魔王 2020-12-14 20:36:36 |
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>80 レナト
(高い山の崖っぷちに聳え立ち、仰々しい雰囲気を醸し出す魔王城にて。塔の上から門外を見張っている暇そうな門番の目に城へ訪れた客人の姿がとまり、それが魔王により予め伝達されていた客人の特徴と一致するものと判断すれば入城を許可することに。暫くした後、重厚な造りの門扉がギギギギ…と重々しい音を立てながらゆっくりと開いて相手を招き入れ、魔王により案内係を命じられた背中に悪魔の羽が生えたハムスターのような小さい魔物(通称デビハム)がお出迎えし、小さくぺこりとお辞儀して)
──来たようだな。(魔王はというと城の最上階にある自室で、窓から外の様子を眺めており)
>>81 ルシファーさん
……!おはようございます、テビハムさん(コンコンとノックをした後に重い音を上げて開いた扉を少しだけ驚いたように見ていたがどうやらお出迎えに来てくれたらしい小さなハムスタンのような悪魔を見ればとても優しい笑顔を自然と浮かべて此方からも頭を下げてハムスターの悪魔ことデビハムに挨拶をしてその小さな悪魔に付いていくことにして)
>82 レナト
(案内は任せておけ、とでも言いたげに自らの小さな胸をトンと叩いてみせるデビハム。相手の2、3歩前を忙しなく羽をぱたぱたさせて飛び、時折ちらっと後ろを振り返ってきちんと後を着いてきているか確認しつつ、階段を登ったり中庭を通ったりしながらずんずん城の中を進んでいき)
そろそろ着くころか。(その頃、自身は自室からあらゆる国の様々な植物が雑多に育成されているだだっ広い温室へと移動しており、薄気味悪い花々に囲まれたベンチに腰を降ろしては客人の到着を待ち焦がれ)
>>83 ルシファーさん
(小さな可愛らしい悪魔、デビハムの案内で階段を登ったりはたまたとても広い中庭を通ったりして歩いていき、最終的に辿り着いたどちらかと言うと薄気味悪い花などが咲いている温室らしい場所に着いてはそこで魔王様を見つけて「ありがとうございます、テビハムさん」と優しい笑顔でお礼を言いデビハムの頭を優しく撫でれば「おはようございます、魔王さん」とベンチに座る彼にそう声をかけて)
>84 レナト
案内ご苦労。(複雑な構造の城内だが無事案内を完了し任務を全うしたデビハムの頭を優しく撫でた後、準備していたひまわりの種が入った袋を褒美として手に持たせてやると、丁寧にぺこりとお辞儀をしてこの場を去っていき)
──よく来てくれたな、レナト。良ければ隣に来るといい。(此方へと丁寧に挨拶する相手を視界に捉えれば軽く片手を挙げてそれに応え、自分の隣をぽんと叩いて座るように促し)まさか門から訪ねてくるとは意外だった。君のことだから魔法で来るかと思っていたぞ。
…………レナト、すまない。眠気がきているゆえ、そろそろ休ませてもらう。少しでも君と話せて良かった。また時間がある時にでも気軽に遊びに来てくれ。──それでは失礼。(申し訳なさそうに軽く礼をした直後、足元にワープの魔方陣を繰り広げて瞬時にその場を後にし)
……ゴブリンの里、追い返されタ…。 (しょんぼりと魔王城へ帰宅、手に持っていたスコップは物置へと片付けて)
そういえバ、今日は魔王さマとお話できル日だったナ~!王座の間にイらっしゃるかナ? (相手を探すため、とりあえず一番会える確率の高そうな部屋へと赴き。大きく立派な扉の前に着くとノックして扉開けてそろりと中覗き)
>87 クロム
(謁見の間にて、玉座に腰掛け足を組み、肘置きに寄り掛かって頬をついた状態で本日個人面談を予定している部下の帰還を今か今かと待ち構えており。暫くして扉を叩く音がした後、扉から顔を覗かせる相手を見つければ声を掛けて)戻ったか。おかえり、クロム。
温泉とやらは見付かったか?
