、また魔王さマと時間が合エばその時に行っタ方がいいですかネ?
>98 クロム
先ほどから黙っていれば、この魔王を捕まえて子供子供と!これでも順調に身長が伸びている。あと300年もすれば獣人にも引けを取らない肉体になっているはずだ。お前をこの片腕で持ち上げられるほどにな……!(未だ日々の筋トレの努力が実らない細い片腕を持ち上げて力こぶ(無い)を作ってみせながら高らかに宣言…したところで時間の指摘があり、もうそんな時間かと古びた柱時計をちらりと見遣ればいつの間にか迫っていたおやすみタイム。常に薄暗い魔王城にいるせいか昼夜の区別がつきにくく、気付けば遅い時間帯になっていたことに驚いている様子で)
!もうこんなに時間が経っていたとはな、気が付かなかった。…クロムの言うとおり、また時間が合うときに温泉とやらを探しにいくか。それまでに俺も、前知識として人間の国に関する文献をある程度読んでおくとする。
──今日はお前の話が聞けて楽しかったぞ、時間を忘れるくらいに。そして遅くまで付き合ってくれたこと、感謝する。
腕輪はそのままお前が持っていろ。……それではな、ゆっくり休め。(どこか愛嬌のある部下の頭を(崩さないように)そーっと撫でた後、玉座の間を去り)
>99 魔王さマ
すごいでス!ボクが持ち上げラれちゃうなンて、300年後が楽しみ……えっと、ウン、あの、魔王さマ。大丈夫でス、希望を持つこトは大切ですヨ。 (主の力強い宣言に感嘆の声を上げかけたものの、まったく主張をしない力こぶを見せつけられると流れるように目を逸らし、ある意味で人 (?) 生で初めて気を遣う事を覚えて。主との新たな約束にこくりと頷けば、主の知識欲を素直に尊敬して)
分かりましタ。じゃあまタ目安箱の方にボクがお手紙を入れテおきますネ!ボクは難しイ本は読めナいので、人間の国に行ったコとがあるかもシれない魔物を探してみまス!お話が聞けタらいいなァ。
──今日はボクのたメに時間を空けてくレてありがとウございましタ。あと腕輪モ。約束の日に忘れナいように、こノまま着けテおきますネ!…えへへ。おやスみなさイ、魔王さマ! (ぺこりと頭を下げて改めて礼を述べ、自らの見た目に不相応な腕輪を大事そうに撫でていると今度は自分の頭が撫でられていることに気付き、嬉しそうに笑っては部屋を去る主の背中を見送り。少し待ってから同じように部屋を出て)
(魔導書をはじめ世界中の国々から収集した蔵書等を保管してある魔王城内の書物庫にて、一角に据え置かれた読書スペースにある暖炉近くの一人用ソファーに座って背凭れに寄りかかりながら、人間の国に関するアレコレが記されているらしい書物を読んでおり)
──『男子温泉旅におすすめな温泉地9選』……ほう…。
>>ルシファーさん
……魔王さん、えっと、夜分にこんばんわ…えっと、お邪魔してもいいですか…?(その日の夜、先客が居るかはわからないが魔法を使って現れてはそっと部屋の中にいる相手に恐る恐るお邪魔してもいいかと問いかけて)
(ミノタウロスと共に魔王城にやってくるとあっという間にミノタウロスから逃げ切り。怒られたのにも関わらず、魔王城内を何処と無く楽しげに彷徨い歩いているうちに、書物庫の窓から見える中庭をどこからどう見ても危険な植物に興味津々といった様子で観察しており)
う、わ!?
