魔王 2020-12-14 20:36:36 |
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(魔導書をはじめ世界中の国々から収集した蔵書等を保管してある魔王城内の書物庫にて、一角に据え置かれた読書スペースにある暖炉近くの一人用ソファーに座って背凭れに寄りかかりながら、人間の国に関するアレコレが記されているらしい書物を読んでおり)
──『男子温泉旅におすすめな温泉地9選』……ほう…。
>>ルシファーさん
……魔王さん、えっと、夜分にこんばんわ…えっと、お邪魔してもいいですか…?(その日の夜、先客が居るかはわからないが魔法を使って現れてはそっと部屋の中にいる相手に恐る恐るお邪魔してもいいかと問いかけて)
(ミノタウロスと共に魔王城にやってくるとあっという間にミノタウロスから逃げ切り。怒られたのにも関わらず、魔王城内を何処と無く楽しげに彷徨い歩いているうちに、書物庫の窓から見える中庭をどこからどう見ても危険な植物に興味津々といった様子で観察しており)
う、わ!?
(来客がいると知ったミノタウロスが一生懸命探し当てたのか今にも食われそうだった瞬間を助けられ、そのまま抱えられた状態でミノタウロスの判断で城を出て人間界へと戻り)
(来客がいたんだねぇ、先約の方が大事だから今日は帰らせてもらうねぇ。おやすみなさいー)
>102 レナト
今日は妖精の魔法で来たんだな。(相手が姿を現す前に妖精の気配を感じていた為か突然の訪問に驚く様子もなく落ち着いた声色で出迎え、相手からの問い掛けに勿論とばかりに頷いてみせ)
構わん。だが今日はもう遅いゆえ、眠くなったら寝ろ。客人用の部屋も掃除させておいたからな、眠りこけていたら運んでおいてやる。(相手が座れるように魔法で1人用ソファをもう1脚暖炉の側に出して)
>103,104 ルル
………!!(暫く本の世界に引き込まれていたが遠くのほうで聴こえる部下の慌てた様な声に何事かと本を置いて立ち上がると、ちょうど窓から中庭を彷徨いている相手の姿が見え。厳重に注意したつもりがまたもや危険地帯に足を踏み入れている好奇心の塊にもはや慣れさえ覚えつつ、やれやれといった感じで中庭まで瞬間移動したもののそれよりも一足早くミノタウロスが相手を保護しており。そのまま母国に連行されていく様を見送って)…さすがルル姫様専用護衛隊長。
──それにしても、お姫様にも困ったものだな。いっそ何処にもいけないように抱いて寝てやれば良かったか。
(すまない、また来てくれると嬉しい。おやすみルル。いい夢を。)
………っ、……。(本を読みながらこっくりこっくり…船を漕いでいたが、かくっと頭を垂れた衝撃で漸く目を覚ませば、四つ葉のクローバーを押し花にして作ったしおりを読みかけの頁に挟んで閉じ、本を小脇に抱えて立ち上がっては大きな欠伸をひとつ)
レナトも寝たのだろうか。──とりあえず部屋まで運んでおこう。
昔はいくら夜更かしをしても大丈夫だったというのに。…俺も歳をとったな。(目ごし)
ミノくんは心配性だねぇ。
(後日、魔王城に連れてきてもらい脱走を試みるも阻まれてしまえば不満そうに眉間に皺を寄せ。仕方なく連れ立って歩くものの、あちらは危険だ、其方も駄目だと言われ続けては探検のしようも無いというもので。ミノタウロスが目を伏せた瞬間に、普段は見せないような俊敏な動きで逃走を成功させると、取り敢えず遠くへ、という気持ちからか廊下を走っていて)
