魔王 2020-12-14 20:36:36 |
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>122 るしくん
(長い時間の眠りから目を覚ますと、そこは見覚えのある部屋で不思議そうに頭を傾けて。然し、テーブルの上の図鑑に気付けば側まで移動し、メモ書きにも気付けば「るしくんが送ってくれたんだ」嬉しそうに呟きつつ、ミノタウロスが様子を見に来たタイミングで「ちょっと待ってて」と声を掛けると、素早く手紙にペンを走らせ封をするとそれを預けて)
──
るしくんへ。
よく眠れたよ。お部屋まで送ってくれてありがとう。
明後日、遊びに行かせてもらうね。
クリスマスすぎたし、プレゼント用意しておくから、
るしくんも用意しててー。交換しよ?
追伸:図鑑、ありがと。読ませてもらうね!
ルル姫
───
(古めいた家具や調度品に囲まれた応接間にて。暖炉に火を灯し室内の温度は適温に、茶菓子の準備も万端…何時でも客人を迎えられるよう出来うる限りの準備を整え終わると窓から外の様子を窺って、約束の人物とその護衛を頼んだ部下の帰りを待機しており)
…久しぶりに会う気がするな。
有難う、ミノくん。(城まで迎えに来てくれたミノタウロスに甘えて魔王城まで移動し。好き勝手に歩き出しそうになったのを引き止められ、引きずられるがまま、応接室前まで案内されれば漸く礼を述べ)
あ、るしくんだ!みーっけ。待った?(扉を数回ノックし、返事を待つ前に扉を開けば少し寒かった廊下とは違い暖かさを感じ取ると頬を緩めつつ、相手の姿を視認すると嬉しそうに笑みを浮かべながら声をかけては側まで駆け寄って)
>125 ルル
待った。無事に辿り着いて何より。──とりあえず座るといい。(扉をノックされると音のする方を見遣り、扉が開いて相手の姿が視界に入れば黒い本皮のソファーに深く腰掛け足を組んだまま、暖炉に近い向かいのソファーを指し示し座るように促して)
「くりすます」とやらは楽しめたか?
>126 るしくん
待たせてごめんね。ありがと!(流石に待たせたのは申し訳ないと思っているのか謝罪をしてから指されたソファーへと腰掛けるとほんわかと暖かくなっていく感覚に身体から力を抜いていけば背凭れに身体を預けることでぐでーんっとした状態で答え)
んー、お城は、ごーかけんらん?っていう感じで疲れちゃった。
>127 ルル
なるほど、「くりすます」は疲れるのか。…我が国には馴染みのない文化ゆえ、どのようなものか気になって文献を探したが、「赤い服の老人が夜中に物を配るため出歩く」だとか「くりすます前はカップルが増える」というようなことしか分からなかった。(表紙に『よく分かる!人間の文化 著者:不明』と書かれた見るからに怪しげな本を机の上に置き、その隣にしれっと淡いピンク色のリボンでラッピングした中サイズの箱を並べて)
それから、用意しておけと言われたので用意しておいたぞ。
>128 るしくん
すっごい雑なクリスマスのイメージ…(相手の言葉にきょとんとすると楽しげに笑いながら率直な感想を口にし。その隣に置かれている箱に気付けば、ぱあっと表情を明るくさせると自分も持ってきた緑色の袋を置き中には手編みの黄色と青を混ぜたマフラーが入っており。大事そうに淡いピンク色のリボンの箱を手に取ればぎゅうっと抱き締めて)
プレゼントー!やった!るしくんからのプレゼントだ!