(来客がいると知ったミノタウロスが一生懸命探し当てたのか今にも食われそうだった瞬間を助けられ、そのまま抱えられた状態でミノタウロスの判断で城を出て人間界へと戻り)
(来客がいたんだねぇ、先約の方が大事だから今日は帰らせてもらうねぇ。おやすみなさいー)
>102 レナト
今日は妖精の魔法で来たんだな。(相手が姿を現す前に妖精の気配を感じていた為か突然の訪問に驚く様子もなく落ち着いた声色で出迎え、相手からの問い掛けに勿論とばかりに頷いてみせ)
構わん。だが今日はもう遅いゆえ、眠くなったら寝ろ。客人用の部屋も掃除させておいたからな、眠りこけていたら運んでおいてやる。(相手が座れるように魔法で1人用ソファをもう1脚暖炉の側に出して)
>103,104 ルル
………!!(暫く本の世界に引き込まれていたが遠くのほうで聴こえる部下の慌てた様な声に何事かと本を置いて立ち上がると、ちょうど窓から中庭を彷徨いている相手の姿が見え。厳重に注意したつもりがまたもや危険地帯に足を踏み入れている好奇心の塊にもはや慣れさえ覚えつつ、やれやれといった感じで中庭まで瞬間移動したもののそれよりも一足早くミノタウロスが相手を保護しており。そのまま母国に連行されていく様を見送って)…さすがルル姫様専用護衛隊長。
──それにしても、お姫様にも困ったものだな。いっそ何処にもいけないように抱いて寝てやれば良かったか。
(すまない、また来てくれると嬉しい。おやすみルル。いい夢を。)
………っ、……。(本を読みながらこっくりこっくり…船を漕いでいたが、かくっと頭を垂れた衝撃で漸く目を覚ませば、四つ葉のクローバーを押し花にして作ったしおりを読みかけの頁に挟んで閉じ、本を小脇に抱えて立ち上がっては大きな欠伸をひとつ)
レナトも寝たのだろうか。──とりあえず部屋まで運んでおこう。
昔はいくら夜更かしをしても大丈夫だったというのに。…俺も歳をとったな。(目ごし)
ミノくんは心配性だねぇ。
(後日、魔王城に連れてきてもらい脱走を試みるも阻まれてしまえば不満そうに眉間に皺を寄せ。仕方なく連れ立って歩くものの、あちらは危険だ、其方も駄目だと言われ続けては探検のしようも無いというもので。ミノタウロスが目を伏せた瞬間に、普段は見せないような俊敏な動きで逃走を成功させると、取り敢えず遠くへ、という気持ちからか廊下を走っていて)
>107 ルル
──廊下を走るな、怪我でもしたらどうする。(昨晩の読書の続きを書物庫にてしていたが、これまた昨晩同様部下たちの騒がしい声を聞き付けて。何事かと廊下を出た瞬間、逃走中の相手の姿をばったり見つければ騒ぎの原因を瞬時に察し)
>108 るしくん
あ、るしくん。ちょうど良かった。ミノくんがね、追いかけてくるから、匿って?(相手の存在に気付けば急ブレーキをかける如く足を止め。相手の心配の言葉とは裏腹に、へらりと笑顔を向けてはお強請りをしつつ、相手のマントの中に隠れようとしているのか相手の腰周りにまとわりついて)
>109 ルル
は?ちょっ……、(忠告を右から左へと聞き流され、身を隠すような動きをする相手に呆気にとられていると、前方から姫様を追ってきたらしいミノタウロスが若干息切れしながらドタバタ此方に駆け寄ってきて)
姫様なら此処にいるから安心しろ。……お前にはいつも苦労をかける。
ここからは俺が姫様の身元を預かるゆえ、安心して本来の業務に戻ってくれ。(乱れた呼吸を整えている部下に労いの言葉を掛け護衛の役目を引き継ぐと、部下も解放された否肩の荷が下りた様子で元々の持ち場へと戻っていき)
──ルルは自分の城でもこんな感じなのか?(ミノタウロスの姿が見えなくなり再び城内に静寂が戻れば、ふと相手に疑問を投げ掛けてみて)
>110 るしくん
酷いな、あんなに安心しましたー、みたいな感じ出されると、傷付くよ。(相手の腰元からひょっこり顔を覗かせると不満そうに呟き、ミノタウロスを見送って)
お城では仕事で手いっぱい。書類とか書類とか書類とか…やんなっちゃうねぇ(のそのそ、と動いて相手の前へと出てくれば大袈裟な仕草で肩を竦めてから「だからね、ここは、凄く楽しいよ。色んなものがあるし。るしくんもいるし」ふにゃりと表情を緩めては「るしくんと、なかなか会えなかったから、良かった。会えて嬉しい」バタバタしていたり、都合が合わなかったことを思い返すように告げては、遊ぼうと言わんばかりに今度は腕に抱きついて)
>111 ルル
……ルルが仕事…?(勝手ながらお転婆なイメージが強いせいか、魔王城での相手の振る舞いと「仕事」という単語がどうにも結び付かず、雷に打たれたかの如く不可解な面持ちで眉に皺を寄せ。しかし思い出してみれば相手は一国の姫。普段は執務に追われていても可笑しくないかと思い直せば無意識にしていた失礼な表情を崩して)そうか。向こうではきちんと姫をしているんだな。
此処へ来ることで息抜きになるのなら良かった。だが、あまり皆に心配をかけてくれるなよ、──って……!(女子耐性皆無な為、腕に絡みつく女の子の感触に驚いてしまえば頭から湯気が出そうな勢いで頬は勿論のこと耳まで赤くして)こんな人目のつくところで、そ……っ、そんなにくっつくな!