>107 ルル
──廊下を走るな、怪我でもしたらどうする。(昨晩の読書の続きを書物庫にてしていたが、これまた昨晩同様部下たちの騒がしい声を聞き付けて。何事かと廊下を出た瞬間、逃走中の相手の姿をばったり見つければ騒ぎの原因を瞬時に察し)
>108 るしくん
あ、るしくん。ちょうど良かった。ミノくんがね、追いかけてくるから、匿って?(相手の存在に気付けば急ブレーキをかける如く足を止め。相手の心配の言葉とは裏腹に、へらりと笑顔を向けてはお強請りをしつつ、相手のマントの中に隠れようとしているのか相手の腰周りにまとわりついて)
>109 ルル
は?ちょっ……、(忠告を右から左へと聞き流され、身を隠すような動きをする相手に呆気にとられていると、前方から姫様を追ってきたらしいミノタウロスが若干息切れしながらドタバタ此方に駆け寄ってきて)
姫様なら此処にいるから安心しろ。……お前にはいつも苦労をかける。
ここからは俺が姫様の身元を預かるゆえ、安心して本来の業務に戻ってくれ。(乱れた呼吸を整えている部下に労いの言葉を掛け護衛の役目を引き継ぐと、部下も解放された否肩の荷が下りた様子で元々の持ち場へと戻っていき)
──ルルは自分の城でもこんな感じなのか?(ミノタウロスの姿が見えなくなり再び城内に静寂が戻れば、ふと相手に疑問を投げ掛けてみて)
>110 るしくん
酷いな、あんなに安心しましたー、みたいな感じ出されると、傷付くよ。(相手の腰元からひょっこり顔を覗かせると不満そうに呟き、ミノタウロスを見送って)
お城では仕事で手いっぱい。書類とか書類とか書類とか…やんなっちゃうねぇ(のそのそ、と動いて相手の前へと出てくれば大袈裟な仕草で肩を竦めてから「だからね、ここは、凄く楽しいよ。色んなものがあるし。るしくんもいるし」ふにゃりと表情を緩めては「るしくんと、なかなか会えなかったから、良かった。会えて嬉しい」バタバタしていたり、都合が合わなかったことを思い返すように告げては、遊ぼうと言わんばかりに今度は腕に抱きついて)
>111 ルル
……ルルが仕事…?(勝手ながらお転婆なイメージが強いせいか、魔王城での相手の振る舞いと「仕事」という単語がどうにも結び付かず、雷に打たれたかの如く不可解な面持ちで眉に皺を寄せ。しかし思い出してみれば相手は一国の姫。普段は執務に追われていても可笑しくないかと思い直せば無意識にしていた失礼な表情を崩して)そうか。向こうではきちんと姫をしているんだな。
此処へ来ることで息抜きになるのなら良かった。だが、あまり皆に心配をかけてくれるなよ、──って……!(女子耐性皆無な為、腕に絡みつく女の子の感触に驚いてしまえば頭から湯気が出そうな勢いで頬は勿論のこと耳まで赤くして)こんな人目のつくところで、そ……っ、そんなにくっつくな!
>112 るしくん
わー、めちゃ顔に出てるよー(よく言われる、と言いたげに目を細めながら数回頷き「きちんと姫をしてるってぇ…姫だもの」何を言ってる、と言いたげに大きく頭を横に傾けて)
?心配してくれてるの?(心配、という言葉が引っかかれば不思議そうな声を漏らしていたが、狼狽する様子に目を伏せているレベルで目を細め。然し引っ付いたまま少し背伸びをして耳元へと顔を近付け囁き)人目のつくとこでーってことは、ひとめがなかったらいいの?