>129 ルル
人間の娘が何を好むのか、まるで検討がつかずに苦心した。……開けてみろ。(箱の中には、魔物ペンギンに作製を依頼した「割れない上に溶けもしない氷であしらわれたガラスの靴」の中にエルフの里で見付けたピンクや白、紫といった色味の可愛らしい花を寄せ集めたプリザーブドフラワーを贈り物として準備してあり。贈り物をしたというだけで予想以上に喜ぶ相手の姿を微笑ましく思い自然と頬を緩めつつ、相手が持ってきた緑の袋に手を伸ばして)
──俺も開けてみていいだろうか。(ちらりと様子を窺い)
>130 るしくん
うん。(ひとつ頷いてからリボンを解き、箱を開けば中に入っている花の美しさや靴のキラキラした感じが伝わってくれば瞳をキラキラと輝かせながら、靴を手に取れば上下左右様々な角度から靴を眺め)綺麗!有難う!大事にするね。
あけていーよ、るしくん気に入るやつかなぁ?(相手の声に反応するようにひとつ頷けばドキドキしているのか、眉尻を下げながら見詰め)
>131 ルル
──ルル、そんなに見られると開けにくい。……!(考え抜いた贈り物を受け取ってもらえるとホッとした様子でソファーに座り直し。次いで視線を感じ戸惑いながらも、相手が自分に何を選んで贈ってくれるのかという興味の方が勝り、袋を開けて手を入れれば中からふわふわとした感触の物を取り出して。早速中身を確認してみると、そこには普段「魔王っぽいから」という理由で黒ばかりを選びがちな自分には無い色味のマフラーが。早速、邪魔なマントを脱いでから貰ったばかりのマフラーを首にぐるりと巻き付け、自身の姿を確認するべく魔法で鏡を出し)
……これは温かいな。感謝する。
>132 るしくん
…へへ。良かったぁ。(見るなと言われても反応が気になるところで黙ったまま見詰めていたが答えを聞くことが出来ると満足そうに笑みを浮かべては力が抜けたようにソファーの背凭れに身体を預けては)
あのね。るしくんの瞳は金色でしょ?わたしの瞳は蒼色だからね、混ぜたの。これからも仲良くしてくれますようにって願い込めて(ふにゃりと頬を緩めながらさり気なく自分で作ったということを口にしつつ、照れくさそうに僅かに頬を赤らめて)
>133 ルル
!そういう意味があったとは気付かなかった。しかも手作りとは。…意外と器用なんだな。大切にする。(この贈り物がまさかの手作りによるもので、おまけに思ってもみない意味が込められていることを知り柄にもなく照れてしまえば、表情読まれないように顔の下半分をマフラーに埋めて隠し。それから辛うじて相手に聞こえる(かもしれない)くらいの小声で)
……俺の方こそ、これからも仲良くしてくれると嬉しい。
──なんだか眠くなってきたと思ったら、もうこんな時間か。(眠気堪えるように目頭を指でほぐしたあと古時計で時刻を確認し)
すまない、ルル。折角訪ねてくれたというのにあまり話せなかった上、茶菓子も出せなかった。また今度来たときにでも出させてくれ。
いつも楽しい時間をありがとう。……それでは失礼。(マントは手に持ち、マフラーを巻いたまま軽く一礼し自室へ向かい)
>134 るしくん
うん、私も凄く大切にするね。(擽ったそうな笑顔を見せながら大きく頷けば箱を大事そうに抱き締めて。微かながらも聞こえた言葉は胸いっぱいに広がっていき嬉しそうに表情を弛め、どこか泣きそうな笑顔で大きくひとつ頷いて)
うんっ
大丈夫、待たせちゃったしね。…たまには、るしくんからお誘いしてくれたり…は、駄目だよね。また来るね(少し寂しそうに願いを口にするも、わかってると頭を振ると明るく笑って頷き)
おやすみなさい。(相手がいなくなった後にミノタウロスが迎えに来れば甘えて人間界へと向かい。やがて部屋に辿り着けば、ベッドの近くに箱を置きその手前に靴を置けば幸せそうに目を細めながら眠りへと落ちていき)
『魔王さマ
今日はお時間ありますカ?ボクは』
──あっ、魔ネズミ! (前回同様、目安箱へ入れるため拙い字体で手紙を書いている途中、目の端で何かが動いた気配にそちらを見ると何処から入ってきたのか小さい魔ネズミで。投書の事は頭からすっぽ抜け、箱の前に書きかけの手紙置いたまま走って件の生物を追いかけて)
>136 クロム
(年末年始をぐうたら過ごす為、そして魔王城の備蓄を充実させておく為の買い出し目的で各国へと出掛けていたが漸く魔王城へと帰還。久しく開けていなかった目安箱の投書確認を執り行うべく設置箇所へ赴くと、箱の前に書きかけにしたまま放置されている見覚えのある字の羅列を発見。何故書きかけ途中で放棄したのか疑問抱きながらも返信しておくことにし、魔王の印入りメッセージカードを取り出して)