>112 るしくん
わー、めちゃ顔に出てるよー(よく言われる、と言いたげに目を細めながら数回頷き「きちんと姫をしてるってぇ…姫だもの」何を言ってる、と言いたげに大きく頭を横に傾けて)
?心配してくれてるの?(心配、という言葉が引っかかれば不思議そうな声を漏らしていたが、狼狽する様子に目を伏せているレベルで目を細め。然し引っ付いたまま少し背伸びをして耳元へと顔を近付け囁き)人目のつくとこでーってことは、ひとめがなかったらいいの?
>113 ルル
~~っ…そういうわけではない。からかうのもいい加減に…──!(耳元に走るこそばゆい感覚に身震いし、お説教のひとつでもしてやらねばと口を開きかけた時、魔王城を巡回している部下達の足音や話し声が此方に近付いてくる気配を素早く察知。部下にこの現場を目撃されてはならない気がして、絡んだままの腕ごと相手を引き寄せれば直ぐ側の書物庫へ逃げ込むように招き入れ)
>114 るしくん
はは。るしくん、面白い反応──っわ。(背伸びしていた足を戻し楽しげに笑っていたが、不意に引き寄せられるがままに書物庫に入れば驚きの声を漏らしたものの、すぐに膨大な量の書物の方へ視線と興味が向き。くいくい、と軽く腕を引っ張りながら瞳をキラキラと輝かせて )るしくん、るしくん。本いっぱいだね!お父様のお城にも書物は沢山あるのだけど、此処にあるものは、きっとお城にはないものだよね!
>115 ルル
(部下達の笑い声が書物庫の前からどんどん遠ざかっていけば、小娘におちょくられる魔王の姿を晒さずに済んだとにホッと胸を撫で下ろして。その胸中など何処吹く風、楽しそうな様子の相手に腕を引っ張られるとそちらを向き、次こそお説教を…とまたも口を開きかけ。しかし視界に入る世界に夢中な様子に喉まで出かけていた説教も思わず引っ込んでしまい)…ルルには敵わん。
──そうだな。人間の国にどのような書物があるのかは知らないが、此処には魔導書をはじめ様々な書物を保管してあるぞ。魔力や精霊の宿る本、呪われた本、筋肉を増強させる本、……ルルは本が好きか?(本棚に近寄り、綺麗に整頓された背表紙を眺めつつ問い掛けてみて)
>116 るしくん
本、大好き。物語とかなら、私が行けない世界の主人公になれたり、図鑑とかなら私の知らない知識を得られるの。本ってたくさんの魅力が詰まってると思うから大好き(相手の様子に不思議そうに首を傾げたものの、本棚を眺める相手の横顔を見上げながらハッキリと答え。それから、ハッと気付いたように口元に手を添えながら付け足すと、何事も無かったかのように矢継ぎ早に質問を投げかけて)あ、もちろん、るしくんも大好きだよ?──ねぇ、呪われた本はどれ?人を食べる植物の本とかもある?こないだ魔王城に来たときにみたの。筋肉を増強したらむきむきになるかな?