>113 ルル
~~っ…そういうわけではない。からかうのもいい加減に…──!(耳元に走るこそばゆい感覚に身震いし、お説教のひとつでもしてやらねばと口を開きかけた時、魔王城を巡回している部下達の足音や話し声が此方に近付いてくる気配を素早く察知。部下にこの現場を目撃されてはならない気がして、絡んだままの腕ごと相手を引き寄せれば直ぐ側の書物庫へ逃げ込むように招き入れ)
>114 るしくん
はは。るしくん、面白い反応──っわ。(背伸びしていた足を戻し楽しげに笑っていたが、不意に引き寄せられるがままに書物庫に入れば驚きの声を漏らしたものの、すぐに膨大な量の書物の方へ視線と興味が向き。くいくい、と軽く腕を引っ張りながら瞳をキラキラと輝かせて )るしくん、るしくん。本いっぱいだね!お父様のお城にも書物は沢山あるのだけど、此処にあるものは、きっとお城にはないものだよね!
>115 ルル
(部下達の笑い声が書物庫の前からどんどん遠ざかっていけば、小娘におちょくられる魔王の姿を晒さずに済んだとにホッと胸を撫で下ろして。その胸中など何処吹く風、楽しそうな様子の相手に腕を引っ張られるとそちらを向き、次こそお説教を…とまたも口を開きかけ。しかし視界に入る世界に夢中な様子に喉まで出かけていた説教も思わず引っ込んでしまい)…ルルには敵わん。
──そうだな。人間の国にどのような書物があるのかは知らないが、此処には魔導書をはじめ様々な書物を保管してあるぞ。魔力や精霊の宿る本、呪われた本、筋肉を増強させる本、……ルルは本が好きか?(本棚に近寄り、綺麗に整頓された背表紙を眺めつつ問い掛けてみて)
>116 るしくん
本、大好き。物語とかなら、私が行けない世界の主人公になれたり、図鑑とかなら私の知らない知識を得られるの。本ってたくさんの魅力が詰まってると思うから大好き(相手の様子に不思議そうに首を傾げたものの、本棚を眺める相手の横顔を見上げながらハッキリと答え。それから、ハッと気付いたように口元に手を添えながら付け足すと、何事も無かったかのように矢継ぎ早に質問を投げかけて)あ、もちろん、るしくんも大好きだよ?──ねぇ、呪われた本はどれ?人を食べる植物の本とかもある?こないだ魔王城に来たときにみたの。筋肉を増強したらむきむきになるかな?
>117 ルル
──そうか。(本に関し嬉々として語る相手の姿に新たな一面を垣間見た気がして自然と頬を緩めては、相槌を打ちながら話に耳を傾けて。途中ごく自然にさらりと発された一言は、次から次へと間髪入れずに投げ掛けられる質問によって流されてしまい、呆気に取られつつも1つずつ質問に答えていき)
呪われた本は危険な代物ゆえ見せるわけにはいかん。魔植物図鑑なら見てもいいが。(並んだ背表紙の1つに手をかけ取り出せば、ズシッと重みのある分厚いそれをテーブルの上に置いて)
>118 るしくん
えー?(途中で投げた言葉を此方もまた忘れているのか、呪われた本を見れないことの方がショックだったのか不満そうな声を漏らし。テーブルの方へ近付き分厚い図鑑に瞳を輝かせながら、上から横から背面からと様々な角度から本を眺めてから両手を使い「よいしょ」と声を漏らしながら本を開くと見たことも無い植物が沢山で瞳をキラキラとさせながら、あわや命の危機をあっけらかんと語り)凄い、見たことないのばっかだよ!あ…るしくるしくん、これがね、こないだ遭遇した植物!食べられてたら、溶けてたって!怖いねぇ
>119 ルル
これで分かっただろ。あの中庭には他にも、人間のルルにとっては危険な植物が多くある。俺や部下がついていない時の立ち入りは禁止。危なっかしい行動も慎むように。(すんでの所で溶けていたかもしれないというのに本人はあまり気に止めている様に見えず、困ったように溜息漏らし。なんとか中庭の植物の危険性を伝えるべく相手の背後から図鑑を覗き込むと、寄り添うような形でとある植物を指で示し)
ほらこの……「カミベラシ」という植物も中庭に自生しているが、これの液が髪にかかると、その名の通り髪がすべて抜け落ちてしまう。怖いだろ。
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