>89 魔王さマ
失礼しまス。 (相手の姿が目に入るとぺこりと軽く一礼して中へ入り。すぐさま玉座の前まで近付けば恭しく跪き…という配下なら当たり前の一連の動作など頭からすっぽ抜けているのはいつもの事で。さっそく出向いた先であった事を報告もとい世間話のように語り)
──それが聞いテくださイ魔王さマー!良さげな場所を見つケて掘ろうとしたラ「噂の穴掘りアンデッドはお前か!」なんてゴブリンの里長に怒らレちゃって追い返されましタ。まだ掘ってないのニ……。
>90 クロム
そうか。それは残念だったな。(旅先での出来事を語る相手の話に耳を傾けては先方の対応が間に合ったことに安堵しつつ、ゴブリンの里の長に前以て連絡を入れていた件に関しては黙秘を貫くことにし相手にはあえて労うような言葉を投げ掛けておき)
しかし、わざわざ温泉とやらを掘りに行かずとも城内にもあるだろう、魔物専用の大衆浴場が。あれではダメなのか。(任務を終え汗にまみれた魔物達がわいわいと賑やかに密集する城内の風呂場を脳裏に描きつつ問い掛け)
>91 魔王さマ
お城のお風呂も広クて大好きでス!みんナでお風呂入ルのとっても楽しいでス!……でも知ってまスか魔王さマ。温泉というモのは、室内では無ク外で入るラしいですヨ。 (主の問い掛けに色の悪い顔を目一杯輝かせてにこにこと返し。しかし即座に態とらしいほど神妙な面持ちで、どこから仕入れてきたのか若干偏った温泉情報をひそひそと語り)
…しかも人間の国には季節とイうものがアって、あっチにある本物の温泉とやラでは綺麗な何かガいつでも見られルらしいでス!ボクたちの国よりも綺麗なのかナ?……魔王さマは人間の国っテ、行ったことありますカ? (夢を見ているかのようにきらきらと語るが、普段暮らしている魔物の国のどんよりとした空気や空、枯れた木々に濁った水という風景が当たり前なため想像力には限界があり。もちろん主が人間の国へ赴くのはお忍びなのでたかが配下の本人は知る由もなく、純粋に首を傾げて)
>92 クロム
まあ……、そうだな。行ったこともなくは無い。多分。(執務に飽きた際それらを放棄し部下の目を掻い潜ってお忍びで人間の国へ遊びに行っている、などと部下の前ではっきりと言えるはずもなく、キラキラと純粋な眼差しを此方へと向ける相手からやや気まずそうに目線を逸らし)
──とはいえ残念ながら、未だかつてそのような代物は見たことがない。「セントウ」と呼ばれる風呂場なら知っているが、アレは室内の風呂場だった。
……では、実際に行ってみるか?(温泉について楽しそうに語る相手の話を聞いていると自らも興味が湧いてきたようで、玉座から腰を上げて突拍子もない提案を述べ)今からその、温泉とやらに。
>93 魔王さマ
そうですよネ、行ったこと…ん?なクも無イ?んん?多分??──室内で「セントウ」…。ボクの知らナいお風呂が、人間の国にはまだまダあるんですネ! (こくこくと頷きつつも、主の言葉に引っ掛かりを覚えたのか頭に疑問符浮かべるが、アンデッド故の脳の足りなさに結局疑問のまま終わり。主の口から出た聞いたことのない単語が新たな風呂の呼び方だと知ると、感心したように目を見開き)
はい!………えっ?今なんテ?…温泉に?今かラ?……い、行けルのですカ!?わーイ! (反射的に返事をするも、後から言葉の意味を理解するとぴたりと動きが止まり。今日一番の満面の笑顔で喜ぶも、ふと気になったことを悪気のない言葉と共に尋ねて)
…あ、でもボクの見た目っテ、きっと人間に怖がらレますヨ?魔王さマは見た目ただノ子ど…えっと、魔王としテの力を抑えルことができますけド。
>94 クロム
………確かに。言われてみれば、結構つぎはぎが目立つな。(相手に指摘され、その姿を頭から爪先まで改めてまじまじ見てみると相手が人間の国に紛れ込むのは難しいと思われて。一瞬どうしたものかと悩んだもののすぐに良案思い付けば、片手に魔力を込め手のひらにポンッと赤い宝石のあしらわれた金色の腕輪を出現させ)試しにこれを腕に嵌めてみろ。
──それは「まやかしの腕輪」といってな、魔力をもたない人間達には、それを嵌めた者の姿が見えなくなる。魔術師などは例外だが。
>95 魔王さマ
わぁ、サすが魔王さマ!じゃあさっそク……ん、これデいいんですカ?ボクたちの国だと魔力を持たナい種族なんて珍しイので試すこトができませんネ。 (瞬く間に現れた腕輪を言われるがまま腕に嵌め、ボロ布と呼べる服装とは不釣り合いに煌びやかに輝くそれをまじまじと見つめて)