>117 ルル
──そうか。(本に関し嬉々として語る相手の姿に新たな一面を垣間見た気がして自然と頬を緩めては、相槌を打ちながら話に耳を傾けて。途中ごく自然にさらりと発された一言は、次から次へと間髪入れずに投げ掛けられる質問によって流されてしまい、呆気に取られつつも1つずつ質問に答えていき)
呪われた本は危険な代物ゆえ見せるわけにはいかん。魔植物図鑑なら見てもいいが。(並んだ背表紙の1つに手をかけ取り出せば、ズシッと重みのある分厚いそれをテーブルの上に置いて)
>118 るしくん
えー?(途中で投げた言葉を此方もまた忘れているのか、呪われた本を見れないことの方がショックだったのか不満そうな声を漏らし。テーブルの方へ近付き分厚い図鑑に瞳を輝かせながら、上から横から背面からと様々な角度から本を眺めてから両手を使い「よいしょ」と声を漏らしながら本を開くと見たことも無い植物が沢山で瞳をキラキラとさせながら、あわや命の危機をあっけらかんと語り)凄い、見たことないのばっかだよ!あ…るしくるしくん、これがね、こないだ遭遇した植物!食べられてたら、溶けてたって!怖いねぇ
>119 ルル
これで分かっただろ。あの中庭には他にも、人間のルルにとっては危険な植物が多くある。俺や部下がついていない時の立ち入りは禁止。危なっかしい行動も慎むように。(すんでの所で溶けていたかもしれないというのに本人はあまり気に止めている様に見えず、困ったように溜息漏らし。なんとか中庭の植物の危険性を伝えるべく相手の背後から図鑑を覗き込むと、寄り添うような形でとある植物を指で示し)
ほらこの……「カミベラシ」という植物も中庭に自生しているが、これの液が髪にかかると、その名の通り髪がすべて抜け落ちてしまう。怖いだろ。
>120 るしくん
うーん…えっ、髪なくなっちゃうの?(困ったような溜息に困ったような声を漏らすことで不満を表していたが、背後から指さされた植物に驚くと顔を上げ。至近距離にいる相手の顔にビックリしたのかピタリと動きが止まるも、すぐにへらりと笑って)るしくんの顔綺麗だねぇ
ふあ。そろそろ寝なきゃだねぇ…良かったらお泊まりしていっていい?…まだ本をのお話とか聞きたいし…。駄目だったら強制的に連れ帰ってねぇ。おやすみ、るしくん。夢で逢えたらいいね(うとうと、とし始めると背後にいる相手にぽすっと寄りかかり甘えるように身を寄せては、のんびりと言葉を紡ぎ切れば相手に寄りかかり服を握り締め寝息を立て始め)
>121 ルル
(姫の就寝後、ちょうど休憩時間中にあったミノタウロスを呼びつけるのも可哀想に思われた為、魔王自ら相手の部屋まで送り届けることにし。眠りこける相手を抱えたまま相手の部屋まで魔力の消耗覚悟で瞬間移動、お姫様らしいベッドへそっと横に寝かせたあと羽ペンとメモ用紙を魔法で取り出すと、そこにさらさらとペンを走らせて)
─────────
Dear ルル
昨晩はよく眠れたか。
今日と明日は予定がある故に君を城まで送り届けておいた。
明後日は空いているから、都合が良ければ来てくれ。
追伸:だぶって購入したものだ。やる。
─────────
(テーブルの上に魔植物図鑑を置いてメモ書きを添え、再度瞬間移動で部屋を後にして)
>122 るしくん
(長い時間の眠りから目を覚ますと、そこは見覚えのある部屋で不思議そうに頭を傾けて。然し、テーブルの上の図鑑に気付けば側まで移動し、メモ書きにも気付けば「るしくんが送ってくれたんだ」嬉しそうに呟きつつ、ミノタウロスが様子を見に来たタイミングで「ちょっと待ってて」と声を掛けると、素早く手紙にペンを走らせ封をするとそれを預けて)
──
るしくんへ。
よく眠れたよ。お部屋まで送ってくれてありがとう。
明後日、遊びに行かせてもらうね。
クリスマスすぎたし、プレゼント用意しておくから、
るしくんも用意しててー。交換しよ?