───────
クロムへ
本当にすまない。
先日は城をあけていた。
年が明ければ落ち着いて話せると思う。
また都合のいい日を知らせてくれ。
俺は2日以降であれば、急用さえ入らなければ何時でもあいている。
追伸:年明けこそ温泉に行く。
人間たちには既に聞き込み調査済み。良い場所を見付けた。
入浴準備をしておくこと。
───────
これをクロムに渡してくれ。(魔族語で要件を記したカードを伝書ガラスの嘴に挟み、何処かを彷徨いているであろう相手の居場所まで飛ばし)
>137 魔王さマ
──あーあ、逃げラれちゃっタ。…ここはお城のドこだろウ? (魔王の居城といえば納得はすれどその実あまりにも広く、そんな中でどれほどの時間をネズミ探しに費やしていたのか。似たような造りの場所が多い城内にて見事に迷子になり、ある意味ここまで連れてきてくれた魔ネズミにも姿を眩まされ、そのまま1人で歩き続けてはいるが能天気さゆえか特に困っている様子は無く。その時、ひたすら長い廊下の奥から羽音が聞こえたかと思うと嘴に何かを挟んだカラスが自分の方へ向かってきていることに気付き)
……伝書ガラス?え、ボクにお手紙?…わあ、魔王さマからダ!……えへへ、つイにボクも人間の国へ行ケるんだ、温泉温泉!…ん?何で魔王さマはボクに「すまない」なんテ…?うーン……まあいいヤ!ねえカラスくん、帰り道を教えテ。 (主から自分へと宛てられた手紙の内容に喜びながら冒頭の部分に首を捻るもすでに書きかけの投書の事などすっぽ抜けた後の頭では考えることを放棄し。そのまま伝書ガラスに道案内を頼んだものの飛ぶ速さに着いていけず、仕方なく自分の思うがまま歩き始め)
──わぁ、もう見えなイ。急に走ったかラ外れた足を拾っテたら見失っちゃっタ。…魔王さマの言ってくレた時間までに着けばいっカ!よーしこっチ!
あけまマしておめでトうございまース!(クラッカーぱーん)
今年も魔王さマと楽しくお話でキたら嬉しいナア。よろしクお願いしまス!
また魔王さマのお時間が空いテる時にお邪魔しますネ~!
>139 クロム
あけましておめでとう。(久々に参上した瞬間、クラッカーから飛び出した紙テープが頭上にひらひらり。小さい角に引っ掛かったそれらを冷静な表情で取り払いながら新年の挨拶済ませ)
クロムも相変わらず元気そうで何より。今年も良い年になるといいな、よろしく頼む。
それから、見ての通り完全に出遅れてしまったわけだが、実は先日謁見の間を開放しに来てはいたのだ。……しかし何故だか、504という謎の数字が扉の開放を邪魔してな。
──というのは言い訳のひとつで、それから一旦諦めて人間の国の書物を読み漁っていた。そして気が付いたときには随分と日が経ってしまっていたというわけだ。まったく人間の国の『しょーねんまんが』というものは大層面白い……魔の読み物である。(ほくほく)
本日は挨拶のみで失礼する。
明日からは504の呪いさえなければ通常通りいるから、時間が合えば話そう。ではまたな。
──この1年という短期間で皆、様変わりするものだ。子供が生まれたところには祝いの品でも贈ってやらねば。(玉座に腰掛けて足を組み、あらゆる種族の王や知人および部下から届いた年賀状に目を通して遠方の者からの近況報告を楽しく拝見していたが、一方で自身のお見合いについて問うような内容のものも何通か紛れ込んでおり。面倒とばかりにそれらを弾き出し、サイドテーブルにそっと伏せて置き)
……相変わらずお節介な者たちめ。
(昼食をとるべく腰を上げると、マントを翻していざ食堂へ。すたこらさっさ)
魔王さマの言っていタ「504の呪い」…まサかあんなに恐ろシいものだとハ…。せっかク書いたお手紙が消えルなんて、まっタくたちの悪イ呪いですネ! (ぷんすこ)
解呪の方法も見つかラないとナるとすごく厄介でス、うーん………まあいっカ。 (神妙な面持ちから一転、考えても分からない事は深く追求しない。まさに楽天家な思考からすぐさま思考を放棄すると、久々に謁見の間の重たい扉を開き)
──お久しぶリです魔王さマ!…って、いらッしゃるかナ? (きょろり)
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