──魔王さマも一緒ですよネ?…あ、でもコれだとボクの姿は人間に見えないかラ、魔王さマは1人でお話しテいる人になっちゃいまス! (肯定を待つ声音で首傾げて尋ね、新たに出てきた問題点に自分の主が奇異の目で見られてしまうのではと考え)
>96 クロム
あー……その点に関しては問題ない。とにかく大丈夫だ。とてもよく似合っているぞ、クロム。(人間の国に紛れ込む際、毎回毎回子供扱いされるのにうんざりするから魔具市場で購入し買ったその日にお試し済み、とも言えず話題を逸らして誤魔化そうと試み)
──いずれはこのような道具に頼らずとも、人間も魔族も当たり前のように共生できる楽しい世界にしてみせる。まだまだ至らぬが。
俺も行く。興味が沸いた。それに人間の国の何処に温泉とやらがあるのか、俺が人間の振りをして尋ね歩かねばなるまい。(指をぱちんと鳴らすと同時に全身突風に包まれ、次の瞬間には先程までの「いかにも魔王」な服装から「サスペンダーの少年」な服装に早変わりしており、首もとの紺色ネクタイを整えながら)
人前では声を掛けないようにしろ。
>97 魔王さマ
なるほド、魔王さマが言うなら間違いナいですネ!えへへ、魔王さマに褒められター! (嵌めた方の腕を高く掲げ室内の明かりを反射してキラキラと輝かせながら、その場で嬉しそうにくるくると回り)
魔王さマならきっとできまス!今でサえ、妖精族や人間も魔王さマに会いに来らレているようですシ。ボクたちの自慢の魔王さマですからネ! (腰に手を当て誇らしげに鼻息鳴らし)
ああ、確かニ。ボクだと1人でずーっト探し回らなクちゃいけなくナりますネ…って、うわッ!……ま、魔王さマ!?すごいでス、どこかラどう見ても、ただノ子供でス! (突如目の前の主を包む突風に目を閉じ、次に目を開けた時には服装のおかげで威厳が7割ほど減ったようなもはや可愛らしいとしか言えない主の姿が目に入り。主の注意にこくこくと頷くも、そういえばと首を傾げながら声を掛けて)
……あっ、でも魔王さマ。そろそろボクから魔王さマへの謁見のお時間は終ワっちゃいますヨ?人間の国へ行クとすぐにハ帰って来られなサそうですし、また魔王さマと時間が合エばその時に行っタ方がいいですかネ?
>98 クロム
先ほどから黙っていれば、この魔王を捕まえて子供子供と!これでも順調に身長が伸びている。あと300年もすれば獣人にも引けを取らない肉体になっているはずだ。お前をこの片腕で持ち上げられるほどにな……!(未だ日々の筋トレの努力が実らない細い片腕を持ち上げて力こぶ(無い)を作ってみせながら高らかに宣言…したところで時間の指摘があり、もうそんな時間かと古びた柱時計をちらりと見遣ればいつの間にか迫っていたおやすみタイム。常に薄暗い魔王城にいるせいか昼夜の区別がつきにくく、気付けば遅い時間帯になっていたことに驚いている様子で)
!もうこんなに時間が経っていたとはな、気が付かなかった。…クロムの言うとおり、また時間が合うときに温泉とやらを探しにいくか。それまでに俺も、前知識として人間の国に関する文献をある程度読んでおくとする。
──今日はお前の話が聞けて楽しかったぞ、時間を忘れるくらいに。そして遅くまで付き合ってくれたこと、感謝する。
腕輪はそのままお前が持っていろ。……それではな、ゆっくり休め。(どこか愛嬌のある部下の頭を(崩さないように)そーっと撫でた後、玉座の間を去り)
>99 魔王さマ
すごいでス!ボクが持ち上げラれちゃうなンて、300年後が楽しみ……えっと、ウン、あの、魔王さマ。大丈夫でス、希望を持つこトは大切ですヨ。 (主の力強い宣言に感嘆の声を上げかけたものの、まったく主張をしない力こぶを見せつけられると流れるように目を逸らし、ある意味で人 (?) 生で初めて気を遣う事を覚えて。主との新たな約束にこくりと頷けば、主の知識欲を素直に尊敬して)
分かりましタ。じゃあまタ目安箱の方にボクがお手紙を入れテおきますネ!ボクは難しイ本は読めナいので、人間の国に行ったコとがあるかもシれない魔物を探してみまス!お話が聞けタらいいなァ。
──今日はボクのたメに時間を空けてくレてありがとウございましタ。あと腕輪モ。約束の日に忘れナいように、こノまま着けテおきますネ!…えへへ。おやスみなさイ、魔王さマ! (ぺこりと頭を下げて改めて礼を述べ、自らの見た目に不相応な腕輪を大事そうに撫でていると今度は自分の頭が撫でられていることに気付き、嬉しそうに笑っては部屋を去る主の背中を見送り。少し待ってから同じように部屋を出て)
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