追伸:図鑑、ありがと。読ませてもらうね!
ルル姫
───
(古めいた家具や調度品に囲まれた応接間にて。暖炉に火を灯し室内の温度は適温に、茶菓子の準備も万端…何時でも客人を迎えられるよう出来うる限りの準備を整え終わると窓から外の様子を窺って、約束の人物とその護衛を頼んだ部下の帰りを待機しており)
…久しぶりに会う気がするな。
有難う、ミノくん。(城まで迎えに来てくれたミノタウロスに甘えて魔王城まで移動し。好き勝手に歩き出しそうになったのを引き止められ、引きずられるがまま、応接室前まで案内されれば漸く礼を述べ)
あ、るしくんだ!みーっけ。待った?(扉を数回ノックし、返事を待つ前に扉を開けば少し寒かった廊下とは違い暖かさを感じ取ると頬を緩めつつ、相手の姿を視認すると嬉しそうに笑みを浮かべながら声をかけては側まで駆け寄って)
>125 ルル
待った。無事に辿り着いて何より。──とりあえず座るといい。(扉をノックされると音のする方を見遣り、扉が開いて相手の姿が視界に入れば黒い本皮のソファーに深く腰掛け足を組んだまま、暖炉に近い向かいのソファーを指し示し座るように促して)
「くりすます」とやらは楽しめたか?
>126 るしくん
待たせてごめんね。ありがと!(流石に待たせたのは申し訳ないと思っているのか謝罪をしてから指されたソファーへと腰掛けるとほんわかと暖かくなっていく感覚に身体から力を抜いていけば背凭れに身体を預けることでぐでーんっとした状態で答え)
んー、お城は、ごーかけんらん?っていう感じで疲れちゃった。
>127 ルル
なるほど、「くりすます」は疲れるのか。…我が国には馴染みのない文化ゆえ、どのようなものか気になって文献を探したが、「赤い服の老人が夜中に物を配るため出歩く」だとか「くりすます前はカップルが増える」というようなことしか分からなかった。(表紙に『よく分かる!人間の文化 著者:不明』と書かれた見るからに怪しげな本を机の上に置き、その隣にしれっと淡いピンク色のリボンでラッピングした中サイズの箱を並べて)
それから、用意しておけと言われたので用意しておいたぞ。
>128 るしくん
すっごい雑なクリスマスのイメージ…(相手の言葉にきょとんとすると楽しげに笑いながら率直な感想を口にし。その隣に置かれている箱に気付けば、ぱあっと表情を明るくさせると自分も持ってきた緑色の袋を置き中には手編みの黄色と青を混ぜたマフラーが入っており。大事そうに淡いピンク色のリボンの箱を手に取ればぎゅうっと抱き締めて)
プレゼントー!やった!るしくんからのプレゼントだ!
>129 ルル
人間の娘が何を好むのか、まるで検討がつかずに苦心した。……開けてみろ。(箱の中には、魔物ペンギンに作製を依頼した「割れない上に溶けもしない氷であしらわれたガラスの靴」の中にエルフの里で見付けたピンクや白、紫といった色味の可愛らしい花を寄せ集めたプリザーブドフラワーを贈り物として準備してあり。贈り物をしたというだけで予想以上に喜ぶ相手の姿を微笑ましく思い自然と頬を緩めつつ、相手が持ってきた緑の袋に手を伸ばして)
──俺も開けてみていいだろうか。(ちらりと様子を窺い)
>130 るしくん
うん。(ひとつ頷いてからリボンを解き、箱を開けば中に入っている花の美しさや靴のキラキラした感じが伝わってくれば瞳をキラキラと輝かせながら、靴を手に取れば上下左右様々な角度から靴を眺め)綺麗!有難う!大事にするね。
あけていーよ、るしくん気に入るやつかなぁ?(相手の声に反応するようにひとつ頷けばドキドキしているのか、眉尻を下げながら見詰め)
>131 ルル
──ルル、そんなに見られると開けにくい。……!(考え抜いた贈り物を受け取ってもらえるとホッとした様子でソファーに座り直し。次いで視線を感じ戸惑いながらも、相手が自分に何を選んで贈ってくれるのかという興味の方が勝り、袋を開けて手を入れれば中からふわふわとした感触の物を取り出して。早速中身を確認してみると、そこには普段「魔王っぽいから」という理由で黒ばかりを選びがちな自分には無い色味のマフラーが。早速、邪魔なマントを脱いでから貰ったばかりのマフラーを首にぐるりと巻き付け、自身の姿を確認するべく魔法で鏡を出し)
……これは温かいな。感謝する。
>132 るしくん
…へへ。良かったぁ。(見るなと言われても反応が気になるところで黙ったまま見詰めていたが答えを聞くことが出来ると満足そうに笑みを浮かべては力が抜けたようにソファーの背凭れに身体を預けては)
あのね。るしくんの瞳は金色でしょ?わたしの瞳は蒼色だからね、混ぜたの。これからも仲良くしてくれますようにって願い込めて(ふにゃりと頬を緩めながらさり気なく自分で作ったということを口にしつつ、照れくさそうに僅かに頬を赤らめて)
>133 ルル
!そういう意味があったとは気付かなかった。しかも手作りとは。…意外と器用なんだな。大切にする。(この贈り物がまさかの手作りによるもので、おまけに思ってもみない意味が込められていることを知り柄にもなく照れてしまえば、表情読まれないように顔の下半分をマフラーに埋めて隠し。それから辛うじて相手に聞こえる(かもしれない)くらいの小声で)
……俺の方こそ、これからも仲良くしてくれると嬉しい。
──なんだか眠くなってきたと思ったら、もうこんな時間か。(眠気堪えるように目頭を指でほぐしたあと古時計で時刻を確認し)
すまない、ルル。折角訪ねてくれたというのにあまり話せなかった上、茶菓子も出せなかった。また今度来たときにでも出させてくれ。
いつも楽しい時間をありがとう。……それでは失礼。(マントは手に持ち、マフラーを巻いたまま軽く一礼し自室へ向かい)
>134 るしくん
うん、私も凄く大切にするね。(擽ったそうな笑顔を見せながら大きく頷けば箱を大事そうに抱き締めて。微かながらも聞こえた言葉は胸いっぱいに広がっていき嬉しそうに表情を弛め、どこか泣きそうな笑顔で大きくひとつ頷いて)
うんっ
大丈夫、待たせちゃったしね。…たまには、るしくんからお誘いしてくれたり…は、駄目だよね。また来るね(少し寂しそうに願いを口にするも、わかってると頭を振ると明るく笑って頷き)
おやすみなさい。(相手がいなくなった後にミノタウロスが迎えに来れば甘えて人間界へと向かい。やがて部屋に辿り着けば、ベッドの近くに箱を置きその手前に靴を置けば幸せそうに目を細めながら眠りへと落ちていき)
『魔王さマ
今日はお時間ありますカ?ボクは』
──あっ、魔ネズミ! (前回同様、目安箱へ入れるため拙い字体で手紙を書いている途中、目の端で何かが動いた気配にそちらを見ると何処から入ってきたのか小さい魔ネズミで。投書の事は頭からすっぽ抜け、箱の前に書きかけの手紙置いたまま走って件の生物を追いかけて)
>136 クロム
(年末年始をぐうたら過ごす為、そして魔王城の備蓄を充実させておく為の買い出し目的で各国へと出掛けていたが漸く魔王城へと帰還。久しく開けていなかった目安箱の投書確認を執り行うべく設置箇所へ赴くと、箱の前に書きかけにしたまま放置されている見覚えのある字の羅列を発見。何故書きかけ途中で放棄したのか疑問抱きながらも返信しておくことにし、魔王の印入りメッセージカードを取り出して)
───────
クロムへ
本当にすまない。
先日は城をあけていた。
年が明ければ落ち着いて話せると思う。
また都合のいい日を知らせてくれ。
俺は2日以降であれば、急用さえ入らなければ何時でもあいている。
追伸:年明けこそ温泉に行く。
人間たちには既に聞き込み調査済み。良い場所を見付けた。
入浴準備をしておくこと。
───────
これをクロムに渡してくれ。(魔族語で要件を記したカードを伝書ガラスの嘴に挟み、何処かを彷徨いているであろう相手の居場所まで飛ばし)
>137 魔王さマ
──あーあ、逃げラれちゃっタ。…ここはお城のドこだろウ? (魔王の居城といえば納得はすれどその実あまりにも広く、そんな中でどれほどの時間をネズミ探しに費やしていたのか。似たような造りの場所が多い城内にて見事に迷子になり、ある意味ここまで連れてきてくれた魔ネズミにも姿を眩まされ、そのまま1人で歩き続けてはいるが能天気さゆえか特に困っている様子は無く。その時、ひたすら長い廊下の奥から羽音が聞こえたかと思うと嘴に何かを挟んだカラスが自分の方へ向かってきていることに気付き)
……伝書ガラス?え、ボクにお手紙?…わあ、魔王さマからダ!……えへへ、つイにボクも人間の国へ行ケるんだ、温泉温泉!…ん?何で魔王さマはボクに「すまない」なんテ…?うーン……まあいいヤ!ねえカラスくん、帰り道を教えテ。 (主から自分へと宛てられた手紙の内容に喜びながら冒頭の部分に首を捻るもすでに書きかけの投書の事などすっぽ抜けた後の頭では考えることを放棄し。そのまま伝書ガラスに道案内を頼んだものの飛ぶ速さに着いていけず、仕方なく自分の思うがまま歩き始め)
──わぁ、もう見えなイ。急に走ったかラ外れた足を拾っテたら見失っちゃっタ。…魔王さマの言ってくレた時間までに着けばいっカ!よーしこっチ!
あけまマしておめでトうございまース!(クラッカーぱーん)
今年も魔王さマと楽しくお話でキたら嬉しいナア。よろしクお願いしまス!
また魔王さマのお時間が空いテる時にお邪魔しますネ~!
>139 クロム
あけましておめでとう。(久々に参上した瞬間、クラッカーから飛び出した紙テープが頭上にひらひらり。小さい角に引っ掛かったそれらを冷静な表情で取り払いながら新年の挨拶済ませ)
クロムも相変わらず元気そうで何より。今年も良い年になるといいな、よろしく頼む。
それから、見ての通り完全に出遅れてしまったわけだが、実は先日謁見の間を開放しに来てはいたのだ。……しかし何故だか、504という謎の数字が扉の開放を邪魔してな。
──というのは言い訳のひとつで、それから一旦諦めて人間の国の書物を読み漁っていた。そして気が付いたときには随分と日が経ってしまっていたというわけだ。まったく人間の国の『しょーねんまんが』というものは大層面白い……魔の読み物である。(ほくほく)
本日は挨拶のみで失礼する。
明日からは504の呪いさえなければ通常通りいるから、時間が合えば話そう。ではまたな。
──この1年という短期間で皆、様変わりするものだ。子供が生まれたところには祝いの品でも贈ってやらねば。(玉座に腰掛けて足を組み、あらゆる種族の王や知人および部下から届いた年賀状に目を通して遠方の者からの近況報告を楽しく拝見していたが、一方で自身のお見合いについて問うような内容のものも何通か紛れ込んでおり。面倒とばかりにそれらを弾き出し、サイドテーブルにそっと伏せて置き)
……相変わらずお節介な者たちめ。
(昼食をとるべく腰を上げると、マントを翻していざ食堂へ。すたこらさっさ)
魔王さマの言っていタ「504の呪い」…まサかあんなに恐ろシいものだとハ…。せっかク書いたお手紙が消えルなんて、まっタくたちの悪イ呪いですネ! (ぷんすこ)
解呪の方法も見つかラないとナるとすごく厄介でス、うーん………まあいっカ。 (神妙な面持ちから一転、考えても分からない事は深く追求しない。まさに楽天家な思考からすぐさま思考を放棄すると、久々に謁見の間の重たい扉を開き)
──お久しぶリです魔王さマ!…って、いらッしゃるかナ? (きょろり)
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